新・臨床検査の光と影

人の命を測る臨床検査に光を!

群馬県医学検査学会

2008-10-27 16:18:58 | 臨床検査技師の業務

          第55回群馬県医学検査学会Dsc00630

      群馬大学病院にて Dsc00634

 喜寿の記念に、なんて思いながら、30数年ぶりに、勇気を振り絞って、演題「臨床検査技師のセカンドライフとアンチエージング」で、一般講演にエントリー、4会場に分かれ、しかも最終講演のため、聴講者も少なかったこともあって、気軽におしゃべりしてきました。

  パワーポイント、70コマ、時間が足りませんで、大急ぎ。

 初めて検査技師になって、手取り足とりお世話になった、大先輩で最長老のOB、A先生が、わざわざ傍聴に来られて、感激ひとしお。

  技師会長さんからも、お言葉を頂いて、「今年も引き続いて、技師会“参与”をお願いした」との紹介もあり、二度も敬老の拍手?を頂きました。

 「生涯一検査技師でいたい!」という思いを噛みしめたひと時でした。


厚生労働省へ要望書提出

2008-10-14 21:57:14 | 臨床検査技師の業務

003_3 Photo      厚生労働省へ臨床検査問題で要請書

 昨年に引き続き、臨床検査問題プロジェクト・チームと、厚生労働省大臣官房ほか3局の担当係官5名と、省内共同会議室にて、約1時間30分、要請書を提出して趣旨説明を行ってきました。

 課題は1、病院検査室のブランチラボ化問題で、違法派遣、偽装の請負などの実態を説明、規制を強化することを要望

 2、臨床検査の診療報酬点数の引き上げ

 3、特定健診の保健指導に、臨床検査技師を加えること

 4、労基法違反の「宿日直」に対して、調査並びに監督指導を強化し、交替制勤務への円滑な移行ができるよう、具体的な財政上の措置を要望するとともに、「夜勤業務」についての実態調査報告書を提出しました。

 おいおい、中味の詳報を報告したいと思っています。


医療と国民皆保険の崩壊

2008-10-13 09:26:24 | 医師不足の深層探究

Dsc02600   県立大野病院産婦人科事件の波紋(8)

       厚労省も打つ手なし!

 産婦人科学会の実態調査(中間報告)によると、勤務医の「月間在院時間」平均で295時間、最大は、なんと415時間。

 1日労働時間8時間で割ってみると、平均で1ヶ月37日間勤務、最大の医師で、52日間も勤務したことになります。

 「月間在院時間数」は、「月間勤務時間数」178時間と、「月間時間外在院時間」117時間の合計、つまり、在院時間の40%が「時間外」と云うことになります。

 これ以外の月間オンコールも、平均144時間、勤務医への負担の大きいことが分かります。

 奈良県立三室病院は、2人勤務体制でしたが、医師確保のめどが立たず、8月からお産の新規受付を中止。年間200件もの分娩を扱っていました。県立五條病院も産科を休診したまま。大淀町立大淀病院、済生会中和病院も分娩の取り扱いをやめたままです。

 人口当たり産婦人科医師数は全国最低水準になりました。

 厚労省(06年12月)の調査によると、15歳~49歳の女性10万人当たりの産婦人科医師数は、奈良県は31.9人で、全国43位。

 大野病院産科事件以後、産科の一人医長病院は、リスク回避による医師の退職、転職、休止、閉鎖、統合が相次いで、救急車の「産婦タライ回し」の多発が懸念されます。

 消された年金、偽装の請負、偽装の派遣に右往左往する厚労大臣に、なすすべも、打つ手もない有様です。        


医療と国民皆保険の崩壊

2008-10-05 15:07:28 | 医師不足の深層探究

      県立大野病院産婦人科事件の波紋(7)

         県側が懲戒処分撤回!

 裁判で無罪が確定した加藤医師に対して、3年を経過して福島県側が懲戒処分(減給)を撤回。しかし、懲戒処分の原因になった事故調査委員会報告は「当時としては適正であった」ことを理由に見直さないことを決め、死亡した産婦患者側への賠償責任を、改めて検討する方針を明らかにしました。

 加藤医師は、「名誉が回復されてうれしく思う。心機一転、地域医療に貢献したい」と、弁護士を通じてコメントを発表しました。

 加藤医師は、今月中旬から会津若松市の会津中央病院で、産婦人科医として復帰する予定です。


「健康講座」

2008-10-02 09:18:17 | 健康・病気

           東京北区で「健康講座」Dsc02559  Dsc02561

 8月月30日、東京北区の勉強会135回例会で、  11回目の「健康講座」“映像で学ぶ、脳卒中と心臓発作”と題して、65コマのパワーポイント・スライドを紹介し、1時間30分、終了後、恒例の記念撮影? 北区から係官が視察に来られました。と云いますのも、今年度から、「北区地域づくり応援団事業助成金交付」をうけることになり、「高齢者の知識の向上と、地域のひきこもり者の社会参加への応援事業」として、20万円の交付が決まったことにもよります。

 小雨の降るなか、50数名の参加がありました。

 今まで、年1回の「健康講座」を年2回開催する、などの付帯条件も付いての決定です。

 10数年間、135回の勉強会は、各界の有名人や高名な講師を呼ぶことで、そのジャンルも多様化し「源氏物語」「天彰院篤姫」「川柳講座」など多彩です。