toast日記

朝食べるパンはおいしいものに限る。それを楽しみに毎朝頑張って起きるのですから。

富士山 3,775.63m

2010-08-15 17:47:46 | アウトドア
富士山に登ってきました。
無事に登頂して帰っこれたよ~。わあん。

夜発のバスツアーで、吉田口登山ルートを利用しました。
夜11時くらいに富士スバルライン5合目からスタート。

夜なので星空と夜景をお供に登ります。
山小屋の明かりがあたたかくて、
あそこに行けばなんとかなる、という安心感でいっぱい。
休憩中は、しっぽのついた流れ星を見たりして。


でも8合目以上は寒さと強風に体力をうばわれ、余裕全くなし。
一歩進むごとにぜいぜいして震えが止まらず、すごいつらかった。
防寒の自己判断が遅れたせいだと思います。

ザックに入れたはずのホッカイロとマフラーがなぜかみつからなくて、
(マフラーはどこかで落としてしまったようです。)
その状況に気付いた友達が、手持ちのマフラーと銀紙をお腹にまいてくれて
太巻き状態でなんとか登頂。

よく言われる登山渋滞なんて、私にはどうでもよかったです。
それよりも温かくして気持ちに余裕を持つことさえできれば、
もうちょっと元気に登れた気がする。


頂上につくと、まるで高尾山のように開けていて、
屋根の付いた休憩所でラーメンをすする。
地獄をみたような状態のすぐあとに、人のおもてなしをうけるなんて、
たぬきに化かされたような不思議な気持ちだった。

下山は砂利道がじぐざぐとつづきます。
ストック大活躍。
それにしても道は続く。富士山すごい。

山はいろんな経験をくれるけど、やっぱり怖い。
1日経って、あの過酷な環境を思い起こすと、
登頂して帰ってこれたのは、一緒に登っていた友達のおかげだと思う。
今回はへなちょこなりの教訓をいっぱいもらいました。


一、山は寒い。防寒具は着れるだけもっていけ。
一、生レモンと黒砂糖は行動食として最高だ。
一、霧が出たらすぐにザックカバーをつけろ。
一、装備に頼りすぎずに基礎体力をつけろ。
一、頼れる仲間と登れ。


写真は山小屋と登る人達の明かりです。