新・臨床検査の光と影

人の命を測る臨床検査に光を!

戦争を語り継ぐ 14歳の記憶 

2014-08-15 09:02:13 | インポート

        69年前の夏の記憶 ⑧

      敵性用語禁止、野球にならない

 米英と戦争しているのだから、英語はすべて使用禁止」警視庁公安課からの通達です。軍国少年ではありましたが、一方で、田んぼで三角ベースの熱狂的な野球少年でもありました。

 ストライク=「よーし1本」 ボール=「だめ」 セーフ=「安全」 アウト=「無為」 「ファール」=「圏外」 タイム=「停止」 という始末で野球にならなくなりました。

  バットやグローブ、キャッチャーミットは、なんと云ったか覚えていません。

 笑ってしまうものもあります。

 ラグビー=「闘球」 スキー=「雪滑」 スケート=「氷滑」  動物、植物、音楽や芸名も、カタカナ語は使えないばかりか、英語の授業も成り立たなくなりました。

 英語が使えなければ、休戦交渉も不可能ですし、停戦交渉も成り立ちません。

 これが「戦争」というものです。

 今日は終戦記念日。甲子園球場では「ストライク」「ボール」のコールも明るく力強く響きわたり、高校球児たちが全力で駆け回っています。

 


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