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我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級 27-②に向けての学習状況  その19 馗 觚

2015年08月04日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
   
●自分の復習も兼ねて、「模擬試験問題(チャレンジャー用) 第1回」を作ってみた・・・意外に勉強になったけど、大変なロードだった。難しすぎても易しすぎてもいけないので、全体のバランスを考えながら作ると、とても時間がかかる。トライした人には、ぜひ、意見・感想をもらいたい。
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●漢和辞典から・・・
<鍾馗さまの「馗」>
*「キ、みち」と読みます・・・「みち」なんて知らんかった(^^;)
*字通によれば、27-①でも出た、あの「逵(キ、おおじ、おおどおり)」の異文との事。
*九達の道という意味らしい←これ、「九+道」で覚えやすい👋 この九達の道は、「亀背に似たり、故にこれを”馗”と謂う」(爾雅・釈宮)ということだそうです。
*熟語:古馗、荒馗、野馗など・・・これらは「みち」の意味のよう・・・。ちなみに、鍾馗さまの鍾馗は人名(のち、神さまになった)ですから、「みち」とは関係なし・・・だと思う。唐の玄宗皇帝の夢にでてきて、魔を払い病を癒してくれたらしい・・・ので、疫鬼を退け魔を除く神となった由。もともとは終南山の人で、進士試験に落第して自殺した人だって(^^)・・・と、広辞苑に書いてありました👋
<操觚者・操觚界・・・の「觚」>
*「コ、さかずき、かど、ふだ」の読み。「操觚」は「觚(コ)を操(と)る」から、文を作る喩え・・・文筆を業とすることを意味する。この觚は「ふだ」の意。
*もともとの「觚(さかずき)」の熟語は、觚器とか奠觚とか素觚とか・・・。
*この觚の絵図が大漢和にはありまして、大いに理解の助けになりました。たとえば、
①「觚不觚(コフコ、「觚、觚ならず」)」(論語・雍也)・・・孔子が当時の觚器が古制を失ってかどのないのを歎いたという故事。転じて、名のみあって実の伴わない喩え。・・・絵図はホントにかどかどしい酒器でした👋
②「破觚為円」「破觚削雕」・・・觚を破りて円となす、觚を破りて雕を削る・・・これらは史記や漢書の中の表現・・・かどだったものを円くし、こみいったものを簡単にする意。転じて、酷刑を破り繁雑な規則を刪ること。・・・だそうです。絵図を見乍らだと、大変よく理解できました👍

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