中小企業診断士の独り言

中小企業や商店街を支援している中小企業診断士のブログ

現代版駄菓子屋 富田商店による商店街活性化

2024-02-06 16:29:37 | 日記
現代版駄菓子屋 富田商店による商店街活性化
1.晴見町商店街について
 府中市かの中心市街地から少し離れた商店街になる。最寄り駅は、武蔵野線北府中駅になる。
駅から出た府中街道が商店街の入口になり、最初の東西の街区の北側には府中刑務所の広大な敷地が広がっている。この通りの中ほどのYショップが商店会会長の店舗になる。最初の信号機のある交差点を右折すると同商店街のメイン通りとなり、中ほどに府中商店街連合会の会長の惣菜店がある。現在の会員数は44店舗になるが、実際に店舗経営を行っている会員は少なくなる。元は振興組合であったが2022年12月に解散している。かっては、生鮮3品が揃った商店街で、府中市では唯一の振興組合であつた。食品スーパーは、2020年に、鮮魚店は2021年に、八百屋は2024年1月から休業中など、2020年以降13の商店が閉店および休業中となっている。10年後には消滅するのではないかと危機感を持っている。
2.現代版駄菓子屋 富田商店について
 商店街と富田商店を視察した後に晴見町会館に移動して、富田中小企業診断士の説明を聞いた後に意見交換会を行った。同商店は、2022年10月に空き店舗を借りてオープンしている。日中は店員が常駐していて店頭販売を行っている。裏は自社の事務所になりオンラインの配信設備が備えられている。2階は駄菓子店の在庫置き場になっていて、フリースペースがある。
事業概要は、店内には冷凍惣菜の冷凍自販機、カメラ付き自販機が設置されている。棚には駄菓子が置かれている。事業内容は、健康志向のお菓子販売、健康志向のドリンク販売、懐かしのおもちゃ販売、カプセルトイ販売、子供向けロボットプログラミング教室とそれに伴う教材の提供を行う。
3.商店街の活性化に向けた取り組み
(1)夏祭りの開催
 2023年8月にコロナ後、4年ぶりとなる夏まつりを開催する。2自治会の青年会が行った焼鳥屋のお手伝いを商店会として行い焼鳥千本を販売した。来年度は商店会(富田商店)として出店する予定である。
(2)歳末イベントを行う
 新商店会が主催となる初めての歳末感謝祭2023のイベントを12月9日(土)に行う。500円以上のレシートまたは領収書3枚で1回の抽選ができる。賞品は、商店会で利用できる商品券で1等3千円×5本、2等2千円×5本などと5等駄菓子釣りである。くじ引きには約250名が参加した。レシートの80%は、商店街唯一のベーカリーのものであった。











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プロフィール

東京都江東区生まれ 中小企業診断士 商店街支援、小売業・飲食業・サービス業診断 創業診断、 2014年02月 中華そば Kちゃん診断 2回 ミラサポ 2014年02月 有限会社清算 清算人 6月まで 2014年03月 ONの橋商店街診断 2014年04月 全国商店街支援センター よろず相談アドバイザー (現 任) 2014年06月 亀戸K事業協同組合診断 2014年07月 亀戸K通り会商店街診断 2014年07月 製造小売菓子店経営診断 江東区 2014年09月 飲食店経営診断(中華・日本そば・インド料理) 2014年09月 N区商店街振興組合連合会 組合決算書精査 2014年10月 ネット通販創業診断 中野区