
☆日本の占領期の第一級史料、田島道治氏の『拝謁記』
*初代宮内庁長官として昭和天皇のそばにあった田島道治氏
*昭和天皇の言動が、田島氏との対話形式で克明に記されていた
☆敗戦の道義的責任を感じていた昭和天皇
*「情勢ガ許セバ退位トカ譲位トカイフコトモ考ヘラル」と
☆昭和天皇、独立記念式典の「おことば」で
*戦争への反省に言及しようとする
*吉田茂首相からの要望で、敗戦への言及は削除された
*その詳細な経緯が初めて明らかになった
☆昭和天皇の戦争への悔恨、新時代の日本への思い
*昭和天皇が象徴としてどのような一歩を踏み出そうとした

☆小林よしのり氏の昭和天皇「拝謁記」視た感想
*昭和天皇は、戦争に対する深い悔悟の念にさいなまれていた
*終戦から7年後の独立回復の式典で
*国民に深い悔悟と反省の気持ちを表明したいと希望されていた
*軍の「下克上」を早く根絶しなかったことを後悔されていた
*退位したいと漏らされていた
☆吉田茂氏が反対して「反省」よりも「希望」を重んじた言葉に変わった

☆吉田茂氏は、安全保障は米軍に押し付けるのが得策
☆吉田茂氏は、日本は倹約して経済の立て直しを図るのが重要と考えていた
☆当分憲法改正は不要との考え(憲法9条)

☆軍の暴走は、もうとっくに始まっていていた
☆政治家は、完全に信用を失くしていた
☆国民の圧倒的支持を軍が獲得していた
☆天皇がそれを阻止しようとしても無理だっただろう

☆天皇は「立憲君主」であるが「絶対君主」ではない
☆クーデターで天皇が押し込められれば
*日本はもっと軍国主義に傾いてしまう
☆あの時代の「勢い」は、誰にも止められなかった
☆「勢い」が出る前に、国民を諭す人物が社会の各所に要る
☆その人物が
*軍隊は要らない、主権は要らない、侵略された場合に戦う必要もない
*そんな人物では話にならない
☆「憲法」で、戦力を統制しておく必要もある
*それもいやだという国民が多いのでは、話にならない
☆結局、誰も何も反省していないんだなと思う


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昭和天皇「拝謁記」
(NHKスペシャル『昭和天皇「拝謁記」』番組画面他より画像引用)
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