新・臨床検査の光と影

人の命を測る臨床検査に光を!

インシデントレポートで労働審問

2012-08-17 17:35:32 | 臨床検査技師の業務

       インシデントレポートを目的外転用(1)

           時代遅れの病院経営者

 インシデントレポートの提出数が多いことを理由に、30年ものベテラン臨床検査技師に、一時は解雇を言い渡し、その後撤回しましたが、今度は臨床検査技師としての技量が低いとか、モチベーションがない、などと理由をつけて、検査のための「採血専門職」という新たな職名を設けて、配置転換の職務命令をだしてきました。

 なんとも奇妙奇天烈、「ハインリッヒの法則」を発表した、ハーバート・ウイリアム・ハインリッヒ(1886~1962)も、天国でさぞかし唖然としているか、あきれ返っていることでしょう。

 彼、ハインリッヒは、損害保険会社の技術・調査の副部長で、労働災害5.000件余を統計学的に調査、1929年に「ハインリッヒの法則」を論文にしました。

 以来、鉄道や航空機、さらに医療事故防止などに応用され、大変な功績をあげています。

 この珍奇な事件は、北海道庁・労働局の労働審問に付されて、目下、審問が続けられています。

 いささかの関わりをもっていますので、しばらく、事件の本質をブログで連載したいと思います。