新・臨床検査の光と影

人の命を測る臨床検査に光を!

医療崩壊「かわら版」(7)

2009-06-06 17:44:38 | 医師不足の深層探究

Photo_3         医療崩壊「かわら版」(7)                    「パンドラの箱」が開いた!

  東北大医学部付属病院、札幌医科大付属病院、ご覧の通り、医師の残業代不払いで、所轄の労働基準監督署から、改善命令をうけました。

 同じく、滋賀県病院事業庁が、県立成人病センターの残業代不払いで、ついに「送検」される事態になりました。

 “送検”とは、検察庁に送られることで、書類送検と身柄送検とありますが、いずれも明らかに、犯罪の疑いがあり、検察庁の判断を仰ぐ手続きをいいます。

 「名ばかり管理職」が摘発されたのは、全国初めて、その額なんと3億5千万円。

 4月14日、国会の厚生労働委員会では、升添厚労大臣が質問に答え「パンドラの箱」を開ける事態になったと述懐しています。

 「パンドラの箱」をひとたび開けると、苦難や災難が飛び出してくるといいます。

 その後に、箱の底から「希望」が見える、という説もありますが、果たしてどうなるのでしょうか?

 起訴するか、不起訴になるのか、「パンドラの箱」の蓋に、手をかけるのか、検察の対応が注目されます。


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