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我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級 28ー②に向けて 故事成語類その48(補遺1)

2016年08月23日 | 故事成語類
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●某・国語辞典からの分野別問題の出題・・・完了。 ●故事ことわざ辞典からの故事成語類問題の出題・・・完了。
●今回の<その48>は、購入した故事ことわざ辞典から拾ったもののうち、ノート&WPに整理はしたが、出題には至らなかったものを列挙(順不同)したものです。
●漢字が書ければ対応できるもの、1級漢字が使われているが現行音訓にはない読みのもの、俗信や地方のことわざの類(マイナーなもの)などが多いので、時間があれば、眺めていただければ良い程度のものだと思います。ただ、中には、もしかしたら出題されるかも・・・と思われるものもないわけではないので、特に1級漢字が入っていて現行音訓が使われているものは、ちょっと気に留めておくとよいかも知れません・・・。
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(問題形式ではありませんが、もし、問題にするとすると、こういう問題箇所になると思うところをカタカナにして( )内に解答を記載しています)

1.ミサゴズシ(鶚鮓)は一篦(ひとへら)残せ
2.メド(蓍)に削り花:*「蓍」の現行読みは「シ、めどはぎ、めどぎ」
3.目にはシュウゴウ(秋毫)の末を察すれども耳には雷霆の声を聞かず
4.ユウケイ(雄鶏)自ら其の尾を断つ:尾が立派な雄鶏は祭りの犠牲にされるから、自分で尾を食い切って難を逃れる。才知が人よりすぐれている者はそのために災いを受けるから、わざと愚人を装って人の目をくらますということのたとえ。
5.ウマトラ(午寅)八日:反物を裁つのによくない日(俗信)
6.沖のハマチ(魬):当てにならないことのたとえ
7.オカモノ(陸物)良ければ米悪し
8.コウセン(紅線)日を量る:赤い線で日脚を測ること。冬から後、日脚が伸びるのをいう。
9.一黒ロクトウ(陸頭)耳小歯違う:牛の鑑定法
10.過ちて誤るにフル(篩)うこと勿れ
11.理はコウショウ(高声)によらず:大きな声のほうが道理のある言い分とは限らない。高声=高い声、大声。こうせい。(広辞苑)
12.リュウゲ(竜華)の三会(さんえ):弥勒菩薩が、56億7千万年の後に釈迦の次に大衆に法を説くべく、兜率天からこの世に出現して、竜華樹の下で三回にわたってする会座。釈迦の教えで得道しなかった者が、この会座に列してすべて成道するという。
13.鳳凰は卵(かいこ)の中にしてチョウグン(超群)の勢いあり、竜の子は小さしと雖も能く雨を降らす
14.ヘイシュウ(并州)の情:第2の故郷。住み慣れた土地を懐かしく思う情
15.食わずヒンラク(貧楽)、高枕:生活は不如意でも心は安らかなこと。清貧の境地をいう。
16.薬を用いずしてチュウイ(中医)を得:薬の使いすぎは毒であって、薬を飲まないほうがむしろ良い結果を得られる場合もあることをいう。薬ばかり与えるのはへぼ医者である。
17.ケイケン(鶏犬)雲に吠ゆる:淮南王が仙薬を調合した残りを鶏や犬がなめたため、天に昇って雲の中で鶏がときを告げたり犬が吠えたりするようになったという故事。
18.ロウザン(隴山)雲暗し:隴山に雲が立ちこめて良く見えないという意。隴山=古来、西方に対する険要。
19.馬の止動、狐のコンカイ(困快):物事がすべて反対なのをいうたとえ。類:「馬の止動、狐の“恨快”」とも。
20.蟹の子はツマジロ(爪白):=狐の子は面白(つらじろ)。子は親に似るということ。
21.カンゴリ(寒垢離)屋が商売は冷たい
22.コンカン(困歓)止動の誤り:狐は喜(歓)ぶときに「こん(困)」と鳴き、困ったときは「かん(歓)」と鳴くという。牛馬を操るには「どう(動)」と声をかけると止まり、動かすときは「し(止)」と掛け声をする。ことばと行動が正反対であることの矛盾をいったことば。
23.レイジョ(令女)の節:婦人の貞節をいう。魏の曹文叔の妻令女が、寡婦となってから父母が再婚させようとするすすめを退けるため、自ら耳鼻を切って貞節をまっとうしたという故事。
24.ハクサ(白砂)は泥に在りて之と皆黒し
25.田夫はザサツ(坐殺)すべし:農民は平素労働して粗衣粗食をしているので、急に贅沢をさせればかえって病気になり、殺すようなものだという意。
26.カジコウベ(柁首)と船頭:この二つは水夫たちが恐れ憚る物であるところから、じゃまなもののたとえ。
27.キュウゴ(九五)の位:天子の位
28.馬に轡、牛にハナヅラ(鼻面):それぞれに自由を妨げるものがあるということ。また、制御するには道具がいること。
29.王をトリコ(擒)にせんと思わば先ず其の馬を射よ
30.鬼のケンエツ(犬悦)で人ばかり :*犬悦=「へど(反吐)」の異称。すし詰めのように人が多いということ。*「犬悦」広辞苑には記載なし。ただし、ネット上の国語辞典等にはあり。歴史的用語の模様。
31.カイ(貝)を作る:はまぐりの貝のように口をへの字にすることから、べそをかくことをいう。
32.フシン(不信)の亀、甲破る :=信なき亀は甲を破る
33.シショウ(支証)なき手柄:証拠のない手柄。ほら話。支証:事実を裏付ける証拠。
34.ショウカ(笙歌)遥かに聴く孤雲の上、聖聚来迎す落日の前
35.ショウカン(傷寒)看病はほいとの役:傷寒=腸チフスをいった。ほいと=乞食
36.コガイ(小貝)をあげて泣く:=貝を作る:べそをかくことをいう。
37.クサヅト(草苞)に国傾く:草苞=草で包んだ土産物。進物。
38.サングウ(三偶)の地を忌む:一に前が高く後ろが低い地形、二に鬼門張り、三に乾欠けは不吉であるという迷信 *「偶」は「隅」の間違いではないのか・・・ちょっと不明。
39.サンシャ(三写)烏焉馬 
40.新豊のセッピ(折臂)翁:白居易の諷刺詩の題名。
41.ソ(俎)を越えて庖に代わる
42.人、長安の楽しみを聞けば即ち門を出でて西向して笑い、肉味の美を知れば即ちトモン(屠門)対って大いに笑う。
43.朝カ(霞)門を出でず、暮カ(霞)千里を行く
44.剣の下は潜れてもリア(理合)いの下は潜れぬ:辞典では「理合(りあい)」。広辞苑「理合い」 *理合い:わけあい、筋道、道理
45.長居する鷺、ヒキメ(蟇目・引目)に逢う:蟇目=大型の鏑矢 *広辞苑では「蟇目・引目」
46.盗みは貧から、密夫はエヨウ(栄耀)から
47.湯七分にアワ(沫)八分:抹茶の立て方にいう。沫:「泡」でも可だろう。粟・粱は×だろう(笑)。
48.竜門ゲンジョウ(原上)の土、骨を埋むとも名を埋めず:白居易が、宗簡(人名)の遺文の序として述べた句。
49.ハクセン(白扇)倒(さかしま)に懸かる東海の天
50.ヘイショウ(敝蹤)を棄つるがごとし:=敝履を棄つるがごとし *原典は「敝蹝(へいし)を棄てるが如し」と思うが、この辞典でも「敝蹤」と出ている。 *当ブログ模擬試験問題でも論議あったもの

51.アカザ(藜)の杖で転ぶと三年生きぬ
52.秋西にトマ(苫)負え、秋北に鎌研げ
53.アマグリ(雨栗)日柿:雨の多い年には栗の実りが良く、日照りが続いた年は柿の実りが良い。(*「甘栗」の引っかけ問題か)
54.磯のカサゴ(笠子)は口ばかり:口先でうまいことを言うだけで実がない。
55.一アンキ(安気)二食養:健康のためには第一に心配事があってはいけない。第二に食事に注意することが肝心である。
56.ウイミ(卯亥巳)未に爪取らず:爪を切るのを忌む日
57.後ろ弁天前ハンガク(板額):*板額:(広辞苑)①鎌倉時代の勇婦。②体格がたくましくて顔の醜い女をあざけっていう語。
58.ウタツ(卯辰)の雨でミ(巳)にかかる
59.ギゲン(戯言)も思わざるよりは言わず:戯れに口に出す言葉も、心に思わなければ言わない
60.心にアイ(哀)を思えば涙双眼に浮ぶ
61.醬油土用に酒カン(寒)に
62.焼き鳥にもヘオ(攣)をつけよ:いくら用心してもしすぎることはないということ。攣=逃げないように、鷹の足に結びつけるひも。 焼き鳥に経緒。*広辞苑では「へお:攣、綜緒」
63.アカエイ(赤鱏)三分小切れが二分(安芸):けちな人が出費を惜しんで切り身を買った結果、経済的に損をしたということ。*一匹丸ごとなら三分、切り身だと一切れ二分。
64.秋の日はナタ(鉈)落し(壱岐地方)
65.後ろを見ろソワカ(蘇婆訶)(栃木):「よく後ろを見ろ」と云う時の軽口。
66.アンジル(餡汁)より豆腐汁
67.オキ(燠)は金火箸(山口):適当な道具を選ばなければならないということ
68.親知らず子知らず、犬戻り、ゴウシ(合子)投げ、左靱(うつぼ):*“うつぼ”は現行は「靫」または「鞴」と書くか・・・。
69.カマス(叺)が馬呑んでいる(富山):(笑い話。馬が叺に首を突っ込んで中のエサを食べているところを慌て者が勘違いしたもの)
70.烏がコリ(垢離)取る(津軽):からすが水垢離をする。入浴してもろくに洗わないでさっさと出ること。早く済むことのたとえ。
71.烏がショウフ(生麩)こいだよう(青森)・・・
72.シャク(五勺)雑炊、八合粥(壱岐)・・・
73.禅のスネ(拗)取り:禅の修行の仕方が、一般人からみると、何か拗ねたりひねくれたりしているように思われることをいったものであろう。

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