翻訳者の散歩道

  ☆ 法律翻訳者の思考のあれこれ ☆
(「翻訳者になりたい人のためのブログ」を統合し「第ⅡBlog〇〇編」と表記)

チェックの注意点

2005年10月22日 | 英語・翻訳

チェック(チェッカー)の作業は、間違ったところを正しく直すものであり、

決して正しい ところを 間違い にする作業ではありません!

このためには、

① 労を惜しまず、調べ物をする!(×あて訳、過信)

② その専門分野(×総合物)の英日の基礎をつくる!英日の基礎は、英日のみならず日英の基礎にもなるのです。

この点、特に日英は勘違いしている人が多いようなのですが、これまで多くの生徒や翻訳者の訳文を見てきて、日英から入った人はいわゆる直訳が多く、日本人が読んで安心するものが圧倒的に多いのです。

急がば回れ、と申します。日英を目指す人は、英日を軽視せず、まず英日の基礎をつくることをお薦めします。

     

そして、チェックの盲点は 数字 です。

チェックするときに、文章は目を皿のようにして見るが、数字はノーチェックという人がいかに多いことか(@_@)

これでは、チェックしたことにはなりません。

数字は、言うまでもなく、非常に大事な要素です。

これが違っていたら(桁がずれていたり!)したら、大変なことになります。

金額、日付のみならず、根拠条文、住所、電話番号などもしっかり見て下さいね。

「えっ?条文?見てませーん。数字の部分は全部とばしました」なんて平然と言う人はいません・・・よね