翻訳者の散歩道

  ☆ 法律翻訳者の思考のあれこれ ☆
(「翻訳者になりたい人のためのブログ」を統合し「第ⅡBlog〇〇編」と表記)

大丈夫か?考古学

2010年11月19日 | 歴史
ショック!奈良県橿原市の藤原宮跡の発掘調査結果が誤認だったというニュース。夏頃だったか、この遺跡発掘の写真をニュースで見て、「うゎー、ものすごい!」と感激したものです。それが・・・。

平城宮跡の発掘成果が頭にあったのか「建物跡があるはずだ」と思いこんだかも・・・という。たしかに当事者の立場に立ってみれば「さも有りなん」と思いもしますが、やはりショックは大きいですよ。

10年くらい前だったか、数十万年前の地層に人為的に埋めた旧石器の捏造事件があり、これまでの発掘全体ひいては考古学自体の信憑性に疑問を抱いた人も多かったでしょうが、今回の事件が追い討ちをかけるおそれ有り。(>_<)

成果主義?という要請も理解できますが、やはり検証は必要でしょう。

近隣の発掘遺構は大丈夫か?とつい疑心暗鬼になってしまう(笑)