中小企業診断士の独り言

中小企業や商店街を支援している中小企業診断士のブログ

イベントマルシェG-round「地域で描く円と縁」

2024-03-12 09:38:52 | 日記
イベントマルシェG-round「地域で描く円と縁」
 東京都では都内の商店街の役割や魅力を広く知らせることを目的に、優れた取組みを表彰・紹介する「東京商店街グランプリ」を開催している。令和5年11月14日に行われた「第18回 東京商店街グランプリ表彰式」では、大田区の「水門通り商店街振興組合」がグランプリを受賞した。「水門通り商店街」は京急雑色駅から多摩川の河口近くの「六郷水門」に向けて続く長い通りにある商店街である。表彰の対象は、同商店街青年部が取り組んでいる「イベントマルシェG-round『地域で描く円と縁』」である。
1.イベントマルシェG-round「地域で描く円と縁」の開催の経緯について
イベントマルシェG-round「地域で描く円と縁」は3年前の令和2年からはじめたイベントである。
コロナで密な空間は敬遠されイベントが無くなる。ダンススクールの発表の場もなくなり、それなら屋外で何かできないかと澤と朝倉の両氏が考えた。そこから生まれたのが「屋外でマルシェとイベントを掛け合わせた催事」の開催である。京急雑色駅の前には広場があり、好立地で出店ができるので、地域貢献や子供のダンスの発表の場として、ここを是非とも活用しようと考えた。
2.「G-round」とはどのような取り組みか
「G-round」は英語の「Ground」、ここで言うと雑色駅前広場という「場」を中心として、その周囲に「round」、「円状に賑わいや縁」が広がっていく、という意味や想いを込めて澤と朝倉の両氏が命名した。
当初は、月に1回を目標に実施しているのも、その意図があり、年に1度の頻度ですと準備はしっかりできるが、年に1回の打ち上げ花火で終わってしまい、我々が考えている地域を中心とした「縁」はつくれない。雑色駅前の広場という場所で、継続して開催し続けることで生まれるものがあると期待している。
3.雑色駅前広場について
 京急雑色駅前の広場は、かつては、バスターミナルを造ることを計画していたようである。所有者は大田区になる。G-round開催にあたり、大田区と警察署の許可が必要になるため、開催時の申請には、使用目的を明確にして申請を行い許可を得る。G-round開催前に、雑色商店街(振)と仲六郷町会には挨拶に伺っている。雑色駅前広場での開催にあたっては、雑色商店街(振)との軋轢があったが、澤氏が雑色商店街(振)にも店舗があり、仲を取り持つことになる。
4.G-round開催にさいして
 G-round開催では、水門通り商店街(振)からの委託業務として、AC実行委員会が実施している。同委員会のメンバーは、約20名で高校生や主婦なども参加している。設営から運営、後片付けは実行委員会で行う。参加はそれぞれまちまちで、設営時に1時間だけ協力する方など、さまざまである。
運営費用は、出店料で採算を取っている。水門通り商店街(振)の会員店舗は無料になる。参加者は、2・3店舗で珈琲店、たこ焼き、リサイクルショップになる。人手がなく商品のみ販売したい店舗は、商品を預り販売を行う。大田区内からの参加者は1万円、大田区以外は、2万5千円の参加料を徴収するが、商店街加盟店には割引を行う。
5.今後の展望について。
「G-round」の実行委員会には若い方が多く参加しているため、協力者の若者の意見をよく聴くようにしている。今後は「G-round」で培った取り組み・ノウハウを別の商店街や地域に展開していくことを考えている。商店街に加入してもメリットは無い。大田区には都内で最多の140の商店街があり、持続可能性を考えて新しい取り組みをはじめる時、我々はその滑り出しをサポートすることができる。事業として結果マネタイズすることも視野に入れている。



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新大久保コリアンタウン

2024-03-08 14:27:32 | 日記
新大久保コリアンタウン
昨日は大江戸線東新宿から、業務の途中に新大久保コリアンタウンを訪問した。東京都内で若者が集まる街の一つとされるのが「新大久保」になる。勝手は中高年が目立った20年以上前とは変わり、多くの若者を引き付ける街になっている。その理由の一つが、食にある。街のあちこちで、立ち止まり、歩きながらカップや串に刺された食べ物を食べている若者が多くいる。3月とはいえ寒い上旬、東京都新宿区のJR新大久保駅の東側一帯は平日にかかわらず若者でにぎわっていた。
2000年代初頭、「冬のソナタ」などの韓流ドラマにあこがれる中高年女性が新大久保に集まり、「コリアンタウン」が定着したといわれる。その後、10年代以降は韓国発祥のアイドル文化やポップカルチャーがSNSで10代、20代に浸透し、若者の街へと変身を遂げ、SNS上では「しんおおくぼ」を韓国語風に呼んだ「シノクボ」といった表現があふれているそうである。
新大久保商店街振興組合の約160店舗のうち、韓国系の店舗は今や60店を占める。「韓国系の店舗が点の数が増えて、次第に一つの面になっていった」ようで、その一軒のお店の立ち上げを支援したことがある。2000年度に約3万4000人だった新大久保駅の1日あたり乗車人員は、22年度に約4万3000人に。「10代が訪れたい東京の街」を尋ねるネット調査でも渋谷や原宿と肩を並べるようになったそうである。





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中野駅西側南北通路及び新駅舎整備・駅ビル開発の概要

2024-03-03 10:50:08 | 日記
中野駅西側南北通路及び新駅舎整備・駅ビル開発の概要
 東京・中野の街の大改造が進んでいる。その玄関口であるJR中野駅も、新しい駅舎に生まれ変わり、駅ビルもできる。駅の南北に広がる街並みは2026年から激変する。
 JR東日本は23年9月1日、新駅舎や駅ビルの開発概要を発表した。同社は中野区および東西線が乗り入れる地下鉄(東京メトロ)と協力し、「中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業」を推進している。
 事業の中核要素は大きく3つで、駅西側の線路上空に、歩行者専用の南北自由通路を整備する。同時に新たな橋上駅舎を建設し、現在の北口改札やコンコースの混雑を緩和し、バリアフリーの整備を拡充する。さらに新駅舎には駅ビルを併設し、街のにぎわいに貢献する。 
南北自由通路と駅舎は、26年の開業を予定しているが、商業施設のオープン時期は未定で、27年度と予想される。
3つの整備に当たっては「立体道路制度」を活用し、幅員19mの南北自由通路と橋上駅舎、駅ビルを一体の建物として建設する。建物は白を基調とする外観とし、壁面や屋上は一部を緑化する。壁面を分割し、圧迫感を減らすデザインを採用する予定である。
 JR東日本は南口駅前広場を整備する中野区や周辺の再開発事業者と連携しながら、回遊性のある中野の玄関口を形成する。
日経クロステックHPより
https://www.jreast.co.jp/press/2023/20230901_ho01.pdf
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プロフィール

東京都江東区生まれ 中小企業診断士 商店街支援、小売業・飲食業・サービス業診断 創業診断、 2014年02月 中華そば Kちゃん診断 2回 ミラサポ 2014年02月 有限会社清算 清算人 6月まで 2014年03月 ONの橋商店街診断 2014年04月 全国商店街支援センター よろず相談アドバイザー (現 任) 2014年06月 亀戸K事業協同組合診断 2014年07月 亀戸K通り会商店街診断 2014年07月 製造小売菓子店経営診断 江東区 2014年09月 飲食店経営診断(中華・日本そば・インド料理) 2014年09月 N区商店街振興組合連合会 組合決算書精査 2014年10月 ネット通販創業診断 中野区