読書三昧

本は一冊一冊がワンダーランド。良い本との出会いは一期一会。そんな出会いを綴ります。

プロジェクトX/瞬間冷凍 時間よ止まれ/ビデオ

2010年12月17日 19時43分08秒 | ■見る
NHKエンタープライズ発行
いつの頃からか、冷凍食品が我が家に入ってきました。その冷凍食品を開発し市場に送り出してシステム化した男達の記録です。戦後の食糧難の際に、GHQの命令で、北海道で豊漁であった鱈を凍らせて内地に送り配給した所、臭くて不味くて、それでも貴重なタンパク源であったので我慢して食べた、という悲惨な記憶が国民の中に根付いてしまった。そうしたハンディを負いながらの出発であったそうです。
冷凍食品の開発を始めた際、先進例としてアメリカの文献を調べた所、マイナス18℃で急速冷凍すると鮮度も味も保持出来ることが分かったけれども、中々普及しなかった。そこで、ある時、社長が奥さんからヒントを得て、コロッケを商品として開発した。更に、これを売り出すに当たり、料理の専門家を起用し、この男が、実演販売で、金魚を液体窒素の中で凍らせて、直ぐに水に入れると解凍して泳ぎ出すパフォーマンスを見せて、観客を納得させて突破口を開いたのです。これが今日のニチレイなのだそうです。
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URL => http://www.nichireifoods.co.jp/product/index.html
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そうは言っても、冷凍食品を抵抗なく「うまい」と感じるようになったのは、この10年間ぐらいではないでしょうか。20、30年前は、冷凍コロッケは、やっぱりパンクしたし、冷凍枝豆は不味かった。空豆などは今でも不味い。でも枝豆は美味しくなりました。そして実に多彩な食品が揃っており、冷凍食品を上手に使えば家庭の食事や弁当も、幅が広がるように思います。ここでも人間の工夫が生きています。
評価は4です。

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