新・臨床検査の光と影

人の命を測る臨床検査に光を!

新潟県医療研究集会

2007-06-26 09:13:59 | 臨床検査技師の業務

  Photo_20           分科会に若い力Photo_22

 6月23・24日、「ホタルの飛翔」で有名な、岩室温泉で、第21回医療研究集会が開催され、6つの分科会でしたが、検査分科会には17名の参加があり、若い検査技師の熱気のある討論が2日間続きました。

 とくに、24時間、いつでも、何処でも患者の命を測り、そして守るために、くわえて、病院機能評価取得を目指す施設方針に沿って、30分以内のTATを実現するために、心ならずも引きずってきた違法当直をやめて、少ない人員での交替制勤務は、共通した難題でした。

 「臨床検査の光と影」を講演形式で、続いて「ブランチに対抗できるか・3つの新システム」を紹介してきました。

 懇親会は、まさに大宴会の感あり、越後医療人の熱気をいただいてきました。

 8時頃から三々五々連れ立って、一切の人工照明を排した山道をたどり、ホタルの大飛翔に、幽玄の世界を堪能し、明日の活力をいただいた医療研でした。

 


医療研究集会・in 倉敷市

2007-06-22 15:52:46 | 臨床検査技師の業務

Photo_18       医療研究 全国集会 in 倉敷市

 多彩な研究レポート7題、「アルコール過敏症患者の対応」、「強引なブランチラボ攻勢」、「NSTに参入して」、「特定検診と検査」、「8年間新規採用ゼロからの一歩」、等々、熱心な討論が続きました。

 第34回医療研究全国集会は、倉敷市にて6月15~17日の3日間、開催されました。

 第13分科会「患者のための臨床検査」の助言者として参加してきました。

 助言者の問題提起として「ブランチに対抗できるか・・・新システムが続々と検査現場に・・・」と題して、「TRL」「PRT」「項目単価方式」「SPS」等を紹介、メーカー・卸業者・病院検査室が協力共同して、自主運営の検査室構築の一助として、活用できる新システムを紹介、活発な質疑応答が続きました。

 終了後、高松へ、3軒「讃岐うどん」のはしごをして、空路で帰路に着きました。


講演「臨床検査の光と影」

2007-06-22 15:47:36 | 医学検査の下請け問題

         講演 「臨床検査の光と影」Photo_15  Photo_17

 日本臨床検査薬卸協議会定期総会で記念講演「臨床検査の光と影」:臨床検査の現状と将来への提言、と題して、東京ステーションコンファレンス・JR東日本ビル サピアタワーにて、検体検査室のアウトソーシングを中心に、ブランチラボの弊害を排して、自主検査室の再構築と運営に、卸協議会会員各位の知恵と力を貸してほしい、と訴え、とくに、ブランチラボに対抗できる、新システムの拡大で協力しあうなかで、光りを見出せることを力説してきました。

 懇親会で歓談して、すぐに岡山空港最終便で、倉敷へ。


文科省を厳しく批判

2007-06-14 18:08:53 | 臨床検査技師の業務

         朝日新聞「私の視点」に!Dsc01758

  6月14日付・朝日新聞「私の視点」欄に、元東大医学部(輸血部長)教授・柴田洋一先生が、国立大学附属病院長会議からだされた、国立大学病院の合理化案である「提言」をめぐる一連の裁判(高裁勝訴・上告断念)を通じ、文部科学省の不当な誘導と議事録隠しを、鋭く批判する「私の視点」を投稿されました。

 第1審の東京地裁勝訴判決では、報道各社が一斉に報道しましたが、文科省の敗訴が決まった第2審の東京高裁勝訴の判決には、各社とも報道しなかったことに奇異の念を持つとともに、われわれ臨床検査に携わるものとしても、臨床検査部門に極めて大きな影響を及ぼすこの裁判全貌と、勝訴の意義を、ぜひ一読されることをお薦めします。

 註;このブログ記事は、朝日新聞社・知的財産センターの掲載承認と、柴田洋一先生の承諾を得て掲載しました。

 無断転載や掲載を、固くお断りします。


2つの研修会で講演

2007-06-12 12:55:47 | 臨床検査技師の業務

          検体検査に新システム続々と

 16日は、第34回 全国医療研究集会が、倉敷市にて開催され、「臨床検査分科会」助言者として、問題提起を予定されています。

 前日の15日は、日本臨床検査薬卸協議会(加盟・90社)が、東京駅に隣接する、新装なったサピア・タワーにて講演会が開催され、演者として指名されました。

 期せずして、ユーザーとディーラーの双方に共通する課題で一致させる機会になりました。

 ブランチラボによる検体検査室のアウトソーシングによる、様々な弊害を、一日でも早く克服して、病院検査室の自主・自力運営を構築することを中心に、新たな提案を試みてきたいと思っています。

 それは、ブランチラボに対抗できる、新システムの紹介と、その解説と評価を加えます。

 ①臨床検査複合システム・②検査実績課金方式・③項目単価方式・④戦略的協力・提携方式・⑤定額契約支払方式・⑥鳥山方式、等々、選択肢は、続々と紹介されてきましたが、ディーラー側もユーザー側も、まだまだ疑心暗鬼の感があります。

 自分の施設に見合った選択肢を、確実に手にするには、勉強し研究することです。

 医療研の分科会は、16日午前9時より、昼食を挟んで午後5時まで、倉敷ホテル(JR倉敷駅前)のカトレアが会場で、参加は自由です。

 ぜひ、お時間のある方は、ご参加ください。