猫 周公のコラム

スケッチとエッセイ

堀美術館と三岸節子 名古屋にこんな良い美術館があった

2010年09月17日 | Weblog

                                

堀美術館をご存じだろうか?

名古屋市東区主税町の「文化の道」の一角にある。それは良い美術館だ。

今は「三岸節子特別展」を開催している。三岸節子については澤地久枝著「好太郎

と節子・宿縁のふたり」を読むと手に取るようにわかる。

ところで、ダイテックの堀社長が蒐集してきた絵は三岸節子が主のようだが、蒐集作

品にはなにか一貫したものが見える。

通常時の常設展では三岸好太郎、中川一政、安井曽太郎、杉本健吉、梅原龍三

郎、鴨居玲、香月泰男などの絵がいっぱいだ。

収蔵作品の内容を見ると、堀社長の感性とかセンスは本当に素晴らしいと思

う。

いま開催している「三岸節子特別展」は収蔵作品をはじめ40点がみられるが、三岸

節子の豪放磊落な絵に圧倒された。

次回の「針生一郎が選んだ愛知60年代の現代美術展」も面白そうだ。