2013年からＮＨＫで放送された時代劇テレビドラマです。如何にも手間とお金を掛けて作られた作品と思います。
主立った出演者の中でも、雲霧仁左衛門を演じる中井貴一さんと、火付盗賊改方の安部式部を演じる國村隼さんの演技が重厚で見応えがありました。他にも、伊武雅刀さん、山本亘さん、紅壱子さん、村田雄浩さんなどの役者さんが素晴らしい。
下記リンクの二つ目によれば、本シリーズは第５作まで放送され、私が見 . . . 本文を読む
石野亨 文、井口文秀 絵、稲川弘明 図、小峰書店刊翻訳中の技術史に関する本の脚注に本書を見付けたので興味を持ち図書館で借りた所、ルビが沢山振ってあり、小中学生向きの書籍と思いながら読み進めました。読了してから確認すると、下記リンク一つ目のように、小学5，6年生用の図書でした。
図や写真が豊富で分かり易い文章です。成る程、その年齢でも興味を持っていれば十分に理解できるように編集されています。岩波ジ . . . 本文を読む
2019年製作のアメリカ映画です。実話を元にした作品で、出演している俳優はすべてアラビア語で会話しているとのこと。そのため、アラビア語を母語とする俳優を起用し、実用レベルの軍事訓練を行ったとのことです。
脚本、演出、演技共に素晴らしく、荒廃した町並みでの戦闘場面が真に迫っています。単なるアクション映画ではなく、現実の悲惨さ、その中で生きなければならない人々の境遇や誇りなどが説得力を持つ作品でした . . . 本文を読む
マーク・グリーニー著、ハヤカワ文庫NV刊如何にもアメリカっぽい工作員であった通称グレイマンが、紆余曲折を経て民間の会社で暗殺者として死闘を繰り広げ、信義を守り抜く物語です。
九死に一生を得る場面の連続で、よくこんな展開を思い付くものだと、つくづく感心しました。主人公のキャラは、冒険小説によくありそうなものですが、実に魅力的です。
Netflixで本作の映画化作品が配信されているそうですが、本作 . . . 本文を読む
耐寒性が高い寝袋を手に入れて、例年の様に電気あんかを使おうとしましたが見つかりません。仕方が無いので、少し形状が異なる山形あんかを購入しました。（画像中、マットの上の右側の商品、下記リンク１つ目）ところが、この製品は高さがあり過ぎて、座った時に膝が座面より高くなってしまい、非常に使いにくかったの、仕方なく昨年と同じタイプの電気あんかを近くのヤマダ電気で購入しました。（画像中、マットの上の左側の商品 . . . 本文を読む
最近、電気代の値上がりが進んでおり、年明けから政府の支援措置が適用になるとのこと。年金生活にとってはありがたいことですが、現役世代の方々にとっても助かることと思います。
我が家は昭和の建物の典型で増築を行っていますが、壁の断熱材がほとんどないので、冬の朝は結構寒くなります。現役時は事務職で職場は冷暖房が完備していたので、退職後の日々は暑さ寒さへの対策が大事だと痛感しました。
夏は、太陽の光を遮 . . . 本文を読む
加齢と共に身体の機能が低下するのは当たり前ですが、若い頃には想像も出来ない程の機能低下です。語り始めればキリが無い程です。
機能低下の中でも、暑さ寒さへの抵抗力が特に大きいように思います。若い頃には、年配者の厚着が少し異様に感じましたが、寒さへの抵抗力は著しく低下しています。20代前半の頃、上司が何に付けメモを取っているのが気になって「どうして、そんなに記録をするのですか？」とぶしつけな質問をし . . . 本文を読む
2021年公開の日本のアニメ映画です。田舎に住む女子高校生が幼い時に母親を失います。他人の子供が川の中州に取り残されて危険が迫っていたので助けた際に無くなったのです。そのショックから父親との二人暮らしを送りながらも心を閉ざしていますが、唯一の友人と協力して、持ち前の音楽の能力を生かし、仮想空間で優れた歌い手の「ベル」として一躍人気者になりました。
ある時、「ベル」としてコンサートの開始を待ってい . . . 本文を読む
大木毅著、角川新書刊少年の頃から何となくロンメルの名声を聞いていましたが、その実像を知らなかったので本書を手に取りました。本書は、ロンメルの自死の場面から始まります。その後、出生から生い立ち、軍人としての歩みと戦歴を簡単に跡付けながら、ロンメルの戦いの内、重要なものを丁寧に解説しています。ロンメルの気質故の戦い方以外に、ドイツ軍人としてのキャリア上の不利が要因となって、スタンドプレーとも取れる戦い . . . 本文を読む
2017年に放送された韓国のテレビドラマです。地方のヤクザが経営するナイトクラブの経理を担当し、巧妙な脱税により親分に莫大な利益を得させ、自らもおこぼれに預かっている男が主人公。幹部クラスのヤクザの嫉妬によって、親分にも警戒され逃げ出した。たまたま大企業が、自殺を図った経理課長の後任を募集をしていたが、実力を重視するとを聞きつけ募集した。男は、天才的な経理の能力があったことと、会社側の思惑が一致し . . . 本文を読む
高信太郎著、光文社文庫著者は、ふとしたことから韓国に興味を持ち、言葉を学び、女性と付き合い、旅行し、色々な経験をして、韓国と日本、韓国人と日本人の違いを感じながら、親韓国の人として、硬軟取り混ぜて交流を続けているようです。
本書では、著者の様々な、フツーは書かないような（書けないような）ご自身の体験も赤裸々に描いていてびっくりしました。こんなこと書いたら、世間だけで無く奥様からどんな目に遭わされ . . . 本文を読む
2018年公開のアメリカ映画です。マーベル・コミックのキャラクターが主人公だそうで、人間に寄生する地球外生命体の名前が「ヴェノム」です。ある悪辣な企業経営者の無謀な計画によって地球にもたらされた謎の生命体が、主人公のエディに寄生してしまう。それによってエディは驚異的な能力を発揮するが、寄生体は宿主を乗っ取って、勝手放題をする気らしい。寄生体を回収すべく主人公に迫る企業の傭兵が追跡し激しく攻撃するが . . . 本文を読む
浅田次郎著、新潮社刊小説新潮に掲載された短編６編を収録した2000年出版の著作で、短編集では５作目です。物語の舞台や登場人物の身の上が多彩です。それ故に異なる味わいの作品ですが、いずれも、そこはかとない悲しみが含まれていて心を打たれました。でも、びっくり仰天の結末や、秘め事を全く違った切り口で語るなど、浅田さんの描き方の見事さも味わえました。-------------○浅田次郎---------- . . . 本文を読む
2019年に放送された韓国のテレビドラマです。主人公は美術館の主任学芸員の女性です。彼女は、館長と母親が嫌っているオタク活動に内緒で打ち込んでいる様子。それが高じて、後に恋人になる韓国系アメリカ人と不幸な出会いを招いてします。はてさて・・・。典型的なラブコメですが、主要な登場人物には、それなりの秘密があったり、問題を抱えている。それが、物語の進行に影響する。そんな感じでしょうか。
この作品では、 . . . 本文を読む
出久根達郎著、講談社刊著者の「逢わばや見ばや」と「逢わばや見ばや 完結編」の間の17歳から20歳の誕生日までの時代を、同年代の書店員と過ごした日々を通して描いています。「逢わばや見ばや 完結編」で著者が述べているように、事実そのままを記述したのでは無い様で、例えば、三ちゃんと新吉郎との衝突など、個性的な友人達の描写が秀逸です。著者は私の10歳年長ですが、本書の冒頭の東京オリンピックの前夜の描写やそ . . . 本文を読む
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