使っていた4Kディスプレイの電源が入らなくなりました。ほぼ二年しか使っておらずがっかりしましたが、電源ボタンではなく電源をつないでいるコンセントの電源でオンオフしたり、電源ボタンを多用していたせいかもしれません。原因は不明です。
新しい製品を物色した所、従来の製品と同じジャパンディスプレイが非常に安価です。しかも今までよりも良い点が多い。大凡の変更点は
●画面サイズ:28インチ => 32インチ
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ジャンネ・レヴィン著、早川書房刊
アインシュタインが予測した重力波を2016年に検出したとされるアメリカのビックプロジェクトを巡る科学者達の苦闘を描いています。もっぱら科学者の研究と言動に焦点を当て、プロジェクトが立ち上がり、運営され、発見に至るまでのいざこざを、著者が多くの人に取材してまとめたものです。
実に率直にいざこざを描いていて、途中で不快になりました。きれい事を望んでいるのではなく、立ち . . . 本文を読む
しばらく前に購入したHDMI切替器が故障したので新しい製品を買いました。使用しているディスプレイが4kなので将来的に、HDMIで4K60Hzを実現したいと思い、対応する製品を探しました。以前購入した物より高いですが、日本製よりは遙かに安いので購入。
使用方法は前と同じで、本体にセンサーのケーブルを接続してリモコンで切り替えます。接続した複数の機器を起動すると自動的に入力が切り替わるタイプです。以前 . . . 本文を読む
福田和代著、小説すばる連載
福田さんの作品を初めて読みました。主人公は、謎の集団「梟の一族」を束ねる血筋に生まれた高校生の女の子。特殊な能力を持つその一族は、それ故に隔絶した集落に住み、周囲との交わりを絶っています。両親は家を出て梟とを離脱したので、主人公は一族の頭である厳しい祖母と二人で暮らしています。ある日、突然祖母から隠れ場所に避難しろと命じられ、戻ってみると一人残らず集落の人々が消え失せて . . . 本文を読む
非常にコンパクトなディスクトップ型パソコンを使っていますが、USB3.0ハブの一つはバスパワーの短いケーブルの製品を接続しています。大分前にUSB2.0バスパワーを使用して不具合が続いてからセルフパワーだけを使っていましたが、最近では、消費電力の小さい接続機器であればバスパワーで問題ない事が分かったので、安価なバスパワーUSB3.0ハブを使用しています。評価は良いものの非常に安価だとケーブルが短い . . . 本文を読む
山本夏彦著、文藝春秋刊
山本さんの文章には力がある。その理由は、1つに、凡人では見当が付かない、独特の物の見方。もう一つは、「本当の所」を率直に述べる潔さであろうと思います。いずれも私には無いので、読んで納得、感嘆、目から鱗が・・、という感じです。
本書は、ご本人経営されていた出版社の社史とのことですが、あとがきによれば「自分を語るふりをして結局言論と出版の百年小史を書くつもりでした。」とのことで . . . 本文を読む
2011年公開のフランス・ベルギー合作映画です。フランスの運輸大臣である主人公は、一匹狼として孤高の道を歩む硬骨漢。国営鉄道の民営化が課題となっているが反対の立場。国家財政が苦しくなっている中で、情勢は次第に民営化へ傾きつつある。優れた部下を持ち誠実に職務を遂行するが、主人公はこの流れを変える事が出来ない。自身の信念をどうするのか、現実の世界とどう対峙して行くのか。終盤に辛い状況が主人公に訪れると . . . 本文を読む
富坂聰著、新潮文庫刊
中国は得体が知れない。おぼろげな歴史の知識があるものの、広大な国土と多様な民族の集合体で、国の一貫した色合いが分かり難い。昨今の覇権主義的、中華思想的な行動を見ても、得体の知れない不気味さがあります。
著者は多彩な人脈と鋭い分析によって、現代の中国を6つの切り口から論じていますが、それぞれに、関連する事象を織り込んで、そこから導き出される推論を鮮やかに描き出しています。そして . . . 本文を読む
2009年日本公開のアメリカのSF映画です。超能力者を優秀な兵士として活用すべく研究が進んでいる未来で、ディビジョンという組織が超能力者の能力を向上させる為に人体実験を行っている。ディビジョンに父親を殺された超能力者の主人公は、香港に潜伏していたが、そこに、父親が残した言葉通りの場面が到来し・・・。
未来を予知できたり、物を動かしたり、触った物から過去の情報を得るなど、色々な種類の超能力者が出てき . . . 本文を読む
千葉県のホキ美術館に二度行きました。写実絵画が展示されており圧巻です。最初に行った時に印象的であったのは、同美術館の代表、保木将夫さんと詩人の谷川俊太郎さんの全身の肖像画でした。画面の中に一瞬で封じ込められた人物のような、圧倒的な存在感がありました。他にも驚くべき作品が多くありますが、私にとってはこの二作が一番印象に残る作品でした。
本ビデオは、その作品を描いた野田弘志さんの製作過程と志を丹念に記 . . . 本文を読む
新井洋著、すばる舎刊
以前、テレビで見たようなうっすらとした記憶があったように思いますが、その三鷹光器を取材したルポです。職員の採用試験がユニークで面白い。学歴は全く問題にしない。物作りへの適性を第一にした試験とのことです。また、入社してからの教育が凄い。甘えを許さず、自ら学ぶ姿勢を鍛え、みっちりと基礎をたたき込んでから、必要となる学術的な知識を自ら学ぶよう導いている。
小さな町工場が、大企業と競 . . . 本文を読む
小学生の頃に聞いた日章丸という名を覚えています。確か、20万トンで当時世界一大きな石油タンカーだと記憶しています。戦後の高度経済成長前夜という時代に、この「世界一」という言葉は、誇らしく格好良く感じました。
戦後の経済成長の一翼を担った造船業ですが、本ビデオは、当時としては経験の無い9万トンの巨大なタンカーの建造という一大事業のドキュメント映画です。船の安定性や速度などの要求基準を満たす為の設計は . . . 本文を読む
ユーチューブで見掛けた動画。これは凄い。信じられない。パリ・ダカを思わせる場面を密度高く筆で描いて行く。ぶっつけ本番でやっているのか。車などのメカ、人間、動物達を達意に描いていて素晴らしい。
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URL => https://www.youtube.com/watch?v=MGbvhyTZXfs . . . 本文を読む
2018年製作のデンマークとドイツの合作映画です。同名小説のを映画化作品で、本作はシリーズ4作目に当たります。映画は3作目までを全て見て感銘を受け、本作を楽しみにしていました。原作も本作だけは読んでいるので、結構長い作品をどの様に処理するかが楽しみの一つでした。流石にプロは凄い。
本作の主人公は発達障害の典型のように感じます。原作と映画では、イメージが異なりますが、両方とも魅力的です。また、映画で . . . 本文を読む
2011年公開のアメリカ、イギリス、ドイツの合作映画です。既にテレビシリーズを見ているので、元々の映画がどの様に描かれているのかが楽しみでしたが、流石に圧縮された脚本でした。映画の時間内に全てを表現する事が難しく事が分かります。本作では、敵役をケイト・ブランシェットが演じていて見事でした。本作品は彼女の力で魅力が増しているものと思います。
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