翻訳者の散歩道

  ☆ 法律翻訳者の思考のあれこれ ☆
(「翻訳者になりたい人のためのブログ」を統合し「第ⅡBlog〇〇編」と表記)

本を読もう

2014年01月19日 | 第ⅡBlog【英語編】

(2006年10月10日 英語編)

 

☆ 以前、「英字新聞の活用」を書きましたが、

英語に慣れるという観点から、「ペーパーバック」も活用できます。

ジャンルは何でも、自分の興味のもてるものでいい。

例えば、ロマンス系が好きならシリーズで読んでもいいし、

サスペンス系が好きなら特定の作家の作品を読破してもいい(^_^)

やわらかい物で頭が慣れてきたら、硬めのものにも挑戦してみるのもよいでしょう。何でも興味をもって読めば、冊数が増えるに従い、読むスピードが上がってきます。

☆ ところで、速読法もいろいろあるようですが、多読によって自然に速くなります。(「速読法」で検索したら「~式」の類いが相当数ヒットしたのでびっくり。)

もっとも、翻訳はペーパーバックを読むのとは違い、重箱の隅まで注意しなければなりませんが、多読→速読を身につけることにより全体的な「読むスピード」はかなり違ってくると思います。

☆ まとめ⇒ペーパーバックなども利用して英文を多読することにより、英語に慣れると同時に、読むスピードが上がってくる。これは、後日翻訳作業にも役立つのです。


映画をみよう

2014年01月19日 | 第ⅡBlog【英語編】
(2006年10月2日 英語編)

 

「英語耳」の記事にも書きましたが、

映画(やTV)を見ることも英語学習のひとつです。

もちろん、原語でわかるという人も多いでしょう。

しかし、翻訳者になるための学習として=翻訳を意識して見るなら、字幕と対照する方がいいですね。
映像翻訳を目指さなくても、いい勉強になりますよ。

原語を聞きながら、心して字幕を読むとおもしろい発見がいっぱい!

へぇー、こんな風に訳すのか!

えっ、こんなに意訳していいの?(笑)

あらっ、ちょっとおかしくない?(爆)

個人的には、法律分野の用語使いは特に気になります(^_^)

この映画の活用法、昔と違い、DVDで日本語字幕のみならず英語字幕も利用でき、いろいろ活用の方法が広がりました。


英語耳

2014年01月19日 | 第ⅡBlog【英語編】

(2006年9月9日 英語編)

 

英語力(広い意味)をつけるには、さまざまな方法があります。

例えば、英語耳に関して、

外国人と話す機会がない、なるべくお金をかけたくないという人は、

テレビやラジオなどを利用してニュース、バラエティ、ドラマなどを楽しみながらを鍛えることはできます。

「翻訳者になるのに英語耳が絶対必要なのか?」と聞かれれば、答えはNOでしょう。(従って、以下は、ひとつの考え方であり、"must"ではありません。)

でも、学習上の観点からは、読み書きだけに限らず、耳や口も鍛える方が楽しいし、総合的な英語力という観点からも、相乗的効果が生まれます。

さらに、派遣など外で仕事をするとき、翻訳のみに限定するより、通訳レベルとはいかないまでも、多少?聞いたり話せる方が雇用機会は広がりましょう。

また、声を出す、という作業は脳の活性化にとてもよいので、

シャドウイングとまではいかないまでも、映画(ビデオ・DVD)などを利用して、自分でも声を出してみるのもとても楽しいですよ。(気に入ったセリフのみでもOK)

やはり、学習は楽しみながらするのが一番です(^_^)

(おまけ)

英語学習中、英語で夢を見るようになったら、英語漬けになっている証拠


英語の資格は必要?

2014年01月19日 | 第ⅡBlog【英語編】

(2006年4月7日 英語編)

翻訳者になるために英語の資格が必要か?と聞かれれば、
 「必須不可欠のものではありません」


英語の資格と関係なく、翻訳者として活躍している人、翻訳者としての適正が優れている人はたくさんいます。
しかし、今のご時世では、あればあった方がいいと言えましょう。
と、申しますのも、企業をはじめ国をあげて英語力の向上を重視していることを考えれば、第一関門としての客観的な判断を加える場合、例えば履歴書にそういったものが書いてあると、一応の指標になるからです。


「私は英語ができます」と、言われたとき
どうやって判断するか? 
実際に、多くの生徒の就職、転職状況を見ても、(翻訳のみならず)国内、外資系の就職、転職の際に、かなり良い印象を与えるようです。
なお、ここで英語の資格というのは、TOEFL、TOEIC、英検のいわゆる御三家?を指しており、そのうちどれかひとつあれば、(少なくとも)履歴書の段階では有利に運ぶようです。
(以上は一般論で、具体的にはそれぞれにあったアドバイス*をしており、場合によっては「不要」と言うこともあるのはもちろんです。) 

*上記のアドバイスは生徒に対して行っているものです。


英字新聞の活用

2014年01月19日 | 第ⅡBlog【英語編】

(2006年3月31日 英語編)


身近な英語学習法として、英字新聞の活用があります。

読みやすく、日本語と対照できる、という学習上の観点から、

日本の新聞社が出している英字新聞がはいりやすいでしょう。

朝日、読売、毎日、日経など国内の大手新聞は日刊または週刊で出しています。

最初は駅の売店で試し買い(笑)、気に入ったら購読します。

読み方も、自由でいいのですが、

すべてを日本語の新聞と比較する必要はなく、

エンターテイメントなど興味のある話題、日本語の新聞で気になった表現を英語で何というのだろう?というように興味をひかれるものを比較するだけでもOKです。

とにかく英語に慣れる、ということから始めましょう。

また、新聞によっては、翻訳の課題が載っていたりするものもあるので、そういったものに挑戦するのも刺激になります。

 


日本語と英語の違い

2014年01月19日 | 第ⅡBlog【英語編】
(2006年3月13日  英語編)

英語を上達させるには、

まず、日本語と英語の違いを認識する必要があります。簡単に見ていきましょうね。

  1. 構文の違い=主語と述語の位置

    基本的に、

    日本語は、主語+目的語+述語 (私はあなたが好きです)の順ですが
    英語は、 主語+述語+目的語 (I like you) の順になりますね。


  2. 単数・複数の区別

    ご存知のとおり、英語には、単数・複数の区別がありますが、日本語には英語ほど厳格な区別はありませんね。

    従って、和訳のときは、それを訳出するか否か、
    英訳のときは、単数形で書くか、複数形で書くかを考えねばなりません。


  3. 冠詞

    いやですね(笑)
    日本人が苦労するのが冠詞で、永遠のテーマです。
    ちなみにネイティブすら冠詞は難しいって言ってますからちょっと安心?

    定冠詞は特定しているものですよね。特定してないもの、まずは辞書を引きましょう。数えられる名詞か数えられない名詞か。この基本的作業を怠って、「あっ、特定していない→"a"をつけようって、数えられない名詞にも堂々と?つけてくる人も少なくありません。


  4. 時制

    これも、日本語は英語ほど厳格な使い方をしていませんから、注意が必要です。

    英訳のときは、日本語の表現(例えば、現在のことを過去形で表す)に英語の時制をあわせるとちょっと違ってしまうこともありますよ。

 

これらはいずれ翻訳編でも言及するかと思いますが、予定は未定だったりします・・・