
佐木隆三著、文春文庫刊
日本が富国強兵の為に必須と判断して建設した八幡製鉄所で働き、後に宿老と呼ばれる職人の最高位に就き、98歳で死ぬまで鉄作りに携わっていた田中熊吉の生涯を軸に、周囲の人々や出来事を辿った物語です。
著者の佐木隆三はさんは、「復讐するは我にあり」で直木賞を受賞して著名ですが、作家になるまでは、八幡製鉄所で働き、最後は社内報を作る部署に配属され、田中熊吉さんに何度かインタビューを行い、シリーズ物として社内報に掲載したとのことです。
著者は、晩年に東京から帰郷し北九州市門司区に住み、地元で活躍している内に、本書の執筆に至ったとのことです。
綿密な調査に基づいて、熊吉さんの生涯を創作を交えながら振り返りつつ、お人柄を描いています。
当時の世相や情勢も伝わってきて興味深く読了しました。
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○佐木隆三 ○田中熊吉
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評価は4です。
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