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新宿三丁目モア4番街(オープンカフェ・広告事業)

2014-08-28 13:10:21 | 日記
新宿三丁目モア4番街(オープンカフェ・広告事業)
昭和60年頃賑わい創出を目的として新宿区と新宿駅前商店(振)が地域活性化を目的とした街づくり協定書を定決した。しかし、その後も違法駐輪や違法駐車等が深刻化し、振興組合は区とともに改善策を模索し、平成20年頃から、地域の環境問題を解決する為に、道路空間でのオープンカフェ設置による賑わいを再生の取組みに着手した。
オープンカフェを社会実験として位置づけ、民間事業者が運営する独立型店舗を設置した。社会実験による違法駐輪等の課題解決効果が検証されたため、常設施設とすべく、特例道路占用区域を設定した。
 区域設定• 道路幅員や交差点からの離隔距離等の条件から、占用物件を設置できる場所がかなり限定されるため、占用許可物件ごとに占用区域を設定した。警察協議において、店舗により生ずる死角への対策や、店舗陰からの歩行者飛び出し防止の措置、緊急自動車の通行に対する適切な処理等の指摘を受け、施設配置等を工夫した。
警察協議では、歩行者等への影響がないことを具体的に示す必要があり、社会実験等の実施による検証が有効であった。
オープンカフェを常設し、店舗運営者が継続的に道路の管理を行うことから、違法駐輪等の問題が解消できた。休日にはオープンカフェ店舗に行列ができるほど盛況となり、街に賑わいが創出した。広告収入により放置自転車解消の啓発活動等が継続でき通行者の安全・安心が向上した等の効果が認められる。






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