漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

類義語問題 (おアソビ5) ・・・(続)動物類の巻・・・

2017年08月06日 | 類義語・対義語
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●またまたオアソビ5・・・・・一応、動物類の類義語(続)・・・でも、一応、マトモな熟語・読みです(主として大字源ベース)・・・
●問題形式でお楽しみください(笑)
●中には、なるべく発想できそうな出題(設問)にしたものもあり・・・そうでないものはかなり難問かも・・
●時間:無制限(笑) ●さあて、どれだけの想像力があるか・・・6問以上できた方は天才かも・・・

<類義語>
1.黒尻 2.烏鵲 3.雀鼠 4.蚊母鳥 5.角鴟
6.巧雀 7.蛇医 8.蝸牛 9.鼠姑 10.鼬鼠
<語群>
( えいげん、かいし、そろう、れいぎゅう、とうじゃく、かんじゃく(又は“ふふ”)、ぼくと、しょうく(又は“りっそ”)、 かんこく(又は“かんじゃく”)、じしつ(又は“ぼうこ”) )
👍👍👍 🐔 👍👍👍

1.●鸛鵲(カンジャク):こうのとり。こうづる。こうのとり科の鳥。形・大きさは鶴に似て、全身白色、翼と尾は黒い。樹上に巣をつくる。●負釜(フフ)。●黒尻(コクコウ)。
 鸛鵲(カンジャク):こうのとり、こうづる、こうのとり科の鳥。鸛雀。 (同)冠雀  (大字源)

 (*新漢語林では「鸛鵲(カンジャク)=かささぎ。鸛雀(カンジャク)」)

2.(漢検2)鵲:かささぎ。カラス科の鳥。ちょうせんがらす。「鵲橋」(⇦ジャクキョウ:かささぎの橋。烏鵲橋。)
下つき:烏鵲(ウジャク)・乾鵲(カンジャク)
乾鵲(かんじゃく):鵲(かささぎ)のこと。(大字源)かささぎ。●乾鵠(カンコク)=乾鵲(カンジャク)に同じ。 ●烏鵲(ウジャク)=かささぎの別称。

3.●雀鼠(ジャクソ):(大字源)①りす。碩鼠(セキソ)。②すずめとねずみ。③争い訴えることのたとえ➪鼠牙雀角(ソガジャクカク)

(漢検2)〈栗鼠〉(りす)  (大字源)栗鼠(リッソ):りす。りす科の哺乳動物。ねずみに似て木の上にすむ。きねずみともいう。松鼠(ショウソ):りすの別称。 ●松狗(ショウク)。同)慄斯(リツシ)

碩鼠(セキソ):(大字源)①大きいねずみ。②「詩経」魏風のヘ編名。
(参考)デジタル大辞泉  「石鼠/碩鼠」:昆虫ケラの別名。
    漢検2:碩鼠(セキソ):①大きなねずみ。 ②ケラ科の昆虫ケラの別名。 螻蛄(けら) (②「石鼠」とも書く。)

4.(大字源)●蚊母鳥(ブンボチョウ) ●怪鴟(カイシ):よたか。また、みみずくの異称。
(漢検2)
〈蚊母鳥〉(よたか)〈怪鴟〉(よたか)夜鷹(よたか)

5.(大字源)●角鴟(カクシ):鳥の名。みみずくの別称。木菟(ボクト)
  ●木菟(ボクト):ふくろうに似た鳥の名。ずく。みみずく。このはずく。同)●木兎(ボクト)
(漢検2)
〈角鴟〉(みみずく)フクロウ科の鳥のうち、頭部に耳状の羽毛をもつものの総称。 <木菟(みみずく)>

6.鷦鷯(ショウリョウ)<鷦鷯(みそさざい):蒙鳩(モウキュウ)
 鷦鷯(ショウリョウ):(大字源)鳥の名。みそさざい。巧妙に巣を作る。たくみどり。さざき。ねっかみそさざい。 類)桑飛・桃虫・桃雀(トウジャク)・●巧雀・巧婦・女匠。 桃虫(トウチュウ):①鳥の名。みそさざい。●桃雀(トウジャク)。②桃につく虫。

7.●蛇医(ダイ):(大字源)とかげに似て頭の大きな小動物。南方楚の方言。●蠑螈
8.●蠡牛(レイギュウ)=●蝸牛(カギュウ、かたつむり) (大漢和・字通)

9.<臆虫おめむし> 
広辞苑:ワラジムシの別称。➪(草鞋虫)・鼠姑・●地虱(ジシツ)・臆虫(おめむし) *大字源は、「鼠姑(わらじむし)」と当て字読みのほか、「鼠負・鼠婦(ソフ):わらじむし。●鼠姑(ソコ)」ともある。
蚌虎(ボウコ)=虫の名、おめむし。    
 ・・・画像、どぶがい・からずがいのトラ???似ているといえば似ているかな、なんとなく連想できるかも・・・

10.●鼠狼(ソロウ):いたちの異称。●鼬鼠(ユウソ)。 (漢検2)鼬・〈鼬鼠〉(いたち)
👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「頑魯」と「頑鹵」は同じか?

2017年08月06日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●「模擬試験倉庫」さんの模試35チャレンジ・・・今回のは“傑作”ですね、やりがいのある模試でした・・・皆さんもぜひチャレンジされたら如何でしょうか・・・私にはああいう模試は作れない(苦笑)・・・とはいえ、自分の復習のためにも、またちょっと作ってみようかなと思わせるような良い模試でした・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●漢検2に、「頑魯」と「頑鹵」という2熟語がそれぞれの項で掲載されている・・・
<魯:ロ、おろ(か)>
意味 :①おろか。にぶい。「魯鈍」 ②中国の国名。孔子の生まれた国。
下つき:頑魯(ガンロ)・椎魯(ツイロ)
その他:(略)
<鹵:ロ、しお、しおち、おろそ(か)、おろ(か)、たて、うす(める)、うば(う)>
意味:①しお。また、塩分を含んだやせ地。しおち。「鹵田」 ②かすめる。うばう。奪い取る。「鹵掠(ロリャク)」
   ③たて。おおだて(大盾)。 ④おろそか。軽々しい。「粗鹵」 ⑤おろか。「頑鹵」下つき:鹹鹵(カンロ)・斥鹵(セキロ)
その他:(略)

・この「頑魯」と「頑鹵」は同じ意味なのかどうか、気になったので調べた・・・(大字源には、「頑“鹵”」という熟語は掲載されていなかったため)
・結論からいうと、同じ意味のようであるが・・・
 理由①大字源「魯」の字義のひとつに「②おろか。にぶい。血のめぐりが悪い。・・・同)鹵」とある。
 理由②「粗鹵」に「「鹵」は荒れ地 。また「魯」に通じて、おろかの意」(大辞林)、「「鹵」は「魯」に通じて、おろか・おろそかの意。」(大漢和か字通)とある。

・ただし、「頑“鹵”」という熟語は調査した限りでは見つけられなかった・・・どこかの辞典なりには掲載されているのかしら・・・
・ついでに、他の熟語で、魯=鹵で置きかえられているかどうか(「・・・魯」「魯・・・」となっている熟語で、「同)・・・鹵」「鹵・・・」となっているかどうか)を調べた・・・

 <置きかえられている熟語>
 (大字源)(「鹵」の熟語で)「鹵鈍 「・・・同)魯鈍」」
 (大辞林)粗鹵・疎鹵・麁鹵 :そまつで役に立たない・こと(さま)。 「其議論の-にして誤謬の多きは/文明論之概略 諭吉」
      〔「鹵」は荒れ地 。また「魯」に通じて、おろかの意〕 ...
 (大辞林)粗魯 : あらあらしく愚かである・こと( さま)。...
  *その他参考(大漢和か字通)
   粗鹵(そろ):そまつで役に立たないこと。「鹵」は「魯」に通じて、おろか・おろそかの意。  
  *大字源・広辞苑には「粗鹵」掲載ナシ。

 <置きかえられていない熟語>
 (大字源の「魯」の熟語で調べた結果)
 「魯鈍」「魯直」(ばか正直。愚直。)「魯朴(ロボク)」(愚かで飾りけのないこと。)・・・「同)鹵・  ・・」とはなっていなかった・・・
 「頑魯」(かたくなで、愚か。頑愚。)・・・「・・・同)鹵」とはなっていなかった・・・
 「頑鹵」・・・そもそも、本熟語掲載ナシ  ・・・ネットでも漢字ペデイアぐらいでしか見当たらず・・・
 「愚魯」(おろか、のろま。魯も、おろか。)「・・・同)鹵」とはなっていなかった 
  *ただし、ネットで「漢語網愚魯的解釋:亦作“愚鹵”。愚蠢粗魯」とあったが・・・
 「椎魯」(おろかで鈍い。椎鈍。)・・・「椎“鹵”」はナシ。  *ネットにも「椎鹵」見当たらず。 
 「朴魯」(熟語はあるも、意味の掲載ナシ)・・・「朴“鹵”」はナシ。  *ネットにも「鹵朴」・「朴鹵」見当たらず。

・以上から、
 「魯鈍」=「鹵鈍」、「粗魯」=「粗鹵」、「愚魯」=「愚鹵」までは、置きかえても良いものを見つけたが、その他の熟語や、問題の「頑魯(頑鹵)」については置きかえても良いのかどうか、よくわからなかった・・・意味はほぼ同じと理解して良いようではあるが・・・

・なるべく、「鹵」よりも「魯」を使ったほうが良さそうだというのが結論・・・
👍👍👍 🐔 👍👍👍
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする