漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読(その72:準1以下):乏少(ボクショウ) 亡状(ムジョウ・ブジョウ)

2017年05月04日 | 熟語の読み(音・訓) ー準1級以下-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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★★★その後も数々のお見舞いのコメント、ありがとうございます。日に日に回復していて頭はだいぶクリアになっていますが、まだ、目が疲れるので長時間学習にはちょっと辛い状態が続いています・・・★★★
・・・とはいえ、“ママチャリ”は取り上げられてしまうし、静養する以外、他にすることがないので、“悪逑”の眼を盗んで、矻矻と漢検2を見たりして、その後の色んな作業を開始しています。
<漢検2調査(準1以下の漢字も含めたすべての悉皆調査)>あと400頁ぐらいで完了・・・
<模試づくり>上記と同時併行で問題作成中・・・文章題の原案は事故前にすでに幾つも完成済み。その他の分野別問題も相当数作成済みなのですが・・・。なんとか連休明けには開示していきたいと思ってます・・・本番1か月前あたりには開示してないと学習・復習する時間が取れませんもんねえ・・・。
<29-1受検>まだ申し込んでいないが、どんな状態でも受検するつもり・・・なにしろ“受検”することが趣味なんで逃したくはない・・・どんな状態、どんな受検(&結果)になるか、今から楽しみ・・・
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●乏:中学…ボウ、とぼ(しい) 準1…ホウ
<漢検2>
・意味 :とぼしい。足りない。まずしい。「欠乏」「貧乏」
・下つき:窮乏(キュウボウ)・欠乏(ケツボウ)・耐乏(タイボウ)・貧乏(ビンボウ)
・大見出し:乏しい(とぼ-しい) 乏少(ボクショウ)
 乏少(ボクショウ):物がとぼしく少ないこと。 「ボウショウ」とも読む。

*乏少・・・なぜ、“ボク”ショウと読むのか、前から気になっていたので調べた・・・
*調査したけど、いまいち、よくわからない・・・現行、“ボク”音はないが、昔から通用している読みのようだ・・・

<国語辞典、漢和辞典>・・・ほぼ、各辞典とも“ボクショウ”“ボウショウ”両読みのようだ・・・
(goo国語辞書)
ぼうしょう【乏少】:とぼしいこと。十分でなく足りないこと。また、そのさま。ぼくしょう。「―な知識」
(デジタル大辞泉)
ぼうしょう【乏少】:とぼしいこと。十分でなく足りないこと。また、そのさま。ぼくしょう。「乏少な知識」
ぼくしょう【乏少】:①とぼしく少ないこと。また、そのさま。「所従なども―なりけり」〈平家・三〉 ②貧乏なこと。また、そのさま。「―の藤太とて、いと貧しき者侍り」〈伽・福富長者〉
(大辞林(第三版))
ぼうしょう【乏少】:とぼしく少ないこと。十分でないこと。また、そのさま。ぼくしょう。 「その土地…百物-なるが故に/西国立志編 正直」
ぼくしょう【乏少】:とぼしい・こと(さま)。 「其の直物の-なれば/今昔」
(広辞苑)
乏少(ぼうしょう):とぼしく少ないこと。ぼくしょう。
乏少(ぼくしょう):(ホクショウ、ボウショウとも)①とぼしく少ないこと。②貧乏。
(大字源)
(“ボク”音の表記なし。ただし「乏少(ボクショウ・ボウショウ)」とあった)
乏少(ボクショウ・ボウショウ):とぼしい

●亡:小学…ボウ 高校…モウ、な(い) 準1…ム、ブ、に(げる)、ほろ(びる)、うしな(う)
<漢検2>
・意味 :①ほろびる。ほろぼす。「亡国」「興亡」対存 ②うしなう。「亡失」「損亡」 ③ない。なくなる。死ぬ。「亡霊」「死亡」 ④にげる。「亡命」「逃亡」
・下つき:興亡(コウボウ)・死亡(シボウ)・存亡(ソンボウ)・損亡(ソンボウ)・逃亡(トウボウ)・滅亡(メツボウ)・流亡(リュウボウ)
・大見出し:亡い(な-い) 〈亡骸〉・〈亡軀〉(なきがら) 亡げる(に-げる) 亡君(ボウクン) 亡国(ボウコク) 亡国の音(ボウコクのオン) 亡失(ボウシツ) 亡年の友(ボウネンのとも) 亡八(ボウハチ) 亡命(ボウメイ) 亡羊の嘆(ボウヨウのタン) 亡羊補牢(ボウヨウホロウ) 亡霊(ボウレイ) 亡びる(ほろ-びる) 亡状(ムジョウ) 亡者(モウジャ)

 亡状(ムジョウ):①これといった善行や手柄がないこと。 ②礼儀に欠けていること。また、そのさま。無礼。不作法。「無状」とも書く。「ブジョウ」とも読む。

*「亡状」は“ムジョウ”か“ブジョウ”のようだが、国語辞典などでは“ボウジョウ”とも読んでいるのが多い・・・通用性から、“ボウジョウ”と読んでも✕にはできなさそう・・・
*漢和辞典(大字源)だと、“ムジョウ”か“ブジョウ”のようだ・・・「ボウ」音と「ブ・ム」音の、音による意味分けがあるようだ・・・漢検2ではそこまで触れていないが・・・

<国語辞典、漢和辞典>
(goo国語辞書)
ぼうじょう【亡状】:《よい行状がない意》無礼な振る舞い。無法な 行為。「―を極める」
(デジタル大辞泉)
ぼうじょう【亡状】:《よい行状がない意》無礼な振る舞い。無法な行為。「亡状を極める」
(大辞林 第三版)
ぼうじょう【亡状】:〔「亡」は無の意。よい行状がないこと〕 無礼な言動。無状。
(広辞苑)
無状・亡状(ムジョウ):①取り立てていうほどの善い行いや功のないこと ②無礼。ぼうじょう。
亡状(ボウジョウ):無礼な言行。ぶじょう。むじょう。

(大字源)
亡:🈩ボウ(漢音)モウ(呉音)・・・①にげる ②なくなる ③ない(しぬ、うしなう、あったものがなくなる・・・) ④ほろびる ⑤わすれる・・・
  🈔ブ(漢音)ム(呉音) ・・・①ない(存在しない、いない) ②まずしい

亡状(ブジョウ・ムジョウ):よい態度・行状がないの意で、無礼。無作法。同)無状(ムジョウ)

*亡(ム、ブ)読みの熟語は、他に、「亡聊(ブリョウ・ムリョウ)」があった・・・
亡聊(ブリョウ・ムリョウ):心配事があってゆううつなさま。また、つれづれ。徒然。聊は、安んじ楽しむ意。同)無聊 (「無聊」の読みは(大字源では)“ムリョウ、ブリョウ”となっていた・・・。)

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コメント
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