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新・臨床検査の光と影

人の命を測る臨床検査に光を!

後期高齢者に反乱

2008-08-05 11:05:55 | 後期高齢者医療

      「後期高齢者医療制度」のからくり(16)

         「口座振替」しないと損になる

 後期高齢者の怒りに驚いた政府は、慌てて制度の修正を小出しにしてきたその一つ、年金からの保険料天引きを、「口座振替にしてもいい」と、一部変更してきました。

 内閣支持率低下と、近づく総選挙を意識した、小手先見え見えの修正です。

 とは言っても「口座振替」の手続きをした場合と、手続きをしなかった場合と、どう違うか、比べてみます。

          急いで「口座振替」の手続きを!

 たとえば、8月20日ころまでに「口座振替」の手続きを済ませますと、10月の支払い分から、年金からの「天引き」を中止させることができます。

 もっと大きいのは「口座振替」で支払った保険料(税)は、口座名義人の「所得税」や「住民税」の「社会保険料控除」の適用を受けることができます。

 手続きしないと、「社会保険料控除」の対象になりません。

 手続きは、世帯主(たとえば旦那)の年金が振り込まれる金融機関の受付に、通帳と同じ印鑑を持って、「振替依頼」の書類に書き込む手続きをします。

 このとき、配偶者(妻)の分も、旦那の預金口座から一緒に振替することもできます。配偶者が旦那と別の金融機関に年金が振り込まれていても、かまいません。

 手続きの済んだ「振替依頼書」は、金融機関から市区町村の役所に届けられますから、一度で済みます。

 夫婦合わせると、年間では大きな額になり、少しでも節税のたしにはなるでしょう。

 しかし、後期高齢者のなかには、この手続きの意味がわからない方や、手続きが面倒だと思う方もたくさんいます。

 急いで手続きするように、伝えてください。

 また、「振替納付」できる人には一定の条件もありますので、詳細は役所の窓口に電話で問い合わせると、「口座振替」が可能かどうか調べて教えてくれます。


後期高齢者の反乱

2008-08-02 10:13:56 | 後期高齢者医療

Dsc02478 Dsc02477   「後期高齢者医療制度」のからくり(15)

   「7割は安くなる」すぐバレル大嘘

 福田改造内閣で、桝添厚労大臣が留任しました。「7割の後期高齢者は負担が減ります」と云い放った大臣です。

 実は、高齢者の不安を消すための大嘘で、調査方法にインチキが隠されていたので、その手口はこうです。

 国民健康保険を算出する際に使う「資産割」と云う方法を、保険料の比較調査に採用しているために、実際の保険料よりも「下駄」をはかせている可能性があることが一つ。

 また、設定された「モデル世帯」は、僅かに4パターンしかなく、しかも、負担が増える確率の高いモデルが除外されていること。

 厚労省にとって、「都合のいい」方式が選ばれている、との指摘がありました。都合の悪い「負担増」を隠ぺいする「手口」に乗ったのが真相のようです。

         大臣の得意技は「開き直り」

 記者の指摘に「私の感じで云った」とは恐れ入ります。「一般的的に云うと保険料は相当の方が安くなる」テレビに映っちゃいました。

 「年金泥棒は一人残らず牢屋に入れてみせる」

 「5.000万件の消えた年金は、3月末までには統合する」

 「現役世代の負担を抑えるためだ」こんなウソもありました。かすみがうら市に住む親子3人暮らしの世帯(30歳代戸主)では、12万円の「増」でした。

 大言壮語の次には、「開き直り」の得意技ももっています。

 「最後の1円までやると云ったのは、選挙のスローガンだ」

 「天から金が降ってくれば苦労はしない」

 留任大臣に期待を賭けるか賭けないかは、あなた次第

          SL「奥利根号」が疾走、煤煙が窓から侵入しました。 


後期高齢者の反乱

2008-07-31 14:21:28 | 後期高齢者医療

           「後期高齢者医療制度」のからくり(14)

         政府の大嘘「7割の人は安くなる」

 「お年寄りが、安心・安全に暮らせるように」するのが、後期高齢者医療制度だと謳っていた、その柱の一つは、後期高齢者の7割の人は、保険料が安くなる、と云うものでした。

 事実、桝添厚労大臣は「7~8割の人は保険料が下がる」と、明言していました。

  金沢市の例をみてみます。

   5.952円→9.295円 1.5倍です。

  川崎市の例

   4.801円→8.257円 1.7倍です。

 国会でこの事実を指摘されると、慌てて「正確な数字はわからない」の答弁。その場しのぎの、ためにするウソ答弁であることが、すぐにバレてしまいました。ご粗末の極み!

 実際に民医連が、加盟する病院や老健施設300余りの、高齢者の聞き取り調査をした結果の中間報告がでました。

 4.600人の回答です。

 保険料が高くなったと答えた人・・・42.4%・・・4割を超えます。 

  保険料が安くなったの答えた人・・・・7.2%・・・1割にも満たない数字です。

 2回目の年金天引きで、家族の国保料のアップによるダブルパンチに、怒りがさらに沸騰しています。

 「ウソは、泥棒の始まり」と、子供のころ、教えられました。 


後期高齢者の反乱

2008-07-25 20:10:55 | 後期高齢者医療

           「後期高齢者医療制度」のからくり(13)

          こりゃひどい、医療費削減計画!

 医療費削減は至上命令ですから、なにがなんでも削減目標を達成しなければなりません。そこで、最高医療費の福岡県と、最も安い長野県を比較しようと試みたのですが、どちらも、まだ削減計画を公表しておりません。

 仕方なく、公表している第2位の北海道と、わが群馬県とを比較してみました。

                  群馬県      北海道

  平成18年度医療費  4.764億円   1兆7.980億円

  このまま推移したら   5.947億円    1兆9.680億円

  24年度目標達成      5.833億円    1兆9.010億円

  医療費削減効果      114億円         670億円

    人 口                     203万人         566万人

  一人当たり削減額    56.000円      118.400

 住んでいる自治体によって、医療費削減額がこれだけ違います。住民は少しでも削減額の低いところへ引っ越したくなります。削減額が多いほど、医療の質が落とされることにもなります。

 広域連合にしてみれば、医療費のかかる後期高齢者や病人の流入を嫌います。

 それでも計画が達成できなければ、奥の手があります。

 現行の診療報酬、1点10円を、9円に下げる、こんなことが広域連合は自由にでるようになりました。

 その結果、患者は医療費がそれだけ“値下げ”になりますが、困るのは医者で、それだけ収入が減ります。

 医療費の高い地域に引っ越して診療したくなります。

 その結果、医師の地域偏在が、今以上にひどくなり、無医地区が広がる、そんなことになりかねません。

 あれもこれも、自公で強行採決した「高齢者の医療の確保に関する法律」すなわち「後期高齢者医療制度」であり「メタボ健診」はその中心的柱なのでした。           


後期高齢者の反乱

2008-07-23 13:17:48 | 後期高齢者医療

        「後期高齢者医療制度」のからくり(12)

          医療費削減の大競争時代の始まり

 「広域連合」って、どう考えても存在意義や正当性が分かりません。ただ、地方への権限移譲で、大変な権限を手にしたことだけは確かなようです。

  権限の移譲、すなわち、広域連合に「丸投げ」です。

 この正体不明な「広域連合」という都道府県単位の自治体が、独自に保険料を決めて、増大する医療費に合わせて、保険料を勝手に、いくらでも値上げする巧妙な仕掛け・からくりが仕組まれていることが分かりました。

 なにしろ、この4月から、全国47都道府県で「医療費適正化計画」の大競争が始まったのです。適正化計画とは、すなわち削減計画のことで、各自治体を競わせる政府の狙いが潜んでいたのです。

 計画のあらましは、①平成18年度の医療費 ②このまま平成24年まで推移した場合の医療費 ③医療費削減目標を達成した場合の医療費 ④医療費適正化で得られた効果、すなわち、削減できた医療費の額。この医療費削減計画はすべて、厚労省医療費適正化対策推進室に監視されるのです。

 調べてみたら、住んでいる自治体によって、とんでもない格差と不平等が生じる結果となりました。