堀美術館をご存じだろうか?
名古屋市東区主税町の「文化の道」の一角にある。それは良い美術館だ。
今は「三岸節子特別展」を開催している。三岸節子については澤地久枝著「好太郎
と節子・宿縁のふたり」を読むと手に取るようにわかる。
ところで、ダイテックの堀社長が蒐集してきた絵は三岸節子が主のようだが、蒐集作
品にはなにか一貫したものが見える。
通常時の常設展では三岸好太郎、中川一政、安井曽太郎、杉本健吉、梅原龍三
郎、鴨居玲、香月泰男などの絵がいっぱいだ。
収蔵作品の内容を見ると、堀社長の感性とかセンスは本当に素晴らしいと思
う。
いま開催している「三岸節子特別展」は収蔵作品をはじめ40点がみられるが、三岸
節子の豪放磊落な絵に圧倒された。
次回の「針生一郎が選んだ愛知60年代の現代美術展」も面白そうだ。