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●「吮疽之仁」(センソ/センショのじん):これも四字熟語で有名ですね(^^)
●通常は、「部下の兵士の腫物の膿を吸い取った故事」 ➪ 「上に立つものが手厚く部下をいたわること」までの解説・説明が多いですね。
●中国・戦国時代の呉起という将軍の故事。この呉起将軍、性格的には、出世のためなら何でもやってのける性格だったようですよ。たとえば弐心(ニシン・ジシン=二心)の無いことを示すために妻を殺しちゃったとか・・・。でも、用兵の術には長けていたので、各国からは一目も二目も置かれていたようです。
●こういう逸話や性格を踏まえると、この故事の意味を上記のようには素直に読めないんじゃないですかねえ(^^)
●現に、この故事の最後の方の逸話には、この兵士の母親の言として「夫もかつて呉将軍に疽を吮ってもらったので、それで感激して、将軍のために勇猛奮闘して死んでしまった、今また、息子が将軍から疽を吮ってもらった。あの子もまた父親と同じように死んでいくんじゃないかと思うと悲しくてなりません。」なんて、嘆きの言葉が載せられています。
●だから、 「吮疽之仁」とは、「恐ろしい部下掌握術」とでも解したほうが良いのかも知れませんよ(ーー)
*「疽」は腫物。疽:ショ、ソ、かさ、はれもの
*「吮」:シュン、セン、す(う)、な(める)
●蛇足ですが、関連する尾籠な四字熟語として、
①「吮癰舐痔(センヨウシジ)」:腫れ物の膿みを吸い痔を舐めてまでして、人にひどくこびへつらうこと。 *癰は悪質の腫物。
②「舐痔得車(シジトクシャ)」:自分を卑しめることまでして大きな利益を手に入れるということ。
がありますね、①は漢検四字熟語辞典にはありませんね。
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