阪神間で暮らす

テレビを持たず、ラジオを聞きながら新聞を読んでます

I am not Abe.   文科省の新文書発覚

2017-07-25 | 日記




 世界に対し、安倍首相がやっていることが本当の日本の姿じゃないと思い、 『 I am not Abe、 』 と声をあげる。


  「私や妻が関係していたということになれば、まさにこれは、もう私は総理大臣も、そりゃもう、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということは、はっきりと申し上げておきたい」


  14年の選挙の時は『来年10月の引き上げを18カ月延期し、そして18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします。平成29年4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく確実に実施いたします。3年間、3本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。私はそう決意しています。』 と言っていた。


  元官僚の古賀茂明氏は氏の著書「国家の暴走」に安倍首相の事を
  「この人物は、いとも簡単に、しかも堂々と、嘘をつける人間なのだ。」 と書いている。


 安倍政権が進めるアメリカのためのTPP批准に反対します。


  忘れていませんよ、12年の選挙時に貼られたポスター、どうなっているでしょう。
  言っている事とやっていることがさかさま。安倍自民は単にアメリカの隷属政党。

  「日本を耕す自民党」と言うのは外資に対し日本から搾取しやすいようにする。事か?
  「ウソつかない。」自体が嘘



  TPP、ISD条項で日本の国家主権は破壊されコングロマリットの餌食に
  

  農業だけじゃないよ、食料、医療、特許、環境、労働、投資、衛生植物検疫、越境サービス など21分野

  自民党が2012年暮れの衆議院選挙で公約したTPPに関して、自民党のウェッブをチェックしよう。

   
 拡大すると
   



 安倍政権の進めるアメリカのための戦争法施行および帝国憲法への改憲に反対します。



 〈あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。世界によって自分が変えられないようにするためである〉ガンジー

 〈一番こわいものはテロリストでも大不況でもなく、いつの間にか私たちがいろいろなことに疑問を持つのをやめ、気づいた時には声すら自由に出せない社会が作られてしまうことの方かもしれません〉アメリカで医療破産したある女性(堤未果、ルポ貧困大国アメリカⅡより)




 07/25(火)

*****
「加計学園への伝達事項」なる文科省の新文書発覚  【日刊スポーツ】

 学校法人「加計学園」による獣医学部設置計画問題に関し、文科省が作成していた「加計学園への伝達事項」と題された新たな文書の存在が24日、衆院予算委員会の閉会中審査で明らかになった。

 民進党の玉木雄一郎議員が指摘した。学園側が、学部設置に向けた条件を備える上で、不十分と思われる面をクリアするため、文科省側の「助言」と読める内容だ。そのため、玉木氏は「紛れもない『加計ありき』の内容だ」として、安倍晋三首相らを追及した。

 同文書は、加計学園による新設計画が認可された今年1月20日から、2カ月以上前の昨年11月8日、文科省内で共有されたもの。「先日ご説明いただいた構想につき、文科省として懸念している事項をお伝えする」とある。「既存の獣医師養成でない構想を具体化」することなど、他の獣医学部との「差別化」を検討するよう求める内容など、5項目にわたる。

 必要な教員確保、施設整備、資金計画などに触れたくだりもある。

 文書はメールに添付されて省内の関係者に送信されている、メールには「先日に加計学園から構想の現状を聴取したことについて、昨日、大臣及び局長より、加計学園に対して、文科省としては現時点での構想では不十分だと考えている旨早く伝えるべき、というご指示がありました」と説明書きが記されている。

 「局長からは先ほども、早く連絡して、絶対今日中、と言われたところ」との記述もあり、文科省側が伝達を急いだことがうかがえる。
*****

 この文書が山本大臣が獣医学会で四国に決まったと言った日にちとはどう言う差があるのだろう。
 


*****
首相の思いと国民の厳しい視線の差  【日刊スポーツ】

 ★今日24、25日と衆参の予算委員会が開かれ、加計学園疑惑や防衛相・稲田朋美の南スーダンPKO派遣の日報を巡る虚偽答弁疑惑などを野党が追及、首相・安倍晋三らが参考人とともに疑問に答える。首相は「真摯(しんし)に丁寧に答える」としているが、この疑惑の当事者であり、親友の加計学園理事長・加計孝太郎は出てこないし、森友学園疑惑の謎は首相夫人・安倍昭恵が真相を承知している。

 ★首相が嫌ったのか、自民党が「忖度(そんたく)」して出頭させなかったのかは知らないが、真相に近づくために「真摯」に対応するには随分と前提条件が付くものだと思う。しかしこの予算委員会さえ乗り切れば首相は来月3日には党人事と内閣改造を断行し、人心の刷新をもって新たなスタートを切ることになる。だが本当にそうなるのだろうか。改造は行われるのだろうか。

 ★22、23日に毎日新聞が行った月例の世論調査では内閣支持率は前回の36%から26%に急落し、不支持率は12%増の56%。しかし政党支持率は25%と微減程度だった。また自衛隊加憲案に賛成は25%、反対は41%、憲法改正の議論を急ぐべきが22%、急ぐ必要なし66%、加計学園問題の政府説明を信用できる11%、信用できない76%という結果だ。つまり安倍政治が数字上は否定されているということになる。

 ★首相は内閣改造を前に、幹事長・二階俊博、財務相・麻生太郎、官房長官・菅義偉らに事前に留任を伝え政権の骨格はいじらないと宣言した。つまり、なんら今までと変わりはなく、安倍政治を続けるとしたわけだが、その首相の思いと国民の政権への厳しい視線の差が大きすぎる。
*****

 何も変わらない、丁寧な政治、バカにするのもいい加減にしないと。
 


*****
拝啓 前川喜平様(佐高信)

 2017年7月24日5:00PM|カテゴリー:政治|admin

 先日、前川さんの先輩の寺脇研さんに会い、前川さんは寺脇さんと同じ“河野スクール”の出身だと聞きました。

 河野スクールの“校長”の河野愛さんは私より3歳下で寺脇さんより4歳上の文部(現文科)官僚でしたね。

 1996年2月22日に47歳で病死してしまった河野さんのことを私は『世界』に連載していた「葬送譜」で追悼しました。もちろん、寺脇さんに追悼集等を用意してもらってです。

 河野さんは後輩が「弱い者の心がわからない役人」にならないよう戒めたのですね。

 そう鍛えられたのが寺脇さんや前川さんだと知って、私は今度の前川さんの行動がわかるような気がしました。

 前川さんは『文藝春秋』7月号の「わが告発は役人の矜持だ」という手記で、「私には、加計学園の獣医学部新設問題で行政が歪められていく様子を目のあたりにしながら、それを看過してしまったことへの忸怩たる思いがあります」と言っていますが、「それでいいのか」と問いかける先輩として河野さんの顔が浮かんだのではないでしょうか。

 東大法学部出で美人で仕事ができて、そのうえ思いやりがあってゴルフがうまくて酒が飲める。こんな河野さんを称して、麻雀でいう三倍満(めったにできない役満の次に高い手)だという人もいたそうですね。

忘れられない先輩の故・河野愛さん


 労働組合の役員なども引き受けた河野さんは、後輩が差別的に仕事を逃げることを決して許しませんでした。

 ある後輩が大分県の社会教育課長として出向していた時、文部省の社会教育課の課長補佐だった河野さんが彼を訪ねました。

 会食の席で、その後輩が離島の村へ行かなければならないのに逃げているという話が出て、河野さんは顔色を変えたのです。

 「あなた、何しに大分県に来ているの、仕事でしょ! いつから自分の好き嫌いで仕事選ぶほど偉くなったの、そんな気持ちじゃ県に対して失礼です! 直ぐに国に帰りなさい!」

 大柄だけに、ふくよかな顔つきでも、怒った時の河野さんは恐かったそうですね。

 逆に、どんな人に対しても、かばうべき時は部下をかばったとか。

 河野さんの父親の力さんは、作家の川口松太郎が『亡妻追慕』の中に「二人と得ない妻、二人とない母、二人とない恋人」と告白していることに触れながら、自分にとっても娘は「二人とない娘」だった、と書いています。そして、娘が在職中、一番憤激にたえないと思ったのは、リクルート事件ではないか、と推測しているのです。その時の彼女のメモには、「不正に対し自分の生き方で闘っていく」と書かれていたとか。

 「仏教では『百ヶ日』のことを『卒哭忌』というらしいが、これは泣き終わる日ということか。泣き終えて立ち直るという意味でもあるのだろう。もうすぐ三回忌がくる。『色即是空』『一切皆空』として悟るべきか。南々西の空にこれが娘の『愛』ときめている星がある。今朝は又格別キラキラと美しく輝いていた」

 逆縁で娘に先立たれた河野力さんの追悼文の哀切な結びです。「私には過ぎた娘、心から誇りに思う娘であった」ともお父さんは述懐していますが、前川さんにとっても決して忘れられない先輩であり、“校長”だったでしょうね。

 前川さんは前記の手記で、「次官の辞表を叩きつけてでも抗議できたはずで、自分の不明と勇気のなさを恥じるばかりです」とも述べていますが、しかし、前川さんの行動がどれだけ多くの人を勇気づけたことか、と私は思っています。
*****

 すすめ、奇兵隊、前へ。
 


*****
共謀罪施行で露骨弾圧 基地反対運動で頻発する“微罪検挙”  【日刊ゲンダイ】

 普天間基地の辺野古移設で対立する沖縄県と安倍政権が再び法廷闘争に入った。埋め立て承認取り消しをめぐる違法確認訴訟で敗訴が確定した県は24日、新基地建設工事の差し止めを求めて那覇地裁に提訴。判決まで工事停止を求める仮処分も同時申請した。

 移設反対派の市民による抗議活動も熱を帯びている。22日には炎天下、キャンプ・シュワブのゲート前に2000人が集結。基地フェンス沿いの約1・2キロにわたって「人間の鎖」をつくり、新基地反対を訴えた。大きなトラブルには発展しなかったが、11日の共謀罪法施行以降、警察当局による取り締まりが厳しくなっているという。参院会派「沖縄の風」の糸数慶子代表がこう言う。

 「抗議活動に対する当局の警戒態勢は一層ものものしくなりました。ゲート前に人が集まり始めると、100人ほどの機動隊がすぐさま現れ配置につく。人波が少し動いただけで機動隊は前進してきますから、威圧感は相当なもの。参加者は大人数ですし、抗議の声を張り上げている。はずみで(基地との境界線を示す)黄色いラインを越えてしまうことがあるんです。これまでは見過ごされていたのに、その程度の軽微な違反でもしょっぴかれるようになりました」

■排ガス吸わせる嫌がらせも

 連日繰り返される「微罪検挙」は地元メディアの報道で知れ渡り、糸数事務所には「抗議運動に参加したいけれど、警察が怖い」「参加しただけで捕まるのか」といった問い合わせが相次いでいるという。

 市民に恐怖感を植え付け、活動を自粛させる。当局の思惑通りにコトが進んでいるのだ。

 機動隊が排除した市民をエンジンを吹かした警察車両の横に長時間留め置く嫌がらせ事案も頻発。6日の県議会で追及された県警の重久真毅警備部長は、「排ガスを吸いたくなければ違法行為をやめていただくことかと。違法行為を繰り返させないために必要な権限を行使する」と居直った。

 共謀罪法はナントカに刃物だ。廃止に追い込まなければ、この国の市民運動は根絶やしにされてしまう。
*****

 ひどいよね、大阪の街宣、デモの時も機動隊のバスが誰も乗ってないのにエンジンをかけたまま、デモ隊列が信号で止まったら排ガスを吸うような位置に止めてあった。
 こんな事何か法律的に禁止できないないのかね?
 

*****
“記憶ない”7連発で次官昇格の目 柳瀬審議官の素性と評判  【日刊ゲンダイ】

 24日行われた衆院での閉会中審査。異様だったのが「加計疑惑」のキーパーソンの一人、経産省の柳瀬唯夫審議官(55)だ。「加計疑惑」から安倍首相を守るために「記憶にございません」を7回も連発してみせた。霞が関からは「これで次官昇格だな」の声が飛んでいる。

「加計ありき」を証明するひとつが、2015年4月2日、今治市の企画課長と課長補佐が首相官邸を訪れていたことだ。市町村の課長クラスが官邸を訪問することは通常あり得ないことだ。だが、今治市の公式文書にハッキリと記録されている。この時期は、今治市が獣医学部新設を提案する2カ月も前のこと。すでにこの頃から「加計ありき」で進められていたということだ。

 今治市サイドは官邸で誰と会ったのか、公開した資料では訪問相手を「黒塗り」にしているが、24日の閉会中審査で、民進党の今井雅人議員が、訪問相手は当時、首相秘書官だった柳瀬唯夫審議官だと明らかにした。

 しかも、柳瀬秘書官は「希望に沿えるような方向で進んでいます」という趣旨を今治市に伝えたという。お墨付きをもらった今治市は、「ついにやった」とお祝いムードになり、「さすがは加計さんだ、総理にも話ができるんだ」と盛り上がったという。

 いくら秘書官でも、勝手にモノを決められない。安倍首相と打ち合わせていたのは間違いないだろう。

■次官候補の経産省エース

 ところが、柳瀬審議官は、今治市の職員と会ったのか、なにを話したのか、なにを聞かれても「記憶にございません」の一点張り。さすがに、異様な答弁に委員会室は騒然となり、審議がストップしたほどだ。柳瀬審議官はどういう人物なのか。

「柳瀬さんは次官候補の経産省のエースです。麻生政権の時、首相秘書官をしていたこともあって、もともとは麻生さんに近い。原子力政策課長だった時には、原発の増設や輸出を進める“原子力立国計画”をまとめている。原子力推進派の中核です。フットワークが軽く、思ったことをズバズバ口にし、裏で暗躍するタイプではありません。ただ、次官ポストがかかっているだけに安倍政権を守るとハラを固めたようです」(霞が関事情通)

 安倍首相を守るために「森友疑惑」で平然と嘘をついた財務省の佐川局長が国税庁長官に栄転したように、柳瀬審議官も次官に昇格するのか。絶対に許してはダメだ。
*****

 政治を私物化する安倍自民党、それに加担する公明、維新。最低な奴らだ。
 これで次官間違いなし?国民を馬鹿にするな。どこが丁寧な説明だ。
 
 

*****
PKO日報 首相、第三者調査を拒否  【東京新聞】

 安倍晋三首相は二十五日午前の参院予算委員会で、南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報隠蔽(いんぺい)問題を巡り、野党が求める第三者機関による調査は実施しない考えを示した。この問題では、稲田朋美防衛相の直轄機関である防衛監察本部が特別防衛監察を実施。首相は監察本部が機密指定された文書の調査や施設に立ち入りできる権限を持つことを指摘し「このような調査を部外の第三者が行うことは、必ずしも容易ではない」と説明した。

 民進党の蓮舫代表の質問に答えた。稲田氏は、隠蔽問題を巡る防衛省内の混乱で、首相や防衛相が自衛隊を統制し、暴走を防ぐシビリアンコントロール(文民統制)が効いていないとの指摘に対し「統制は効いている」と反論。今年二月に一度は非開示とされた日報を、自らの指示で開示させたことを理由に挙げた。

 首相は、東京都議選の応援演説で「自衛隊としてもお願いしたい」と発言した稲田氏に対し「誤解を招くような発言は注意するよう、直接指示した」と明らかにした。
*****

 こんな事で調査の拒否、って事は調査されてはまずい。







 Twitterコーナー、ご参考に

 慶應義塾大学経済学部の金子勝教授のツイッター

 元外務省国際情報局局長の孫崎享氏のツイッター

 自由党の 小沢一郎事務所のツイッター

 社民党参議院議員 福島みずほ氏のツイッター

 東京新聞 政治部のツイッター

 東京新聞 ほっとwebのツイッター

 市民連合のツイッター

 関西市民連合のツイッター

 SADL大阪のツイッター

 上智大学 中野晃一教授のツイッター

 法政大学法学部 山口二郎教授のツイッター


 その他、こちらもどうぞ 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



昨日の神戸
 最低気温  27.0度(04:27) 前日差-0.2度)
 最高気温  31.1度(13:47) 前日差+0.1度)

  今朝の神戸最低気温  26.6度 (03:55)  最も暑い時期を上回る 平年より1.2度高い(熱帯夜)
   、

今日の神戸の
   日の出     5時04分 (昨日 5時03分)
   日の入り   19時07分 (昨日19時08分)

       日の出は昨日より一分遅く、日の入りは昨日より一分早くなった
   
       

 四国沖の低気圧はゆっくり北東へ、前線は北陸から東北に、山陰、近畿、北陸、東北にかけ雨、丹後、新潟、秋田で豪雨。
     
     
 明日の朝、前線は南下、九州、瀬戸内、関東へ、四国、近畿、東海が雨、その他は晴れ。
     
     
 今朝は曇り、夜中に降った様、山は頂上部が雨雲の中、すぐ降るかと思ったが降らず、その後は曇りで小雨があったかも、風が少しあったが結構暑い湿度の関係か。
 今日の神戸の最高気温は30.3度、昨日より0.8度低く、平年より1.1度低かった。(それでも真夏日)
 明日は雨、曇り、はれ、朝の最低気温は25.7度、最高気温は32.9度、夜の気温は26.8度の予報。熱帯夜、真暑日。


 台風は3つに

 台風5号(ノルー、韓国、のろじか)南鳥島近海を迷走しながら進む、中心気圧970hPa、6号を吸収しそう。

 台風6号(クラー、タイ、ばら)日本のはるか南を西に進んでいる。

 台風8号(ソンカー、ベトナム、さえずる鳥)は、トンキン湾を西へ、間もなく上陸消滅か。








“腹心の友”の意向を忖度すれば、依頼を受けたと同じこと

2017-07-25 | いろいろ

白川勝彦氏の「永田町徒然草」より

*****
“腹心の友”の意向を忖度すれば、依頼を受けたと同じこと。

17年07月24日

No.1923


 今日は、仕事を全部休んで、衆議院予算委員会・閉会中審査を丁寧に見ることにした。安倍首相は“丁寧に説明する”と強調していたので、言葉使いそのものは確かに少し進歩があったが、今回の眼目はそんなことではなかった。「“腹心の友”である加計孝太郎加計学園理事長から獣医学部新設の依頼」があったかどうかということである。

 多くの人が、関係者が安倍首相の意向を“忖度”したかどうかを重視しているが、安倍首相自身が加計孝太郎加計学園理事長から獣医学部新設の意向を“忖度”することがあるのである。安倍首相は「李下に冠を正さず」という状況があるケースなので特に細心の注意をした、と述べた。そうだとしたら時々ゴルフをしたり、会食してはならないのだ。会ったり、面談すること自体が疑われて仕方がないのである。

 もし、どうしてもゴルフをしたり、会いたいのであれば、加計学園理事長か希望する獣医学部設立を諦めてもらうしか仕方がないのだ。それが政治家の身の処し方なのだ。この本質を安倍首相も本件関係者も全然理解できないのである。与党関係者の質問や安倍首相側の関係者の答弁は、安倍首相から一切指示や働きかけなかったことに腐心していた。安倍首相から見たらそれは良しだが、それはあまり意味がない。彼らが安倍首相の意向を忖度することは、もう国民の常識だからだ。

 明日もまた参議院予算委員会・閉会中審査があるので、これ以上は書かないが、安倍首相も自民党もそろそろ覚悟を決めた方が良い。真っ黒の疑惑の中で、新しい獣医学部を作っても果たして教育の発展に繋がるのか。こんな状態で安倍内閣が存続できると自公“合体”政権や日本維新の会は考えているのだろうか。両方を望むのはまず無理だ。ひとつだって無理かもしれない。

 野党も国民も腹を決めなければならない。それが政治的決断というものである。今日はこのくらいにしておこう。それでは、また。
*****




「あしたなんて説明しよう」 安倍政権“疑惑大臣ツートップ”の説明を振り返る

2017-07-25 | いろいろ

より

*****

「あしたなんて説明しよう」 安倍政権“疑惑大臣ツートップ”の説明を振り返る
「メモはない」「報告は受けてない」 真摯な説明責任はない

山本幸三 地方創生担当相
「今治市が土地で36億円のほか積立金から50億円、愛媛県が25億円を負担し、残りは加計学園の負担となった」

『週刊文春』 7月27日号

 名言、珍言、問題発言で1週間を振り返る。安倍晋三首相の“腹心の友”が理事長を務める学校法人「加計学園」の獣医学部新設に関する疑惑が続く中、『週刊文春』のスクープが飛び出した。

 獣医学部新設をどの学校法人が担うのかを決める公募が開始された今年1月の2カ月前にあたる昨年11月、国家戦略特区を担当する山本幸三大臣が日本獣医師会の役員に対して「四国」「加計学園」に決めたと通告していたという議事録の存在が明らかになった。

 記録が事実なら、「加計ありき」の選定を否定する政府の説明と真っ向から矛盾する。日本獣医師会の幹部は「この文書は面会に同席した幹部が直後に作成したもので、出席者全員で内容を確認している」と話している(NHK NEWS WEB 7月20日)。菅義偉官房長官も「怪文書」とは切り捨てられないだろう。

 山本地方創生担当相は20日、記者団に対して「会合の概要は、獣医師会側の思い込みと私の発言を混同したもので、正確ではない」と語った。山本氏は「私からは『京都もあり得る』と述べた」と反論したが、議事録にあった「獣医師が不足している地域に限って獣医学部を新設することになった」「四国は、感染症に係る水際対策ができていなかったので、新設することになった」(『週刊文春』7月27日号)という発言とは食い違う。また、獣医学部を新設するなら加計学園に絞ってほしいと求めたのは日本獣医師会側だとも語っている(日テレNEWS24 7月20日)。日本獣医師会の議事録はそんなにデタラメなのだろうか?

「メモ自体はもうない。内容は覚えている」

 山本氏は反論の中で「(同席した)秘書官がメモ書きみたいに書いていた」と語っていたが、その日の夕方には「メモ自体はもうない。内容は覚えている」と語っている(朝日新聞 7月21日)。複数の人間がかかわった議事録と山本氏の記憶、どっちが正しいのだろう? 加計学園だと言わないよう「十分注意して『事業実施主体』という言い方で徹底していた」とも語っていたが(産経新聞 7月20日)、公募前ならどうしてそんなに注意をする必要があったのかもよくわからない。

 獣医学部の新設は、加計学園と愛媛県にとって長年の悲願だった。10日に行われた閉会中審査で、加戸守行前愛媛県知事は「愛媛県にとっては、12年間加計ありきだった」と証言している(産経新聞 7月17日)。少子高齢化に悩む今治市にとって、獣医学部が新設されることで若者が来て、街が活性化すればよかったとも語っている(産経新聞 7月16日)。

 加計学園にとっては、学部新設が国に認められれば、補助金などの形で多額の公費が投入されることになる。学校ビジネスを拡大させている加計学園だが、実際には加計学園傘下の3つの大学のうち、黒字になっているのは岡山理科大学だけで、加計学園の「事業計画」によると2015年度の収支で千葉科学大学は約4億4000万円、倉敷芸術科学大学は約6億5000万円の赤字に陥っている(『週刊文春』7月27日号)。加計学園関係者は「助成金や補助金に依存しているのが実情」とも語っている(『週刊文春』4月27日号)。

 愛媛県と今治市は15回にわたって獣医学部の新設を却下されたが、16年8月に担当大臣が石破茂氏から山本氏に交代したことで大きく転換した。

 獣医学部新設にあたり、今治市が約37億円の土地を無償譲渡し、総事業費の半分である96億円を愛媛県と今治市が負担することになる。しかし、総事業費の算定には疑問の声も上がっており、福田剛愛媛県議によると市議会には積算根拠となる図面などの資料が提出されていないという。昨秋には約243億円とされていた事業費が、今年3月には192億円といきなり50億円も減っており、今になって市の担当課が見積もりを始めている。また、「今治加計獣医学部問題を考える会」の黒川敦彦共同代表によると、今治市民一世帯あたりの負担は13万5000円に上るという(『週刊文春』7月27日号)。これで今治市は本当に活性化するのだろうか?

それにしても、獣医師会新設に対する日本獣医師会の抵抗はすごい。獣医師会とのつながりが深く、かつて「(獣医学部新設は)獣医師の質の低下につながる」(産経新聞 5月26日)とも発言した麻生太郎副総理兼財務相はどんな気分で事態の推移を眺めているのだろう?

稲田朋美 防衛相
「日報を非公表にするとか、隠蔽するということは了承したことはない」
朝日新聞 7月20日


 また、稲田朋美防衛相だ。

 南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報を陸上自衛隊が廃棄したと説明しながら保管していた問題で、問題発覚前に稲田防衛相に日報の電子データを保管していたと報告していたことが明らかになった。日報問題を調査する特別防衛監察の聴取に陸自側が経緯を説明した。

 廃棄したとされる日報の電子データが陸自内に保管されていると判明したのが1月中旬のこと。2月13日、陸自ナンバー2の湯浅悟郎陸幕副長がパソコンの端末内に日報のデータが残っていることを報告したところ、翌日に定例の会見を控えていた稲田氏は「けしからん、あした(会見で)なんて説明しよう」と述べたという(FNN 7月20日)。2日後の2月15日には黒江哲郎防衛事務次官、岡部俊哉陸幕長らと緊急会議を開いて対応を協議し、非公表にすることを稲田氏は了承したとされる。

 陸自内に日報のデータが残っていたことは一部の報道によって3月15日に発覚、稲田氏は3月16日の衆院安全保障委員会で「(陸自から)報告は受けていない」と答弁している(日本経済新聞 7月20日)。陸自側の説明が正しければ、稲田氏は国会で虚偽答弁を行ったことになる。

逃げれば逃げるほど政権へのダメージは大きくなる

 19日、稲田氏はあらためて記者団に「日報を非公表にするとか、隠蔽するということは了承したことはない」と述べ、非公表を決めたプロセスへの自身の関与を否定した(朝日新聞 7月20日)。報告を受けたことも緊急会議を行ったことも、とにかく全否定である。

 8月3日の内閣改造での交代が確実と見られていた稲田防衛相だが、政府・与党側からも更迭を求める意見が出はじめている。とある与党幹部は「これが事実だとしたら、早く辞職するなり、罷免にしないと安倍政権が持たないな」と語ったという(TBS NEWS 7月20日)。かつて、森友学園問題で虚偽の答弁を行ったときは、「自分の記憶に基づき答弁した。虚偽の答弁をしたことはない」とよくわからない釈明をして逃げ切った稲田氏だが(産経新聞 3月14日)、今回は逃げれば逃げるほど政権へのダメージは大きくなる。

 野党側による追及の本格的な舞台は、安倍首相が出席して衆参両院で行われる予算委員会の集中審議だ(衆院は24日、参院は25日)。昨年、防衛省に情報公開請求を行って一連の報道の端緒を開いたジャーナリストの布施祐仁氏は、「自衛隊の最高指揮官である安倍首相は自ら真相解明と説明を率先してやるべきだ」と訴えている(Abema TIMES 7月20日)。加計学園問題ともども、安倍首相が「真摯に説明責任」を果たすかどうかに注目したい。

小泉進次郎 自民党・衆院議員
「フェイクニュースの極み」
カナロコ 神奈川新聞 7月20日


 内閣支持率が下げ止まらない安倍晋三首相にとって、政権浮揚の起死回生の一打となるかと注目されているのが、8月3日に予定されている内閣改造だ。

 その目玉として名前が取り沙汰されているのが、自民党の小泉進次郎衆院議員である。小泉氏は神奈川新聞の取材に対し、内閣改造で初入閣する可能性について「ない」と否定し、「この時期の人事報道ほど当てにならないものはない」などと語った。官房副長官を予測する声に対しては、「フェイクニュースの極み」と笑いながら切り捨てた。

 また、安倍政権は一貫して“女性活躍推進”を掲げており、松島みどり元法相(うちわ配布疑惑で辞任)、小渕優子元経産相(政治資金規正法違反の疑いで辞任)、稲田朋美防衛相など、積極的に女性閣僚を登用してきた。そこで小泉氏の代わりの目玉人事として、厚労大臣の要職に三原じゅん子参院議員を起用するという案が浮上してきているという(『週刊新潮』7月27日号)。三原氏といえば「八紘一宇」発言や「神武天皇は実在の人物」発言などが話題を呼んできたが……。



蓮舫 民進党代表
「手続きを怠っていたことは事実で、反省している」
NHK NEWS WEB 7月18日


 民進党の蓮舫代表は「二重国籍」問題をめぐって記者会見を行い、昨年10月に日本国籍の選択を宣言したことが記されている戸籍謄本の写しの一部などを公開した。

 昨年9月の民進党代表選挙に立候補した際、「二重国籍」について指摘された蓮舫氏は、台湾当局に確認した結果、昭和60年に日本国籍を取得した後も台湾籍が残っていたことが確認されたとして謝罪した上で、台湾籍を離脱する手続きが完了したと説明していた。今回の記者会見では、これまでの説明を裏付ける資料として、台湾当局から交付された「国籍喪失許可証書」の写しと、戸籍謄本の一部の写し、台湾旅券を公開している。

 会見で蓮舫氏は「野党第1党の党首として、現政権に強く説明責任を求める立場であることを勘案して公表した」「去年、指摘を受けるまでは疑ってもいなかった。公職に就く者として深く反省をしている」と語ったが、対応が後手に回った感があるのは否めない。

 一方、蓮舫氏の二重国籍問題について追及し続けてきた評論家の八幡和郎氏は、「この公開は不十分」とし、「台湾への渡航が日本旅券で行われたことを示す日本旅券の当該ページ」の公開と、蓮舫氏の子どもをはじめとする家族の国籍の問題について明らかにするように求めている(アゴラ 7月19日)。インターネットにはさらに蓮舫氏を追及する声も少なくない。

 今回の蓮舫氏の会見は、都議選の大敗を受けて党内から説明を求める声や批判が上がっていることに配慮したものと見られているが、立命館大学政策科学部教授の上久保誠人氏は「都議選の大敗と蓮舫氏の問題は関係ないでしょう」とバッサリ。「民進党の中には都議選で負けた責任をとりたくない人たちがいて、蓮舫氏の国籍問題で負けたことにすれば責任追及から逃れて退陣しなくてすむというわけです」と分析している(ホウドウキョク 7月20日)。

「幹事長を受ける人はなかなかいないのではないか」

 そもそも二重国籍は本当に問題だったのか? 中央大学法科大学院教授の奥田安弘氏は、「二重国籍だった場合、政治家、あるいは野党第1党の党首や総理という立場にはなれないのでしょうか?」という質問に対して、「現在の法律を適用した場合には何の問題もありません」と回答している(『荻上チキ・ Session-22』 7月13日)。

 昨年10月、日本維新の会が「国籍選択をしていない者は被選挙権がない」「管理職公務員になれない」といった内容の法案を提出したが、審議未了で廃案となっている。また、奥田氏は「公職選挙法では日本国籍のみが要件であり、外国国籍を持っていても問題とはなりません」とも解説しており、経歴詐称の疑いについても「学歴の詐称」などと同列に扱えるものではないという見解を示している。

 今回の件で民進党は足並みの揃わなさをあらためて露呈した。蓮舫氏は野田佳彦幹事長を含む執行部を交代させる意向を固めたが、自身は続投するという。民進党の閣僚経験者は「幹事長を受ける人は、なかなかいないのではないか」とコメントしている(日テレNEWS24 7月20日)。浮上への道のりは遠い。

野田数 都民ファーストの会代表・都知事特別秘書
「どの企業も取材は広報経由。うちはこれまでの都議会と違い、民間並みの対応をとる」

朝日新聞 7月15日

 東京都議選の圧勝劇から約20日。都民ファーストの会の議員の声が聞こえてこない。当選者への取材制限を続けているからだ。議員経験がない新顔が多いため、失言などを避けるのが狙いだが、そんなに失言しそうな人ばかりを擁立したということなのだろうか?

 都民ファーストの会代表の野田数氏は、都議の取材について「民間並みの対応をとる」と語った。言い換えれば「気に入らない取材には答えない」ということだ。野田氏はかつて都議時代に日本国憲法を無効とし、大日本帝国憲法の復活を求める内容の請願に賛成していたことが報じられているが、代表就任後のインタビューで「私個人の思想信条は明かしません」と断言している(Abema TIMES 7月7日)。

 15日放送のAbemaTV『みのもんたのよるバズ!』に出演予定だった都民ファーストの会の元幹事長・音喜多駿都議の出演も直前にキャンセルされた。出演者の一人であるコラムニストの吉木誉絵氏は「情報開示が東京大改革の要だとおっしゃってきたのに、自ら制限をかけていては都民ファースト自体がブラックボックス化しているとの批判は免れないのではないか」と批判した(Abema TIMES 7月17日)。音喜多氏は自らのブログで「これまでは比較的自由にメディア出演や取材対応をして参りましたが、今後は少し違った形となりそうです」と釈明。年内には国政に進出するとされている都民ファーストの会だが、「ブラックボックス」化は今後ますます進みそうだ。
*****