猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

プリュースのリコールで解かったトヨタへの信頼

2010年02月11日 | Weblog
この話は、トヨタの地元愛知県での話だ。

今回のハイブリッド車のリコールで、消費者のトヨタに対する揺るがぬ信頼が解った。
自分の身近な例だが、リコール問題が出た最中にも関わらず、日産のクルマからトヨタのハイブリッド車に切り替えている。この事例を見ても消費者はいかにトヨタ車を信頼しているかがわかる。

また、トヨタの姿勢も立派であると思ったのは、この切り替えの交渉の中でトヨタはハイブリッド車の値引きは一切しなかったことだ。
一般的には弱みがあると販売店やメーカーが弱腰になるのだが、トヨタは従来の方針を貫いて強気であり、これがますます消費者のトヨタに対する信頼を強固にしていると思う。

ところで、友人が最近プリュースに買い替えたのだが、どうもブレーキの具合が長年乗っていたこれまでの車とは違うので、気をつけていたらしい。
「停止信号では早めにブレーキをかけないと、前の車に衝突しそううだった」と言っていた。
「ハイブリッド車とはこういうものか」と思っていたようである。
ことブレーキについては、従来のクルマと違ったことがあれば、乗り換えた人は「おかしい」と思うのだから、「システム」とか「車の癖」ということで済ますことはできないのだ。

今回はどうした訳なのか品質のトヨタが、作る側の理屈でクルマを作ってしまったのだ。

素晴らしい組織と人材を持っているトヨタだから、これを機にこれまで築いてきた消費者の信頼をますます強固になるようにして行くはずだ。

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