漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

29-2向け <語選択問題 おさらい+α(上級者用> その9&その10

2017年09月27日 | 語選択
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・標準的な語選択問題(おさらいα&β)は終了しました・・・
・上級者向けに“おさらい”問題を提供しています・・・漢検2メインで、一部、広辞苑・大字源などから出題しています・・・
・腕試しにどうぞ・・・勿論、どなたでもチャレンジしていただいて結構です・・・

<語選択問題-上級者用- その9>
1.たすけて成就させること
2.精白しない米
3.死を覚悟して直言すること  
4.禅家で礼をしかえすこと
5.人をごまかすようなこと。いんちき。

<語群>
( しかん、まいし、ひっせい、とうべい、わんれい、らつりょう、ちょぼ、としょう ) 

<語選択問題-上級者用- その10>
1.姿の優れて立派なさま 
2.(この洞穴に古書千巻を蔵してあったという故事から)書籍を多く蔵する所。蔵書室。
3.水草の類
4.円満にやわらぐこと
5.ひとみ、くろめ。

<語群>
( めいぼう、せいぼう、にゆう、ゆうわ、こんわ、ひんそう、はいがい、がいがい ) 

👍👍👍 🐔 👍👍👍

(補足説明)ー解答は末尾ー
ー補足説明 ◎漢検2関連 ●広辞苑または大字源などからー

<語選択問題-上級者用- その9>
●弼成(ひっせい):たすけて成就させること
●糲糧(らつりょう):精白しない米
◎昧死(まいし):死を覚悟して直言すること  *上奏文に使用する決まり文句 *「昧」は「おかす」意。
(漢検2)昧死(マイシ):死を覚悟で君主などに真実を直言すること。中国で、君主に上奏する文に用いた語。
 (注)ダミー「尸諫・屍諫(しかん)」は、しかばねとなって、すなわち一命を捨てて、主君をいさめること。

◎還礼(わんれい):禅家で礼をしかえすこと、答拝(とうはい・たっぱい)、回礼。*還(ワン)は唐音。
(漢検2)還礼(ワンレイ):禅家で、礼を返すこと。 「ワン」は唐音。
●蒲戯(ほぎ):ばくち。◎樗蒲(ちょぼ)。◎博奕。
(漢検2)◎樗蒲(チョボ):「樗蒲一」の略。
     樗蒲一(チョボイチ):①中国から伝わった賭博(トバク)の一種。一つのサイコロで出る目を一つ予測し、当たれば賭(か)け金の四倍が戻るもの。 ②人をごまかすようなこと。いんちき。 「樗(ごんずい)」と「蒲(かわやなぎ)」の実をサイコロとして用いたことから。「チョボ」ともいう。

(解答)1.弼成 2.糲糧 3.昧死 4.還礼 5.樗蒲 

<語選択問題-上級者用- その10>
◎沛艾(はいがい):姿の優れて立派なさま  
(漢検2)下つき:耆艾(キガイ)・蒿艾(コウガイ)・沛艾(ハイガイ)・蓬艾(ホウガイ)・幼艾(ヨウガイ)
     蒿艾(コウガイ):(大字源)草の名。よもぎぐさ。
(当ブログ)
<艾:ガイ、よもぎ、もぐさ、としよ(り)、か(る)、おさ(める)>
・よもぎ:蒿艾(コウガイ)、蓬艾、艾葉=(もぐさを作る)よもぎの葉、艾酒
・もぐさ:艾灸、艾火、艾灼(ガイシャク)=もぐさを焼く、灸をすえる、艾気=②もぐさの臭い
・としよ(り):艾耆(ガイキ)・耆艾=50、60歳の老人のこと(「艾」は50歳)、幼艾、艾者=50歳の人・老人、艾老、艾年=50歳
・か(る):艾殺=刈る、殺す、平らげる、艾絶=刈りたやす=刈絶
・おさ(める):艾安、艾康
・その他:艾艾(ガイガイ)=どもりの人の語、艾気=①どもりの口気 (②もぐさの臭い)、沛艾 ←漢検2掲載下付き熟語・意味掲載ナシ
 「沛艾」=(漢字源)馬の姿が堂堂としていること (大字源)①姿の優れて立派なさま ②馬の進みゆくさま (字通)姿が勇ましい (大漢和)①姿の優れて美しいさま ②馬の行くさま
  *「艾」に、“おおきい、うつくしい、みめよい”という意味あり・・・。「沛艾」の「艾」はこの意味に該当すると思われる。

(注1)「“霈”艾」でも〇になると思うが、熟語は見当たらず・・・。ただし、過去問で「霈艾(ハイガイ)」という熟語使用あり。
    *ブレイズムさんのブログにも、「霈艾・・・はいがい 意味:(手持ち辞書すべてに意味記載なし))とあり。
     ただし、SSブログでは「沛艾/霈艾」とある。
(注2)広辞苑はじめ国語辞典では、ほとんど馬のこと
 *デジタル大辞泉 沛艾: 馬の性質が荒く、はねてあばれること。また、その馬。
  「きはめて桃尻(ももじり)にして、―の馬を好みしかば」〈徒然・一四五〉

(“酉”年に因んで出るかも・・・んなことないか・・・)
●二酉(にゆう):(大酉・小酉の2山のこと。この洞穴に古書千巻を蔵してあったという故事から)書籍を多く蔵する所。蔵書室。
◎蘋藻:水草の類
 (漢検2)①うきくさ。水面に浮かび生える草の総称。「蘋風」類)萍(ヘイ)
      ②でんじそう。デンジソウ科のシダ植物。かたばみも。◎「蘋藻(ヒンソウ)」
      下つき:藻蘋(ソウヒン)・萍蘋(ヘイヒン)
●渾和(こんわ):円満にやわらぐこと
(当ブログ)
<渾:コン、ま(じる)、にご(る)、す(べる)、すべ(て)>
・ま(じる):渾沌、渾淆=混淆、渾雑=混雑、渾濁=混濁、渾和=融和する、まじる、混合する
・にご(る):渾心=心を濁す、
・す(べる):大・字とも読みなし。
・すべ(て):渾身、渾円、渾家=全家・家じゅう、渾碧=青一色、渾一=渾金=渾成=統一する・一となる、渾化=一体化、渾崙、渾侖(コンロン)・・
・その他:渾名=綽名=諢名、渾儀=渾天儀
 *ダミー「宥和」は、“ゆるして仲よくすること”

◎睛眸(せいぼう):ひとみ、くろめ。(漢検2)下つき「睛眸(セイボウ)」

(解答)1.沛艾 2.二酉 3.蘋藻 4.渾和 5.睛眸 
👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

慣用句的な表現 ~その8(完)~ 

2017年09月27日 | 慣用句
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●広辞苑はじめ国語辞典に掲載されていた慣用句的な表現について案内しています・・・今回で一応終了です・・・
●文章題などの書き問題対策の一助となれば幸い・・・問題形式ではありません・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(頻繁に既出させていると思われる、「銷遣・消遣の具」「済勝の具」などは省略している・・・尤も、これらはこういう表現では掲載されていなかったけど・・・。また、「天賦の才」など人口に膾炙している語句は省略している・・・だから、すべてを網羅しているわけではありませんので念の為・・・)
*全5回・全50個で終了の予定でしたが、ヌケ・モレがありましたので補足版をを発信しました。今まで記事済みのものとも重複しているものもあると思います・・・

71.行色(こうしょく)を壮(さか)んにする
  *旅立ちに際して送別の宴などで激励すること=行を壮んにする  *行色:旅立とうとすること、その気配・様子
72.後度(ごど)を突く:念のために問いただす 後度=後途:のち、後日 ⇔先度
73.垢離(こり)を掻く=垢離の行をする
74.衣は骭(かん)に至り、袖、腕に至る
  *ゆきたけの短い着物で脛と腕をあらわにする→武骨なさまにいう
75.朔(さく)を奉(う)=正朔を奉ずる意(天子の統治に服する)
76.姑の前の見せ麻小笥(おごけ):嫁の見せかけの働き。麻小笥:績んだ麻を入れるまげもの
77.綬(じゅ)を釈(と)く:官職を辞する ⇔綬を結ぶ(=官職に就く)
78.刃(じん)を迎えて解く
  *破竹の勢い、勢いに乗じて労せず敵を破るたとえ(竹を割るときに初めの数節を切り割れば、後は刃を迎えるようにたやすく割れることから)
79.心腹を輸写(ゆしゃ)す:こころの中をすべて打ち明ける *輸写:残りなく話すこと
80.慎莫(しんまく)に負えぬ:進退きわまる、始末に困る  
  *慎莫:①良く物事を始末すること、良く身の回りの処置をすること ②実直なこと、律儀、まじめ
81.石痳(せきりん)の味を嘗めて会稽の恥を雪ぐ:略 (石痳=結石のこと)
82.手纏(たまき)の端無きが如し
  *めぐりめぐってきわまる所のないこと *手纏=環、鐶 ①腕飾りの一つ、釧(くしろ) ②ゆごて
83.団雪(だんせつ)の扇:円く白い扇。転じて、寵衰えて顧みられなくなった身にたとえる
84.値遇(ちぐ・ちぐう)の縁
  *仏縁によってめぐりあうこと *値遇:出会うこと、めぐりあうこと、親しくすること
85.法鼓(ほうく・ほっく)を鳴らす:仏法を宣揚する 
  *法鼓:①仏法。仏法を説くことを、戦闘での進軍の太鼓にたとえ、法鼓をたたくという。
      ②禅寺の法堂(はっとう)の北東隅に備える太鼓。
86.家尻(やじり)を切る
  *盗人が家尻を破って忍び込むこと。*家尻:屋後:家、蔵などの後の方
87.野猪(やちょ)にして介(かい)するもの:いのしし武者のこと  *介:よろいの意

👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

瑾瑜匿瑕 山藪蔵疾 川沢納“汚” 匿瑕含垢 国君含垢・・・

2017年09月26日 | 四字熟語
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●完全征服(1級)から・・・つづき・・・
瑕(カ)を匿し、 垢を含む
・これ、いろいろと調べたら、春秋左伝(宣公十五年)の一節のようだ・・・この前後の文章から採択されている四字熟語はたくさんあった・・・みんな、この文からなんだ・・・知らんかった・・・
・「・・・諺に曰く、高下は心に在りと。 川沢は汚(けが)れを納(い)れ山藪は疾(きず)を蔵(かく)し瑾瑜は瑕(きず)を匿(かく)し国君は垢(はじ)を含むは、天の道也(なり)。君は其れ之を待てとし、乃ち止む。・・・」だって・・・。

・この文から採られている四字熟語・・・

高下在心 ・・・漢検四字熟語辞典にもあるね
川沢納汚 ・・・漢検四字熟語辞典では「山藪蔵疾」の小項目で記載あり
        *ただし、「川沢納“汙”」で・・・。だから今まで無視していたけど、調べたら、「汙」は「汚」の別体字ということのようだ
        *だから、「川沢納“汚”」で出てもおかしくないってことかもしれない・・・
山藪蔵疾 ・・・漢検四字熟語辞典にアリ
瑾瑜匿瑕・・・ 「瑾瑜は瑕(きず)を匿(かく)し、 国君は垢(はじ)を含む」の部分の前半部分からなんだ・・・
国君含垢 ・・・漢検四字熟語辞典にアリ(だったか?)
匿瑕含垢(とっかがんこう・とくかがんこう):「瑕(きず゙)を隠し垢を含む」という意味で、こういう四字熟語もあるようだ・・・

ー参考1ー
(漢検2)
瑕:カ きず・あやま(ち)
意味:①きず。あやまち。「瑕疵(カシ)」「瑕瑜(カユ)」類)過 ②なんぞ。いずくんぞ。類)何・遐(カ)・胡(コ)
下つき:細瑕(サイカ)・疵瑕(シカ)・小瑕(ショウカ)・微瑕(ビカ)
「瑕」から始まる言葉 瑕瑾(カキン)瑕釁(カキン)瑕疵(カシ)瑕(きず)
瑾:キン
意味:美しい玉。「瑾瑜(キンユ)」
下つき:瑕瑾(カキン)・細瑾(サイキン)
瑜:ユ
意味:①美しい玉の名。「瑾瑜(キンユ)」 ②梵語(ボンゴ)の音訳に用いられる。「瑜伽(ユカ)」
瑜伽(ユガ):仏)呼吸を整え、心を静める修行によって得る、主観と客観の融合した境地。また、その修行法。ヨガ。ヨーガ。梵語(ボンゴ)の音訳で「相応」の意。

ー参考2ー
・「漢検1級 29-2向け模擬試験問題 その4」で、
 7.カユ相掩わず 7.瑕瑜 *欠点と美点、悪と善とかみなはっきり現れ、互いに隠し合わないこと。

 という故事成語類の出題をしたけど、この「瑕瑜」は漢検2にも掲載されている熟語・・・覚えておいて損はないと思う(^^)

👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

袴の裾をマツる・・・ほか

2017年09月26日 | 書き・読み問題
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(漢検「完全征服(準1級)「完全征服(1級)」の復習中に・・・)
・昨夜、悪友のYが電話してきて、浅草なんとかの劇場でJazz演奏会あるから行かないかって誘われた・・・
 Y:チケットあるから行こうぜ、タダでいいから・・・
 俺:いつ?
 Y:10月の8日
 俺:試験1週間前じゃないかあ!追い込みの最中じゃんか、ダメ、ダメ、行かない・・・
 Y:この前は事故でフラフラしてても受かったんだろ?全然大丈夫じゃんか・・・
 俺:あのねえ、受かることが目的じゃないのよ、オレのばやい・・・。満点取ろうとしてんだよお~・・・。
 Y:へえ~っ、そんなこと考えてんだあ~・・・よくやるよなあ~(アホか・・・って呆れ返った様子)・・・それって難しいのか?
 俺:う~ん、満点賞てのができてからはまだ1級ではいないようだかんなあ~・・・
 Y:へえ~っ、そんな難しいのかあ・・・じゃ、ダメじゃん。じゃ、やっぱり行こうよお~Jazz・・・
 俺:あのねえ、チャレンジすることにも大いに意味があるのよ、この緊張感がボケ防止なんかにもいいんだよ、とっても。
 (この後、しつこく、しつこく誘われるも、なんとか拒絶・・・)
 俺:ところで、試験終わった翌日の東北温泉旅行の切符、とったんか?
 Y:まだだけど、どうせ、空いてるよ、たぶん・・・俺は大宮からだから・・・
 ・・・
 俺:じゃな、旅行まで、こっちは忙しいからな、またな。Kはどうした?Kを誘えばいいじゃんか・・・
 Y:う~ん、Kもいろいろと忙しいらしい、去年も誘ったんだけど都合つかなかったしい・・・
 俺:知るか、そんなん。そうだ、この前のTさん(Yの幼馴染の同級生の女性)と一緒にいけばいいじゃないかあ、お互い、ヒマなんだろ?
 Y:え~っ!?
 俺:じゃな、俺、忙しいんだよ、悪いけど切るよ、誘ってくれたことはありがと・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●完全征服(準1級)から・・・

 袴の裾をマツる  纏る    *まつ(る)に対応する漢字はこれだけのようだ・・・

●完全征服(1級)から・・・

 指を以て沸けるを撓(みだ)す  撓(みだ)す 
*「みだ(す)」と読ませるとは・・・漢検さん出版だからな、ちょっと厄介・・・

 *1級ではないが、「沸ける」をどう読むのか、気になった・・・
 *どう調べても、「沸(わ)ける」としか読みようがないけど、「沸(わ)く」ではなく、「沸(わ)ける」と読ませるとは・・・
 *日本語の文法的には、「沸(わ)く」は自動詞だが、他動詞的に読める場合もあるようだ・・・滅多にない読み方のようだが・・・

 *なお、ついでに「わ(く)」に対応する漢字も一応調べた・・・
 (漢検2)
 ・沸く:わ-く   *沸:フツ 外)ヒ  わ(く)・わ(かす) 外)た(てる)・にえ 
  ①水が煮立って、湯気が盛んに出ること。「やかんの湯が―く」
  ②金属が溶ける。
  ③騒ぎ立てる。熱気をおびる。「観客は―きに―いた」「勝利に―く
 ・湧く・涌く:わ-く
  ①水などが地中から吹き出てくる。「温泉が―く」
  ②感情や考えなどが生じる。起こる。「勇気が―く」 ③発生する。「ウジが―く」 

 *広辞苑でも「沸く」と「涌く・湧く」は別建てで説明がなされているので、例文のように、もし、書き問題で出たら使い分けするようにしたほうがよさそうだ・・・

 *他に、「洶(わ)く」・「濆(わ)く」もあるが、これらは、使った場合、〇になるか、✖にされるか不明なので、下記の漢検2例文にある「濆き上がる泉」とか以外、使わないほうが良さそうではある・・・
 (漢検2) 
 洶:①わく。水がわきでる。「洶湧(キョウユウ)」 ②さわぐ。どよめく。
 洶洶(キョウキョウ):①水がわきあがるさま。波がわき立つさま。 ②たくさんの人が集まって、さわぎどよめくさま。
 洶湧・洶涌(キョウユウ):水が勢いよくわき出るさま。波がわき立つ音。また、そのさま。「キョウヨウ」とも読む。

 濆く(わ-く):水が盛んにわき出る。「―き上がる泉」
 濆:①わく。ふく。水がわき出る。 ②きし。みぎわ。ほとり。

俘馘 -俘(と)る 

・馘のほうは、「馘(みみき)る」「馘(くびき)る」は記事にしたけど、「俘」のほうは、「俘(と)る」読みは案内・出題していなかったと思う・・・「いけど(る)」なんて読みは無いので、これも注意しておく必要があるかも・・・

 俘:フ、とりこ、と(る)
 馘:カク みみき(る)・くびき(る) 
 意味①耳を切る。敵を殺した証拠として左耳を切りとる。「馘耳」「俘馘(フカク)」 ②首を切る。「斬馘(ザンカク)」 ③解雇する。「馘首」
 下つき:斬馘(ザンカク)・俘馘(フカク)
👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

対義語・類義語問題(上級者向け) その2/6

2017年09月26日 | 類義語・対義語
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●“オアソビ”と“超A級・A級”はヤメて、そろそろ真剣に・・・6回シリーズ(予定)・・・
●漢検辞典ベースで半分くらい、残りは国語辞典などからの出題・・・難度は十分なので上級者向けです・・・
●中には、役立つものがあるかもしれないので、お時間のある他の方もご覧になっておくと良いかもしれません・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<類義語問題(上級者向け2/6)>
*1.~10.は、すべて類義語の問題です。

1.晴空 2.山巓 3.災禍 4.造船所 5.同族 
6.山谷 7.袖珍 8.繁殖 9.偃武 10.恥辱

<語群>
( しさい、らんがく、びへい、こうち、そうこう、じそく、さんしょう、きんそう、せんしょう、もんよう)
👍👍👍 🐔 👍👍👍

(解答)
1.蒼昊 2.山椒 3.呰災 4.船廠 5.門葉 6.巒壑 7.巾箱 8.孳息 9.弭兵 10.詬恥

(補足)
◎:漢検2掲載熟語 そのた:大字源・広辞苑など国語辞典掲載熟語

 晴空 ◎山巓 ◎災禍 造船所 ◎同族  山谷 ◎袖珍 ◎繁殖 ◎偃武 ◎恥辱
◎蒼昊  山椒 ◎呰災 船廠   門葉 ◎巒壑 ◎巾箱 ◎孳息 ◎弭兵 ◎詬恥


◎蒼昊(ソウコウ):(大字源)あおぞら。蒼空。(広辞苑)あおぞら。天。
 
    広辞苑:晴空(セイクウ):はれたそら。あおぞら。晴天。
        青天:晴れた青空。
        蒼天:①あおぞら。おおぞら。②春の空。③上帝。天帝。造物主。
(漢検2)
意味:そら。おおぞら。「昊天」
下つき:蒼昊(ソウコウ)
昊天(コウテン):①広く大きい空。大空。天。 ②夏の空。
(参考)碧虚(へききょ):青空、青天=碧霄、碧空、碧天・・・

山椒:(大字源)①山の頂上。椒は、頂上の意。・・・*漢検2には、この意味記載ナシ・・・

<椒:ショウ、はじかみ、かぐわ(しい)、みね、いただき>
・音訓すべてあり。「胡椒」「山椒」「椒酒」の熟語掲載あり。
・このうちの、「山椒(サンショウ)」・・・ミカン科の落葉低木のことなんだろうけど・・・
・訓にあるとおり、「みね、いただき」という訓・意味もある。
・「山椒」=山巓=山頂(大字源)・・・という同義語もありうる(^^)
(漢検2)
椒:ショウ はじかみ・かぐわしい・みね・いただき
意味:①さんしょう(山椒)。はじかみ。ミカン科の落葉低木。 ②かぐわしい。かおりがよい。 ③みね。山のいただき。
下つき:胡椒(コショウ)・山椒(サンショウ)
「椒」から始まる言葉 椒酒(ショウシュ):サンショウの実に他の生薬をまぜて、酒にひたしたもの。屠蘇(トソ)酒の類。

<椒:ショウ、はじかみ、かぐわ(しい)、みね、いただき>
・はじかみ:椒房=椒掖=椒屋=椒閣(=後宮)・・・、椒花、椒香、山椒、胡椒、椒觴、椒酒・・・
・かぐわ(しい):椒馨(ショウケイ)=かぐわしいこと
・みね、いただき:山椒(=山頂=山巓)
*その他:椒月=陰暦12月の異名。

●呰災(しさい)=わざわい ●災禍
 漢検2:①そしる。非難する。 ②きず。欠点。わざわい。「呰災」 類)疵(シ)
 呰:シ、そし(る)、きず
 *記事・問題で既出*
●船廠(せんしょう):(広辞苑)造船所のこと
●門葉(もんよう):(広辞苑)一つの血すじのなかのつながり。一門。一族。同族。また、同じ宗派・学派の人々。
◎巒壑(ランガク)
 (漢検2大見出し)巒壑(ランガク):山と谷。 ●山谷(サンコク):(大字源)やまと、たに。
●巾箱・巾箱本(キンソウホン):袖珍本(シュウチンボン) 袖珍:袖に入る程の小型のもの。袖珍本の略。
(漢検2大見出し)巾箱(キンソウ):①書物などをいれておく布張りの小さな箱。 ②「巾箱本(キンソウボン)」の略。携帯用の小さな本。
 (広辞苑)①絹張りの小箱。②巾箱本(キンソウ“ホン”)」の略。
◎孳息(じそく):うみふやすこと。ふえること  *「孳衍」とほぼ同様の意味。(≒繁殖)
(漢検2) 意味①うむ。子を生む。「育」 ②しげ(茂)る。ふえる。「孳衍(ジエン)」「孳息(ジソク)」・・・
●(類義語)(過去出題済み)弭兵(ビヘイ):戦をやめる。息兵。偃武。 *漢検2:意味②やめる。とめる。「弭兵」
◎【詬恥】(コウチ ) はじ。恥辱。
(漢検2)意味:はずかしめる。ののしる。そしる。また、はずかしめ。はじ。「詬恥」類)垢(コウ)
(大字源)①はじ。●恥辱。②ののしりはずかしめる。 類)詬辱
👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

29-2向け <語選択問題 おさらい+α(上級者用> その7&その8

2017年09月26日 | 語選択
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・標準的な語選択問題(おさらいα&β)は終了しました・・・
・上級者向けに“おさらい”問題を提供しています・・・漢検2メインで、一部、広辞苑・大字源などから出題しています・・・
・腕試しにどうぞ・・・勿論、どなたでもチャレンジしていただいて結構です・・・

<語選択問題-上級者用- その7>
1.仏寺・僧侶のこと
2.書籍。冊子。
3.深くお礼をいうこと
4.ドックの一種。繫船ドック。
5.くばりわけること。わりつけること。

<語群>
( けた、こうせんきょ、ぞうこう、ふべつ、ふと、めいしゃ、へんちつ、しゃらく ) 

<語選択問題-上級者用- その8>
1.よりどころとなる模範。
2.書画・文章の筆勢が枯れていて、しかも力強いこと
3.縁起をかつぐこと。つまらないことにこだわること。
4.外国が服従してくること
5.坐禅中に一定のところをめぐったり往復したりすること
<語群>
( こうえん、こうき、ひんぷく、ほうけい、きけい、きんひん、そうけい、ひりん ) 

👍👍👍 🐔 👍👍👍

(補足説明)ー解答は末尾ー
ー補足説明 ◎漢検2関連 ●広辞苑または大字源などからー

<語選択問題-上級者用- その7>
◎浮屠・浮図(ふと):①仏陀に同じ ②塔。そとば。③転じて、仏寺・僧侶の意にも用いる。
(漢検2下つき)「・・・狗屠(クト)・(コウト)・浮屠(フト)」
◎篇帙(へんちつ):①書冊をおおう帙 ②転じて、◎書籍、◎冊子。
(漢検2)篇帙(ヘンチツ):書物を保護するために包むおおい。また、その書物。類)◎巻帙
●鳴謝(めいしゃ):深くお礼をいうこと
●閘船渠(こうせんきょ):ドックの一種。閘門を構え干潮でも水深を一定に保たせる。繫船ドック。
●賦別(ふべつ):くばりわけること。わりつけること。
<解答>
1.浮屠・浮図 2.篇帙 3.鳴謝 4.閘船渠 5.賦別 

<語選択問題-上級者用- その8>
◎亀鏡(きけい):「キキョウ」とも。よりどころとなる模範。また、証拠。亀鑑。
(漢検2)亀鑑(キカン):行為や判断の基準となる模範。手本。見本。「教育者の―とされた人物だ」類)亀鏡(キケイ)
●蒼勁(そうけい):書画・文章の筆勢が枯れていて、しかも力強いこと
(模試・語選択問題でも既出)
(文章題で既出)鴎外は早くから(3)ヒッセキが見事だった。晩年には益々老熟して(4)ソウケイ精厳を極めた。
●拘忌(こうき):縁起をかつぐこと。つまらないことにこだわること。
◎賓服(ひんぷく):外国が服従してくること
(漢検2「②したがう。主たるものにしたがう。「賓服」」
◎経行(キンヒン):仏)禅宗で、座禅中に眠気を除き心身をととのえるために一定の場所を歩くこと。「キン」「ヒン」は唐音。「キョウギョウ」とも読む。
 -参考-
 ●繞堂(にょうどう):読経をしながら仏堂を右廻りにめぐること ≒ 繞仏、遶仏、行道(ぎょうどう)
 ●*行道:仏)①仏道を修行すること。②法会のとき、衆僧が列を組んで読経・散華しながら仏道や仏像の周囲を右回りにめぐり歩くこと。おねり。
 ➪繞堂・繞仏 ◎③経行(きんひん)に同じ。(*経行(きんひん):(宋の俗音)(仏)坐禅中に眠気を防ぐため、または運動のため、一定のところをめぐったり往復したりすること。きょうぎょう。)
 *繞仏・遶仏(にょうぶつ):仏や長上の周囲を右肩を肌脱ぎにして右まわりに読経しながら3回めぐって敬意を表すること。➪行道。
<解答>
1.亀鏡 2.蒼勁 3.拘忌 4.賓服 5.経行
👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

慣用句的な表現 ~その7~ 

2017年09月26日 | 慣用句
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●広辞苑はじめ国語辞典に掲載されていた慣用句的な表現について案内しています・・・
●文章題などの書き問題対策の一助となれば幸い・・・問題形式ではありません・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(頻繁に既出させていると思われる、「銷遣・消遣の具」「済勝の具」などは省略している・・・尤も、これらはこういう表現では掲載されていなかったけど・・・。また、「天賦の才」など人口に膾炙している語句は省略している・・・だから、すべてを網羅しているわけではありませんので念の為・・・)
*全5回・全50個で終了の予定でしたが、ヌケ・モレがありましたので補足版をを発信しています。今まで記事済みのものとも重複しているものもあると思いますが・・・

61.甘草(かんぞう)の丸のみ:かみしめてその真味を味わわないこと
62.緩頬(かんきょう)を煩わす:自分のことをそれとなく他人に話してもらう。緩頬=顔色を和らげること
63.切刃(きっぱ)を回す:①刀の柄に手をかけて引き抜こうとするさま ②縦横に弁じ反論すること
64.胸臆(きょうおく)を行う:思うことを思うまま行うこと
65.玉趾(ぎょくし)を挙ぐ:貴人の足労
66.公界(くがい)をする/公界(くがい)する:晴れの場に立つ、人なかに出る
67.句読(くとう)を切る:文の切れ目を明らかにする
68.穴隙(けつげき)を鑽(き)る:塀や垣に穴をあけてこっそりのぞく意で、男女が私通することをいう
69.耿介(こうかい)の士
 *(「耿」はかたい意)節操を守ることが堅くて世俗と和せぬさま。狷介。「・・・の士」    *過去問書き問題で既出。
70.溝壑に擠(お)つ
 *生活の道を失って路傍に死す  
 *擠:サイ、セイ、お(す)、おしの(ける)、おとしい(れる)、くじ(く) 擠(お)つ=擠(お)す=おとす意  
 *<参考>溝壑を填(うず)む:命を失う
👍👍👍 🐔 👍👍👍


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

対義語・類義語問題(上級者向け) その1/6 

2017年09月25日 | 類義語・対義語
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●“オアソビ”と“超A級・A級”はヤメて、そろそろ真剣に・・・6回シリーズ(予定)・・・
●漢検辞典ベースで半分くらい、残りは国語辞典などからの出題・・・難度は十分なので上級者向けです・・・
●中には、役立つものがあるかもしれないので、お時間のある他の方もご覧になっておくと良いかもしれません・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<類義語問題(上級者向け1/6)>
*1.~10.は、すべて類義語の問題です。

1.神器   2.毀歯  3.疫病 4.至極   5.嗣子 
6.無頼漢 7.坊主頭 8.直衣 9.雁皮紙 10.畿内

<語群>
( けんぷ、ひし、おんしつ、がえん、ちょうし、えんろ、でんぷく、ざっぽう、くきょう、ちょうしん )
👍👍👍 🐔 👍👍👍

(解答)
1.乾符 2.髫齔 3.瘟疾 4.究竟 5.冢子 6.臥煙 7.円顱 8.雑袍 9.斐紙 10.甸服 

(補足)
◎:漢検2掲載熟語 そのた:大字源・広辞苑など国語辞典掲載熟語

神器  毀歯 ◎疫病 ◎至極 ◎嗣子 ◎無頼漢  坊主頭 ◎直衣 ◎雁皮紙 ◎畿内
乾符 ◎髫齔  瘟疾 ◎究竟 ◎冢子  臥煙   ◎円顱 雑袍  斐紙   ◎甸服 

●乾符(けんぷ):天皇であるしるし。神器。
●毀歯(キシ):乳歯が抜け替わる。子供の歯が抜け替わる。また、その年ごろ。その年ごろの子。 ・・・
  ●齔齠(シンチョウ)=ぬけかわる乳歯。幼年をいう。 ●齔髫(シンチョウ) ◎髫齔(チョウシン)
瘟疫(おんえき):一時的にはやる伝染病。●疫病。◎瘟病。●瘟疾(おんしつ)

◎究竟(◎クキョウ・クッキョウ)
①仏)真理の窮極。終極。畢竟。②きわめてすぐれていること。◎至極。③きわめて都合のよいこと。
(漢検2)
究竟(クッキョウ):
①物事をきわめて尽くすこと。つまるところ。結局。類)畢竟(ヒッキョウ)
②もっともすぐれているさま。 ③非常に都合のよいこと。「―の隠れ家(ガ)」 ◎「クキョウ」とも読む。①「キュウキョウ」とも読む。

◎冢子(ちょうし) :あととり。嫡子。嗣子。 
 (漢検2「意味④おさ。かしら。「冢子」)  大字源:①太子。世子。②跡継ぎの長男。類)冢嫡。嫡子。嫡嗣。
(参考)
●(DS)冢土:土地の守護神のこと  大字源:土地・領土の守り神。社の美称で●大社。冢社。 同)塚土冢:①つか。大きな墓。「冢土」類)塚 ②おか(丘)。 ③やしろ(社)。 ④おさ。かしら。「冢子」 ⑤おお(大)きい。「冢君」
下つき 蟻冢(ギチョウ)・丘冢(キュウチョウ)・荒冢(コウチョウ)

●臥煙(がえん):①江戸時代の火消し人足。とびのもの。②江戸城の見付(みつけ)の警固に当った奴。③(①に乱暴な者が多かったことから)無頼漢。 (=褐寛博)

◎円顱(エンロ):髪をそったまるい頭。坊主頭。 *漢検2・四字熟語「円頭方足」の類)「円顱方趾(エンロホウシ)」。漢検四字熟語辞典&広辞苑。
●雑袍(ざっぽう):直衣に同じ。 *既出問題
●斐紙(ひし):◎雁皮紙の異称。
◎甸服(デンプク) 中国、古代の五服(五つの地域)の一つ。王城の周囲、各五〇〇里以内の天子に直属した地。◎畿内(キナイ)。
👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

慣用句的な表現 ~その6~

2017年09月25日 | 慣用句
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●広辞苑はじめ国語辞典に掲載されていた慣用句的な表現について案内しています・・・あと数回続きます・・・
●文章題などの書き問題対策の一助となれば幸い・・・問題形式ではありません・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(頻繁に既出させていると思われる、「銷遣・消遣の具」「済勝の具」などは省略している・・・尤も、これらはこういう表現では掲載されていなかったけど・・・。また、「天賦の才」など人口に膾炙している語句は省略している・・・だから、すべてを網羅しているわけではありませんので念の為・・・)

51.阿字(あじ)の一刀
  *一切万有の真理を含む阿字の意を悟って仏の智慧によって煩悩を断ち切ることを刀にたとえて言う。
  *「阿」は梵語の第一母音。「阿」字は万物の根源、不生・不滅の原理を象徴的に表す。
52.一双の玉臂(ぎょくひ)千人の枕:夜毎に相手の変わる遊女の身の上
53.因果の胤(たね)を宿す:略
54.生れぬ先の襁褓(むつき)定め:略
55.憂えを掃(はら)う玉帚(たまははき) :酒を賞していう。帚は帚(ほうき)のこと。
56.嵩(かさ)から出る:嵩にかかること
57.筐(かたみ)の水
  *(漏れやすいので)頼りにならないこと。*筐:キョウ、かご、かたみ、はこ、ねだい *かたみ=目のこまかい竹籠
58.金轡(かなぐつわ)をはめる:金(かね)の轡を食(は)ます:金銭を贈って口止めする
59.科(か)に盈(み)ちて後(のち)進む
  *水は凹みがあればまずそこに溜まり、その後に先へ流れてゆく。学問をするのも一歩一歩順を追い、手抜きをせずに進むべきことをいう。
  *「科」はここでは、くぼみ・あなの意。(注)訓読みは「とが、しな、しぐさ」のみ。
60.寛猛(かんもう)相済(すく)う
  *政治はゆるやかにするところと厳しくするところをうまく調和させて行うべきとの意。 (注)「済(すく)う」は準1レベルの読み
👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

29-2向け <語選択問題 おさらい+α(上級者用> その5&その6

2017年09月25日 | 語選択
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・標準的な語選択問題(おさらいα&β)は終了しました・・・
・上級者向けに“おさらい”問題を提供しています・・・漢検2メインで、一部、広辞苑・大字源などから出題しています・・・
・腕試しにどうぞ・・・勿論、どなたでもチャレンジしていただいて結構です・・・

<語選択問題-上級者用- その5>
1.広く大きなさま
2.恩恵の広く及ぶことをたとえていう言葉
3.わざわいのもと
4.功や才をたのみ、ほこること。
5.きのこのこと。
<語群>
( げんこう、きょうばつ、きんじん、かくせい、かじゅん、かいかく、かたい、おうけい ) 

<語選択問題-上級者用- その6>
1.馬を自由に乗りこなすこと
2.物事をよく見分ける眼識。
3.度量が広く、物事にこだわらない人。
4.いれげ。そえがみ。かもじ。
5.つかまえどころのないこと。
<語群>
( ちてい、ぎけい、けいこう、とってい、りろう、かつぶつ、きょがん、ふゆう ) 

👍👍👍 🐔 👍👍👍

(補足説明)ー解答は末尾ー
ー補足説明 ◎漢検2関連 ●広辞苑または大字源などからー

<語選択問題-上級者用- その5>
●恢廓(かいかく):広く大きなさま
●河潤(かじゅん):恩恵の広く及ぶことを黄河が土地を潤すのにたとえていう語。
●禍胎(かたい)=禍根:わざわいのもと
◎矜伐(きょうばつ):功や才をたのみ、ほこること。矜慢。   *「伐」は、ほこる意。
*伐: 中学…バツ準1…ハツ、う(つ)、き(る)、ほこ(る)
(漢検2下つき)「③ほこる。自慢する。「矜伐(キョウバツ)」」
◎菌蕈(きんじん):きのこのこと。
(漢検2下つき)「②きのこ。たけ。「菌蕈(キンシン)」

(解答)1.恢廓 2.河潤 3.禍胎 4.矜伐 5.菌蕈


<語選択問題-上級者用- その6>
◎磬控(けいこう):馬を自由に乗りこなすこと(出典:詩経) *磬:キン、ケイ、は(せる) 控:ひか(える)、つ(げる)のぞ(く) 磬:馬を走らせること 控:馬をとどめること
(漢検2)「④はせる。馬を走らせる。「磬控」」
◎炬眼(きょがん):物事をよく見分ける眼識。
(漢検2)意味:①かがりび。たいまつ。「炬眼」「炬光」類)苣(キョ) ②やく。たく。 ③ともしび。*苣:キョ たいまつ・ちさ・ちしゃ
●闊物(かつぶつ):度量が広く、物事にこだわらない人。
●義髻(ぎけい):いれがみ(入髪)に同じ➪いれげ。そえがみ。かもじ。
(漢検2)髢(かもじ):髪を結うとき、少ない部分に補う毛。入れ髪。「―を入れて結う」
●突梯(とってい):つかまえどころのないこと。世に逆らわず、世の流れのままになること。

(解答)1.磬控 2.炬眼 3.闊物 4.義髻 5.突梯

👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ショショク馨(かんばし)きに非ず タクリョウ、禁なし・・・

2017年09月24日 | 故事成語類
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
黍稷(ショショク)馨(かんばし)きに非ず 
 (注)「馨(かんばし)き」は現行読みにナシ。また、異なる読みをしているものもある

 ・黍稷非ㇾ馨(黍稷馨(かんばし)きに非ず):供物の黍稷が芳しいから神が感応するのでなく、人の明徳の力が神を感ぜしめるのだということ(書経)
 *馨:ケイ・キョウ かお(る)・かお(り)・・・現行訓には“かんばしい”はナシ。

(漢検2)
 ◎黍稷(しょしょく):もちきびとうるちきび。また、きびとあわ。転じて、五穀
(漢検2)「黍」:五穀の一つ。きび。イネ科の一年草。「黍禾(ショカ)」「黍稷(ショショク)」
(大字源)
 黍稷:もちきびと、うるちきび。
 黍禾:きび。禾黍。黍粢(しょし)。

(補足)
「黍稷非馨、明徳惟馨」(出典:書経 君陳)
(「書経 君陳編)
 「我聞曰至治馨香感于神明。黍稷非馨。明徳惟馨。爾尚式時周公之猷訓。」
 (我聞く、曰く、至治の馨香、神明に感ず。黍稷馨しきに非ず。明徳惟れ馨し。爾尚(ねがは)くば時(こ)の周公の猷訓に式(のっと)れ。)

 *この文の「至治の馨香、神明に感ず」は、漢検過去問(読み)で出ましたねえ・・・
(大意):神はお供えの黍稷をかんばしいとして喜ぶわけではない。供える人の神に対する明徳をかんばしいとして、喜ぶのである。人の明徳ほど神をよろこばせるものはない。

沢梁(タクリョウ)、禁なし
 沢梁(たくりょう):(大字源)沼地と、やな。魚や燃料としての葦などをとる沼地。
 沢梁、禁なし:人民が沼地で魚や燃料をとるのに禁制を設けないこと。人民の漁業を禁止しない寛大な政治。

(既出)「沢梁に禁なく、人を罪するに孥(ド)までせず:人民が沼地で魚や燃料をとるのに禁制を設けず、罪を妻子にまで及ぼさない。寛大な政治のこと。
*沢梁:漢検2掲載熟語
(「梁」の下つき)・・・橋梁(キョウリョウ)・魚梁(ギョリョウ)・沢梁(タクリョウ)・棟梁(トウリョウ)・・・

慎莫(シンマク)に負えぬ

 慎莫:①物事の始末をよくすること、身の回りの処理を良くすること。みじんまく。 ②実直、律儀、まじめ
 慎莫に負えぬ:進退きわまる。始末に困る。

 デジタル大辞泉「慎莫に負えぬ」:始末に困る。手のつけようがない。慎莫に いかない。
 「しばらく取っ組んでゐたが、身が重くて慎莫にをえなんだを」〈滑・浮世風呂・四〉
(参考)身慎莫(みじんまく):①身のまわりを引き締めととのえること。身じたく。身じまい。②金銭などを隠して貯えること。へそくり。

 *「慎莫(シンマク)に負えぬ」は、そのうち、「慣用句的表現」の記事にても再出予定・・・
👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

慣用句的な表現~その5~

2017年09月24日 | 慣用句
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●広辞苑中心に国語辞典掲載熟語などの整理ノートをひととおり復習完了・・・ここしばらく広辞苑など国語辞典の復習をしていないかったので新鮮だった・・・それほど忘れていなかったので良かった・・・漢検2ベースで広辞苑掲載熟語なども加味した「語選択問題」や「類義語問題」なども整理中・・・昨日、整理完了。問題化作業開始・・・
●広辞苑はじめ国語辞典に掲載されていた慣用句的な表現について案内しています・・・全5回・全50個のつもりだったが・・・延長。あと数回、全90個弱の予定。
●文章題などの書き問題対策の一助となれば幸い・・・問題形式ではありません・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(頻繁に既出させていると思われる、「銷遣・消遣の具」「済勝の具」などは省略している・・・尤も、これらはこういう表現では掲載されていなかったけど・・・。また、「天賦の才」など人口に膾炙している語句は省略している・・・だから、すべてを網羅しているわけではありませんので念の為・・・)

41.心中を表白(ひょうはく)する :表白(ひょうはく):言葉や文書で述べあらわすこと。
42.偏諱(へんき)を賜う:貴人の名の一字を賜うこと。
43.不軌(ふき)をはかる:むほんを企てること。反逆。
44.不帰(ふき)の人 :不帰:帰らないこと。また、帰るのを忘れること。忘帰。転じて、死ぬこと。
45.衾(ふすま)の宣旨:犯人を捕らえるために下された宣旨。
46.不退(ふたい)の土・不退の浄土 *不退:極楽浄土のこと。ここに生まれれば再び穢土(えど)に退転しない。
47.瑞歯含(みずはぐ)む   ①老人に瑞歯が生える。 ②甚だしく年をとる。 
  *瑞歯・稚歯(みずは):①わかわかしい歯。めでたい歯。
              ②老人となってから生える歯。長寿の相という。
              ③(「瑞歯ぐむ」から)非常に年老いること。はなはだしい老人。「かまど守る・・・の嫗(おうな)」
48.坊間(ぼうかん)の書:世間で広く読まれている書物。通俗書。
49.梁塵(りょうじん)を動かす 
   *梁塵(りょうじん):①うつばりの上に積もる塵 ②(「梁塵を動かす」の故事から)すぐれた歌謡・音楽の意。
50.老懶(ろうらん)の身: *老懶:年老いて体を動かすのが大儀なこと・・・「老懶の身・・・」
   *(漢検2)下つき:・・・放懶(ホウラン)・老懶(ロウラン)・・・
👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

29-2向け <語選択問題 おさらい+α(上級者用> その4

2017年09月24日 | 語選択
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・標準的な語選択問題(おさらいα&β)は終了しました・・・
・上級者向けに“おさらい”問題を提供しています・・・漢検2メインで、一部、広辞苑・大字源などから出題しています・・・
・腕試しにどうぞ・・・勿論、どなたでもチャレンジしていただいて結構です・・・全8回程度の予定でしたが、これも回数が増えそうなので前倒しでドンドン提供します。次回からは2題ずつ(その5&その6・・・)提供する予定です(^^)

<語選択問題-上級者用- その4>

1.そしる。悪口をいう。
2.よそよそしいこと。
3.友人がむつまじく唱和すること。
4.水力によって動かす臼。みずうす(水碓)。
5.貴人の死を敬っていう語。
<語群>
( しょきゅう、かっそ、じょうせん、てんがい、きし、おうめい、ろやく、めいせん  ) 

👍👍👍 🐔 👍👍👍

(補足説明)ー解答は末尾ー
ー補足説明 ◎漢検2関連 ●広辞苑または大字源などからー

◎(漢検2)「疵」の下つき:「③そしる。悪口をいう。「毀疵(キシ)」」
 毀疵(きし):(大字源)そしる。悪口をいう。
●闊疎(かっそ):①ひろくまばらなこと。②よそよそしいこと。
*そかつ【疎闊】久しく会わないこと。親しくないこと。 また、そのさま。疎遠。
*(大辞林)そかつ【疎闊・疎濶】久しく会わず、間柄が親しくない・こと(さま)。疎遠。  *(漢検2)「疎闊(ソカツ)」は下つきであり。

●嚶鳴(おうめい):①鳥が仲むつまじく鳴きかわすこと。また、鳥が友を求めて鳴く声。 ●②友人がむつまじく唱和すること。
●碾磑(てんがい):水力によって動かす臼。みずうす(水碓)。

(漢検2):僊:やまびと。仙人。「僊人」 類)仙  下つき:◎上僊(ジョウセン)・神僊(シンセン)
デジタル大辞泉 - ●上僊/上仙 - 1 天に昇って仙人になること。●2 貴人の死を敬っていう語。3 仙人のうちで、すぐれた者。

(解答)
1.毀疵 2.闊疎 3.嚶鳴 4.碾磑 5.上僊/上仙
👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

29-2向け <語選択問題 おさらい+α(上級者用> その3

2017年09月24日 | 語選択
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・標準的な語選択問題(おさらいα&β)は終了しました・・・
・上級者向けに“おさらい”問題を提供しています・・・漢検2メインで、一部、広辞苑・大字源などから出題しています・・・
・腕試しにどうぞ・・・勿論、どなたでもチャレンジしていただいて結構です・・・全8回程度の予定でしたが、これも回数が増えそうなので前倒しでドンドン提供します。

<語選択問題-上級者用- その3>

1.あわただしいさま
2.樹木などのひと抱え
3.祭りの供物としての飲食物
4.たかぶりおごること
5.中国古代の宮城の門。転じて法令の称。
<語群>
( ていてい、きょうきょう、そうじ、しょうぎ、きょうは、どうし、せんしゅう、ぜんしゅう ) 
👍👍👍 🐔 👍👍👍

(補足説明)ー解答は末尾ー
ー補足説明 ◎漢検2関連 ●広辞苑または大字源などからー

●草次(そうじ):あわただしいさま。造次(ぞうじ)。
◎拱把(きょうは):樹木などのひと抱え、またはひと握りほどの太さ。
*「拱把の桐梓、人、苟も之を生ぜんと欲すれば、皆之を養ふ所以のものを知る」
*拱把(漢検2掲載熟語下つき「拱把(キョウハ)」) *ひと抱え、ひと握りの桐や梓 (孟子)

●薦羞(せんしゅう):(広辞苑)(「羞」は食物をすすめる意)祭りの供物としての飲食物

*「驕矜」「矜驕」どっちでも〇だとおもうが、漢検2掲載は「矜驕」
(広辞苑)●驕矜(きょうきょう):たかぶりおごること
◎(漢検2)下つき:(悍驕(カンキョウ)・) ◎矜驕(キョウキョウ)
<驕:キョウ、おご(る)、ほしいまま、つよ(い)、さか(ん)>
・おご(る)、ほしいまま:驕奢、矜驕(キョウキョウ)、驕佚=驕逸、驕誇(キョウカ・キョウコ)、驕傲、驕侈=驕奢、驕恣=驕肆、驕児、驕慢、驕易(キョウイ)=たかぶって人をあなどる、驕栄、驕盈、驕淫、驕行、驕慠、驕矜(キョウキョウ)、驕色、驕人=おごってほしいままな人、驕縦(キョウショウ)=ほしいままなこと、わがまま
「如何に天才でも非凡人でもこう易々とトントン拍子に成上ると勢い矜驕となり有頂天となるは人間の免かるべからざる弱点である。」(〔出典〕美妙斎美妙(新字新仮名)/内田魯庵(著))

◎象魏(しょうぎ):(「象」は法律、「魏」は高い意。「周礼」より)中国古代の宮城の門。この二階造りの門上に法令を掲げ示した。転じて、法令の称。象闕(しょうけつ)。
(漢検2下つき)象魏(ショウギ)

(解答)
1.草次 2.拱把 3.薦羞 4.矜驕(驕矜) 5.象魏
👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

慣用句的な表現~その4~

2017年09月24日 | 慣用句
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●広辞苑中心に国語辞典掲載熟語などの整理ノートをひととおり復習完了・・・ここしばらく広辞苑など国語辞典の復習をしていないかったので新鮮だった・・・それほど忘れていなかったので良かった・・・漢検2ベースで広辞苑掲載熟語なども加味した「語選択問題」や「類義語問題」なども整理中・・・昨日、整理完了。問題化作業開始・・・
●広辞苑はじめ国語辞典に掲載されていた慣用句的な表現について案内しています・・・全5回・全50個のつもりだったが・・・延長。あと数回、90個弱の予定。
●文章題などの書き問題対策の一助となれば幸い・・・問題形式ではありません・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(頻繁に既出させていると思われる、「銷遣・消遣の具」「済勝の具」などは省略している・・・尤も、これらはこういう表現では掲載されていなかったけど・・・。また、「天賦の才」など人口に膾炙している語句は省略している・・・だから、すべてを網羅しているわけではありませんので念の為・・・)

31.井臼(せいきゅう)の力(つとめ)  :料理など台所仕事を手ずからすること。
32.疎音(そいん)をわびる *疎音:久しく便りをしないこと。無沙汰。
33.霜下(そうか)の傑(けつ) :菊の異称。(陶淵明の詩から)
34.大白(たいはく)を傾ける  *大白:大きな杯。大盃。
35.知死期(ちしご)の道行(みちゆき)  :死を目的とする道行。
  *知死期:陰陽道で、月の出入りと潮の干満の時刻から予知される、人の死ぬ時刻。死期(しき *「しご」とも)。しにぎわ。
36.東道(とうどう)の主(しゅ) 
  *(左伝)(鄭が晋と秦とに挟撃されたとき、鄭の使者が秦の王に、鄭を滅ぼすより、秦が東方へ行く際にもてなす主人として存続させる方が得だと説得した故事から)主人となって来客の世話や案内をする人。東道の主人。 *東道:①東方の道。②「東道の主」の略。
37.能化(のうけ)付く:能化(のうけ):能化らしくふるまう。つまらぬ者が自慢顔に奔走する。 
  *能化:①一切衆生を教化するもの、すなわち仏・菩薩 ⇔所化 ②一宗派の長老または学頭。化主。
38.発祥(はっしょう)の地:発祥(はっしょう)
   ①天命を受けて、天子となる吉兆を現すこと ②帝王またはその祖先の出生 ③転じて、物事の起り出ること 「発祥の地」
   *発祥地(はっしょうち):物事のはじめて起った土地。
39.不香(ふきょう)の花:(匂いのしない花の意)雪の異称。
40.瓶水(びょうすい)を写す 
   *瓶水:瓶に入っている水。また、それを仏教の奥義にたとえ、師から伝え受けることを表すのに用いる。「瓶水を写すごとく、法文をならひ伝へ給ひて」(宇治拾遺)
(注)既出記事・・・瓶水(ヘイスイ)の故事と「瓶水(びょうすい)を移す」を混同しないように・・・なお、「写す」と「移す」は、広辞苑・大辞林の語をそのまま転記しています。
瓶水(ヘイスイ)の凍るを見て、天下の寒(カン)を知る
 *部分的な事柄から全般的な事柄を察知することのたとえ。
(注)デジタル大辞泉なんかだと、「瓶水 ビョウスイ」という読みがあって、(仏教語だと思うが) 瓶水(びょうすい):瓶の水。瓶を師にたとえ、水を仏法の奥義にたとえる。
 「瓶水(びょうすい)を移す」:かめにたたえた水を一滴もこぼさずに移すように、師の教えを誤りなく弟子に伝える。・・・ というのがあります。
 👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする