WOWOWでテレビドラマ化された作品で、原作は清武英利さんの「しんがり 山一證券 最後の12人」です。清武さんの作品は「石つぶて 警視庁二課刑事の残したもの」を読み感銘を受け、本作品の原作も書棚で私を待っています。
深刻な不祥事により廃業に追い込まれた山一証券の社員が、その真相を究明し報告書を作成する実話が基になっています。少しだけステレオタイプな台詞がありましたが、俳優陣の皆さんの熱演でカバーさ . . . 本文を読む
バイクを多用していて、乗降の際に鍵を安全確実、かつ手軽に出し入れする方法として、ズボンのベルト通しに引っかけるタイプのものを何種類か使用し、最終的にカンナビが気に入りました。画像下のものが現在使用しているもので、キーリングとカンナビをつなぐ布地が、カンナビに刻まれた凹みに引っかかって普通に取り扱う分にはズレない。唯一の欠点は、カンナビの可動部分が結構壊れることです。アルミ製故に、回転軸の部分が弱く . . . 本文を読む
2003年製作のフランス映画です。人柄が無類に良いがおつむが弱いカンタンと犯罪集団の一員で一匹狼のルービーが刑務所で出会い、そこから二人のへんてこな道行きが始まります。カンタン役のジェラール・ドパルデューのお人好しの演技と上質なコメディの脚本が秀逸です。最初から最後まで笑えます。じんわりとした心が温まるユーモアを描ける脚本家が監督をするとこのような上等な映画になるということが分かりました。
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色川武大著、文春文庫刊
色川さんの著作を初めて読みましたが、何とも不可思議な作品です。森茉莉さんの「貧乏サヴァラン」を読んだ時以来の衝撃です。著者が触れ合った人達が登場しますが、それらの人々の怪しさが半端ない。そして著者の屈折した感性の何とも始末に負えない有り様。どこにでもいなそうで実はどこにでもいそうな人々と、著者ほどではないが誰もが持っている鬱屈が混じり合って怪奇な世界が目の前に現れてきます。 . . . 本文を読む
2014年日本公開のアメリカ、カナダ、ドイツの合作映画です。同名のファンタジー小説の映画化だそうですが、ハラハラドキドキさせる常道の脚本で、安心してみられる娯楽作品です。キャストが良く、ハンサムな俳優がずらりと出てきます。主演女優のリリー・コリンズはフィルコリンズの娘さんとのことですが、何とも愛くるしいルックスでしっかりした個性を感じました。
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佐藤優著、ＮＨＫ出版新書刊
知っているけれど良くは理解していない資本主義について大変分かり易く解説しています。副題にあるとおり、日本が「明治維新から世界恐慌へ」至る道筋を辿って今日の姿に変貌してきた過程を、マルクス経済学と宇野経済学(宇野弘蔵氏が切り開いた分野)を引きながら検証しています。世界の経済情勢を一部引用しつつ、おおよそを知っている日本の近代史を辿っており、非常に明快な議論の進め方をしてい . . . 本文を読む
笠間市の日動美術館で開催中の美術展です。メソアメリカの古代文明は、欧米人によって破壊、蹂躙、略奪され、欧米中心の価値感によって、その真価が顧みられなかった期間が長く、近年になりようやく調査・研究が進んだようです。以前ＮＨＫのラジオ放送でメソアメリカの文明の発展の講義を聴きましたが、数多くの集団が競い合い侵略し合いつつ、次第に幾つかの文明圏が形成されていったとのことです。今日では、西欧文明を中心とす . . . 本文を読む
2015年公開のイギリス映画です。ロンドンの高級紳士服店「キングスマン」が実は世界の平和を守るスパイ組織の活動拠点で、世に知られることなく日々活動している。そこに所属していたスパイが殉職し、残された息子が後に父親が命を助けた上司に見込まれてスカウトされます。
イギリスの階層社会への皮肉を交え、人間社会のどうしようもない矛盾により悪と正義の境界をいじって見せます。強烈な皮肉が込められた作品です。そう . . . 本文を読む
今まで愛用していた Transcend の「MP870」のバッテリーが弱ってきたので新しいものを物色しました。朗読や講演会、あるいは落語を聞くためなので、条件は、安価、レジューム機能あり、外部メモリー可、電池の持ちが良いということでした。中華製のＭＰ３プレーヤーはドングリの背比べなので、今回は、「アルミニウム合金の仕上げ」で公称再生時間80時間の本品を選択しました。
届いた品を見ると、確かに重量と . . . 本文を読む
2017年公開のアメリカとイギリスの合作映画です。主人公のベイビーは、幼少期に両親と共に車の事故に会い孤児となり、聾唖者の黒人の里子になります。あることから強盗グループの逃走車両のドライバーとして一味に加わることになってしまいましたが、根は正直で真面目な青年です。危険で汚れた仕事から何とか逃れたい。そして、ボスと約束した解放される日が近付きます。そんな主人公が自分と同じような境遇のウェイトレスと恋 . . . 本文を読む
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