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「イスラモフォビア」「シリア難民」「過激テロ」「トルコ」

2023年12月28日 | 宗教
🌸西欧がイスラムを嫌う理由2

『要旨』
 ☆イスラムが生まれたときから続く「イスラモフォビア(嫌悪)」
 ☆過激派テロが多発したのは、西欧がシリア内戦を放置したから
 ☆世俗国家をうたいながらEU加盟が認められないトルコ

イスラムが生まれたときから続く「イスラモフォビア」
 ☆現在の世界ほど、西欧側からのイスラムへの嫌悪感が強い時代はない
 *「イスラモフオビア」とはイスラム嫌悪の意味
 ☆西欧のイスラム嫌悪は、イスラムが生まれて間もないころからある
 *キリスト教が誕生して600年もたってから
 *別の頂言者によって新しい一神教が生まれたと言われても
 *キリスト教徒は、それはインチキに違いないと思った
 *すべてはそこから始まった
 ☆以前から、キリスト教会の頂点の教皇の言葉で
 *イスラムをいかに敵視しているかの出来事が多数あった
 *それが、現在まで続くヨーロッパのトルコ嫌いの原点となっている
 ☆ヨーロッパ列強諸国は、イスラム圏の多くを植民地にしていく
 *19世紀から20世紀の前半まで
 *イスラム世界は西欧の圧倒的な力によって支配された
 ☆第二次世界大戦後、疲弊したヨーロッパは植民地を手放なす
 *イスラム圏のほとんどは独立し、西欧を模倣した国づくりをした
 *そのころ、西欧はイスラム世界に対して圧倒的優位に立っており
 *イスラム嫌悪は表面化しなかった
 ☆1980年代
 *イスラム世界で急速に「イスラム復興運動」が広がる
 *イスラムを政治から切う離して世俗的な国にすることが
 *近代化だと言われてきたことに対して、激しい反発が起きた
 ☆イランで親欧米の国王が追放され、イスラム体制に変わった
 *エジプトのサダト大統領がイスラム過激派に暗殺された
 *アルジェリアでイスラム過激派が大暴れし内戦に陥った
 ☆アメリカがことの重大さに気づいたのは
 *イランでイスラム革命が起き、テヘランのアメリカ大使館
 *暴徒によって占拠されたときです
 *彼らは、イスラムの教えに凝り固まった『原理主義者』だ
 ☆冷戦が終わり、ボスニアで紛争が起きた
 *ボスニアの人びとはムスリムでした
 ☆イスラム嫌悪感とイスラム脅威論高まったきっかけは
 *9・11同時多発テロ、西欧とイスラム世界の関係は悪化していく
 ☆イスラム嫌悪によるヘイトクライムも大変な勢いで増えた

過激派テロが多発したのは、西欧がシリア内戦を放置したから
 ☆2015年からヨーロッパが「イスラム過激派のテロ」に見舞われた
 *端的に言ってシリア内戦を放置した結果だった
 ☆シリア内戦で家を失い生活ができなくなった人たち600万人
 *国境を越えて、隣国のトルコ、 レバノン、ヨルダンなどに逃れた
 *トルコは最大で400万人ものシリア難民を抱えた
 *100万人以上が、ギリシャに渡り、陸路でドイツを目指した
 ☆EU諸国は、マイノリティの人権を重視すると言いながら
 *どの国でも、難民を規制しろ、ヨーロッパにムスリムの居場所はない
 *入れてもいいがキリスト教徒だけにしろ……と、非難の大合唱
 *シリア難民の多くはムスリムでした
 ☆アフガニスタンやイラクから逃れた人も地続きのトルコで合流
 *結局、多数のムスリムが難民としてEUに殺到した
 ☆ヨーロッパの多くの国で、反イスラム、反移民、反難民を掲げる
 *政党や市民団体が結成された
 *反イスラムを掲げても、誰もそれを差別として批判しななった
 ☆ヨーロッパには、新たに流人した難民よりも
 *はるかに多くの移民出自のムスリムが暮らしている
 ☆イスラモフォビアは隣人のムスリムに向けられる
 *外国人への憎悪に他ならない
 *イスラモフォビアはヨーロッパで最高潮に達した
 ☆そんなヨーロッパ社会に絶望した難民申請者のなかから
 *自暴自棄に陥ってテロを起こす人が出てきた
 *惨劇の続いた数年は、 コロナ禍の始まうとともに、終わりました
 *停止したのか、本当に終わったのか、そこはまだわかりません

世俗国家をうたいながらEU加盟が認められないトルコ
 ☆国単位で見ると
 *今、ヨーロッパとアメリカの双方から、敵視されがちな国トルコ
 *トルコに対する嫌悪は、非常に根の深いもの
 ☆トルコは、オスマン帝国時代に
 *バルカン半島から中部ヨーロッパまで支配した
 *帝国末期のアルメニア人の大規模な追放と殺致
 *クルド人武装勢力との長年の戦闘
 ☆ヨーロッパ各国に定住トルコ系移民のなかに
 *同化に背を向けイスラムに回帰する人が増えている
 ☆トルコは半世紀以上前から
 *ヨーロッパの一員になろうとしてきたムスリムの国
 *しばしば軍の政治介入を招きかねない危機があった
 * エルドアン政権は、それを抑え込んできた
 ☆トルコは、人口の大半をムスリムが占めている
 *憲法で明確に「世俗国家」であることをうたっている国
 *EUは、このあたりのことをもっと評価してもよいと思うが認めない
 *EUへの正式加盟交渉交渉は遅々として進んでいない
 ☆ヨーロッパ各国の市民のあいだでは
 *トルコ国民の大半がムスリムだからEUにはふさわしくないという
 *ムスリムの大国トルコはEUにふさわしくないという結論
 ☆実際には、 エルドアン政権のイスラム主義的な性格への嫌悪
 *これ以上、ヨーロッパにトルコ系移民が添れるのは嫌だ
 ☆ヨーロッパは、キリスト教の社会であるべきだという世論に押され
 *各国の首脳が一斉にトルコのEU加盟後ろ向きになってしまった
                    (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
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⛳出典、『分断を乗り越えるためのイスラム教入門』





「イスラモフォビア」「シリア難民」「過激テロ」「トルコ」
(ネットより画像引用)

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