
☆別表神社(神社本庁が定めた、神社本庁が包括している一部の神社)
☆別表神社は、人事の面で以下のような特別の扱いがされる
*一定以上の基準に達すれば宮司の下に権宮司を置くことが認められる
*宮司・権宮司は明階以上の階位を有する者でなければ任用されない
*禰宜は正階以上の階位を有する者でなければ任用されない
*権禰宜は権正階以上の階位を有する者でなければ任用されない
*宮司・権宮司の在任中の身分は特級、一級・二級上以外の者は二級とする
*宮司・権宮司の任免は各都道府県の神社庁長の委任事項としない

☆富岡八幡宮は神社本庁との包括関係を解消しその傘下にはない
☆世間はそのようには受けとらない
*神社本庁も富岡八幡宮も同じ神社界に属していると認識している
☆富岡八幡宮が離脱する上での神社本庁からの軋轢
*神社本庁が、殺された富岡長子氏を宮司として認めず
*それが神社本庁を離脱の決定的な原因になった
☆神社本庁も神社界の失地回復をはからなければならない
☆地方の神社が立ち行かなくなっている現実もある
☆戦後の経済成長により、神社間の経済格差は拡大している

☆神宮神道というイデオロギーを掲げている点
*神宮神道は、古代から受け継がれてきたものではない
*近世になるまで、伊勢神宮に対する信仰が、日本全体で共有されていてない
☆近代以前
*全国各地では、地元の神社が信仰を集め、村の人々全体でそれを守ってきた
*神宮寺のあるところでは、僧侶が神社の祭祀を担っていた
*村人が当番制で神主役をつとめるところも少なくなかった

☆明治以降の体制を踏襲している
☆伊勢神宮を本宗と位置づける伊勢神宮中心主義
*伊勢神宮を守り、その式年遷宮をつつがなく実行していくこと
☆神社本庁自体、伊勢神宮の権威を借りて、神社界に君臨してきた
*別表神社の人事権を掌握していることが大きい
☆神社本庁の体制が根本から問い直される事態に至っている
☆各種の政治運動で、神社界の権威を高めようとする試み
*伊勢神宮や靖国神社の国家護持運動等、失敗したものも少なくない
☆戦前の体制への回帰をめざす神社本庁の運動方針
*国民の意識とずれてきてしまっている


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神宮神道、別表神社(ネットより画像引用)
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