goo blog サービス終了のお知らせ 

慶喜

心意気
「明日迄の命の気持ちで、人生を!」
「不老不死の気持ちで、知識の習得を!」

法廷で涙を流した裁判官

2023年08月27日 | 司法
🌸裁判長の注けちゃうお説教9



飢えに耐えかねた息子
 ☆男の子が、コンビニのトイレ未精算のおにぎりを何個も食べつくした
 ☆店員からの通報を受けて駆けつけた警察官
 *おにぎりを万引きしたのが小学生だった
 *男の子は、お母さんに蹴られるのが嫌で
 *何か食べたくて、家を出てきたと、虐待被害をほのめかす
 *その全身には、激しい暴行を受けた痛々しい傷があった
 *男の子は1週間近く何も口にしていなかった
 ☆男の子の父親と同居していた女
 *傷害の共犯の疑いで逮捕された
 *自宅で男の子に繰り返し暴行をふるっていた実行犯
 *血のつながっていない同居の女で、父親は黙認していた
 ☆容疑者のふたりは、籍を入れずに同居し事実婚の状態
 *それぞれ複数の子どもがいて、ひとつ屋根の7人で暮らし
 *義務教育の年齢にある子どもたちを、学校に通わせていなかった

「警察が騒ぐことじゃない」と開きなおる女
 ☆取調べでも、女は開きなおった態度
 *多少、手を出したこともあったかもしれないが、たいしたことはない
 *「警察が騒ぐようなことじゃない」などと答えている
 ☆実の父が語る内容
 *嘘が多く、手癖が悪いやつなので
 *いつか、少年犯罪を起こすのではないかと不安だった
 *しつけの一環だと、虐待を正当化する供述を繰り返した
 ☆担当の香川礼子裁判官
 *ふたりの言いわけや自己弁護がただひたすら聞き流した
 ☆法廷で涙を流したのは担当の香川裁判官
 *私にも、被害者と同じ年頃の子どもがいます
 *この裁判をきっかけに、いままでの子育を思いだしたと
 *私自身も反省しながら事件と向き合っています
 *そのように身の上を告白すると、異例の問いかけを始めました
 ☆被告人両名、息子さんのいい部分に目を向けていましたか
 *息子さんの長所、3つ、いってみてください、いえますか?
 *被告人のふたりは答えに詰まり、黙ったまま突っ立っている

 ☆香川裁判官は、さらにつづける
 *お父さん。あなたは、息子さんの嘘が多いといいましたね
 *でも、なぜ嘘をついたのか、考えたことはありますか?
 *子どもの言動の裏には、そうせざるをえない理由があったのでは
 *親がふたりとも怒ったら、子どもは逃げ場がありませんよ!
 *涙声の叱責が法廷の壁にわずかに反響した

自身も「ひとりの母」として渾身の説諭をした裁判官
 ☆香川裁判官がふたりの被告人にふたたび問いかけた
 *ふたりは、息子さんに愛情をそそいだと胸を張っていえますか?
 *自信をもって『こんなふうに育ちました』と、世間にいえますか?
 ☆裁判官の言葉が心に響いたのか、女も涙を流し始めました
 *私たちが間違っていました。本当に申しわけありません
 *親としてあまりにも未熟で、後悔しています
 *これからは優しい心をもった母親になりたいですと述べたのです
 *父も小声で「反省しています」と答えました
 ☆後日、香川裁判官は2人に懲役1年の実刑判決を言い渡した
 *親権が剥奪される可能性を否定しなかった
 ☆香川裁判官の言葉は
 *「世の中の母親の気持ちを代弁した」との評価もある
 ☆全国の児童相談所が市民からの児童虐待相談
 *2018年、年間約16万件で、過去最多を記録した
 *児童虐待は、プライベート空間で起きる、発覚しにくい犯罪
 *児童相談所が対応している件数だけが、すべてではない
                   (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『裁判長の泣けちゃうお説教』
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

更生のためにハブニングを活用した裁判長

2023年08月26日 | 司法
🌸裁判長の泣けちゃうお説教8



不当な費用を取り戻します
 ☆リフォーム会社で共に働くことになった20代の男ふたり
 *「一身上の都合」により、2人は退職した
 ☆その退職こそが、とある集団詐欺事件の始まりだった
 *奈良県に住む70代の詐欺被害にあった女性宅に電話をした
 *いまからでも取りもどすことができます
 *手数料をあらかじめ預からなければなりません
 *手数料の名目で女性から100万円単位の現金を受け取った
 *「リフォーム詐欺」や「振り込め詐欺」の典型的なパターン

被告人の息子が審理中に泣きだす
 ☆警察官を装った詐欺グループは3人組
 *リフォーム詐欺を意識させながら
 *警察官を装ってお金を編し取るという二重構造の詐欺
 *3人組逮捕され被害総額は億を超えていた
 *リフォーム会社に就職した2人組
 *顧客名簿3千人分コピーし、その後すぐに会社を辞めた
 ☆傍聴席には、1歳になる息子を抱く妻の姿もあった
 *傍聴席で被告人の赤ん坊が泣きだし、被告人はわずかに振り返る
 *妻はあわてて傍聴席を立ち、廊下へ出ていく
 *それでも壁を隔てて、法廷の中まで泣き声が聞こえてきていた
 *被告人の妻は、ふたたび傍聴席へ腰かけようとした
 ☆裁判を担当していた裁判長は審理を止めを指示した
 *「被告人の奥さん、証言台のところへきてもらえますか」

 *証言台のイスに座る被告人のそばへ歩み寄る
 *まだ、むずがつている息子の表情を、被告人はしきりに気にしていた

被告人の更生のためにハブニングを活用した裁判長
 ☆裁判長は、このように声をかけた
 *久しぶりでしょう。被告人、息子さんを抱いてみてください
 *席から立ちあがった被告人は、妻の手元から息子を受け取る
 *被告人は前かがみに姿勢をくずし、鳴咽をもらし始めた
 ☆裁判が始まる前から、自信満々に振る舞っていた被告人
 *その強気の糸がプツンと切れた瞬間でした
 *泣きやんだ息子は、父親の顔をのぞき込んでいます
 ☆裁判長は被告に勇気付け言葉を述べた
 *「その感触を忘れなければ、きっと立ち直れますよ。更生できます」
 ☆被告人は手元に息子を抱いたまま
 *「ありがとうございます」と涙声で礼を言い頭を下げた
 ☆判決公判で、裁判長は懲役3年を超える実刑判決を言い渡した
 *お年寄りから、莫大な額のお金を師し取った詐欺グループ
 *執行猶予をつけることはふさわしくないと結論づけた
 ☆実刑判決を言い渡すときこそ、裁判官の真価が問われる
 *刑務所で服役の意味を被告人の心腹に落ちるように言い聞かせ
 *納得させるべきだからです
 ☆裁判官がその役割を果たせなければ、刑務所は反省を深める場ではなく
 *恨みを膨らませる場ともなりかねない
                   (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『裁判長の泣けちゃうお説教』
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自分の銀行口座他人への譲渡は重罪

2023年08月25日 | 司法
🌸裁判長の泣けちゃうお説教7



⛳儲け話をもちかけられた
 ☆「これからは、娘に恥じない生き方をしよう」
 ☆暴力団からの脱退を決意した男性
 *毎朝、娘の愛らしい寝顔を見てから
 *男は堅気の仕事を探しに出かけるが、簡単に仕事見つかりません
 *建設業など日雇いの仕事で、どうにか食いつなぐのが現実です
 *そんな状況で6年の歳月が流れた
 ☆娘は来春小学1年生となり男は追い詰められた
 *娘に立派なランドセルを買ってあげたい
 *親として、自分を日々責めつづけていた
 *男は、悪友に出会い、儲け話をもちかけられた
 ☆銀行口座、通帳とキャッシュカードセットで3万で買うやつがいる
 *男は銀行へ出向き、新たに口座開設を申し込む
 *まるまる3万円の現金を受け取ることができた

銀行口座を他人に渡せば犯罪になる
 ☆2007年に金融庁は金融機関等による
 *顧客等の本人確認等の法律に基づいてガイドラインを作成指示した
 ☆全国の金融機関に対して
 *現金振込や10万円を超えるカード振込を申し込まれた際
 *本人確認を義務づけるよう求めた
 ☆銀行口座の本人確認が厳しくなった背景に2つ理由がある
 ①親族を装い、現金を騙し取る「振込め詐欺」の手口が増えた
 *犯罪グループは、被害者に銀行口座からお金を振り込むよう指示する
 *振込先として指定された銀行口座が、他者から譲り受けたものなら、
 *口座か特定できず、警察はその摘発が難しくなってしまう
 ➁国際犯罪組織に対してプレツシヤーをかける目的
 *裏組織が犯罪によって得た収益を、複数の口座に転々と渡らせて
 *「マネー・ロンダリング」という手口がある
 *ここでも、他人名義の架空口座が悪用されることが多い
 *テロ行為への資金的な援助や寄付を受けつけるのに使われる口座も
 *ほぼすべてが他人名義のものです
 ☆銀行口座の売却・譲渡は厳しく処罰され
 *最高で懲役1年の刑が科されると定められている
 *最初から譲渡するつもりで口座の新規開設をすると
 *銀行に対する詐欺罪も成立し、最高で懲役10年が科されうる重罪

15分間の休廷後に裁判官の対応
 ☆目先の3万円欲しさに、銀行日座の売買に安易に応じてしまった男
 *逮捕され、裁判所で被告人として裁かれることになった
 *傍聴席では、妻と娘が見守っています
 ☆男は素直に罪を認め、正直な気持ちを法廷に吐き出した
 *どうしても生活が苦しくて、やってしまいました
 *ここまで頑張ってきたのに、本当に自分が情けないです
 *今度こそ家族のため、一生懸命やるしかない
 ☆担当の杉田友宏裁判官
 *被告人質問を早々と打ち切り、検察官に求刑させて結審した
 *「休廷とします、15分ほどお待ちください」告げた
 *裁判官は法廷を出て行きました
 *被告人も手錠と腰縄につながれ、法廷外の部屋で待機する
 ☆杉田裁判官は開口一番、判決を言い渡した
 *裁判確定の日から3年間、その刑の執行を猶予する

 *人生をもう一度立て直すチャンスを与えた
 ☆15分で判決文を書きあげた杉田裁判官は男に諭した
 *明日は土曜日ですね。娘さんを公園へ遊びに連れていって
 *久しぶりに話をしてみてはどうでしょうか
 *娘さんに、父親としてちゃんとした姿を見せてください
 *男は涙声で「ありがとうございます」と、深々と裁判官に一礼した
 ☆判決公判の日を1~2週間後に定めて結論を延ばすより
 *被告人の気持ちが熱いうちに判決まで言い渡し
 *傍聴席にいる家族と一緒に帰宅するほうが有益だと判断した
 *父の更生、娘の情操の面でも、いい効果をもたらすはずだと判断した
                   (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『裁判長の泣けちゃうお説教』
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ナニワの人情裁判官」

2023年08月24日 | 司法
🌸裁判長の注けちゃうお説教6



⛳女性が追い話められた要因
 ☆約3000円相当の食料品を万引きした40代の女性が逮捕された
 *女性は、子どもを育てているシングルマザー
 *女性は自治体から生活保護を受けながらの暮らしだった
 ☆女性は、お金のやりくりが苦手
 *その弱点を克服できないまま、社会で生きづらさを感じつづけていた
 ☆女性が経済的に追い詰められていた要因
 *生き別れた夫の借金を、肩代わりして、返済しつづけていたから
 *本来、妻は夫の保証人になっていない限り
 *夫が個人的につくつた借金を背負う必要などない
 ☆現実にはいろいろな金融機関から請求書がきた
 *「わたしが返済しなくてはいけない」と
 *ひとりで責任を抱え込んでしまつたのかも

ふたたびの執行猶予の判決
 ☆万引きの動機は、おもに3種類に分けられる
 ①換金目的の万引=「金めあて」の犯行
 ➁トレス解消目的の万引き=スリルを味わうための犯行
 ③食べるのに困って食料品を万引きする「生存目的の万引き」
 *女性の場合は、借金返済が、暮らしをギリギリまで圧迫していた
 ☆女性は3年前にも万引きの容疑で捕まり
 *執行猶予つきの有罪判決を受けていた
 *今回は再犯で、執行猶予期間中の犯行
 *執行猶予は取り消され、刑務所いきを命じられると思われていた
 ☆担当した杉田宗久裁判官
 *女性に対して特別に「2回目の執行猶予」をつけた

被告人に握手を求めた裁判官
 ☆執行猶予中の再犯で、もう一度、執行猶予をつけるのは異例
 ☆法律上、「再度の執行猶予」をつけるには
 ①1年以下の懲役刑を言い渡す事
 ➁前の執行猶予に保護観察がついていないこと
 ③情状にとくに酌量すべきものがあること
 *3つの条件を満たす必要がある
 ☆杉田裁判官は、女性に対して懲役1年の刑を言い渡し
 *①②の条件を満たしたうえで
 *子どもにひもじい思いをさせたくないと考えて
 *やむをえず犯行におよんでいる
 *実刑を科せば、2人の子どもの生活が行き詰まってしまうと述べ
 *③の特別情状酌量を認めた
 ☆杉田裁判官の温かい裁き
 *閉廷したあと、女性に声をかけた杉田裁判官
 *壇上の裁判官席から身を乗りだすようにして、握手を求めた
 *「もう、やったらあかんで。がんばりや」
 ☆杉田裁判官から、優しく手を握られながら励まされた女性
 *感激のあまり、その場で泣きくずれ
 *涙声で「ありがとうございます」と何度も繰り返した
 ☆法律の論理で温情をかけ、握手を求めるスキンシツプ
 *担当の裁判官にここまでされて
 *なおも万引きを繰り返す人が呆たしているでしょうか?
 ☆夫がつくった借金の問題なら
 *弁護士に相談して解決すること出来る
                   (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『裁判長の泣けちゃうお説教』
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

賽銭540円盗んだ男への判決

2023年08月23日 | 司法
🌸裁判長の泣けちゃうお説教(5)



お地蔵きまからお金を失敬した男の裁判
 ☆男は、お地蔵にお供えされた金銭540円の窃盗容疑で起訴されている
 ☆その男の弁解
 *お地蔵さんが、地蔵さんが助けてくれると思ったから
 ☆検察官は、聞き返した
 *そんな自分勝手な考え、ありますか?
 ☆男は答えた
 *勝手なのかもしれませんけど、困っていたので
 *お供え物のお下がりは、誰でも食べていいと思ってますし

検察官の正論が心に深く刺さる
 ☆男は、職を失い、仕事に対する意欲を持てなくなっていた
 *つぎの勤め先を真剣に探す気力も湧いてこなかったのでしょう
 ☆家の中でも居場所を失うようになった男
 *窃盗事件を起こすまでの約2年間をホームレスとして過ごしていた
 *男は、生き延びる為の、その日暮らしをつづけていた
 ☆この男、若い頃には「未来は明るい」と信じていたはず
 *時が経てば経つほど、失うものばかりが増えていく
 *歳を重ねるごとに、関わりのある人や物が、少しずつ離れていき
 *気づけば、自分の身ひとつしかなくなってしまった
 ☆土下座してでも、ふたたび家に入れてもらえばよかった
 *味方がいない家より、ひとりを選んでしまった
 ☆役所に助けを求めればよかったのもわかっている
 *だけど、税金で養つてもらうのには抵抗があった
 ☆壇上の広円秀夫裁判官は、優しい口調で問いかけます
 *「これから、どうしていきますか?」
 ☆男は、人生をゼロから出発させたいと、更生への決意を述べた
 *10年以上も無職で、住まいもなく、家族から見放されているのも事実
 *裁判が終わった後、ホームレスに戻つてしまうのでは
 *「やり直したい」という男の宣言が、軽い言葉でないことを
 *広田裁判官は何度も確認した

裁判官はなぜ実刑判決を言い渡した
 ☆広田裁判官は、実刑懲役8か月の実刑判決を言い渡した
 *窃盗の被害額は540円と少なく
 *他人の財布などから盗み取るよりも悪質さが低い犯行
 *執行猶予がついてもおかしくない
 *裁判官は男に刑務所で服役させる決断をした
 *実刑判決に秘められた真の意味は、最後の最後で明らかとなる
 ☆吹田裁判官は男に対して語りかけた
 *これから寒くなるので、冬の間は服役し
 *よい気候となる来年の春に再出発してください
 ☆普通の人々にとって、刑務所いきの実刑判決
 *築き上げてきたものの多くが崩れ去ってしまう、恐ろしい刑罰
 *ホームレスの男にとり、刑務所は厳しい寒さをしのぐ「避難所」
 ☆その冬の間、男は今後の身の振り方について
 *刑務所の中でじっくりと考え、弁護士や刑務官らと相談しながら
 *すこしずつ準備を進めたことでしょう
 ☆この裁判の担当が広田裁判官でなければ
 *パターンどおりに執行猶予を言い渡し、男を寒空のもとへ出し
 *ホームレスという立場を同定させてしまったかもしれません
                   (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『裁判長の泣けちゃうお説教』
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

息子による、認知症実母の殺害

2023年08月21日 | 司法
🌸裁判長の泣けちゃうお説教(3)



「たしかに、ぼくは母を殺しました」
 ☆男は実母の首を絞めて殺害したとして逮捕された
 *警察の取調べでも男は心中を図り
 *母も殺害されることを受け入れ
 *男は「承諾殺人」で罪で起訴された
 ☆基本的に、被害者が犯罪を受け入れ、承諾していれば
 *その加害者を処罰できない
 *殺害したが、1日でも長く、母と一緒に暮らしたかったとも答えている
 *その気持ちにも偽りはありません
 ☆殺人という犯罪、どんな事情があれ許されないのも事実
 *その為、被害者の承諾があっても、処罰の対象となる
 *承諾殺人罪の最高刑は、懲役7年です

「介護離職」が、ふたりを追い詰めた
 ☆男は10年以上、母とふたり暮らしをつづけてきた
 ☆母は生前、要介護3のアルツハイマー型認知症
 *昼夜を問わず、徘徊を繰り返していた
 *ご近所の方や警察官が居場所を突き止めて、連れもどしていた
 ☆男は「これ以上、他人さまに迷惑をかけられない」と
 *工場勤務の仕事を辞めて、母の介護に専念した
 *生活は、母の年金だけで生活費をまかなっていた
 *役所で生活保護を申し込むものの、断られた
 *男はカードローンも限度額に達した
 ☆親子は、ほぼ引きこもり状態となった
 *昼間でもカーテンを閉め切り、暮らすようになっていた
 *ケアマネージャーにも不信を抱き、男は居留守を使って接触を絶つ
 ☆男は、自分の食事を2日に1回に切り詰めてまで
 *母の食事を優先し介護をつづけていた

日本人の美徳も、ふたりを追い詰めた
 ☆家賃が払えなくなった男
 *母を連れて繁華街へ繰りだし食事をした
 *「最後」の親孝行のつもりでした
 *もう自宅へはもどれない
 *川のほとりに座ったまま、ふたりは夜を明かす
 ☆息子は覚悟をきめて母に告げた
 *「もう生きられへん。ここで終わりやで」

 *母は「そうか、あかんか」と、静かにつぶやいた
 ☆「他人さまに迷惑をかけない」という日本人の美徳
 *ここまで2人を追い詰めてしまったのかもしれない
 ☆東尾龍一裁判官は、判決の言い渡しで特別に温情をかけ
 *懲役刑に執行猶予をつけた
 ☆裁判官は、男に対して述べた
 *母親は、被告人に感謝こそすれ、けっして恨みなど抱いていない
 *今後は幸せな人生を歩んでいけることを望んでいると推察される
 *この裁判は、あなただけが裁かれているのではありません
 *社会全体のあり方が問われています
 ☆東尾裁判官は、法廷から社会へ向けて、問題提起をした
 *介護保険や生活保護行政のあり方も問われています
 *こうして事件に発展した以上、どう対応すべきだったのか
 *行政の関係者は考え直す余地があります
 ☆最近「介護離職防止」のスローガン世の中に浸透してきた
 *介護をプロに任せるのもひとつの選択肢です
 ☆特別養護老人ホームや介護つき有料老人ホーム
 *入居しようとすれば、相応の費用がかかります
 *家族に要介護者が出ていない段階から
 *介護問題への備えを進めておくべき時代に入っているのでしょう
 ☆男は、理解のある社長の会社に雇われた
 *男は、懸命に人生をやり直そうとした
 *判決から約8年後、無念にも琵琶湖にみずから身を投げている
                   (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『裁判長の泣けちゃうお説教』
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何一つ覚えていない男性(万引き犯)

2023年08月20日 | 司法
🌸裁判長の泣けちゃうお説教(2)



何一つ覚えていない男性
 ☆弁当や惣菜、酒などを盗もうとした疑いで男が現行犯で逮捕された
 *店外へ走って逃げようとした男は、疲れている様子
 *警備員にあっさりと追いつかれ、御用となった
 ☆担当した警察官は、男の思わぬ返答に驚く
 *すみません、名前は忘れました

 *男の言動からは、何かを隠そうとする意図も感じられません
 *広島県内の山ヘハイキングにいき、崖から滑落して頭を打つ
 *そのショックで記憶喪失になってしまつたのかもしれません
 *駐車場や地下街などの隅で野宿をくり返していた
 *所持金はすべて使いはたし空腹に耐えながら過ごしていた
 *我慢できなくなり、食料品の万引きに手を染めた
 ☆男は、記憶喪失でも万引きが犯罪だということは認識している
 *男は処罰の対象となる

⛳検察官は罰金20万円を求刑した
 ☆男の話を聞き取っていたのは、東尾龍一裁判官
 *困ったときには、誰かに助けを求めることもできましたよね
 *記憶があいまいで、それもわからなかったですかと?
 *男は「わからなかった」と答えるのみ
 *検察官は罰金20万円を求刑
 ☆東尾龍一裁判官は
 *スーパーの商品を万引きするという犯行動機
 *男を有罪を認定し、罰金15万円の刑を言い渡しました
 *又、無職で住所不明、助けを求める仲間もおらず
 *「犯行の背景には記憶喪失があり、同情の余地がある」とも述べた
 *特別にこの罰金刑に「未決勾留算入」を適用を決めた
 ☆未決勾留算入とは
 *逮捕されて以来、警察の留置場に閉じ込められてきた期間
 *お金に換算することで、罰金を支払ったものとして取り扱う制度
 ☆東尾裁判官は、男が留置場に勾留されていた期間
 *「1日につき1万円」と換算した
 *男は当時、15日以上勾留されていた
 *罰金15万円をすべて納付したものとみなした
 ☆実質的な無罪判決だといえる

被告人の境遇を他人ごとにせず、歩み寄った3者
 ☆寛大な判断をしたあと、東尾裁判官はつぎのように述べた
 *弁護人や検察官も、あなたが今後まっとうに生きてほしいと願って
 *いろいろと手をつくしました
 *世の中、それほど捨てたものではありません
 *もっと人を信用してみてくださいと
 ☆検察官にとり罰金を求刑するつもりなら
 *最初から法廷を使わずに書類審査だけで判決を出せる
 *「略式手続」で進めるほうがスムーズ
 *略式手続では裁判官が未決勾留算入を使えなくなる欠点がある
 *そこを先読みし、あえて法廷を使う正式裁判を求めたのです
 *罰金20万円を求刑したのも、形式的なものでした
 ☆弁護人と検察官は実際に協力しあって
 *男が心理的なカウンセリングを受けなが
 *更生保護施設で暮らして生きるよう裁判終了後も生活環境を整えていた
 ☆全体の動きを調整し、弁護人と警察官にに話を達しておいたのが
 *東尾龍一裁判官だった
 ☆東尾裁判官は、判決言い渡しの最後にこうつけくわえている
 *これから困ったときには、私に会いにきてくれてもいい
 *できるだけのことはします
 ☆判決を出したあとの被告人の境遇について
 *「そこまでは関知しない」というのが本音の裁判官がほとんど
 *そんななか東尾裁判官は、あえて面倒を買って出て
 *ひと肌脱いでみせました
 *裁判官という枠を超えた「男気」を感じます
                   (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳投資は、自己責任、自己満足、自己判断で
⛳詳細は、出典原書・記事・番組・画像でご確認ください
⛳出典、『裁判長の泣けちゃうお説教』
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大飯原発「設置許可無効判」の異常衝く

2021年02月28日 | 司法
🌸大飯原発「設置許可無効判」の異常衝く

 ☆裁判官が名前を売るため反原発でアピールする
 *原発は「温暖化ガスゼロ」に必要だ
 ☆今回の大阪地裁の設置許可無効判決
 *司法の矛盾を実り出す
 *原発の存在意義を明確にするきっかけになった
 ☆いまは原発が公平で正当な評価を取り戻す重要なときだ

科学的根拠のない不合理判決
 ☆年末年始に日本を襲った大寒波は
 ☆電力供給が止まることがあってはならない
 ☆その基盤に原発のような大規模で安定した発電所が必要との意見
 *識者だけでなく国民の間からも出始めている
 ☆その流れを止めかねない、昨年の大阪地裁(森裁判長)判決
 *関西電力大飯原発3,4号機の設置許可を取り消す判決
 ☆大阪地裁は「原子力規制委員会の審査に不備がある」ことを指摘した
 *具体的には原発の耐震設計の基準となる「基準地震動」
 *基準地震動の想定は地質学者や地震学者が専門的知見を駆使
 *すでに、各原発で算出している
 ☆判決するに際して、なかには退官前の裁判官
 *名前を売り団体の顧問などに再就職するため
 *反原発のパフォーマンスに走るケースもある

「東日本初」の再稼働に期待が
 ☆大阪地裁の判決後地元の中塚寛おおい町長
 *住民の信撃を得るため、国が大飯原発の安全性を確保していること
 *発信してほしいと強く訴えている
 ☆朝日新聞や毎日新聞など原発再稼働に否定的なメディア
 *取り消し判決に久しぶりに心がおどったなどと書いた
 ☆6件の地裁判決のうち継続中の1件を除けば
 *すべて上級審で反原発の判断が覆されている
 *高裁、最高裁は下級審の裁判官のスタンドプレーを許さず
 *公平な判断をしているからだ
 ☆今冬の電力需給逼迫の真の要因は原発再稼働の遅れである
 *民主党政権で全ての原発を止めた菅直人元首相
 *当時「日本は、再生可能エネルギーだけで電力は賄える」と豪語した
 *今冬もし大停電で人命を失う事態になっていた
 *菅氏の責任を問う声が起きてもおかしくなかった

⛳「司法テロ」のツケは国民に回る
 ☆今回の寒波で、大雪が降れば太陽光パネルは発電不能になる
 *風力も強風やプロベラの凍結で発電に適した風を受けることができない
 ☆各電力会社は老朽火力発電所の再稼働などで
 *ビンチを切り抜けようとしているが、対症療法でしかない
 *LNGの需要急増が表面化し、過度な依存へのリスクも指摘された
 ☆「原発なき社会」を訴え原発への不当な司法判断で
 *運転差し止めを繰り返す運動家の手法
 *「司法テロ」で、そのツケは国民に回ってくる
 ☆今回の寒波では、スボット電力の価格が高騰
 *平時の10倍を超える価格での取引が続出した
 *調達原価はユーザーに転嫁される
                        (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、「THEMIS2月号」


大飯原発「設置許可無効判」の異常衝く
「THEMIS2月号」記事より画像引用)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

裁判の被告・証人で緊張&動揺しない方法

2020年12月29日 | 司法
🌸検察とマスコミは連携する

 ☆訴訟社会が到来し、日本は欧米なみの訴訟社会になるとみてよい
 *検事や弁護士の厳しく巧妙な追及に怯んではならない
 ☆司法取引を含む裁判の被告や証人になる機会が増えるだろう

反対尋問の証言は苦渋に満ち
 ☆政治家や経営者の不祥事や醜聞がマスコミで報じられる
 *周辺から新しいマイナス情報が流出することが多い
 *それを証明した伊藤健太郎ひき逃げ事件
 *伊藤健太郎の再起は茨の道である

 ☆ゴーン氏は、日産を立て直しカリスマ経営者と絶賛された
 *彼が報酬過少記載疑惑で逮捕された途端
 *実は守銭奴だったなどの批判が噴出した
 ☆元室長の証言
 *司法取引に応じて元上司の犯罪を実証するという後ろめたさからか
 *動揺と苦渋に満ちていた
 *上司ゴーン、ケリー両被告への尊敬をにじませた発言もあった
 ☆検察は元室長に対し
 *罪を軽減させて貰う取引に応じただけ
 *迎合した証言をしてはいないか等
 *立場や心境をおもんばかった尋問をしていた
 *もちろん元室長は否定した
 ☆ケリー被告の弁護団から
 *司法取引にみる証言への不信感を強調する反対尋問が始まった
 ☆元室長の反対尋問への発言
 *コーンさんの指示に従って動いた
 *ケリーさんとも相談したなどと証言した
 *弁護団は元室長の証言が信用できないと追及する構えを崩していない
 ☆ゴーン事件における司法取引に応じた元室長の証言
 *緊張と動揺に襲われている様子が手に取るようにわかる
 *これは裁判で被告になったり、重要な証人になって
 *検事や弁護士から厳しい尋間を経験した人でなければわからない

調書は納得するまで訂正する
 ☆週刊誌の編集長時代の経験から論じる
 *検事調書、簡単に署名したり検事に任せてしまってはいけない
 *検事調書は丹念に点検し納得できるまで訂正や加筆させることである
 ☆誘導尋問も多い
 *検事は、かまを掛けたのだが、そんな例はごまんとある
 ☆黒川弘務氏事件
 *検察幹部とマスコミの癒着を示すものだと批判が集中した
 *筆者も、黒川事件を知ったとき
 *改めて検察がマスコミとの関係を重視していたことを思い出した

尋問には起立したはま答えたい
 ☆日産元秘書室長に対し
 *ケリー被告の弁護団は証言の信用性を崩そうと厳しい追及をしてる
 ☆被告や証人の宣誓が終わると
 *裁判長は「お座りください」とすすめる
 *これが強い圧力を与えられることになる
 ☆リクルート事件のとき
 *弁護士が座っている筆者の所に近寄ってくる
 *斜め上から尋問してくるのである
 *さらに顔をのぞき見るような仕草までした
 ☆筆者は尋問の体験でのアドバイス
 *被告や証人として臨んだときは立ったまま答える
 *これなら検事や弁護人と同じ目線で応答できる
 *尋問に答えていると、緊張で喉が渇く
 *結果、声が小さくなったりして焦ることになる
 *筆者は、水で浸した脱脂綿をポケットに忍ばせた
 ☆正直に生活している国民
 *事件の当事者になったり法廷で証言するようなこと
 *一生に一度あるかないかである
 *緊張や動揺は当たり前である
 ☆検事や弁護人はそれに乗じて
 *自分たちに有利な証言や証拠を掴もうとする
                  (敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
⛳出典内容の共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
⛳私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
⛳詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
⛳出典、『THEMIS12月』



裁判の被告・証人で緊張&動揺しない方法
(ネットより画像引用)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国民への背信行為は続く6(精神鑑定)

2020年05月06日 | 司法
精神鑑定の世界 これでも日本は法治国家か

 ☆刑法は第三十九条で次のように定めている
 *心神喪失者の行為は、罰しない
 *心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する
 ☆刑事事件で行われる場合「司法精神鑑定」と呼ばれる
 ☆多くの事件で鑑定に携わった精神科医の一人が言う
 *『刑事責任能力』・『心神喪失』あくまでも法的概念
 *医学的な概念ではない
 *刑事司法の場では、恣意的としか思えない判断が横行している
 ☆弁護、検察、裁判所
 *自ら予断と目的のために「司法精神鑑定」を利用し歪めてる

無視された「心神喪失」鑑定
 ☆精神鑑定医は、自らの経験を話す
 *ある裁判で、裁判所からの依頼を受けて提出した精神鑑定書
 *裁判官に一蹴され、この鑑定はおかしいと言われた
 *裁判所、検察も、自分に都合が悪い鑑定は拒絶する傾向が強い
 ☆注目を集めた夫バラバラ殺害事件
 *検察側と弁護側双方の推薦した二人の医師
 *「犯行時は心神喪失状態だった」とする鑑定結果を提出していた
 *東京地裁は判決公判で有罪判決を言い渡す
 *裁判長は判決の中で「精神鑑定の内容は信用できる」としながら
 *責任能力は、総合的に検討し、裁判所が法的に判断する
 *鑑定結果には拘束されないとした
 *鑑定結果が完全に無視された
 ☆元裁判官の一人は述べる
 *この判決はあまりに乱暴な印象を受けた
 ☆公判を取材した大手紙社会部デスクは言う
 *検察側推薦の鑑定医が『心神喪失状態だった』と結論づけた
 *検察内部で『鑑定人の指名に問題があった』とする批判が噴出
 *なぜ検察の言いなりになる鑑定人を選ばなかったのかとの批判
鑑定は「綱引き材料」でしかない
 ☆検察、裁判所も社会の目を気にすると元裁判官は明かす
 *事件の社会的重大性や被害者感情などを踏まえるケース
 *有罪を言い渡さざるを得ないケースもある
 ☆ある精神鑑医師は述べる
 *裁判所から鑑定依頼を受け、幻覚や妄想などの精神障害がある加害者
 *重大犯罪であれば、有罪にされるという虚しさを感じる
 ☆最高裁は、バラバラ殺人事件の東京地裁判決にお墨付きを与える
 *鑑定医の意見など無視して、裁判官が精神状態を決めてよいとの判断
 *社会的に重大な事件では検察が起訴へと突き進む
 *裁判所もそれを追認する傾向が強く、「精神鑑定」など余り意味を持たない
 ☆鑑定医の鑑定が『政治的影響』を受けているのが現状
触法精神障害者の受け皿がない
 ☆原因は、触法精神障害者の処遇の問題が横たわっている
 *ケアする処遇体制や治療する社会的基盤が極めて脆弱
 *検察や裁判所は、被害者感情や治安維持的な視点を重く見る
 *『刑事罰を科さねば』という発想に傾いてしまう
 ☆殺人を犯し精神病院に送られた
 *退院判断などは、司法が関わらなかった
 *医師が「治った」と判断すれば、すぐにでも退院できる
 ☆大阪の池田小児童殺傷事件などの事件
 *「殺人者を野放しにしている」という非難が高まる
 *鑑定医により、結論が180度変わり得る
 *「精神鑑定」なるものが、そもそも科学的なものではない
 ☆東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤元死刑囚の鑑定結果
 *一審が結審するまでの鑑定は、意見が二つに割れた
 *「どの鑑定書が正しいか」はわからない
重大な事件を犯す精神障害者は存在する
 ☆過去に十名以上を殺害した犯罪者
 *検察官ですら「公判を維持できない」と判断するケースもある
 ☆触法精神障害者の処遇基盤は整っていない
 ☆それが、司法精神鑑定を恣意運用する原因なら、体制整備すべきだ
 ☆死刑を望む検察官、反対する弁護士
 *司法精神鑑定を恣意的に解釈する
 *裁判官もそれに加担している現状は異常だ
 ☆現在でも、触法精神障害者を取り巻く現状は変わっていない
 *触法精神障害者の受け入れ態勢はいまだ整備されていない
                  (敬称略)
知識・意欲の向上目指し、記事を参考・引用し、自分のノートとしてブログに記載
出典内容の知識共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介しました
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
出典、『日本の聖域』






国民への背信行為は続く6(精神鑑定)(ネットより画像引用)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カジノ汚職深部2(菅&二階ら政界に拡大?)

2020年02月10日 | 司法
与野党議員60人が事情聴取されたとの情報も飛び交う

 ☆東京地検の森本宏特捜部長
 *リニア新幹線の談合事件、日産ゴーン前会長の特別背任事件を手掛けた
 *どこまでIR疑惑に追れるか
 ☆国民は国会議員まで逮捕した事件の真相究明を待っている

政界大物や官僚にも捜査が?!
 ☆中国企業からの収賄容疑で秋元司衆院議員が東京地検特捜部に逮捕された
 ☆中国企業側が、国会議員計5人に、各100万円前後を配っていたことが発覚
 ☆他にも政界大物やキャリア官僚が絡んでいるという情報が飛び交っている
 ☆贈賄側の容疑者は、中国企業「500ドットコム」元顧問
 *日本でのカジノ参入を狙っていた中国企業「500ドットコム」
 *約2千万円を不正に日本に持ち込み、秋元容疑者に300万円を渡した疑い
 *北海道家族旅行で約70万円相当を負担した疑いが持たれている
留寿都村の要望先文書を「THEMIS」が入手
 ☆秋元容疑者は大東文化大学の学生時代
 *小林興起衆議院議員を師と仰ぎ秘書となり、後に議員となる
 ☆秋元容疑者の17年分の政治資金報告書
 *単年収入は約1億9千799万円で大物政治家に匹敵する集金力
 *政治資金パーティは年2回で、約8千万円を計上している
 *他、月1回ペースで開く勉強会で毎回100万円以上集めている
 ☆大口パーティ券購入者
 *遊技機メーカーやホール業者などパチンコ関連企業が多い
 ☆本誌は「(北海道)留寿都村のIR誘致を巡る経過概要」なる資料を入手した
 *要望先リストに、多数の議員が記載されている
 (IR議連会長、文科相、官房長官、幹事長の名前も挙がっている)
 (IR議連にはいまも200人以上の議員が参加してる)
 ☆東京地検特捜部の動きに詳しい政界関係者語る
 *秋元氏は、逮捕前に『2千万円もらってる議員がいる』といっていたとされる
 *年末年始、特捜部は任意で、大量の国会議員に事情聴取といわれている
 *背景説明に関する協力要請し、与野党合わせて60人にも上るという
沢尻エリカも入り浸った島ヘ
 ☆秋元容疑者が、現地視察と称して”接待旅行″をねだった
 *18年地中海に浮かぶスペイン・バレアレス諸島にあるイビサ島を視察
 *有名なナイトクラブがあり、ダンス・ミュージックが夜通し流れる島
 ☆女優の沢尻エリカも、イビサ島で乱痴気騒ぎをしていたとの噂も
二階幹事長が太鼓判を押して
 ☆秋元容疑者の著書
 *『日本の極みプロジェクトー世界から大富豪が訪れる国』
 *彼が主催した座談会には俳優や女優、巨人軍のコーチも参加していた
 *この本のオビには、二階幹事長の推薦文も記載されていた
 ☆二階幹事長は、自分の派閥の秋元氏が逮捕され機嫌が悪い
 ☆菅官房長官も、カジノ利権の頂点にいると、永田町関係者は見ている
 *菅氏は早くからカジノ推進の”旗振り役”として動いてきた
菅官房長官は管理委の司令塔
 ☆政府は内閣府の外局としてカジノ規制を担う「カジノ管理委員会」を発足させた
 ☆菅官房長官語る
 *IRの必要性はさまざまな議論を積み重ねてきている
 *早期に実現できるよう、しかりと準備を進めていきたい
 ☆日本を狙うIR事業者は多数いる(地検関係者コメント)
 *カジノIRの管轄は観光政策を担当する国交省
 *特捜部のターゲットのなかには、国交省や観光庁の官僚もいるとの情報もある
                          (敬称略)
知識・意欲の向上目指し、記事を参考・引用し、自分のノートとしてブログに記載
出典内容の知識共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介しました
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
出典、『THEMIS2月号』


カジノ汚職深部2(菅&二階ら政界に拡大)
(『THEMIS2月号』記事より画像引用)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴーン被告の海外逃亡劇と日本の司法制度

2020年01月05日 | 司法
ゴーン被告の海外逃亡劇、外国人による将来の保釈請求に逆風

 ☆東京地方裁判所
 *会社法違反(特別背任)の罪などで起訴されたゴーン被告
 *逃亡リスクがあるとする検察当局の異議申し立てを退けて保釈金納付を認めた
 ☆この判断は結局誤りだった
 ☆日本国内で屈指の著名外国人が24時間監視の目をくぐり抜けた

現行の保釈制度の欠陥と限界
 ☆裁判所が保釈を広く認める傾向を強める
 *保釈中の逃走を処罰する罪がないなど課題も多い
 ☆制度の抜本的な見直しは急務
 ☆ゴーン被告が納付した保釈保証金は過去最高額(20億円)に次ぐ15億円
 ☆ゴーン被告は15億円の確保より逃亡を選ぶ
 ☆保釈条件に違反した場合に保証金を没取する制度
 *逃亡を防ごうとする制度の根幹は否定された
 ☆検察幹部は「15億円は、ゴーン被告にとりはした金、桁が一つ違った」と
ゴーン被告の驚がくの海外逃亡劇
 ☆外国人による今後の保釈請求に不吉な影を差すのは必至だ
 ☆日本の司法制度の改革のペースに影響をもたらす可能性がある
日本の司法制度は既に世界的な監視の目にさらされている
 ☆検察当局によるゴーン被告の長期勾留に強い批判の声が上がっていた
 ☆公判前の長期勾留や保釈条件など、日本の制度は異例だと指摘する専門家もいる
慶応義塾大学法科大学院の笹倉宏紀教授コメント
 ☆日本の司法制度を「人質司法」と批判したゴーン被告が逃亡した
 ☆検察の判断が正しかったという皮肉な結果になったと指摘する
 ☆近年リベラル気味になっていた日本の裁判所の考え方
 *逆戻りさせる作用が働くのではとの見方を示した
知識・意欲の向上目指し、記事を参考・引用し、自分のノートとしてブログに記載
出典内容の知識共有、出典の購読、視聴に繋がればと思いブログで紹介しました
 ☆記事内容ご指摘あれば、訂正・削除します
私の知識不足の為、記述に誤り不明点あると思います
詳細は、出典記事・番組・画像で確認ください
出典、『BLOOMBERG』『産経新聞』




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする