


●鴎外歴史文学全集(第10巻&第11巻)の「北条霞亭」(上・下)を衝動的に借り出して読みました。
●ジャンルは「伝記」になるのでしょうか。北条 霞亭(ほうじょう かてい)は、江戸時代の漢学者。志摩的矢出身。
●漢検27-①も近いし、たまには堅い本でも読もう・・・徳富蘇峰あたりでも借りてみようかなと思い、図書館で物色していたら、偶(たまたま)、目についたのが、この本だっただけ・・・。

●面白いとはとても言えない本でしたが、漢検1級レベルでなかったら、とても読みそうもない本ですね・・・文学系とか専門家以外は読まないんじゃないかなあ・・・こんな本(^^;)
●でも、効用はありました。27-①漢検対策、漢字、漢詩などの継続学習のためには少し役立ったような気がします。
●一級対象外の漢字もかなりありましたが、1級レベルあるいはそれ以下のレベルの漢字(というよりも熟語)で目新しいものや知らなかった熟語を幾つか発見できました。
●たとえば、
・侑函(ユウカン):返信のこと。「函」(手紙の意)に「侑(むく)いる」意らしい・・・。
・薫誦(クンショウ):返書・復書の出だしの文句。
・皐皮(コウヒ):虎の皮のこと
*ネットで「抗顔皐皮に坐す(傍若無人のえらそうな先生づらをして虎の皮にすわる)」なんて、成語らしきものを発見。周辺知識ゲット。
・覧揆(ランキ):誕生日のこと。(生涯をみて揆(はか)る意とか・・・。)
*これは、故事「皇覧揆余於初度兮皇覧て余を初度に揆る」(楚辞)から。
・瓜代(カダイ):任期満了に伴う後任との交代。「瓜時」・「瓜期」: 任期満了。
・津筏(シンバツ):渡しの筏 (いかだ)。転じて、手引き、案内 のこと。
・塙証(カクショウ)・塙信(カクシン):塙→「確」の古字で使われていたらしい。
*塙は「カク」と「コウ」の音あるも、「かたい」意味のときは、「カク」音で読むらしい。
などなど・・・本の内容より、漢字の学習面では大変、参考、勉強になりました。
●近いうちに、「27-①対策」(文章題編)でもつくって、案内しようかなと考えているところです。
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