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読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

愛新覚羅浩の生涯:昭和の貴婦人

2025年02月28日 05時38分08秒 | ■読む
渡辺みどり著、中公文庫刊満州国を作った関東軍が主導して満洲国皇帝、愛新覚羅溥儀の弟、愛新覚羅溥傑との政略結婚が行われた。慎重な検討を経て、溥傑本人の意向を確認して選ばれた女性が、本書の主人公、愛新覚羅浩(嵯峨浩)であった。 幸いなことに、結婚した二人は相性が良く愛情を育み子をなした。しかし、日本国の敗戦により満州国が崩壊し、皇弟の溥傑と浩は離ればなれになり、特に浩は次女と共に地獄の様な逃避行と恐 . . . 本文を読む
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エージェント・トリガー

2025年02月26日 08時46分32秒 | ■見る
2021年公開のカナダの映画です。拷問に屈し仲間を売ったと目され、行方をくらました特殊工作員が主人公です。田舎の更に奥まったと思しき家の周辺に厳重な警戒システムを敷き、警戒を怠らない主人公は、近くの小さな町に食事と本の購入に行く位で、ひっそりした生活を送っています。ある日、主人公を探す男が現れたので、捕まえて尋問します。間もなくその男を探しに来たのが、かつての上司と思しき人物で、主人公の立場を理解 . . . 本文を読む
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日本霊異記

2025年02月24日 05時27分46秒 | ■読む
水木しげる著、角川書店刊仏教説話集の日本霊異記から7編を取り上げた漫画集です。小学生の頃、家の向かいの床屋に行くと漫画本が沢山置いてあり、その中に水木しげるさんの「墓場の鬼太郎」がありました。不気味で怖いけれどユーモアがあって、頭をカットして貰いながら。夢中で読んだ記憶があります。 その水木さんが取り上げた作品ですが、「怪人」という本に、2012-2014年に連載された作品のようです。晩年の作品 . . . 本文を読む
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義兄弟 secret reunion

2025年02月22日 12時14分40秒 | ■見る
2010年公開の韓国の映画です。北朝鮮のスパイが韓国で活動していて、「影」として知られる人物の指示で、脱北者の暗殺に向かう。一方、国情院の職員が、その企てを察知して現場に向かった。しかし、一足早く「影」によって脱北者が殺されてしまい、現場指揮官は後を追うが・・・ 犯人を取り逃がした現場指揮官はクビになり、人捜しなどの仕事で生計立てる。一方、殺害の現場に居たスパイは何とか現場を脱出し、目立たない場 . . . 本文を読む
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フォッサマグナ 日本列島を分断する巨大地溝の正体

2025年02月20日 04時54分54秒 | ■読む
藤岡換太郎著、ブルーバックス刊ブラタモリで沢山の地質関係の知識に触れました。番組で特異な地形を見て、様々な地層の形成や変化の過程を少しずつ理解した様に思います。 興味を持って関係する書籍を読みましたが、一般向けの地質に関する著作は少なく、専門的過ぎたり入門に偏っている、あるいは興味を持てないオタク的な内容の本が多い様に感じます。だから、なかなか良い本に巡り会えませんでした。 本書は、その程度の . . . 本文を読む
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バッドガイズ〜悪い奴ら〜

2025年02月18日 06時03分45秒 | ■見る
2014年放送の韓国のテレビドラマです。「狂犬」と呼ばれる敏腕刑事が、服役囚三人のチームを率いて連続殺人犯を捜し出します。単純なアクション物と思ったら違いました。中々凝った脚本で、主演陣の四人も魅力的です。--------------------------------○バッドガイズ〜悪い奴ら〜--------------------------------評価は4です。※壁紙専用の別ブログを公開 . . . 本文を読む
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「困ります、ファインマンさん」

2025年02月16日 05時56分44秒 | ■読む
R・P・ファインマン著、岩波書店刊アメリカの物理学者で、原子爆弾の開発にも関わり、後にノーベル賞を受賞したリチャード・P・ファインマンの著作です。 少年時代に知り合った女性と結婚し、病を得た妻が亡くなるまでの顛末を、アメリカの小説風の文章で語る「人がどう思おうとかまわない」が初めに掲載されています。ファインマンさんの淡々とした文章と尋常でない理性的な生き方に少しずつ馴染みながら読み進めて行くと・ . . . 本文を読む
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カリウム不足を補う

2025年02月14日 04時30分52秒 | ■味わう
血圧降下剤を服用していますが、三ヶ月に一度、定期的に行っている血液検査の結果から、カリウムをより多く摂取するよう助言がありあました。野菜を採るよう気を付けている旨話したところ、塩分に対してカリウム濃度が低いという数値を示し、もっと多く採るべきとの事です。 野菜を沢山摂取する方法を色々考えて、野菜を沢山煮ておいて、毎日夕食時に食べることにしました。味付けは、料理用日本酒、みりん、酢、醤油、中華だし . . . 本文を読む
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暗殺者の屈辱

2025年02月12日 05時48分39秒 | ■読む
マーク・グリーニー著、早川書房刊グレイマン・シリーズ12作目の作品です。最新刊で、ウクライナ戦争を背景にした世界的な陰謀を暴く「鍵」を巡る死闘の物語です。一作ごとにレベルを上げた作品を書き続けるのは大変なことと思いますが、著者は今作でも、その難題をクリアーしています。また、主人公のコートランド・ジェントリーとヒロイン(?)のゾーヤ・ザハロフの軌跡が交わります。読み終えて、もう次回作が待ち遠しくて堪 . . . 本文を読む
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Amazon Fire TV Stick 4K Max

2025年02月10日 08時34分13秒 | ■電脳
アマゾンプライム会員なので、プライムビデオで沢山の映像作品を見ています。これが無ければ、プライム会員にはならないと思います。 パソコンでなくともテレビに差して試聴できる「Fire TV Stick」に関心がありましたが、ブラックフライデーで「Amazon Fire TV Stick 4K Max」が安くなっていたので購入しました。 パソコンとは操作が若干異なりますが、少し使えば慣れるので問題あ . . . 本文を読む
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DXとは何か 意識改革からニューノーマルへ

2025年02月08日 08時13分02秒 | ■読む
坂村健著、角川新書刊「デジタルトランスフォーメーション」の略語であるDXに関する著作です。 「DXとは何か」に関する本質的な議論を分かり易く展開しています。その前提となる「オープン化」の不可欠性を論じた後、日本人に根強く残る保守的な傾向を回避するために必要な「程度の問題」について解説しています。 日本の歴史を振り返ると、島国故に内向きになり勝ちで、明治維新と敗戦による不可避で劇的な転換期になる . . . 本文を読む
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beyerdynamic DT 990 PRO

2025年02月06日 13時18分02秒 | その他
ヘッドホンが沢山あるのに、世の中には更に良い製品がある様だ、という「呪い」に取り付かれているせいで、年に何本か買い増しています。もっとも、お金に限りがあるので、評価が高くて小遣いで買える範囲ですから、値段はたかが知れています。ヘッドホン以外の物は一通り揃ってて充足しており、自分にとって一番大事は書籍は図書館を上手く利用すれば良く、無い場合には古本で間に合わせするので、資金を貯められる様になりました . . . 本文を読む
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奈落で踊れ

2025年02月04日 08時19分30秒 | ■読む
月村了衛著、朝日新聞出版高橋洋一さんをモデルとしたと思しき主人公が、左遷された部署から大蔵省(現「財務省」)に返り咲いた頃、ノーパンスキヤキ騒動の中で、大蔵省の保守本流の目を欺いて反撃する話です。ヤクザや政治家を交えた様々な人を交えユーモアたっぷりに描いていて、途中で何度も笑ってしまいました。 残念ながら、主人公と離婚した元妻が十分に描き切れてない様に思います。とは言いながら面白かった。---- . . . 本文を読む
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audio-technica ATH-EP700

2025年02月02日 08時39分57秒 | その他
ヘッドホンを使うことが多く、30年以上の間色々な製品を購入し、しばらく聞いてから合わないものは売って、満足出来たものは手元に残しています。気が付けば、既に21本が手元に残っています。すべて有線方式で、パソコンからDAC(Digital to Analog Converter)経由でアンプで机上のスピーカーで聞くかヘッドホンで聞いています。家事などの時には、ソニーのDAP(Digital Audio . . . 本文を読む
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