翻訳者の散歩道

  ☆ 法律翻訳者の思考のあれこれ ☆
(「翻訳者になりたい人のためのブログ」を統合し「第ⅡBlog〇〇編」と表記)

著作権法一部改正

2009年06月24日 | 法律
著作権法の一部が改正されました。(施行は平成22年1月)
電子化された著作物(デジタルコンテンツ)の流通促進のため、インターネット等を活用して著作物等を利用する際の著作権法上の課題の解決を図ることを目的としています。

主な改正点は以下のとおり。

① インターネット等を活用した著作物利用の円滑化を図る。
 次の行為は権利者の許諾なしで可能になります。
 ・インターネットで情報検索サービスを実施するための複製等
 ・過去の放送番組等をインターネットで二次利用する際に権利者が所在不明等である場合の利用
 ・国立国会図書館における所蔵資料の電子化

② 違法な著作物の流通抑止

③ 障害者の情報利用の機会の確保 

④ その他 登録原簿の電子化

詳しくは文部科学省HPへ。

Eddie Bauer, Chapter 11

2009年06月19日 | 法律
最近、頻出するチャプター11。今度はエディーバウアー社がデラウェア州の連邦破産裁判所に連邦破産法11条適用を申請しました。以下は、抜粋。

 Eddie Bauer Holdings, Inc. ("the Company") announced that it has voluntarily initiated proceedings under Chapter 11 of the U.S. Bankruptcy Code in the U.S. Bankruptcy Court in Delaware and under the Companies' Creditors Arrangement Act (CCAA) in Canada in the Ontario Superior Court of Justice (Commercial List), and is pursuing a sale process under Section 363 of the Bankruptcy Code and under the CCAA.

The Company has entered into an asset purchase agreement with an affiliate of CCMP Capital Advisors, LLC ("CCMP Capital") to buy the Company's assets through a bankruptcy process, subject to an auction and Bankruptcy Court approval, for $202 million in cash, with working capital and similar adjustments. CCMP Capital, a global private equity firm with significant experience in the retail and consumer sectors, intends to operate the business as a going concern with little or no long-term debt.

The sale process is expected to enable a sale of the business to CCMP Capital or any higher and better bidder approved by the Court on an accelerated basis, thereby transforming the business into a financially stronger entity with substantially less debt and a better position for the future. The Company currently anticipates completing the sale process in 60 days or less.

 原文はエディーバウワー記事へ。

同社はジーンズ系も多く扱い、私も何点か持っています。
記事中、"operate the business as a going concern " のくだりで
「でた~、ゴーイングコンサーン、明日の授業で使うか?」と授業にすぐリンク付けする私でした。(笑)

ドラッグストア考(改正薬事法の後)

2009年06月19日 | 雑記
ご存知のとおり、6月から改正薬事法が施行されました。
詳細は、既にご承知と思いますので、略させていただき、
改正法により大きな影響を受けると言われてた、いわゆるドラッグストアについてちょこっと。

スーパーやコンビニが大衆薬を扱えるようになって
近くのドラッグストアは、何と第一類の扱いをやめてしまいました。
これまでは、薬剤師が常駐しており、第一類も扱っていましたが、今回、法改正に伴い、薬剤師を外し=第一類も外すという路線変更のようです。

この流れが日本全国一般的かどうかは不明ですが、
薬剤師の不在は不便かつ不安です。
第何類かを問わず、やはりプロだけあって薬剤に関する詳しい専門知識をもっていますから。

しかし、翻って考えると、これならスーパーやコンビニと差がなくなるのでは? 
さらに、価格がスーパーなどの方が安いなら、ドラッグストアに足を運ぶ必要はなくなるわけで。(自分で価格の比較をしていないのでわからないが、スーパーの方が安いという人も。)生き残るのは大変そう・・・。

久しぶりの和訳!

2009年06月12日 | 英語・翻訳
    
今年初めての和訳です。英日の勘が鈍っていないか?という不安がほんのちょっと心をよぎります。(^_^;)

しかし、ここはプロですからど~んと構えて、おっと!心していきましょうぞ!

このところノンストップなので、少々お疲れモードではありますが、この不況時に仕事が頂けるのは非常にありがたいと感謝しております。(∋_∈)\(◎o◎)/

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そうそう、次の授業では、例の中国のソースコード開示要求についてちょっと触れますね。いえ、ここに書くと忘れないかなーって(爆)。