新・臨床検査の光と影

人の命を測る臨床検査に光を!

新型インフル「かわら版」(3)

2009-11-26 09:52:23 | 健康・病気

  新型インフル「かわら版」(3)

 ズバリ「健康政策局長の責任だ」Photo_2

 新型インフルエンザの、厚労省の対応は、発生当初からのボタンの掛け違いが次から次へと、延々と続いています。

 厚労省現役のキャリア官僚である、木村盛世検疫官は、空港の水際作戦に無理やり出動させられたときから、無意味な防疫作業だと糾弾してきました。

  官僚にしては珍しい「歯に衣着せない」小気味良い発言に納得させられます。

  国会での参考人招致にしてもしかり。「厚労省には、臨床の現場を知らない医官が多すぎる」

  とくに、新型インフルエンザ対策の相次ぐ迷走は「健康政策局長の責任」と述べている点に注目させられます。

 「要するに危機管理がなっていない。だから私は責任者である上田健康政策局長の罪は大きいと言い続けている。1億人の命を賭けながら、自分の首は賭けないで仕事をしている」と。なんとも、腰 の据わった発言といえます。

 著書に「厚生労働省崩壊」があります。一読を!

  帯封に「現役キャリア官僚が告発!」とあります


SL‐D51 ラストラン?

2009-11-23 13:43:41 | 日記・エッセイ・コラム

1115   年金生活者の勤労感謝の日
 
  SL‐D51 みなかみ号 爆走

  勤労感謝の日、年金生活者には、ピンとこないのですが、我が家の前の線路に上って、2メートルほどに接近し、堂々たる容姿、轟音、迫力に圧倒されながらシャッターを切りました。

 懐かしい石炭の匂いと汽笛の音が、少年のころを想い出させてくれます。

 D‐51は傑作であり、名作だっと、つくづく思いました。

  画面をクリックして拡大してください。


新型インフル「かわら版」(2)

2009-11-16 10:17:17 | 健康・病気

Photo 新型インフルエンザ「かわら版」(2)

   迷走するワクチン接種
 
厚労省は11月11日、専門家意見交換会を開催、持病のある人・乳児の保護者・65歳以上の高齢者・妊婦のワクチン接種を「1回の接種で問題ない」と発表。

 現在、入院患者の8割は14歳以下で、肺炎や脳症の重症化していることを重視、そのため、小児への接種を前倒しするよう各都道府県に指示しました。

 また、ワクチン4回目の出荷を今月下旬に予定と10日に発表しましたが、「当初計画の120万回分以上減少し、450万回分と見込まれる」と、ワクチン製造の遅れを通知しました。

       圧倒的なワクチン不足

  1才~就学前の幼少児はおよそ600万人、小学生700万人を併せると、「前倒しで接種」を必要としているワクチンは、1.300万回分に及びます。前倒し通知は、カラ手形にもひとしいカラ証文です。

  たび重なる計画の遅れと通知や指示の相次ぐ変更に、医療現場からは激しい不満と戸惑いの声が起こって来るのは当然です。

 中小4っのメーカーにしか、ワクチン製造を発注しなかった責任は、一体、だれが負うのでしょうか?

  真の危機管理というのは、国民にパニックを起こさせないことと、バーンアウトを防ぐことではないでしょうか。

      米国内は深刻の度を増す事態と!

 一方、米国疾病対策センター(CDC)は11月12日、10月17日までの米国内の死者は3.900人、入院患者9万8千人に達したと発表、同期内の感染者は2.200万人、死者の89%が64歳以下であり、「季節性インフルエンザと全く逆な傾向にある」と警告し、ワクチンの早期接種を促しています。


新型インフル「かわら版」

2009-11-04 14:41:41 | 健康・病気

Dsc01065 新型インフルエンザ「かわら版」
 
 WHOの情報発信も慎重?

 WHOは10月30日、10歳以上の男女へのワクチン接種の回数について「1回の接種が妥当」との勧告を発表、さらに「できるだけ多くの子供に1回接種を優先して行う」ことを推奨しましたが、妊婦や基礎疾患(持病)のある人の回数については言及していません。

 また、WHOは、新型インフルエンザの感染力は強いが、毎年50万人の死者を出している季節性インフルエンザに比べれば致死率は低く、その症状も「中度」と判定される、としています。

         群衆免疫・Herd Immunity 

 一方、WHO西太平洋本部は「人口の3割に抗体ができれば、拡散ペースは落ちる。いわゆる群衆免疫・Herd Immunityができた段階で、感染のピークが低下する」ことを示唆しています。