佐藤優著、NHK出版新書
佐藤さんの「資本主義の極意 明治維新から世界恐慌へ」を読んで感銘を受け、本書も手に取りました。歴史に学ぶとは良く聞く言葉ですが、具体的なイメージが中々湧きません。私は「ローマ帝国の衰退の大きな原因が社会インフラの荒廃にある」という趣旨の一文を読み、それを一つの見方として心に留めて来ましたが、「荒廃」が何故生じたのかは別な原因がある。しかし、現実の判断の際に、上下水道や道路、電力などの社会インフラを後回しにすると、ある日社会が立ちゆかなくなることは間違いありません。そういった現象面から教訓を得たことはありました。
一方本書の場合、過去の歴史の中から帝国主義と資本主義、民族問題、宗教紛争の3つの視点から歴史を振り返り、現在の状況を理解し解釈するよすがとしています。過去の歴史から現代の状況を類推する。その上で、どの様に解決し対応すべきかを、幅広く深い学びから得た著者独自の視点から提示しています。良書です。
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URL => https://ja.wikipedia.org/wiki/佐藤優_(作家)
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評価は4です。
※壁紙専用の別ブログを公開しています。
=> カメラまかせ 成り行きまかせ
=> カメラまかせ 成り行きまかせ その2
佐藤さんの「資本主義の極意 明治維新から世界恐慌へ」を読んで感銘を受け、本書も手に取りました。歴史に学ぶとは良く聞く言葉ですが、具体的なイメージが中々湧きません。私は「ローマ帝国の衰退の大きな原因が社会インフラの荒廃にある」という趣旨の一文を読み、それを一つの見方として心に留めて来ましたが、「荒廃」が何故生じたのかは別な原因がある。しかし、現実の判断の際に、上下水道や道路、電力などの社会インフラを後回しにすると、ある日社会が立ちゆかなくなることは間違いありません。そういった現象面から教訓を得たことはありました。
一方本書の場合、過去の歴史の中から帝国主義と資本主義、民族問題、宗教紛争の3つの視点から歴史を振り返り、現在の状況を理解し解釈するよすがとしています。過去の歴史から現代の状況を類推する。その上で、どの様に解決し対応すべきかを、幅広く深い学びから得た著者独自の視点から提示しています。良書です。
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