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慢性便秘「酸化マグネシウム」(浸透圧性下剤)

2023年07月14日 | 医療
🌸慢性便秘症の治療と大腸メラノーシス

 ☆私自身の服用しての経験より

慢性便秘症の治療
 ☆長い間、便秘で下剤を使い続けている患者さんに
 *大腸カメラをすると、腸の色が変わっていることがある
 *大黄(ダイオウ)を含む漢方薬を内服されていた患者さん
 *ヒョウ柄のように褐色に色素沈着している
 ☆大黄など刺激性の下剤で腸管の細胞が死滅
 *マクロファージが食べることで、この色素が合成され沈着する
 *色素が沈着大腸の運動に係る神経も損傷を受けていて
 *腸の緊張がない、弛緩性便秘と言われる状態になってしまっている
 ☆原因となっている便秘薬を中止して他剤に変更すると、色がもどる
 *腸管の運動も改善され、便秘薬自体が必要なくなる人もいる
 ☆1年間、原因薬剤を中止した結果
 *2年後には、完全なピンク色に戻っていた
 ☆現在は下剤をほとんど飲まなくても毎日快便になった人もいる
 
便秘薬の種類
 ☆1⃣大腸刺激性下剤、2⃣浸透圧性下剤、3⃣上皮機能変容薬
 *2⃣は酸化マグネシウム3⃣はグーフィス®他
 *2⃣と3⃣は長期間使用しても依存性が無いと言われている
 *酸化マグネシウムはお勧め
 ☆問題は1⃣の、大腸刺激性下剤
 *大腸刺激性下剤にも種類がある
 *①アントラキノン系、②ジフェノール系、③ジフェニルメタン系
 *①のアントラキノン系下剤にはセンナ、アロエ、大黄(ダイオウ)等
 *この種類が大腸メラノーシスの原因となる
 *大腸メラノーシスを起こすのは①アントラキノン系だけだが
 *弛緩性便秘を起こすのは①~③すべて
 ☆刺激性下剤の長期連用は腸の運動を障害する
 *排便の刺激を鈍感にさせ、便秘を悪化させる
 *刺激性下剤はすべて、2~3日排便が無かったらその都度使用する

刺激性下剤の2つの大きな問題
 ☆医師・薬剤師でも弛緩性便秘の副作用を知らずに処方している
 *漢方薬だから体に安全なのだろうという先入観がある
 *「やせ薬」として一時期もてはやされた、防風通聖散
 *大黄が含まれていて、その下剤作用で排便があり体重が減ると
 *「痩せた」と錯覚させられる
 ☆大黄系薬剤、医師・薬剤師の処方が無くても手に入る
 *センナなどアントラキノン系の下剤
 *欧米では医師の処方がなければ手に入れることができない
 *健康被害が起こり得る食品が、医師や薬剤師に相談することなく
 *一般の方が手に入れる事ができてしまう現状は、大変問題

⛳便秘の治療
 ☆迷ったら、まず酸化マグネシウム
 ☆持病のある方には副作用がでる心配もあるので、主治医にまず相談する
                     (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典『おおの内科日記』HP

             (大腸カメラでの大腸メラノーシス症例)
           ((大腸カメラでの大腸メラノーシス進行症例)


慢性便秘「酸化マグネシウム」(浸透圧性下剤)
(『おおの内科日記』HPより画像引用)

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