阪神間で暮らす

テレビを持たず、ラジオを聞きながら新聞を読んでます

I am not Abe.   教育勅語、教材で用いること否定せず

2017-03-31 | 日記




 世界に対し、安倍首相がやっていることが本当の日本の姿じゃないと思い、 『 I am not Abe、 』 と声をあげる。


  14年の選挙の時は『来年10月の引き上げを18カ月延期し、そして18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします。平成29年4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく確実に実施いたします。3年間、3本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。私はそう決意しています。』 と言っていた。


  元官僚の古賀茂明氏は氏の著書「国家の暴走」に安倍首相の事を
  「この人物は、いとも簡単に、しかも堂々と、嘘をつける人間なのだ。」 と書いている。


 安倍政権が進めるアメリカのためのTPP批准に反対します。


  忘れていませんよ、12年の選挙時に貼られたポスター、どうなっているでしょう。
  言っている事とやっていることがさかさま。安倍自民は単にアメリカの隷属政党。

  「日本を耕す自民党」と言うのは外資に対し日本から搾取しやすいようにする。事か?
  「ウソつかない。」自体が嘘



  TPP、ISD条項で日本の国家主権は破壊されコングロマリットの餌食に
  

  農業だけじゃないよ、食料、医療、特許、環境、労働、投資、衛生植物検疫、越境サービス など21分野

  自民党が2012年暮れの衆議院選挙で公約したTPPに関して、自民党のウェッブをチェックしよう。

   
 拡大すると
   



 安倍政権の進めるアメリカのための戦争法施行および帝国憲法への改憲に反対します。



 〈あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。世界によって自分が変えられないようにするためである〉ガンジー

 〈一番こわいものはテロリストでも大不況でもなく、いつの間にか私たちがいろいろなことに疑問を持つのをやめ、気づいた時には声すら自由に出せない社会が作られてしまうことの方かもしれません〉アメリカで医療破産したある女性(堤未果、ルポ貧困大国アメリカⅡより)




 03/31(金)

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自民の思惑外れ…怪しくなってきた籠池理事長の「逮捕」  【日刊ゲンダイ】

 森友学園の籠池理事長潰しに躍起になっている安倍自民党。証人喚問で証言した籠池氏を偽証罪で告発すべく調査するというが、「振込用紙に名前を記載したのは『職員』ではなく、籠池夫人の可能性が高い」とか、「安倍小学校の振込用紙を使用したのは『ほんの一瞬』ではない」など、疑惑の本質から離れた重箱の隅をつつくようなネタ探しばかり。党内でも「現実に告発は難しい」という声が上がる。

 もうひとつ自民党が期待を寄せているのが、金額の異なる3種の契約書を巡る補助金の不正取得だ。偽証罪に比べ、「補助金適正化法違反」の方が簡単とされてきたが、籠池氏は補助金返還で先手を打った。

 森友学園は小学校の建設費用について、国交省に23億8400万円の工事の契約書を提出して、約5600万円の補助金を受けていた。一方で大阪府には7億5600万円、関西エアポートには15億5500万円の金額の異なる契約書を提出。金額を水増しし、国交省から補助金を過大に受け取った疑いが指摘されてきた。

 国交省は交付済みの約5600万円の返金を求めていたが、どこから調達したのか、籠池氏は28日に国交省に全額返還。ところが29日、大阪地検特捜部は補助金適正化法違反の疑いで、籠池氏に対する告発状を受理した。

 自民党の思惑通り、籠池氏は逮捕されるのだろうか。元検事の落合洋司弁護士が言う。

「特捜部が受理した以上、捜査は行われます。捜査の展開の中で、証拠隠滅の恐れが出てくれば別ですが、特捜部が籠池氏を直ちに逮捕するような案件ではありません。ポイントは、故意に不正を働いて補助金を受けたのかどうかです。補助金を返せば済むという話ではありませんが、全額返還されていることは考慮されます。不正が立証されても、起訴しない方向に働くでしょう」

 森友問題の本質は、国有地の激安払い下げと小学校のスピード認可だ。そこをやらないで、籠池氏をやっつけようとしても、自民党の思惑通りに進むわけはないのだ
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 まず総理を侮辱したからと言うのが間違いの始まり、振り上げた手の納めどころがわからない。誰が見ても安倍首相より籠池氏の方がしっかりと冷静に答弁していた。
 これは対韓国も同じ駐韓大使を引き上げたが返すきっかけがつかめない、大統領選で野党候補が勝てば慰安婦象はそのまま日本が支払った10億円はそっくり返され安倍官邸のメンツ丸つぶれ。
 


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森友疑獄もう一つの唖然 首相の資質このレベルでいいのか  【日刊ゲンダイ】

 森友学園問題で深まる一方の疑惑や、経緯の異常性に多くの国民は唖然としているが、それ以上に際立つのが安倍首相の国会答弁のひどさだ。

 学園との関係を質問されただけで「侮辱だ!」とわめき立てる。都合の悪いことを追及されると「印象操作だ!」と逆ギレして、野党議員を罵倒する。揚げ句には、首相自ら国会の場でデマを流して野党議員を貶める。もうメチャクチャなのだ。

 28日の参院決算委員会で、森友学園の籠池泰典理事長が証言した昭恵夫人からの寄付について聞かれた安倍は、急に民進党の辻元清美議員の名前を持ち出した。

「今日、産経新聞の中に『3つの疑惑』と出ていますよね。辻元議員は真っ向から否定しているわけでありまして、これを証明しなければいけないということになる」

 疑惑とは、辻元が「森友学園の幼稚園に侵入しかけた」「小学校の建設現場に作業員を送り込んだ」などというもの。産経の記事が根拠にしているのは、自民党が公表した昭恵夫人と籠池夫人のメールの文面だけだが、安倍に親和的なネトウヨ界隈が飛びつき、ネット上では大騒ぎになっていたのだ。

 もっとも、これはデマだということがハッキリした。著述家の菅野完氏が29日、籠池夫人へのインタビューを行ったところ「思い込みで書いた」と証言したのだ。

 ネット上に飛び交うデマ情報の類いを国会答弁で持ち出すなんて、よほど追い詰められているのか、もともと思考能力に問題があるのか、いずれにせよ、国民としては心配になる。

国会侮辱を見過ごしてはならない

 安倍は最近、よく「ないものは証明できない。悪魔の証明だ」とブチ切れ、「『ある』と言う人の方が証明しないといけない」と言うのだが、かつて「ないと証明できない方が悪い」と国会で発言したのは誰だったか。

 14年5月の予算委で、イラク戦争の開戦時に「大量破壊兵器がある」という米国のデマ情報をうのみにしたことを問われた安倍は、「大量破壊兵器が『ない』と証明できなかったイラクが悪いということは申し上げておきたいと思います」と言っていたはずだ。

「常に自分は正しい、悪いのは他人というのが安倍首相の一貫した姿勢です。数の力に驕って、国会も内閣も自分のものだと勘違いし、『オレが正義だ』という態度で周りを従わせてきた。だから、森友学園の問題でも、証拠の有無にかかわらず、首相の言うことが正しく、反論すれば『侮辱だ』ということになってしまう。これでは、将軍様の独裁国家と変わりませんよ。質問に真摯に答えようとせず、野党議員を揶揄して国会を侮辱しているのは安倍首相の方です」(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)

 辻元に対する安倍の発言は、作家の中沢けい氏もツイッターで〈呆れてものも言えない。なんだこれは〉と驚愕していた。

〈国会で首相が「御党の辻元さんも同じことが起こっている」と発言した件。これは見逃したらいけない。野党4党で強く抗議を申し入れるべき〉

〈言論機関にとっても見逃してはいけないものだ。ネトウヨの作ったデマを国会で首相が答弁しているのをただ「ネトウヨ首相」と揶揄冷笑しているだけでは国会そのものが成り立たなくなってします(原文ママ)〉

〈辻元議員ひとりの問題ではない。首相の認知能力すら疑わせるような発言を個人攻撃として矮小化してはならない。議会の責任で撤回謝罪を求めるべき。怒る時に怒らないとぐさぐさに物事が崩れて行く〉

 本当にその通りなのである。
  

行政府の長が国会議員を恫喝する狂気の沙汰

 社民党の福島みずほ議員が、「腹心の友」が理事長を務める加計学園の疑惑を質問した際も、安倍は信じ難い反応を見せた。色をなして「確証あるんですか! 特定の名前を出して責任を取れるのか!」と恫喝したのだ。

 国会議員の質疑権は憲法で認められた重要な機能である。一方で、政府には国会で答弁して国民に説明する「義務」はあっても、質問を遮ったり、逆質問したりする「権利」は認められていない。

「憲法の予定する議会制民主主義においては、国会は国権の最高機関であり、政府・内閣は国会の監督下にある。安倍首相は、まるで国会を官邸の下請け機関か何かのように考えているフシがありますが、国会議員が安倍首相を自分たちの親分のように崇めるのは間違っている。行政のトップである首相が、議会で一議員を恫喝するなんて狂気の沙汰で、特に野党の女性議員に対する態度は度を越しています。自分たちの権利を侵された国会議員は、与野党を問わず怒らなければいけない。三権分立をちゃんと理解しているのか、首相の見識も問われます」(金子勝氏=前出)

 自分のことを一度ならず「立法府の長」と言った安倍は恐らく、三権分立も理解していないのだろう。国会の仕組みも、民主主義の何たるかも分かっていない。だから、「証人喚問は刑事罰が科されるような人間が呼ばれる場」なんてトンデモ説を平気で繰り出す。証人喚問は議会の調査権に基づいて、真相解明のために行われるものだ。安倍に盾突いた人物を締め上げる場ではない。こんな内閣に共謀罪なんて、絶対にやらせるわけにはいかないのである。

国民の見識も問われている

 自民党の西村康稔総裁特別補佐が28日に会見して、籠池理事長を偽証罪で告発するとか言っていたが、これも何の権限があって発言しているのか。本来、偽証罪の告発や国政調査権の発動は国会で決めることであり、今回は予算委員会だ。官邸が口出しできるものではない。


 そもそも、憲法62条の国政調査権だって、政府に対する監督権を行使する手段として担保されているものだ。国会の調査権というなら、籠池理事長への嫌がらせ告発より、昭恵夫人や財務官僚の証人喚問で真相を究明するために発動すべきだろう。官邸の意向をくんで、国会が私人の口封じに動いてどうする。

「誰も異を唱えられず、安倍首相の顔色ばかり見ている。自民党の劣化は甚だしいと思います。官邸も自民党も『森友問題の出口が見えない』と嘆いていますが、出口を塞いでいるのは安倍首相自身なのです。昔の自民党なら、とっくに引導を渡している。議員のレベルが低いから首相が5年もやっていられるのか、安倍政権が長く続いたせいで国会議員が劣化したのか分かりませんが、それで被害を受けるのは国民です」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

 自分に歯向かう者は許さないのが安倍政治だ。党内も、メディアも、茶坊主を引き立て、批判の声を潰しにかかる。人事権を振りかざし、霞が関にも影響力を行使。その結果、権力機構は腐敗塗れになってしまった。

「小さなものまで含めれば、昭恵夫人の口利き案件は、全省庁にまたがるほど膨大だといわれています。加計学園の疑惑もそうですが、第2、第3の森友問題は必ず出てくる。それ以上に深刻なのは、今回の問題で、海外から“極右に便宜を図った首相”とみられていることです。これは外交上の大失点で、国際的な恥辱とも言える。国会でムキになる答弁も子どもの喧嘩レベルだし、普段から“日本の誇り”を声高に叫んでいる人たちは、見ていて恥ずかしくないのでしょうか」(山田厚俊氏=前出)

 森友問題で露呈したのは、国家を私物化する安倍の資質とオツムの程度だ。こんなトップを戴いていていいのか。国民の見識もまた問われている。
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 確かに国民の見識が問われている、この間も書いたが海外じゃ首相が右翼の学校と懇意と言う事、まあこんな質の政治家を選挙で選んでいるのは国民であるあなたです。
 


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教育勅語を宣言で読み破れ(佐高信)  【週刊 金曜日】

問題の森友学園理事長の籠池泰典が、
「教育勅語のどこが悪い?」
と叫ぶのを見ながら、私は『橋のない川』(新潮文庫)の作者、住井すゑの次の提言を思い出していた。

「教科書に一つの方法として『教育勅語』と『宣言』を並べて印刷し、表紙をめくったら『教育勅語』がある。その次には『宣言』があるというような教科書をつくったらいいんじゃないか。どっちが人間的であるか、どっちが人間的真実を訴えているか、どっちがより人間的哲学を生かしているか、一目でわかると思うんですね。『教育勅語』をむざむざと葬ってしまって、今の子どもが知らないというのも、ある意味ではマイナスですね。明治、大正、昭和の敗戦まで、このような教育の名のもとに調教をやってきたんだということをくり返しくり返しみんなで反省する必要があるんじゃないかと思いますね」

「朕惟フニ我カ皇祖皇宗」の教育勅語と、「全国に散在する吾が特殊民よ団結せよ」で始まり、「人の世に熱あれ、人間に光あれ」と結ばれる宣言を並べて教えよという住井の主張を生かさなかったから、いま復讐されているとも言える。

いいものだけを教えてきた弱さ、いいものを悪いものとの比較に於て教えなかったもろさが、いま、出てきた。

「昼の光に夜の闇の深さがわかるものか」と言い放ったのはニーチェだが、闇との対比に於てこそ、光は意味をもつのである。そのことを住井はよくわかっていた。

住井すゑにお礼を言った児玉誉士夫

住井と永六輔の『人間宣言』(光文社)に「いい話」がたくさん出てくる。

亡夫の犬田卯の遺骨を持っていらっしゃるそうですね、と永が問いかけると、
「これね、遺骨にしてそれを地下へ埋めるということは忍びないですよ、できないですよ。だから書斎の?笥のいちばんいい場所にあります。もう何十年もたちますけれども。ときどきは骨をかきまわしてやってます」
と住井は笑い、
「ぬかみそじゃないんだから」
と永がまぜっ返すと、
「好きな男の骨なんだもの、ときどきさわって話しかけるっていう意味よ」
と住井は答えている。

『橋のない川』のモデルは宣言の起草者、西光万吉だといわれる。西光はその後、転向したが、住井との深い信頼関係は崩れなかった。

住井が西光の家を訪ねると、西光の妻は仏間に並べて二人の布団を敷き、住井と西光は遅くまで語り合ったという。

あれほどはっきりと天皇制廃止を主張しながら、住井のところには不思議に右翼が糾弾に来なかった。それについて住井は、
「私は来るのを待っているんですがね。もし来てくれれば帰りには左翼にして帰しますから」
と笑っていた。

永との『人間宣言』によれば、『橋のない川』の第四部を発表した段階で、右翼の親玉の児玉誉士夫が、
「いい小説を書いてくれてありがとうございました」
と言ってきたとか。

そして、それから住井が上京するたびに、外車で迎えに来て、乗ってくれ、という。右翼の世話になる気はないからと断ってタクシーに乗ると、護衛のつもりか、その車がついてくる。

そういうくらいだから、住井によれば右翼は、
「土産は持ってくるけど、文句はいってこない」

多分、住井の迫力に気押されたのだろう。

そんな住井を偲びつつ、娘の増田れい子は棺に住井の大好きだったキャラメルを入れたという。
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 質の悪いネトウヨは知らないが右翼も黙らせる、すごいな。
 


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森友事件 官邸錯乱の原因は安倍“仮面夫婦”の家庭内別居  【日刊ゲンダイ】

 森友学園問題に関して自民党の西村康稔総裁特別補佐が28日、「籠池理事長を偽証罪で告発するために調査する」と記者会見。これに公明党から批判が飛んだ。

「偽証罪の告発や国政調査権発動は参議院、衆議院の予算委員会で決めること。西村総裁特別補佐がどういう立場で記者会見したのか」(大口国対委員長)

 同じ日に菅官房長官も、籠池証言が「偽証」になるか調査していることを明らかにしているから、西村会見が「安倍官邸」の意向を受けたものであるのは間違いない。

 連立与党を怒らせてまで“越権行為”に突っ走る官邸。森友問題を思うように幕引きさせられず、もうメチャクチャなのだが、官邸が錯乱状態になっているのは、実は、安倍首相夫妻が「仮面夫婦」であることに起因している。

■2人の没交渉がファクス問題拡大招く

 籠池喚問で、昭恵夫人付職員だった谷査恵子氏が財務省に働きかけた証拠ファクスの存在が明らかになり、安倍首相は窮地に陥った。このファクスを巡り、安倍首相と菅長官の間で齟齬(そご)を来していた。

「安倍首相は、籠池喚問を見て初めてファクスがあることを知り、激怒して、今井政務秘書官と谷氏を呼びつけ怒鳴ったそうです。ところが、菅長官は問題のファクスをその1週間前に入手していた。菅さんは、『夫婦なのだから、首相は夫人からファクスのことを当然、聞いている』と思っていたようなのです」(自民党関係者)

 いかに安倍夫妻が普段から話をしていないのか分かるというものだ。

 24日の参院予算委員会では首相自らが、夫人との没交渉をにおわせてもいる。森友が付けた「安倍晋三記念小学校」の名称を断るのに5カ月程度の時間を要したことについて、「お互いに出張していたので、連絡が取れず、事務所を通じて聞いたため」と答弁したのだ。

「2人は典型的な政略結婚。出だしから夫婦関係は微妙でしたが、名家なのに跡取りができなかったことで決定的になった。以降、昭恵夫人は『家庭内野党』と言いながら好き勝手をし、今では家庭内別居状態なのです」(夫妻を知る政界関係者)

 今回、森友問題が起きて首相の母・洋子さんが激怒し、「安倍家を潰すつもりなの!」と昭恵夫人を叱ったという。

 もともと良いとは言えない「嫁姑関係」に、安倍首相のストレスは頂点に達しているようで、これも官邸錯乱の原因だ。

 昭恵夫人は、籠池喚問があった23日に弁明コメントを出して以来、フェイスブックを更新せず、27日は熱を入れていた「全国高校生未来会議」も欠席。雲隠れの様子だ。

「首相がどこかに隠しているのか、それとも自ら家を離れたのか。千葉県内にある宗教関係の施設にいるとも囁かれています」(前出の政界関係者)

 首相の夫婦関係悪化で、政権がやることなすこと支離滅裂なんて、もはや末期症状だ。
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 ストレス頂点なのにまだ投げ出さない、不思議だな~。
 

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過去最大97兆円超 新年度予算で鮮明化した財政規律の崩壊  【日刊ゲンダイ】
 日本経済一歩先の真相 高橋乗宣氏

 過去最大の97兆4547億円に上る2017年度予算が成立した。安倍政権の「1億総活躍」の掛け声に合わせ、子育て世帯や学生への支援拡充や、同一労働同一賃金への助成策などが、ふんだんに盛り込まれた。

 具体的には、保育士の賃金引き上げなど待遇改善策に492億円を計上。経済苦の学生を対象とした返済無用の給付型奨学金の創設に70億円を費やす。非正規雇用の正規転換を進める企業への助成金は、610億円に倍増させた。

 一つ一つの政策は結構な話だが、問題なのは予算の原資である。

 アベノミクスの息切れで、税収は鈍化。今年度の当初予算より1080億円増にとどまった。高齢化で増え続ける社会保障費をいくら削っても、歳入の伸び悩みを補えない。結局、歳入の3分の1以上に当たる35.3%を国債に依存する苦しい予算編成となった。

 安倍政権が頼る国債を買い支えるのが、黒田総裁率いる日銀だ。2013年4月からの異次元緩和で、市場に出回る国債をドンドン買い占め、保有残高は今や400兆円をゆうに超える。

 日銀がお札をドンドン刷りまくり、大量の国債を引き受ける。中央銀行が国の借金を肩代わりする「財政ファイナンス」の禁じ手同然の危うい政策だ。戦時体制を彷彿させる財政規律の崩壊である。

 黒田日銀がマイナス金利の切り札まで放った結果、金融機関は軒並み、悲鳴を上げている。日本を代表する大手銀行でさえ、預金の運用先に困り果てている。国内で運用しようにも長期国債の利回りはマイナス続き。運用先に英国債やスウェーデン国債を選ばざるを得ないというのだ。日本の銀行がスウェーデン国債を運用するとは、まるで雲

 安倍政権は支持率を気にして新年度予算では一見、良さそうな政策の旗を振っている。その内実は無軌道な戦費拡大と同じ火の車。さまざまな犠牲の上に成り立っていることを忘れてはいけない。

 これだけ歪んだ金融政策を未来永劫続けるわけにはいかないが、出口戦略は困難だ。緩和縮小に動けば、金利は確実に上昇し、国債の利払い負担の増加で、政府は苦しむことになる。異常な政策と知りながら、うかつに抜け出すこともできない。待っているのは、アベノミクスに隠れた「わな」に延々のたうち回る自縄自縛の姿だ。

 予算成立後に安倍首相は「今回の予算は未来を開く予算だ」と胸を張ったが、アベノミクスの大失敗が「未来を閉ざし、縛り上げる」結果を招くことに気付いていないようだ。経済失政と財政悪化の責任が、森友問題の責任以上に重いのは言うまでもない。安倍政権は直ちに総退陣すべきだ。
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 経済なんかわからないボンボン官邸、自動忖度機フル回転で予算も税収関係なく国債に頼り未来に付け回す。
 
 

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築地女将の会、自民のネガティブキャンペーンは陰  【日刊スポーツ】

 築地市場で働く女性46人で構成される「築地女将(おかみ)の会」は30日、都庁で会見を開き、同市場の豊洲移転を中止し、築地市場を再整備して継続使用していくことを要求した。

 山口タイ会長(74)らが出席。豊洲市場の安全性が確保されていないことを指摘し、築地市場の土壌汚染などを強調するような一部の意見に強く反発した。

 19日の「豊洲市場における土壌汚染対策等に関する専門家会議」の発表内容を受け、山口会長は「一部メディアで豊洲市場の安全が確保されたかのように報じられました、資料をよく精査すれば、それが限定された安全であることが分かります」と主張。「同会議が無条件に(豊洲市場の)安全を宣言したものではない」と訴えた。「築地市場の土壌も汚染されている」などという一部の指摘については、「憤慨している」と強調した。

 瀬古知佐子副会長(73)は「都議会最大勢力の自民党によるネガティブキャンペーンは執拗(しつよう)かつ陰湿で、これ以上看過できるものではない」と力を込めた。自民党が築地市場を訪れ、施設の破損箇所などを撮影していたことにも触れ、「あえてそういうところだけを写して、消費者に知らせている。明白な営業妨害」と反発した。

 山口会長は「こういうことを続けられると、いずれ商売にも差し支えが出てくる。これが世界に発信されたら恥ずかしい」と声を震わせた。同会は築地市場内の米軍クリーニング施設跡の土壌汚染や、老朽化などについては認めつつ、「汚染が心配される箇所は局所的で、法に基づいて処理・対策がされれば、問題が生じるとは思えない」と指摘。豊洲市場については「世界一の石炭ガス工場の跡地で、その汚染の濃度、規模からも、普通の土壌汚染ではない」と分析した。

 小池百合子東京都知事への期待を問われると、「ぜひ築地で再整備を行ってほしい。世界に誇る市場です。豊洲に行ったら、日本国民として恥ずかしい。皆さんも再整備を求める声を上げてほしい」と希望した。
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 女将を怒らすと怖いよ、自民党もその怖さを思い知るだろう。


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天然ゴムアレルギーに注意 消費者庁が呼び掛け  【東京新聞】

 消費者庁は31日、天然ゴム製品に触れたことで、皮膚障害などアレルギー症状が出た事例が過去に40件以上報告されているとして注意を呼び掛けた。まれに呼吸困難や意識障害などアナフィラキシーショックを起こすこともあるという。

 消費者庁によると、天然ゴムに含まれるタンパク質の一部が原因とされ、「ラテックスアレルギー」と呼ばれる。天然ゴムを使った手袋や風船、医療用チューブなどに触れると赤みやかゆみ、じんましんなどが出る。また、クリやバナナ、アボカド、キウイフルーツを食べて発症するケースもあるという。
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 意外なもので発症するんやな、アナフィラキシーショックと言えばハチに刺されて、と聞くけど。食べ物の場合は発症するまでの時間が長いらしい。


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教育勅語、教材で用いること否定せず 政府が答弁書  【朝日新聞】

 政府は31日、戦前・戦中の教育勅語を学校教育で使うことについて、「勅語を我が国の教育の唯一の根本とするような指導を行うことは不適切である」としたうえで、「憲法や教育基本法等に反しないような形で教材として用いることまでは否定されることではない」との答弁書を閣議決定した。民進党の初鹿明博衆院議員の質問主意書に答えた。

 勅語については、太平洋戦争後の1948年、衆参両院が排除・失効の確認を決議している。

 また、稲田朋美防衛相が国会答弁で「親孝行や友達を大切にするとか、そういう(勅語の)核の部分は今も大切なもの」と述べたことの是非について、答弁書は「政治家個人としての見解」とし、政府としての見解を示さなかった。
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 教育勅語の一番の核はいざとなれば天皇のために命をささげる、と言うところその前の道徳的なことはつけたし。
 GHQに言われ衆参両院で廃棄を宣言した教育勅語、極右安倍政権はこの教育勅語を教科書への取り込みを図り閣議決定。
 恐ろしい国に成ってきた。


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テキサス独立を働きかける…トランプ氏姿勢に欧州委員長  【毎日新聞】

 【ブリュッセル八田浩輔】欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長は30日、英国に続くEU加盟国の離脱を支持するようなトランプ米大統領の姿勢について、「もし彼がそのような態度を続けるならば、私は米国のオハイオやテキサスの独立を働きかける」と述べた。マルタで開かれた欧州議会の最大勢力、欧州人民民主党の会合で演説した。

 ユンケル氏は、米大統領選時から英国のEU離脱を公言してきたトランプ氏に対し「EUのことをもっと知るべきだ」と苦言を呈したこともある。一方でトランプ氏は、初の首脳会談の相手にメイ英首相を選び、両国の「特別な関係」を演出。EU離脱後をにらんで米英間の自由貿易協定に関する協議に積極的な姿勢をみせている。

 ユンケル氏はこの日の演説で「英国の離脱は終わりではない。より強く、より良い(EUの)始まりだと考えるべきだ」と強調。欧州統合の将来についても「我々のペースで歩みを進める時だ。さもなければポピュリストが我々の先を行ってしまう。それは欧州にとって良くないことだ」と述べた。

 前ルクセンブルク首相のユンケル氏は14年から、EUの首相に相当する欧州委員長を務めている。
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 言うのならテキサスじゃなくトランプの地元ニューヨークやフロリダを上げればよかった。
  

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「憲法の精神、身についていない」新基地建設の問題点挙げる 木村草太氏講演会  【沖縄タイムス】

 沖縄タイムスで「憲法の新手」を連載中の憲法学者で、首都大学東京教授の木村草太氏の講演会「憲法施行70年、沖縄で憲法を考える」(主催・沖縄タイムス社、特別協力・連合沖縄)が30日、那覇市久茂地のタイムスホールで開かれた。名護市辺野古の新基地建設で日本政府が憲法の手続きを踏んでいないと指摘し、「憲法の原則は定着しても、精神は身についていないことが沖縄でよく分かる」と問題点を挙げた。

 木村氏は辺野古新基地が運用されれば、県や名護市の自治権が制限されるため、憲法では法律的な根拠が必要と強調。翁長雄志知事の埋め立て承認取り消し処分をめぐる訴訟で、福岡高裁那覇支部が「日米安保条約に根拠がある」と判断したことに「そもそも条約と法律は違う。条約を根拠に自治権を制限すれば、憲法の要請を無視した脱憲になる」と追及した。

 埋め立てに合理性があるとした最高裁判決に対し、「危険の量だけではなく、質に目を向けると普天間より辺野古の方がましとは言えない」と県の反論に期待した。沖縄タイムス主催の木村氏の講演会は3回目。新著「木村草太の憲法の新手」の発刊を記念した。
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 この問題も三権分立が安倍政権によって壊され自動忖度機がブン回っているから起こる事だろう。
 日本は独立国のはずなんだけど、隷属派が自主独立派を追い出す。
 鳩山政権、小沢一郎事件による人格破壊を見ればわかる。
 





 Twitterコーナー、ご参考に

 慶應義塾大学経済学部の金子勝教授のツイッター

 元外務省国際情報局局長、元防衛大学校人文社会科学群学群長の
    孫崎享氏のツイッター

 自由党の 小沢一郎事務所のツイッター

 社民党参議院議員 福島みずほ氏のツイッター

 東京新聞 政治部のツイッター

 東京新聞 ほっとwebのツイッター

 市民連合のツイッター

 関西市民連合のツイッター

 SADL大阪のツイッター

 上智大学 中野晃一教授のツイッター

 法政大学法学部 山口二郎教授のツイッター


 その他、こちらもどうぞ 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



昨日の神戸
最低気温  10.8度(05:55) 前日差+3.3度)
最高気温  18.5度(15:51) 前日差+4.9度)

  今朝の神戸最低気温  10.0度 (06:29)  4月上旬並み 平年より1.9度高かった
   、

今日の神戸の
   日の出     5時48分 (昨日 5時49分)
   日の入り   18時19分 (昨日18時19分)

       日の出は昨日より一分早く、日の入りは昨日と同じ

       

 中国大陸から延びてきた前線低気圧が九州の南まで、予想より岸よりを東へ進む。九州から関東まで雨、それ以北は日本海の高気圧で晴れに。
     
     
 明日の朝、太平洋側を東へ進む低気圧、岸沿いではなく東へ進んだので晴れになる、北海道は高気圧から吹き降ろす寒気で雪かも。
     
     
 今朝は曇りで11時ごろから雨が降りだした、昨日に比べ気温は大分低い、まあ昨日が暑かっただけ?
 今日の神戸の最高気温は13.3度、昨日より5.2度低く平年より2.0度低かった。
 明日は曇り後晴れ、朝の最低気温は5.5度、最高気温は12.2度、夜の気温は6.7度の予報。明日は少し気温が上がる。







籠池氏「告発」をめぐる“二つの重大な謎”

2017-03-31 | いろいろ

ヤメ検で弁護士の郷原信郎氏の「郷原信郎が斬る」より

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籠池氏「告発」をめぐる“二つの重大な謎”
投稿日: 2017年3月30日


 3月23日の衆参両院予算委員会の証人喚問での証言が社会的注目を集め、「時の人」となっている籠池泰典氏をめぐって、3月29日から30日にかけて、二つの「告発をめぐる動き」があった。

 一昨年秋に公刊した【告発の正義】(ちくま新書:2015年)等で、告発をめぐる最近の環境変化の問題について専門的立場から調査研究してきた私にとって、いずれも、不可解極まりないもので、凡そ理解できないものだ。このような告発をめぐる不可解な動きが行われる背景に、一体何があるのだろうか。

 一つは、3月28日に、「籠池氏偽証告発」に向けての調査結果が公表されたことだ。

 同日夜、自民党の西村康稔総裁特別補佐が、西田昌司参議院議員、葉梨康弘衆議院議員とともに、党本部で緊急の記者会見を行い、衆参両院で証人喚問を受けた森友学園の籠池泰典氏による複数の発言に虚偽の疑いが濃厚だとして「国政調査権の発動も必要だ。精査を進めたい」と述べ、その上で、議院証言法に基づく偽証罪での告発について「偽証が確定すれば考えたい」などと述べた。

 そしてもう一つは、翌日29日の夕刻になって、大阪地検が、籠池氏に対する補助金適正化法違反での告発を受理したことだ。NHKは、次のように報じている。

  大阪の学校法人「森友学園」が小学校の建設をめぐって金額が異なる契約書を提出し、国から補助金を受けていた問題で、大阪地検特捜部は29日、籠池理事長に対する告発状を受理し、今後、補助金の受給が適正だったかどうか捜査を進める



今回の告発受理公表の特異性

 まず、二つ目の「補助金適正化法違反の告発受理」であるが、刑事訴訟法上、告発というのは、何人も行うことができる。告発人の一方的なアクションである。告発が行われたからと言って、その事件が起訴されるか、ましてや、告発事実が真実なのか、犯罪に当たるのか全く不明なので、告発やその受理が、当局の側から積極的に公表されることはほとんどない。告発人が、自らのリスクで公表し、マスコミがそれを報じることがあるだけだ。

 ところが、今回の「籠池氏告発受理」の報道は、明らかに検察サイドの情報によって行われている。マスコミ各社の報道の多くは、告発人が誰かということすら報じていない。「告発状を受理し」と書かれているだけだ。【森友学園問題 補助金不正で捜査機関が動かないのはなぜか】で述べているように、この補助金適正化法違反が刑事事件として立件されるのは容易ではないと考えられた。しかも、3月28日に、森友学園は、問題となっていた国土交通省からの補助金全額を返還したとされている。通常であれば、起訴の可能性はほとんどなくなったので、告発状を引き取ってもらうことになるはずだ。それにも関わらず、「告発受理」が報じられるというのは誠に不可解だ。

 この二つの不可解な「籠池氏告発」をめぐる動きが、相次いで起きたことの背景には、この森友学園問題をめぐって大混乱に陥っている首相官邸の意向があるように思える。



補助金適正化法違反による起訴の可能性はゼロに等しい

 まず、大阪地検による「籠池氏告発受理」の“謎”について考えてみたい。

 【前記ブログ記事】でも述べたように、森友学園が設置をめざしていた小学校の建設工事に関しては、金額の異なる3つの請負契約書が作成され、そのうち最も高い約23億円の契約書が提出された国から5000万円余の補助金が学園に支払われた事実がある。この契約書が、国から補助金を受けるための虚偽の契約書だったとすれば、「偽りその他不正の手段」によって補助金の交付を受けた「補助金適正化法違反」が成立する可能性がある。

 しかし、請負契約書が虚偽だったとしても、国の側で審査した結果、適正な補助金を交付したのであれば、「偽りその他不正」は行われたが、それによって補助金が不正に交付されたのではない、ということになる。詐欺罪であれば未遂罪が成立するが、補助金適正化法違反では未遂は処罰の対象とされていないので、犯罪は不成立となる。(補助金適正化法が適用される国の補助金の不正受給については、詐欺罪・同未遂罪は成立しない。)この点について、

  専門家を交えた検討の結果、補助対象の設計費と工事費はおよそ15億2000万円と算定され、6194万円を助成することになり、先月までに5644万円余りが支払われている。

 との報道があった。(NHK)

 森友学園が受給していた国土交通省の「サスティナブル建築物先導事業に対する補助金」というのは、「先導的な設計・施工技術が導入される大規模な建築物の木造化・木質化を実現する事業計画の提案を公募し、そのうち上記の目的に適う優れた提案に対し、予算の範囲内において、国が当該事業の実施に要する費用の一部を補助」するもので、木造化・木質化が審査され、それに応じて建設代金の一部について補助金が交付されるものである。森友学園の件については、虚偽の請負契約書が提出されていても、森友学園が交付を受けていた補助金のうち、国交省の審査で、適正とされた部分を控除した「不正」受給金額は、少額になる可能性がある。また、審査の結果、認定された金額によっては、適正な金額が認定されており、不正受給がないという可能性もある。

 しかも、森友学園は既に補助金を全額返還したというのである。過去の事例を見ても、よほど多額の補助金不正受給でなければ、全額返還済みの事案で起訴されることはない。

 このように考えると、少なくとも今回の籠池氏の補助金適正化法違反の事実については、起訴の可能性はほとんどないと考えざるを得ない。そのような事件で、告発の受理の話が、告発人側とは異なる方向から表に出て、大々的に報道されるというのは、全く不可解であり、何か、特別の意図が働いているように思える。

 大阪地検が、この事件を起訴する方向で捜査していく方針であれば、「告発受理」を公表することなどあり得ない。告発は捜査着手の要件でも、起訴の要件でもない。本気で行う捜査であれば密行性が重要であり、「告発受理」をマスコミに報道させるなどということはあり得ない。

 実は、私自身も、この補助金適正化法違反の告発に関しては、3月中旬に、マスコミ関係者を通じて事前に相談を受け、告発状案にも目を通していた。単に、既にマスコミが報道しているような事実を、補助金適正化法違反で構成して告発状を提出しただけであって、捜査を行っていく上で特別の情報を含んでいるわけではない。

 今回の告発受理の件については、昨日午前、大阪地検から告発人に突然連絡があり、その後、告発人に、大阪の記者が確認してきたとのことだが、その記者が「大阪地検告発受理」の情報を得たのは、東京の記者からだという。つまり、東京サイド(最高検ないし法務省)が「告発受理」の情報源だと考えられる。

 いずれにしても、大阪地検の現場の動きではなく、何らかの意図があって、東京側主導で、「籠池氏の告発受理」が大々的に報道されることになったようだ。



自民党調査での籠池氏偽証告発はありえない

 次に、「偽証告発」をめぐる動きであるが、【籠池氏証人喚問は、自民党にとって「危険な賭け」】【籠池氏問題に見る”あまりに拙劣な危機対応”】でも述べたように、籠池氏の証人喚問での証言を偽証告発するというのはもともと無理筋だった。自民党が籠池氏の「安倍首相からの100万円寄付」の発言の直後に、拙速に証人喚問に打って出たこと自体が、「拙劣極まりない危機対応」だったのであり、予想どおり、証人喚問は「籠池氏の独演会」に終わり、しかも、籠池氏が証人喚問で明らかにした昭恵夫人付職員からのファックスで、昭恵夫人が国有地の売却に関わっていた疑いが生じるなど、自民党、首相官邸はますます窮地に追い込まれることになった。

 偽証の疑いがあるとして、告発をめざす調査の対象とされている事項は、

 ①籠池氏は、「学園の職員が払込取扱票の振込人欄に“安倍晋三”と書き、郵便局に持参した」などと証言したが、「安倍晋三」の筆跡が籠池氏の妻が書いたとされる字に似ていることから、郵便局に行ったのは、職員ではなく籠池夫人ではないか。

 ②寄付依頼書に「安倍晋三小学校」の記載がある払込取扱票を同封して使用した期間について、籠池氏は、「(安倍首相が)衆院議員時代、つまり総理就任、24年12月以前」であり、「使用してきたのは、ほんの一瞬」と午前の参議院予算員会で証言し、衆議院では「5カ月余り」と訂正したが、平成26年3月にも配っている。27年9月7日の100万円の振込に使われた払込取扱票にも「安倍晋三小学校」が記載されていることから、もっと長期にわたって使用していたのではないか。

 の2点のようだ。

 しかし、これらの事項に関して、国会議員が独自に調査した結果に基づいて籠池氏を偽証で告発することは極めて困難であり、現実的にはその可能性はほとんど考えられない。

 まず、①で問題にされている籠池氏の発言は、参議院予算委員会での自民党の西田昌司議員の質問に対して答えたものだが、その前に、山本一太委員長の質問に対して、

  その日は土曜日でございましたので、中身を確認し100万円であることを確認し金庫の中に入れました。そして、月曜、すぐ近くの新北の郵便局の方へまいったということでございます。その後、私は金庫に入れましたところあたりからは伝聞でございますので、私は直接いたしておりません。

 と証言し、昭恵夫人から受け取った100万円を職員室の金庫に納めるところまでは自分がやったが、その後のことは「伝聞だ」と証言している。

 したがって、その後の西田議員の質問に対する籠池氏の証言は、自分が直接経験したことではなく、「伝聞」であることが前提になっている。

 「伝聞」であれば、聞いた話が間違っていれば、本人の認識も間違うのは当然のことだ。森友学園側で、100万円の振込の手続について、籠池氏の妻や学園職員からその時のことを聞いたのであろうが、当初の話が違っていたことがわかれば、それに応じて籠池氏の認識も変わることになる。証人喚問の時点では、籠池氏は、「学園職員が郵便局に行って手続をした」と聞き、そのように思っていたが、その後、郵便局に行ったのが実は籠池氏の妻だったことが判明したということであれば、籠池氏の「認識が間違っていた」だけで、「記憶に反して意図的に虚偽の証言をした」ことにはならない。籠池氏が、妻が郵便局に行ったことを知っていて、それを隠すために意図的に虚偽の供述をする理由があれば別だが、郵便局に行ったのが職員なのか妻なのかは、籠池氏にとってはどちらでも良い話であり、嘘をつく理由も考えられない。

 すなわち、①の点について籠池氏に偽証罪が成立する可能性は限りなくゼロに等しい。このような問題で、籠池氏を偽証告発するために、払込取扱票の振込人欄の筆跡鑑定を行うというのは、全く馬鹿げていると言わざるを得ない。

 次に、②の点については、籠池氏は、「安倍首相が総理大臣に就任する前」と証言し、その期間も「5ヶ月余り」と証言しているが、どの程度の期間使っていたのかという点についての籠池氏の証言が、客観的事実に反している可能性があることは確かである。

 しかし、「安倍晋三小学校」の記載がある払込取扱票が、どの程度の期間使われていたのかというようなことが、国政調査権によって明らかにすべき「国政上重要な事項」なのであろうか。

 【国会での証人喚問は「犯罪捜査のため」という暴論】でも述べたように、国会での証人喚問は、憲法62条に基づく「国政調査権」の手段として、国政上の重要事項に関して、偽証の制裁を科して証言を求め、真実を究明するために行われるものである。そこで、仮に、事実に反する証言が「故意に」行われたとしても、すべてが「偽証告発」の対象となるものではない。「偽証に対する制裁として刑事罰を科すこと」が、国政調査権の目的を達するために不可欠と判断された場合に、偽証告発が行われる。当然、国政にとっての重要事項を証人喚問によって明らかにしようとしたところ偽証が行われた、ということが証拠上明らかとなった場合に、偽証告発が行われることになるのである。

 過去に偽証告発が行われた事例のほとんどが、その問題が検察等の捜査の対象となり、捜査の結果、偽証が明らかになった場合だけであることは【籠池氏証人喚問は、自民党にとって「危険な賭け」】でも述べた。

 典型的なのは、閣僚、政府高官、国会議員等に関して何らかの疑惑が持ち上がり、それに関して国会として真相解明のために、当事者の証人喚問が行われ、そこで、疑惑を否定する証言が行われたが、後日、検察等の捜査で、偽証であったことが明らかになった場合である。

 そのような形で偽証告発に至った2000年以降の事例として、鈴木宗男議員、守屋武昌防衛事務次官のケースがある。この場合、疑惑は、その後刑事事件に発展する可能性があるのであるから、証人喚問において「刑事訴追を受ける可能性がある」ということで証言拒否することは可能である。しかし、証人喚問されたのが国会議員、政府高官の場合、もし証言を拒絶すれば疑惑が一層高まることになるので、「自らのリスク」で疑惑を否定する証言をすることもあり得る。その証言が、その後の捜査で否定され、なおかつ、意図的な偽証であることが明らかになれば、その事実について偽証告発が行われることになるのである。

 実際のところ、「国政上の重要事項」は、刑事事件に関連するものである場合が多い。「刑事訴追を受ける可能性がある」と証言拒絶されてしまえばそれまでなのだが、政府高官、国会議員は、証言拒否によって疑惑が深まるから拒否することもできない、ということで、証人喚問することに意味があるのである。籠池氏が、証人喚問の後の外国人特派員協会での記者会見で、「いきなり民間人が証人喚問されるというのは、あり得ないこと」と怒りを露わにしていたが、民間人であれば、犯罪事実に関することを聞いても、当然、証言拒否をすることになるので、証人喚問をすることの意味がないのである。

 今回の証人喚問で籠池氏が述べた100万円の寄付自体は、違法な寄付ではない。それがあろうとなかろうと「国政上重要な事項」ではない。その寄付の事実に関して、仮に、意図的な虚偽の証言があったとしても、国政調査権の目的が達せられないなどとは言えないので、偽証告発の対象になどならない。ましてや、「安倍晋三小学校と記載された払込用紙をどの程度の期間使って寄付を募っていたのか」という点も、国政調査で明らかにすべき事項とは考えられない。

 証拠面でも、偽証告発というのは著しく困難だ。籠池氏は、証人喚問で、

  総裁になられて、(「安倍晋三小学校」を)お断りになられた後に、振込用紙が残っていて、少しの期間使われたことがあった

 と証言し、その後、振込用紙がどのように使われているのかはわからなかったというのが籠池氏の弁解のようだ。証言内容が、仮に、客観的事実と異なっていたとしても、意図的に虚偽の証言をしたのでなければ、偽証とは言えない。

 籠池氏の証言については、①、②いずれについても、意図的な偽証を明らかにできる証拠が収集されるとは思えないし、そもそも偽証の起訴価値もないので、偽証告発などあり得ないのである。



「二つの謎」の背景に何があるのか

 大阪地検特捜部の不祥事で批判非難を受けたことで、それまでの「ストーリー通りの調書をとるための不当な取調べ」を中心としてきた特捜捜査の手法が使えなくなり、検察捜査は著しく弱体化した。「絵に描いたようなあっせん利得」の甘利元大臣の事件の捜査でも、為すすべなく敗北、東芝の歴代社長の告発をめざす証券取引等監視委員会に対しても告発を断念させることに懸命になっている。そのような今の検察にできることは、起訴の可能性のほとんどない補助金適正化法違反を「告発受理」するという「単なる手続」を行って、それを「籠池事件捜査着手」とマスコミにぶち上げて大々的に報道させることぐらいなのだろうか。

 一方で、自民党議員による調査はほとんど無駄であり、偽証告発が可能になるとは思えないにもかかわらず、首相官邸側は、調査を肯定する異例のコメントをしている。自民党本部で偽証告発をめざす調査の記者会見が行われた28日午前の参議院決算委員会で、菅義偉官房長官は、齋藤議員の「虚偽証言で告発をすると、こういうことでしょうか。」との質問に答えて、「事実と違ったら、そのようになるという風に思っています。ですから、客観的な内容について、今私ども精査しています。」と答弁し、記者会見でも、証人喚問での籠池理事長の証言を巡り自民党が偽証罪での告発も検討していることについて、「真相究明の動きだ」などと評価する発言をした。

 政府側のスポークスマンである官房長官が、国会での国政調査権に関して、偽証告発を肯定するような発言をするというのはあり得ないことだが、それに加え、既に述べたような全くの「無理筋」である籠池氏偽証告発に向けての調査まで肯定する発言を敢えて行っているのである。

 今後、東京地検特捜部は、何らかの「無理筋」の事件を無理やり仕立て挙げて捜査を行い、偽証告発に向けての動きをアシストするというようなこともあり得るのであろうか。

 そして、検察庁を所管する法務省は、これからテロ等準備罪と称する「共謀罪」の国会審議が本格化する中で、与党サイドの全面協力を得る必要がある。

 このような状況において、籠池氏の「告発」をめぐって起きた「2つの不可解な動き」には、何やら不気味なものを感じる。
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I am not Abe.   森友問題で立ち往生の安倍政権

2017-03-30 | 日記




 世界に対し、安倍首相がやっていることが本当の日本の姿じゃないと思い、 『 I am not Abe、 』 と声をあげる。


  14年の選挙の時は『来年10月の引き上げを18カ月延期し、そして18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします。平成29年4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく確実に実施いたします。3年間、3本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。私はそう決意しています。』 と言っていた。


  元官僚の古賀茂明氏は氏の著書「国家の暴走」に安倍首相の事を
  「この人物は、いとも簡単に、しかも堂々と、嘘をつける人間なのだ。」 と書いている。


 安倍政権が進めるアメリカのためのTPP批准に反対します。


  忘れていませんよ、12年の選挙時に貼られたポスター、どうなっているでしょう。
  言っている事とやっていることがさかさま。安倍自民は単にアメリカの隷属政党。

  「日本を耕す自民党」と言うのは外資に対し日本から搾取しやすいようにする。事か?
  「ウソつかない。」自体が嘘



  TPP、ISD条項で日本の国家主権は破壊されコングロマリットの餌食に
  

  農業だけじゃないよ、食料、医療、特許、環境、労働、投資、衛生植物検疫、越境サービス など21分野

  自民党が2012年暮れの衆議院選挙で公約したTPPに関して、自民党のウェッブをチェックしよう。

   
 拡大すると
   



 安倍政権の進めるアメリカのための戦争法施行および帝国憲法への改憲に反対します。



 〈あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。世界によって自分が変えられないようにするためである〉ガンジー

 〈一番こわいものはテロリストでも大不況でもなく、いつの間にか私たちがいろいろなことに疑問を持つのをやめ、気づいた時には声すら自由に出せない社会が作られてしまうことの方かもしれません〉アメリカで医療破産したある女性(堤未果、ルポ貧困大国アメリカⅡより)




 03/30(木)

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籠池証人喚問の思惑失敗 森友問題で立ち往生の安倍政権  【日刊ゲンダイ】
 永田町の裏を読む 高野孟氏

 共同通信の25~26日の世論調査では、安倍晋三・昭恵夫妻が森友学園の国有地取得に関与していないと主張していることに「納得できない」が62.6%で、「納得できる」の28.7%を大きく上回った。昭恵夫人を国会に招致して「説明を求めるべきだ」とする人は52.0%で、その「必要がない」とする人は42.8%だった。

 同時期に行われたANNの調査では、森友学園の籠池泰典理事長の証人喚問で「疑いがますます深まった」が44%、「ほとんど解決しなかった」が43%で、合わせると87%が納得していない。夫人が証人喚問か参考人招致か記者会見のいずれかで説明すべきだとする人は合わせて68%にのぼった。内閣支持率はANNで4ポイント減の50.5%、共同で前回11~12日に比べ3.3ポイント減の52.4%だが、前々回2月12~13日と比べると9.3ポイント減とかなり大きな下落となっている。

 これらの数字は、籠池をあえて証人喚問に付して、彼がいかにいい加減な人物かを天下に知らしめることで幕引きを図ろうとした安倍と官邸の思惑が、完全に失敗したことを物語っている。それどころか、多くの人々は、どちらかと言えば籠池が堂々と本当のことを語っていて、安倍夫妻のほうが何やらこそこそと隠し事をしているという印象さえ抱いているということである。

 この国民的モヤモヤ感を吹っ切るには、まずは、両者の言い分が真っ向から対立している100万円の寄付について白黒をはっきりさせるしかない。それには、昭恵を籠池と同じく証人として喚問して国会として、どちらが嘘を言っているのか究明するか、もしくは籠池を偽証罪で告発して司法に解明を委ねるかだが、自民党の下村博文幹事長代行はどちらも「しない」と言っている。

 それでいて下村は、籠池の証言には「事実と違う偽証罪に問われるべき発言が多々あったので、司直の手で対処するということも出てくるのではないか」という言い方もしている。その意味は、「昭恵100万円」問題は早々にフタをして、例の3種類の金額の異なる工事請負契約書など別の件で籠池を逮捕させて社会的に葬りたいということである。

 しかし、法律の専門家に聞くと、この契約書の件はいかにも怪しいけれども、補助金を実際に詐取していないので補助金適正化法違反に問うのは難しいという。怒りにまかせて籠池を国会に呼んだのはいいが、さあ、次の一手が見つからずに立ち往生しているのが今の安倍である。
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 どう考えても嘘を言っているのは安倍側、100万円渡した、も渡していない、付き人二人いた、二人だけなので証明できない、どっちが正しいか昭恵夫人を証人喚問すればいいだけの事、もちろん付き人もね。
 


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高浜原発の再稼働容認 大阪高裁 差し止め取り消し  【朝日新聞】

関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)について、大阪高裁(山下郁夫裁判長)は28日、大阪地裁が出した運転差し止め仮処分決定を取り消し、運転再開を求めて保全抗告していた関電側の訴えを認めた。「安全性か欠如しているとは言えない」と判断した。この決定を受け、関電は運転停止中の高浜3、4号機の再稼働に向けた準備を進める。


新基準「不合理でない」

 この日の決定は、国が東京電力福島第一原発事故の後に定めた新規制基準について「現在の科学技術水準を踏まえた合理的なもの」と評価した。そのうえで、原発の安全性の立証責任にっいて「安全審査に関する資料をすべて保有する関電がすべきだ」と指摘。関電の安全対策は新基準に適合していると評価したが、住民側には「新基準自体に合理性がないことを立証する必要がある」と求めた。

 また、地震や津波への関電の対策も検討。関電が、原発に与える影響が大きい活断層を選定している▽複数の評価方法で基準地震動(電力会社が耐震設計の基本とする最大の揺れ)を700ガル(ガルは揺れの勢いを示す加速度の単位)とした▽十分な耐震補強工事を実施▽原発の重要施設で基準地震動に耐えられると解析で確認――などと主張した点について、「相当の根拠と資料に基づき、安全性が明らかになった」とした。また、地上や取水路から津波が原発の重要施設の敷地内に流入しないことを確認しているとの説明も認めた。

 さらに国や地方公共団体、自衛隊などが避難計画について役割を取りまとめていることを挙げ、対策に不合理な点はないと結んだ。

 関電は、大津地裁から多くの争点について「説明不足」と指摘されたため、高裁審理では原発の安全性に関する計約5千ページの資料を用意。今回の高裁決定は、関電が展開した大半の主張を認めた一方、住民側の訴えを相次いで退け、大津地裁の決定を全面的に覆した。

 仮処分を申請したのは、高浜原発から30~70ご圏内に住む滋賀県の住民29人。3、4号機は再稼働が早いと見込まれたため、2015年1月、原発の運転差し止めを求めた本訴とは別に大津地裁に申し立てていた。決定を受け、最高裁に特別抗告などをすることができるが、今後、慎重に検討するという。

 住民と弁護団は「民意を無視した司法の暴走とも言うべきもので、怒りの念を禁じ得ない」と強く批判した。 一方、関電の岩根茂樹社長は「高浜原発3、4号機の安全性が確保されていることについて科学的・技術的観点から丁寧な説明をしてきた。決定は裁判所に理解いただいた結果だと考える」と話し、稼働後には電気料金を値下げする考えも示した。
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 まったく官邸の方を向いた判決、内閣人事局を意識した自動忖度機フル回転、困った社会になった。
 


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森友学園に「特別の力学」(西川伸一)  【週刊 金曜日】

 森友学園の籠池泰典理事長は3月10日に、小学校の設置認可申請を取り下げ、理事長を退任する意向であることを記者会見で表明した。政治家の口利きについて記者から質問されると、「ないですよ」を繰り返して強く否定した。だれが信用しようか。

 自民党の衆議院議員で学校法人作新学院の学院長でもある船田元氏は、自身の3月6日付ブログに「森友学園の異常さ」と題した文章を載せている。同法人は作新学院大学を1989年に新設した。校地として約5000平方メートルの国有地が払い下げられた。その際、関東財務局が提示する価格どおりに同法人は購入し、「価格面での交渉は全く行わなかった」。

 国有地払い下げは関東財務局、大学設置認可は文部省(当時)、農地転用は関東農政局の管轄である。三者間でのすりあわせは困難をきわめ、「予定よりも2年遅れでようやく開校にこぎ着けた」。

 こうした経験をもつだけに、船田氏の次の指摘には説得力がある。

 「だから今回の国有地払い下げにおいて、財務局の提示価格の10数%だったことや、非常に短い時間で払い下げが決まったことを聞くと、どうしても特別の力学が働いたと思わざるを得ないのである」

 ところが、3月9日付『読売新聞』の社説は、「膨大な廃棄物が埋まった土地である以上、売却価格の減額は正当であり、政治家の関与はなかった、という見解は理解できる」と書いた。さすが“現政権の御用新聞”と感心するほかない。実はこの社説にも「特別の力学」の作用が疑われる。『選択』3月号の「マスコミ業界ばなし」はそれを示唆している。

 「問題の土地の売買を認めた『国有財産近畿地方審議会』のメンバーには、読売新聞大阪本社編集局の現職の管理部長(当時)がいた。さらに、土地を購入した学校法人による小学校の新設を認可した大阪府の『私立学校審議会』にも、読売の現職社員が名前を連ねているのだ」

 「特別の力学」が働いたと思われる件はさらにある。前述の籠池氏のまさに記者会見中に、安倍晋三首相は南スーダンの自衛隊PKO部隊を5月末をめどに撤収させる方針を明らかにした。「森友」から注目をそらすかのように。

 このニュースは3月11日付の『朝日』、『産経』、『毎日』、『読売』の各紙朝刊で1面トップを大きく飾った。首相は「一定の区切り」を撤収の理由として挙げ、菅義偉官房長官は「治安の悪化は要因になっていない」と説明した。切迫性がないのなら、なぜ10日の発表としたのか。しかも、撤収を決定したこの日の国家安全保障会議の開催時間はわずか10分余りである。政権の方針は、1時間半にわたって開かれた前日の同会議ですでに決まっていたはずだ。

 東京版の各紙を見ると、トップは譲ったが、『朝日』と『産経』は「森友」を1面に掲げた。『毎日』と『読売』は社会面に回されている。さすがに大阪版では、両紙も1面にもってきている。

 さて、籠池氏の記者会見には彼の長男が同席していた。そこで「共産党と朝日新聞が連動して事態が勃発した」などと述べたという(3月10日付『朝日新聞』)。これぞ「逆ギレ」で、共産党と『朝日新聞』にとっては最大の賛辞だろう。
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 誰が考えても特別な力が働いている、まあ安倍とその後ろではしゃいでいる昭恵夫人、どっちもどっち。
 しかし自民党も落ちたね、誰も正さない。
 


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82年入省組に共通点 「森友」解明阻む悪徳財務官僚の源流  【日刊ゲンダイ】

 真相解明を求める世論批判が高まるばかりの「森友疑獄」。疑惑が晴れない原因のひとつは、財務省が森友との国有地売買に関する書類を一切破棄して“証拠隠滅”を図ったことだ。さらに国会審議をめぐっても、佐川宣寿理財局長が答弁で「控えさせていただきたい」と回答拒否を続けている。国民をなめきった態度は怒り心頭に発するが、「森友疑獄」に登場する財務官僚にはある“共通点”がみられる。

 〈82年度大蔵省新入りエリートの骨相――これが現代の秀才の標本箱〉

 2001年に休刊した新潮社の写真週刊誌「フォーカス」で、こんな見出しの記事が躍ったのは、81年12月11日号だ。〈この秋、大蔵省が採用を決定した役人のタマゴは27人〉とあり、1人ずつ写真付きで簡単な略歴とエピソードが紹介されている。並んでいるのは今回の「森友疑獄」に絡む人物ばかりだ。

 例えば、〈高校時代は、芥川龍之介、柴田翔などを読み、大学では高橋和巳を読んだ〉と紹介されていたのは、佐川理財局長だ。高圧的な態度で答弁している今とは異なり、表情は温和。

 〈大学時代、古典音楽鑑賞会に入り、「いいコンサートをいい席で聴くことに努めた」〉とあったのは、国会の参考人招致で「政治的な配慮をするべくもなかった」と関与を全否定した前理財局長の迫田英典国税庁長官。髪形は「九一分け」で、今よりはフサフサだった。

■森友学園が学校建設に動いていた時期に……

 そして、〈「ぼくは(学校の)成績悪いですよ。ボクシングの話しかしませんでした」〉とコメントしていたのが、冨永哲夫現国交省政策統括官だ。冨永氏は2014年7月に理財局次長から近畿財務局長に就任し、昨年6月に国交省に出向。近財局長だった時は、ちょうど森友学園が学校建設に動いていた時期と重なる。国交省のHPによると、政策統括官の仕事は〈多数に渡る関係者間のハイレベルな調整が必要となる業務を行っている〉。なるほど、財務、国交両省に加え、大阪府も関わった今回の国有地売買の調整役にピッタリだ。

 ちなみに、BSフジのニュースで、森友の籠池泰典理事長の「100万円寄付」証言に対し、〈びっくり、呆れた。大変失礼な話〉と批判していた片山さつき参院議員も記事に載っていたが、まあ、どうでもいいだろう。それよりも、おそらく安倍政権は「俺たちには強固な財務官僚がバックに控えているから大丈夫」と思っているに違いない。どうりで、土俵際に追い詰められているにもかかわらず、ヘラヘラ笑っていられるワケだ。元財務官僚で民進党の玉木雄一郎衆院議員はこう言う。

 「今回の問題が長引いている原因は財務省が情報公開を拒んでいることです。私が入省した時、どの役所よりもメモを取ること、保存しておくことが重要かを叩き込まれました。廃棄はあり得ませんよ。公開しないのは、よほど都合の悪い情報が含まれているからと類推せざるを得ません」

 記事は〈国家のガマグチの番人〉と紹介していたが、「番人」の役割はすっかり捨て去り、今や安倍政権の「番犬」に成り下がっている。
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 本来の役人の常軌を逸したやつら、これを操るのがあほの首相じゃ未開発国か北の国だ。
 

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情報通信省へのキックオフ  【日刊スポーツ】

 ★28日、総務省と経産省は総務省情報通信国際戦略局長と経済産業省商務情報政策局長による連携チームを新たに発足した。今後IoT関連のさまざまなテーマに関して継続的に検討を行っていくと両省が発表した。「IoT」とは、Internet of Thing。コンピューターなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在するさまざまな物体(モノ)に通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信することにより、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うことだ。

 ★このチームは今後(1)サイバーセキュリティー等への投資促進(2)IoT人材の育成(3)情報流通促進のための制度環境整備(4)データ取引に関する環境整備や認証連携の推進、などの研究や推進を行う。確かにマイナンバーカードの利活用など内閣官房が音頭を取っているものの、実態は財務省や総務省が乗り入れているものも多い。また文科省と総務省が予算を出し合っている「教育における通信」、つまり電子教科書など情報とタブレットなどの情報端末、そのインフラは関係省庁が多岐にわたるため進捗(しんちょく)に難がある。

 ★政界関係者が言う。「ここまでネット社会が進歩し、国や言語、行政の垣根を越えると監督官庁もそれらに対応するために呼応する必要がある。また、中央と地方を結ぶさまざまなツール、スノーデンではないが、個人情報の管理やコントロールも今後の大きな国家テーマになる。動向を見極めリードするネット社会の国家像を早急に描く必要になる」と指摘する。ということは近い将来の情報通信省の設置のキックオフがこの総務と経産ジョイントということではないのか。サイバー対策から電波と通信の融合までどの役所がリードするかもテーマになるだろう。霞が関は新たな省益拡大に動きだした。
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 省益拡大もそうだろうが主は個人の動向の把握じゃないか、ビッグブラザーの出現を感じる。
 
 

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安倍首相批判逃れ?「悪魔の証明」辻元議員に要求  【日刊スポーツ】

 安倍晋三首相は28日の参院決算委員会で、学校法人「森友学園」の問題に関連し、籠池泰典氏の妻諄子氏が首相の昭恵夫人に送ったメールに名前が登場した民進党の辻元清美衆院議員に対し、事実関係を説明するよう求めた。

 メールは今年3月1日付で、辻元氏が学園の系列幼稚園を視察した際、「幼稚園に侵入しかけ 私達を怒らせようとした」などと書かれている。辻元氏も党も、全面否定。首相は、否定する以上、辻元氏に立証責任を果たすよう求めたかったようだが、問題の「すり替え」にも受け取れる発言になってしまった。

 首相発言は民進党の斉藤嘉隆議員の質問が発端。籠池氏が昭恵夫人を通じて100万円の寄付を受けたと主張していることに関し、首相が否定するなら根拠を示すよう要求。これに対し、首相は「御党の辻元議員にも同じことが起きている。新聞に『3つの疑惑』と出ていましたね」と、いらだった様子で答えた。

 さらに、自身と籠池氏サイドの間で意見が対立していることに関し、「『ない』と言う人より、『ある』と言う人の方が証明しないといけない」と指摘。「(辻元氏と)一緒にするなというが、辻元議員は(メールを)真っ向から否定しており、証明しないといけない」と主張した。

 首相の論理では、「ない」としている辻元氏より、「ある」とメールに記した諄子氏に説明責任が生じることになり、指摘は矛盾する。寄付金の授受を一貫して否定しているのに、疑惑が晴れないことへのいらだちが、にじみ出た。

 首相は、「2人きりの時に渡した、渡さないとなれば、こちらは渡していないことを証明しようがない。悪魔の証明だ。彼らが出してきたものが本当かどうか、検証されるべきだ」と述べ、籠池氏への寄付をあらためて否定。菅義偉官房長官は、籠池氏の発言が事実と異なれば偽証罪で告発するかと問われ、「そのようになる」とけん制した。
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 辻本議員が侵入したと言う件に関しては証明どころか籠池夫人があれは間違いでしたと言っているらしい、そこまで調べてから言うべきだった。


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東芝株主、総会で経営責任追及 「原発のせいで稼ぎ頭売却」怒り  【東京新聞】

 経営再建中の東芝は三十日、千葉市の大規模施設、幕張メッセで臨時株主総会を開いた。東芝は米原発事業で生じる巨額損失で財務体質が悪化しており、半導体事業を分社化して売却する計画の承認を求めた。株主からは「原発のせいで稼ぎ頭を手放すことになったのはおかしい」など経営責任を厳しく追及する声が上がった。東芝は総会で三分の二以上の承認を得た上で、半導体事業を四月一日に分社、五月ごろに株式の過半を売却する相手を決める計画だ。 (伊藤弘喜)

 総会の冒頭、綱川智社長は「株主の皆さまにはご迷惑を掛けてばかり。役員一同おわび申し上げます」と米原発子会社ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)を巡り、巨額損失が発生したことを謝罪した。

 質問に立った株主は「昨年の総会では半導体と原発の二本柱でやっていくと言っていたが、WHは柱になるどころか穴をあけ、東芝もろとも落ちた。責任を取れ」と声を荒らげた。また、ほかの株主からも二〇〇六年にWHを買収した経営判断について、「誤りだったのではないか」「すべての不幸の始まりはWH買収だ」など厳しい意見が相次いだ。

 東芝側は「当時の判断としては誤りはなかった」(役員)との回答を繰り返した。

 原発事業を長く統括してきた志賀重範執行役(前会長)が「健康上の理由」として欠席したことにも批判が出た。

 東芝の株価は〇七年夏には千百円を超えたが、この日は二百円台に低迷している。

 東芝の子会社WHは二十九日、日本の民事再生法に相当する米連邦破産法一一条の適用を申請。東芝の一七年三月期連結決算の純損益は過去最悪の一兆百億円の赤字に陥る見通し。負債が資産を上回る債務超過額は六千二百億円に膨らみ、東証一部から二部に転落する見通しとなっている。

 一八年三月期も債務超過のままだった場合、上場廃止になるため、東芝は分社化する半導体事業の株式の大半を売却する計画。東芝は二兆円を調達したい考えだが、日本政府は「技術流出する」として中国企業などへの売却には難色を示しており、選定は難航する可能性もある。

 <東芝の半導体事業> 原発と並ぶ東芝の主力事業で、東芝の利益の大半を稼ぐ。中でも三重県四日市市の工場で生産する記憶媒体「フラッシュメモリー」は、サムスン電子に次ぐ世界2位の市場占有率を持ち、事業価値は2兆円規模とされる。東芝は米原発の損失穴埋めのためフラッシュメモリーを分社化して株式の過半を売却する方針だが、売却先の企業に対して従業員の雇用維持や、2018年以降の事業の投資を求める。
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 稼ぎ頭の半導体を売り払ったら東芝に何が残るの、東証2部どころか上場廃止も。







 Twitterコーナー、ご参考に

 慶應義塾大学経済学部の金子勝教授のツイッター

 元外務省国際情報局局長、元防衛大学校人文社会科学群学群長の
    孫崎享氏のツイッター

 自由党の 小沢一郎事務所のツイッター

 社民党参議院議員 福島みずほ氏のツイッター

 東京新聞 政治部のツイッター

 東京新聞 ほっとwebのツイッター

 市民連合のツイッター

 関西市民連合のツイッター

 SADL大阪のツイッター

 上智大学 中野晃一教授のツイッター

 法政大学法学部 山口二郎教授のツイッター


 その他、こちらもどうぞ 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 



昨日の神戸
最低気温   7.5度(05:26) 前日差+1。8度)
最高気温  13.6度(15:48) 前日差-0。7度)

  今朝の神戸最低気温  10.8度 (05:55)  4月中旬並み 平年より2.8度高かった
   、

今日の神戸の
   日の出     5時49分 (昨日 5時51分)
   日の入り   18時19分 (昨日18時18分)

       日の出は昨日より二分早く、日の入りは昨日より一分遅く

       

 黄海の低気圧が太平洋側に入りまた日本海の低気圧が道南に、こんな関係で曇りまたは雨の所も。
     
     
 明日の朝、太平洋側の低気圧が東へ進みその後ろを中国から来た低気圧が前線を伴い東へ、前線の動きによっては雨に。
     
     
 今朝は曇りでPMがきつい感じ、午後から晴れ、気温が上がりかなり暑かった。
 今日の神戸の最高気温は13.6度、昨日より0.7度低く平年より1.2度低かった。
 明日は曇り一時雨、朝の最低気温は7.7度、最高気温は10.1度、夜の気温は7.1度の予報。明日はかなり寒い。



 夙川沿いの公園では六甲縦走のおじいおばあ達やママ友たちが10パーティ以上宴を開いていたが桜はまだだ。
 まあ、桜ほドウでもいいんだね。今日は気温が高かったから丁度よかったんだ。
    
 
 




I am not Abe.   政府、昭恵夫人に公用旅券

2017-03-29 | 日記




 世界に対し、安倍首相がやっていることが本当の日本の姿じゃないと思い、 『 I am not Abe、 』 と声をあげる。


  14年の選挙の時は『来年10月の引き上げを18カ月延期し、そして18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします。平成29年4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく確実に実施いたします。3年間、3本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。私はそう決意しています。』 と言っていた。


  元官僚の古賀茂明氏は氏の著書「国家の暴走」に安倍首相の事を
  「この人物は、いとも簡単に、しかも堂々と、嘘をつける人間なのだ。」 と書いている。


 安倍政権が進めるアメリカのためのTPP批准に反対します。


  忘れていませんよ、12年の選挙時に貼られたポスター、どうなっているでしょう。
  言っている事とやっていることがさかさま。安倍自民は単にアメリカの隷属政党。

  「日本を耕す自民党」と言うのは外資に対し日本から搾取しやすいようにする。事か?
  「ウソつかない。」自体が嘘



  TPP、ISD条項で日本の国家主権は破壊されコングロマリットの餌食に
  

  農業だけじゃないよ、食料、医療、特許、環境、労働、投資、衛生植物検疫、越境サービス など21分野

  自民党が2012年暮れの衆議院選挙で公約したTPPに関して、自民党のウェッブをチェックしよう。

   
 拡大すると
   



 安倍政権の進めるアメリカのための戦争法施行および帝国憲法への改憲に反対します。



 〈あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。世界によって自分が変えられないようにするためである〉ガンジー

 〈一番こわいものはテロリストでも大不況でもなく、いつの間にか私たちがいろいろなことに疑問を持つのをやめ、気づいた時には声すら自由に出せない社会が作られてしまうことの方かもしれません〉アメリカで医療破産したある女性(堤未果、ルポ貧困大国アメリカⅡより)




 03/29(水)

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100万円寄付証言、事実と違えば告発検討 菅官房長官  【朝日新聞】

 学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却問題をめぐり、菅義偉官房長官は28日午前の参院決算委員会で、証人喚問で安倍晋三首相の妻昭恵氏から100万円の寄付を受け取ったと証言した学園の籠池(かごいけ)泰典氏について、議院証言法違反(偽証)に当たるかどうか調査していることを明らかにした。

 菅氏は、民進党の斎藤嘉隆氏から籠池氏の証言が虚偽であれば、与党として刑事告発するかを問われ、「(証言が)事実と違っていたらそうなる。客観的な内容についていま精査している」と述べた。

 菅氏は「水掛け論になるので、客観的な証拠を示していくことが大事。私たちは(籠池氏の)証言の中で違うことがあると思っているので、真実を明らかにしていきたい」と述べた。

 斎藤氏から「(昭恵氏からの)現金授受を明確に否定する根拠は」と尋ねられた菅氏は、「ないことを証明することは難しい」と答弁。首相も「『ある』と言っている人が証明しないといけない」として、100万円寄付の立証責任は籠池氏側にあるという考えを示し、「たった二人きりで『渡す』『渡さない』となれば証明のしようがない。(証明できない)悪魔の証明になる」と述べた。
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 安倍首相は『「『ある』と言っている人が証明しないといけない」として、100万円寄付の立証責任は籠池氏側にあるという考えを示し、「たった二人きりで『渡す』『渡さない』となれば証明のしようがない。(証明できない)悪魔の証明になる」と述べた。』
 この中で「たった二人きりで」と言っているが安倍昭恵夫人は人払いはしていませんと言っているのを忘れたか、人払いしていないのなら証人が二人もいたんだからその二人を証人喚問すればいいだけではないでしょうか安倍さん。そうすればすべての疑惑は払しょくできますよ。
 しかし自動忖度機がフル回転し内閣人事局が人事で締め付けているから「同席しましたが渡していません」と嘘をつくでしょう、って事は安倍さん有利ですね。
 


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安倍首相を解散に走らせる 自民議員“薬物逮捕”の衝撃情報  【日刊ゲンダイ】

 「ウソをついているのは籠池理事長なのか。それとも私か。国民に信を問いたい!」――安倍首相が前代未聞の「争点」を掲げ、いよいよ4月解散に打って出るのではないか。そんな臆測が永田町で飛び交っている。夫婦で身の潔白を証明できず長引く森友騒動に、首相が追い込まれて錯乱している証拠だろう。さらに先週末から現職衆院議員にまつわる“激ヤバ”情報が一斉に駆け巡り、安倍の破れかぶれの決断を後押ししつつあるようだ。

 森友疑惑が吹き荒れる中、総選挙を断行すれば自民党議席の大幅な減少は避けられない。それでも4月解散説が、錯乱首相の単なる暴挙とは言いきれないのは、森友騒動の収束を図る以外にも、多数のメリットがあるからだ。

 世論調査の内閣支持率は軒並み、下降気味とはいえ、まだ50%台をキープ。対する野党は共闘が暗礁に乗り上げたまま。第1党の民進党内は蓮舫代表の党内運営を巡り、旧維新グループが分裂した。とても4月解散には対応できない状況だ。

 5月末までに第三者機関が勧告する、衆院の区割り変更も「今のうちに」と思わせる理由のひとつ。何せ今回の勧告によって区割り変更となる選挙区は100前後の見通し。対象選挙区の議員や候補者にとって政治家人生を左右する大問題だ。「新しい区割りになる前に」と党内を説得する材料にはなる。

 「小池百合子都知事の勢いを削ぐという側面もあります。7月の都議選で小池新党の『都民ファーストの会』が圧勝すれば、世論の注目が小池新党の国政進出に集中するのは間違いない。その機先を制する形で4月解散に打って出て、小池氏の出る幕を奪い取る狙いです」(自民党関係者)

 そして、ここにきて、安倍の背中を押す大きな理由になりつつあるのが、西日本選出の自民党衆院議員のスキャンダルである。ズバリ、違法薬物に手を染めたかどで、逮捕されそうだというのだ。

 「不逮捕特権の切れる通常国会の会期末(6月18日)を迎えたら、即逮捕に踏み切るという具体的な日程もささやかれています。しかも、『内偵に動いているのは警察ではなく、厚労省の麻薬取締官だ』『一緒に“ヤクをキメていた”愛人が先週末に六本木で逮捕され、取り調べで議員の名前を挙げた』『あの議員はヤクなしでは2日と持たない』などと、やたらディテールだけは細かい真偽不明の情報が、ジャンジャン飛び交うありさまです。国政選挙を差配する幹事長室も相当、ナーバスになっています」(ある自民党議員)

 仮に現職議員が違法薬物で逮捕されれば、前代未聞の出来事だ。憲政史上の汚点となる。安倍自民党にとっては森友問題の長期化に加えて、痛烈なダブルパンチだ。

 「6月に同僚議員が逮捕されるくらいなら、その前に」――。安倍にヨコシマな思いを抱かせるには十分な情報である。
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 確かに民進党の内情は最低だから勝つ事は出来るだろうが解散総選挙となると薬物疑惑議員の不逮捕特権はなくなるわけだから逮捕される可能性が大、それに解散したからと言って森友問題や加計学園疑惑は何ら解決されない。
 と言う事はこの先も野党、国民による追及は続くわけだ、さあさあどうする。
 


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安倍夫妻と籠池氏 100万円授受巡る税務記録の確認が必要  【日刊ゲンダイ】

 永田町では籠池泰典・森友学園理事長の逮捕説が飛び交っているそうだ。容疑は詐欺か贈賄。政権基盤を揺るがされた首相官邸が東京地検特捜部に命じて、支持率回復に直結し得るタイミングを見計らっているのだとか。

 検察側には、「逮捕してくれたら共謀罪を強行採決してやる」というエサまで提示されているという。にわかには信じがたい話だが、もしかしたら、と思わされてしまうところが現政権だ。権力の座に居座るためなら、どんな非道でもやりかねない。

 だったらなおさら、今のうちに野党とメディアが政府に要求しておくべきことがある。籠池氏と安倍晋三・昭恵夫妻の税務記録の確認だ。

 例の100万円を、籠池氏は確かに昭恵夫人から受け取ったと主張する。夫人自身は一切を否定しているが、ある時期までは安倍周辺が、「受け取ってもらえなかった講演料を、寄付の扱いにしたのでは」という見立てをしきりに流していた。

 こうまで不透明なカネの流れには、普通、たちまち税務調査が入る。それどころか、きちんと申告していても、たとえば反権力的な言動の多い納税者に対しては、恫喝と嫌がらせを兼ねた呼び出しを繰り返すのが当局流だ。周知の疑惑の当事者となった彼らだけが例外にされてたまるものか。

 政権は森友疑獄の幕引きに躍起である。籠池逮捕説が浮上した所以だが、断じて終息させてはならない。この国の政治が、ネット右翼と差別主義者の一群に乗っ取られつつある証明のような事件なのだから。

 24日には迫田英典氏と武内良樹氏が国会に参考人招致された。森友学園への国有地払い下げ交渉当時のそれぞれ理財局長と近畿財務局長だった官僚だが、何もかも知らぬ存ぜぬで押し通された。

 だが迫田元理財局長は2015年9月3日、つまり件の100万円のやりとりがあったという前々日に、官邸で安倍首相と面会している(当時の朝日新聞「首相動静」欄)。この間の4日には、首相自身が関西に出張。安保法制の審議が大詰めを迎える中で、わざわざ在阪テレビ局の番組に出演した不自然さが話題になったのを思い出そう。

 豊中市議や同市民ら230人が22日、近畿財務局の職員(氏名は特定されていない)を背任容疑で大阪地検に告発した。告発の対象が元理財局長や首相と明記される可能性は大いにある。いや、そうでなければ、この国はすでに民主主義国ではないし、そもそも国家である資格もない。
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 これだけのことをして知らない顔は許されない。
 説明責任は安倍夫妻側にあるのは国民の認識。
 


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ウォール街の果敢な少女の像、来年3月まで残ることに  【BBC NEWS Japan】


 今月8日の国際女性デーを記念して、ニューヨークのウォール街に登場した果敢な少女の銅像が、来年3月まで雄牛の前にすっくと立ち続けることになった。ニューヨークのビル・デブラシオ市長が27日、発表した。

 経済界における女性差別や男女の賃金格差などを取り上げるため、3月8日に設置された像は、27日に撤去の予定だった。しかし強気相場を象徴する「突進する雄牛」像の前に力強く立つ「恐れ知らずの少女」は、世界的な人気者となり、たちまち観光名所になった。

 そのためニューヨーク市は、設置許可を延長することにしたという。


 身長121センチの少女像と並んだデブラシオ市長は、「恐怖と権力に立ち向かい、正しいことをするための力を自分の中に見出すことのできる」姿だと称え、「ニューヨークの人たちにとって、実に大切な」ものだと話した。

 「誰もがインスピレーションを必要としているこの時に、彼女はあらゆる人にインスピレーションを与えてくれる」

 芸術家クリステン・ビスバルさん作の像は、資産運用会社ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)が発注したもの。少女は未来を象徴する姿だとSSGAは話す。

 SSGAはさらに、米上場企業の上位3000社のうち4分の1に、女性役員が1人もいないと指摘した。

 ウォール街の有名な「突進する雄牛」像は、当初はイタリア出身の芸術家アルトゥロ・ディ・モディカさんがゲリラ的に設置した。

 1987年の「ブラックマンデー」の株価大暴落に反応して、「米国民の力強さ」を表すものとして1989年に設置されたところ、人気を集めて常設となった。
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 猛牛の前に立ちはだかる少女、この猛牛はアメリカの多国籍企業だったりウォール街そのもので国民を跳ね飛ばして儲けてきた、少女が立ち上がることで猛牛に好き勝手させないと!
 この少女像は永久に残すべきだ。
 

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籠池事件と教科書検定の表裏一体 日本中が“森友化”の懸念  【日刊ゲンダイ】

 2018年度に小学校で正式教科になる「道徳」の教科書の初の検定。申請した8社、24点の全てが合格はしたものの、文科省から計244件の意見が付いて出版社が修正したのだが、小学1年生の教科書で改められた一部内容には、ギョッとした。

●「友だちのパン屋でおいしそうなパンを土産に買う」という話で、「パン屋」を「和菓子屋」に修正。

●「アスレチックの遊具で遊ぶ公園」を、「和楽器店」に差し替え。

●「しょうぼうだんのおじさん」「パン屋のおじさん」をともに「おじいさん」に変更。

 これらは、学習指導要領が規定する「我が国や郷土の文化と生活に親しみ、愛着を持つこと」「高齢者に尊敬と感謝の気持ちをもって接すること」という内容項目に合っていないというのが、文科省が意見を付けた理由だった。だが、何でも短絡的に“和風”にすれば「郷土への愛着」になるのか? そもそも感謝の気持ちを表す相手を「高齢者」に限定しているかのような指導要領自体に疑問を抱かざるを得ない。

「道徳」が正式教科に決まった時に、「価値観の画一化」「国の道徳観の押し付け」につながりかねないと懸念されたが、それが現実となったわけだ。

 元文科官僚で、京都造形芸術大教授の寺脇研氏がこう話す。

「道徳の教科化は安倍政権下の教育再生実行会議で決まったもので、文科省にとっては、首相のお墨付きの『命令』です。これを受け、教科書の審議会が首相の意向をきちんと反映させる方向に流れるのは想像に難くありません。ただし、昔の教科書検定は『検閲』のようなものでしたが、今は制度が変わって出版社と共同で作るようになっています。ですから、文科省が直接的に『パン屋を和菓子屋にしろ』と言ったわけではないと思います。『エピソード全体に日本の国や地域コミュニティーへの言及が足りない』という形の意見で、これを受けて出版社側が修正したのです。実は私が心配するのは、ここのところ。出版社が政権の空気を“忖度”して自ら日本的なものに直したことが気になります。例えば『あんぱん』をエピソードに加えるなどして、パン屋のままで検定を通す工夫だってできるのに、政権の意向に沿うよう、無難に通そうとする。出版社側の自主規制ムードが、むしろ怖いと思います」

安倍政権が目指す「国家主義」を実践していた森友学園

「忖度」といえば、森友学園問題で有名になった言葉だが、森友問題と教科書検定とは表裏一体の関係にあると言っていい。「道徳」の学習指導要領が求める「国や郷土への愛着」とは、安倍政権では「国家主義」に直結する。実際、安倍首相は著書「美しい国へ」で、〈教育の目的は、志ある国民を育て、品格ある国家をつくることだ〉と持論を展開している。

 これを実践していたのが森友学園だ。籠池理事長の教育方針で幼稚園児に「教育勅語」を暗唱させていた。その映像がテレビで流され騒ぎになると、籠池理事長は、「何か事があったとき、自分の身を捨ててでも人のために頑張んなさい。そういう教育勅語のどこが悪い」と反論。安倍政権では稲田防衛相も、「日本が道義国家をめざすという、その精神は今も取り戻すべきだと考えている」と、教育勅語を肯定するかのような答弁を国会でしていた。

 そんな籠池理事長が属しているのが日本会議大阪だ。戦後史観を否定し戦前回帰を目指す極右勢力である「日本会議」の基本運動方針の4番目にはこう書いてある。

〈日本の感性をはぐくむ教育の創造を――教育に日本の伝統的感性を取り戻し、祖国への誇りと愛情を持った青少年を育成する〉

 これって、安倍政権の目指す道徳教育と全く同じじゃないか。つまり日本会議とベッタリ癒着した政権が、日本の教育を“森友化”する構図なのである。

「安倍政権は閣僚の大半が日本会議議連に所属しているような政権ですから、あからさまですよ」と、前出の寺脇研氏がこう続ける。

「私は40年以上教育の仕事をしていますが、今になって『教育勅語』が議論になるなんて思いもしませんでした。私より上の戦前戦中世代の人は、もっとびっくりしているでしょう。『12の徳目が素晴らしい』と言う人たちがいますが、そもそもそれら徳目の全ては、現行の『道徳』にもう入っています。教育勅語を現代の教育に導入したいという人たちは、12の徳目以外の部分、つまり『朕(天皇)のために』を実現したいのだとしか思えません」

 安倍に近い連中が中心になってまとめた「自民党改憲草案」の前文には〈日本国民は、国と郷土を誇りと気概を持って自ら守り、(中略)和を尊び、家族や社会全体が互いに助け合って国家を形成する〉と書かれている。安倍政権での道徳教育強化の目的は、紛れもなく「国家」のためなのである。

「忖度」と「空気」に日本の教育が支配される

 そう考えると、「国有地の激安払い下げ」や「小学校のスピード認可」という森友疑獄の本質がよく見えてくる。日本会議と一体化した安倍政権が標榜する「愛国教育」を具現化する小学校だからこそ、特別扱いしてでも開校させようとしたのではないのか。

 籠池理事長は小学校設立を「天からのミッション」だと言った。「明治維新から150年の年に素晴らしい小学校ができ、75年かけて本来の日本の教育に戻していかなければならなかった」と戦前教育への回帰をさらけ出した。安倍政権はそれを後押ししていたのであり、だからこそ、安倍首相の昭恵夫人が名誉校長に就いていたのである。

 カルト化した強権政権が、国が決めた道徳観を子どもたちに押し付ける。役所も教科書出版社も教育現場も、それを“忖度”して動く。国家に思想信条を支配されていいのか。国民はそれを許すのか。

 憲法学者で慶大名誉教授の小林節氏がこう言う。

「学習指導要領で示された『我が国や郷土の文化と生活に親しみ、愛着を持つ』という内容は、日本会議の方針そのものであり、まさに安倍政権の『日本を取り戻す』につながるものです。教育者も教科書検定の役人も、皆が『日本的なもの』に協調する“空気”があり、安倍政権や日本会議が目指す明治憲法体制に向かって走っている。異様です。このままでは、日本中の学校の校長や教頭、教育委員会が政権の意向を忖度し、『明治体制の日本はよかった』という空気が日本中でつくられていく。そうなったら、本当にいつか来た道ですよ」

 幼稚園児が運動会で「安倍首相がんばれ!」「安保法制国会通過よかったです」と宣誓する様子におぞましさを感じた国民は少なくなかったはずだ。このまま安倍政権が続けば、教育現場が洗脳され、日本中が森友学園化してしまう。一日も早く、安倍独裁政権を潰さなければ、大変なことになる。
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 安直な話、和菓子屋よりはるかにパン屋の方が目に付く現状を理解しようとしない、あるいは強制的にパン屋は和菓子屋に転換させられる?強権安倍自公政権ならありそう。
 日本会議の目指す国を体現しようとした森友学園、海外の反応はこの国粋主義、国粋主義を捨て民主主義を行う事で自由主義世界への参加を許した日本がまさかの行政を行っている事。
 
 

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沖縄の声も核軍縮も忖度されず  【日刊スポーツ】

 ★自民党が田中角栄内閣の時にスローガンとして掲げた「決断と実行」。歴代内閣はこの言葉を1つの誓いにさまざまな政策を決断し実行してきた。その実行力が国民の共感を呼び政策が大義となり安定的基盤を築いていく。自民党が国民政党として受け入れられていったターニングポイントともいえる。分厚い中間層を作りながら安定社会を作る。自民党らしさともいえる形だ。

 ★しかしその伝統もこの内閣は「新しい判断」によって葬り、思い通りにいかなければなんでもやるようだ。27日、官房長官・菅義偉は米軍普天間飛行場の辺野古への移設について、沖縄県知事・翁長雄志が埋め立て承認を「撤回」した場合、翁長個人に損害賠償を請求する可能性に言及した。菅は「行政の長が法令によって与えられた権限をその法令とは異なる目的で行使することは権限の乱用であり、違法だ」と一般論としながらも翁長を強くけん制した。こちらは沖縄県民の声は忖度(そんたく)してくれず、不寛容だ。

 ★一方、27日から核兵器を禁ずる「核兵器禁止条約」の議論が米ニューヨークの国連本部で始まった。日本から党の幹部として参加したのは共産党委員長・志位和夫と政策委員長・笠井亮。日本政府代表軍縮大使・高見沢将林は「核兵器国の理解や関与が得られないことは明らかだ。残念ながら交渉会議に建設的かつ誠実に参加することは困難」と交渉への不参加を宣言した。我が国にしか言えないこと、訴えることがあるはずだ。なぜ外務省は米国の理屈ばかりを忖度して、国民の声を忖度しないのか。外務省よ、国家公務員よ、核軍縮に参加し、世界をリードするよう知恵を出せ。首相・安倍晋三が言わなくとも国民の声にこたえるべきだ。決断と実行に期待したい。
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 内閣人事局が出来てから官僚は官邸の言うなりあるいは忖度する事ばかり考え国民のしもべであることを忘れて奔走している。
 とりあえず安倍自公政権を終了しやり直ししかない。


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政府、昭恵夫人に公用旅券 外遊同行、運賃請求せず  【東京新聞】

 政府は28日の閣議で、安倍晋三首相の外遊に同行する昭恵夫人に対し、公用旅券である外交旅券を発給しているとの答弁書を決定した。夫人は「首相の公務を補助する」ため政府の依頼で同行しており、政府専用機の運賃相当の使用料は徴収しておらず、専用機の使用許可申請も不要とした。

 首相夫人を巡り、政府は公人ではなく私人だとしている。

 これとは別に、大阪市の学校法人「森友学園」への国有地払い下げなどを巡り、財務省、国土交通省、文部科学省に対する政治家からの不当な働き掛けは「一切なかった」と否定する答弁書も閣議決定した。いずれも民進党の逢坂誠二氏の質問主意書に答えた。
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 公用旅券で政府専用機に乗る私人、政府専用機の運賃も支払わずに乗る私人。
 去年の暮れに一人でパールハーバーへ行った時の運賃、ホテル代は?その時夫人付きの公務員は同行したのか。
 公人と認めてしまえよ。





 Twitterコーナー、ご参考に

 慶應義塾大学経済学部の金子勝教授のツイッター

 元外務省国際情報局局長、元防衛大学校人文社会科学群学群長の
    孫崎享氏のツイッター

 自由党の 小沢一郎事務所のツイッター

 社民党参議院議員 福島みずほ氏のツイッター

 東京新聞 政治部のツイッター

 東京新聞 ほっとwebのツイッター

 市民連合のツイッター

 関西市民連合のツイッター

 SADL大阪のツイッター

 上智大学 中野晃一教授のツイッター

 法政大学法学部 山口二郎教授のツイッター


 その他、こちらもどうぞ 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



昨日の神戸
最低気温   5.7度(04:43) 前日差-1.9度)
最高気温  14.3度(14:11) 前日差+0。2度)

  今朝の神戸最低気温   7.5度 (05:26)  3月下旬並み 平年より0.3度低かった
   、

今日の神戸の
   日の出     5時51分 (昨日 5時52分)
   日の入り   18時18分 (昨日18時17分)

       日の出は昨日より一分早く、日の入りは昨日より一分遅く

       

 黄海の高気圧が太平洋側へかなりの範囲が覆われる、中国にあった低気圧が日本よりの黄海へ。
     
     
 明日の朝、黄海の低気圧が紀伊半島へ、日本海にも低気圧があるが1012~1020hPaありそれほど天候は悪くならない?
     
     
 今朝は晴れだったが東の空は少し曇りで雲の中に太陽が、午後から晴れ、風はそれほどなく寒くも暑くもなかった。
 今日の神戸の最高気温は13.6度、昨日より0.7度低く平年より1.2度低かった。
 明日は晴れ、朝の最低気温は7.2度、最高気温は16.6度、夜の気温は9.5度の予報。かなりあったかくなった。


 ちらほらと咲き出した。


  
 と思ったらこんなのもあった(何日か通っていない間に)
 

 

 




山城博治さん5カ月ぶりに保釈

2017-03-29 | いろいろ

より

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     ヘリパッド建設やオスプレイ強行配備に反対する沖縄本島北部・東村高江の住民たちの闘いを描いた『標的の村』、そして美しい海を埋め立てて巨大な軍港を備えた新基地が造られようとしている辺野古での人々の戦いを描いた『戦場ぬ止み』など、ドキュメンタリー映画を通じて、沖縄の現状を伝えてきた映画監督三上智恵さん。今も現場でカメラを回し続けている三上さんが、本土メディアが伝えない「今、何が沖縄で起こっているのか」をレポートしてくれる連載コラムです。不定期連載でお届けします。

第68回

山城博治さん5カ月ぶりに保釈


 

 高江の山の中で連日抗議行動が続いていた去年10月17日、突如リーダーの山城博治さんが逮捕された。

 一本2000円もしない鉄条網を切った器物損壊での逮捕。いつものように3日で出てくるのかと思ったが今回は全く違っていた。そのあと、10カ月も前に小さなブロックを積み上げて抵抗した件など、微罪をいくつか重ねて取り調べが続き、留置場から出られなくなった。そして、なんと5カ月間も、家族の接見すら許さないという非人道的な長期勾留が始まった。「反対運動をやればこうなるぞ」というみせしめと、精神的に窮地に追い込むあからさまな手法。裁判を受けないままに5カ月も自由を奪われるのだから、代用監獄制度と言われても仕方がない。国内だけでなく海外からも日本の後進的なシステムに抗議の声が上がった。

 遅すぎた裁判。ヒロジさんの一回目の公判は3月頃に開かれると聞いた去年、まさかそれまでずっと勾留してるつもりなのか? と耳を疑ったが、果たしてその通りになった。この間に高江のヘリパッドは完成し、オスプレイは落ち、辺野古の工事は再開した。抗議行動の主要メンバーを幽閉し、その間になりふりかまわず、できるだけ工事を進めてしまおうという政府の魂胆が見え見えである。

 自分が命懸けで体を張って守って来た事柄が、どんどん悪い方に進んでいくのを塀の中で知る日々は、きっともがき苦しむようなつらさだっただろう。我々外の世界にいる者も、まったく会えないどころか、手紙さえ届けてもらえなかった。会えないので、留置場や拘置所の建物の下でほぼ毎日のように仲間が歌を歌い、励ましつつ過ごすしかなかった。おととし、悪性リンパ腫で5カ月間入院していた時よりひどい。ヒロジさんはもっと遠くの、誰の手も届かない世界に置かれてしまった。そんなことがまかり通る世の中でいいのか? 黙秘を貫いたら出られなくなる、と脅かされていたようだが、黙秘する権利は堂々と主張するべきであり、それで不利益をこうむることがあってはならない。

 裁判の傍聴券は限られているが、一目ヒロジさんに会いたいと、朝から大勢の県民が列を作った。そして裁判が始まると、いつもヒロジさんと現場で歌っていた歌を、法廷まで届けと言わんばかりに裁判所の周りで大声で歌い、応援しながら待った。傍聴した法廷の様子を語る北上田さんは、いつも冷静で、ヒロジさんのブレーン的な役割を担ってきた頭脳派の人物。でも、5カ月ぶりに再会したヒロジさんの様子を語るときだけは、珍しく涙ぐんでいた。確かにそうだろう。この弾圧は基地にあらがう沖縄県民、みんなの頭上に下された鉄槌なのだ。それを体一つで受け止めて沖縄県民を代表して闘っている姿に落涙せず、何に涙を流すのか。

 ところがこの裁判の翌日、突如接見禁止が解かれて、ヒロジさんは400通余りの手紙を受け取ったという。感激にむせび泣いていると、夕方になってから保釈があるかもしれないと聞き、あわてて逮捕された時の山を歩く長靴をはいた。土のついた長靴とジャージといういでたちで、ついにヒロジさんは待ちわびていた県民の前に現われた。送られてきた本や手紙がぎっしり詰まった段ボールを抱えて、痩せて一回り小さくなったようなヒロジさんが満面の笑みを浮かべて拘置所の出口から歩いてきた。そして真っ先に、妻の多喜子さんを抱きしめた。この瞬間をみんながどれだけ待っていたことか。

 今回の私のコラムだが、とにかく本当にヒロジさん帰ってきたんだね、と実感してもらいたいので、文章よりも映像を見てほしい。ヒロジさん不在の間に、あらゆるヘイトスピーチがさらに横行して、山城博治は、過激派でプロ市民で沖縄県民が迷惑しているという真逆の記事がバンバン出ていた。嘘も1000回言えば本当になるという恐ろしい時代を私たちは生きている。しかし、事実はちゃんとその目で見てほしい。この会見の様子、裁判中の外の様子を見てほしい。これだけ大衆に慕われるヒロジさんの人間像を見てほしいのだ。ネット上でちまちまと凶悪な「山城博治」像をねつ造している人間も、反対運動を憎み、これでもかと権力を振るってくる政府側の組織の人も、あなたたちが逮捕されたらこれだけの人が声を上げてくれますか? ヒロジさんを揶揄してきたような人間の誰一人として、仮に被告席に立たされる日が来ても、これほどの人々が応援に殺到することなどない。

 権力者が持っていない財産を、沖縄の人々はまだまだ持っている。どんなに過激な沖縄ヘイト集団であっても屈服させることができない尊厳が、こちら側にあるのだ。私はそれを伝える側でよかった。悪口やデマでアクセス数を稼いだり、視聴率を稼いだりする仕事でなくてよかった。正々堂々と沖縄県民が抵抗する姿、自由と平和を求めて立ち上がっていく姿にカメラを回しているだけで、日本中、いえ海外からもその映像を見せてほしいと言ってもらえる。沖縄県民はこうして歴史に残る弾圧に耐え抜いたリーダーの保釈の瞬間を迎えた。是非動画をみてほしい。



  ◎詳しくは、こちらをご確認下さい
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I am not Abe.   『私や妻が関わっていたら、総理大臣も議員も辞める』

2017-03-28 | 日記




 世界に対し、安倍首相がやっていることが本当の日本の姿じゃないと思い、 『 I am not Abe、 』 と声をあげる。


  14年の選挙の時は『来年10月の引き上げを18カ月延期し、そして18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします。平成29年4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく確実に実施いたします。3年間、3本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。私はそう決意しています。』 と言っていた。


  元官僚の古賀茂明氏は氏の著書「国家の暴走」に安倍首相の事を
  「この人物は、いとも簡単に、しかも堂々と、嘘をつける人間なのだ。」 と書いている。


 安倍政権が進めるアメリカのためのTPP批准に反対します。


  忘れていませんよ、12年の選挙時に貼られたポスター、どうなっているでしょう。
  言っている事とやっていることがさかさま。安倍自民は単にアメリカの隷属政党。

  「日本を耕す自民党」と言うのは外資に対し日本から搾取しやすいようにする。事か?
  「ウソつかない。」自体が嘘



  TPP、ISD条項で日本の国家主権は破壊されコングロマリットの餌食に
  

  農業だけじゃないよ、食料、医療、特許、環境、労働、投資、衛生植物検疫、越境サービス など21分野

  自民党が2012年暮れの衆議院選挙で公約したTPPに関して、自民党のウェッブをチェックしよう。

   
 拡大すると
   



 安倍政権の進めるアメリカのための戦争法施行および帝国憲法への改憲に反対します。



 〈あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。世界によって自分が変えられないようにするためである〉ガンジー

 〈一番こわいものはテロリストでも大不況でもなく、いつの間にか私たちがいろいろなことに疑問を持つのをやめ、気づいた時には声すら自由に出せない社会が作られてしまうことの方かもしれません〉アメリカで医療破産したある女性(堤未果、ルポ貧困大国アメリカⅡより)




 03/28(火)

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“100万円寄付”昭恵夫人の反論は官僚作文のコピペだった?  【日刊ゲンダイ】

 「雌鶏歌えば家滅ぶ」ということわざがピタリ当てはまる。大阪市の学校法人「森友学園」の国有地激安払い下げ問題で大揺れの安倍政権。学園の籠池泰典理事長が証人喚問で、首相の妻・昭恵氏から手渡された「100万円の寄付」証言に対し、政権側は昭恵氏がフェイスブックに投稿したとされるコメントを盾に反論。見苦しい言い訳を繰り返しているが、この昭恵コメントをよくよく読むと不自然な点が多く、官僚による「代筆作文」の疑いがあるという。

 〈官邸側が作成して、昭恵夫人に投稿を依頼したのではないかとさえ思える〉

 昭恵コメントについて、こうブログに書き込んだのは元検事の郷原信郎弁護士だ。郷原氏は、昭恵氏の過去のフェイスブック投稿と異なり、今回の文面は「旨」や「当該」といった典型的な官僚用語が多用されていることに違和感を覚えたという。さらに「フェイスブックを使う人は分かると思うが、過去に半角数字を使っていると、まず表示されるのは半角数字。昭恵氏はこれまでずっと半角数字だったのに、なぜか今回だけは全角数字なのです」(郷原氏)。

 籠池理事長が「100万円の寄付」の場として、「園長室」と証言したことに対し、昭恵氏はコメントで〈『玉座の間』であったと思います。内装がとても特徴的でした〉と否定していた。しかし、講演料や寄付金について「記憶がない」と話す一方で、部屋の名前や内装だけを鮮明に覚えているのは変だろう。

 そして、決定的に怪しいのが、〈秘書(谷氏)に対して書面でお問い合わせいただいた(国有地の)件については、それについて回答する旨、当該秘書から報告をもらったことは覚えています〉というくだりだ。

 「政府側は、谷氏が籠池氏の手紙に対応したことは『総理大臣夫人付職員』としての公務ではなく、個人で対応したと説明しています。寄付の有無について『全く記憶がない』という昭恵氏がなぜ、谷氏からの個人的な報告内容の詳細を記憶しているのか」(郷原氏)

 その通りだ。そもそも昭恵氏が籠池理事長の証言に対し、わずか4時間で的確にポイントを押さえて反論しているのも不自然だ。普通であれば「ウソをつくな」などと感情的な文言があってもおかしくないのに、冷静沈着に淡々と書いている。籠池喚問の翌日に講演で「お騒がせしています」と涙ぐんだ人物と同一とは到底、思えない。

 「コメントは、昭恵夫人が直接フェイスブックに書き込んで投稿したのではなく、別に作成された文書を投稿欄にコピペしたのではないかと疑わざるを得ません。真相を解明するには昭恵氏本人から聞く以外にないでしょう」(郷原氏)

 偽証罪も問われかねない証人喚問の重大証言に対し、官僚作文をフェイスブックにコピペして反論――。

 これが事実であれば内閣総辞職は当然だ。もはや何が何でも昭恵氏を証人喚問に呼ばないとダメだ。
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 喚問から4時間後に理路整然とした文書が出せるような方でしょうか?覚えていない100万円、それなのに玉座の間、だとか秘書二人は同席したとかよく覚えているじゃないですか。
 その覚えている所だけでも国会で証言してみませんか?とネトウヨも勧めてみたら?
 


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錯乱安倍官邸の断末魔 森友疑獄のすべてが裏目で自壊の道  【日刊ゲンダイ】

 政権崩壊は近いのではないか。やることなすこと、すべてが裏目に出始めた。こうなると、早い。瓦解は一気に進むものだ。

 まだまだ沈静化しそうにない森友学園問題。官邸は籠池理事長の証人喚問を強行して幕引きを図るシナリオを描いていたが、かえって疑惑を深める結果になった。「総理大臣夫人付」の政府職員が、土地取引について財務省に問い合わせ、森友学園に回答したファクスの存在が明らかになったからだ。

 野党の追及を受ける前に、菅官房長官が会見でファクスの内容は「問題ない」と断言し、記者にプリントを配ったことも逆効果だった。

「慌てて配布したため、中身の精査もできなかったのでしょう。予算措置に言及していたり、『当方としても見守ってまいりたい』と書かれていたり、関与をうかがわせる文言が随所に見られます。存在を把握していなかったファクスが出てきて、昭恵夫人が関与していた物証になりかねないので、官邸は夫人付の職員が独断でやったことにしてしまおうとしていますが、職員が勝手に動くわけがないから、明らかに無理がある。安倍首相が国会答弁で『私や妻が関わっていたら、総理大臣も議員も辞める』とタンカを切ったことが、足かせになっているのです。関わりを絶対に認めないためにウソを重ねれば、必ず綻びが生じる。自縄自縛で追い込まれていく一方です」(ジャーナリスト・横田一氏)

 稲田防衛相もそうだが、最初に「関わりはない」と言い切ってしまったから、関わっていた事実を突きつけられるたびに苦しい弁明に追われることになる。

 100万円の寄付にしたって、選挙区外で違法性はないのだから、事実なら最初に認めてしまえばよかった。安倍首相は、寄付金を渡していないことを立証するのは「悪魔の証明」だとブチ切れていたが、墓穴を掘っているのは自分自身なのである。

ファックスとメールの公表も逆効果

 責任のなすり合いで仲間割れしたのか、自分の身を守るためにはなりふり構っていられないのか知らないが、ついには盟友の松井大阪府知事までが安倍の錯乱を批判。25日に開かれた日本維新の会の党大会の場で、森友問題で「火に油を注いでいるのは安倍総理だ。忖度はあったとハッキリ認めるべきだ」と言っていた。ただ、「良い忖度と悪い忖度がある」とか、今回の件は「悪い忖度ではない」とかワケのわからないことも言っていて、松井も錯乱状態にあるのは間違いない。

 24日の参院予算委で社民党の福島みずほ議員は、総理大臣夫人付の部屋が官邸内にあると明かした。官邸から「総理大臣夫人付」の肩書で照会があれば、そりゃあ役所は忖度する。これ以上の政治的圧力は、ちょっと思い浮かばないくらいだ。昭恵夫人や、もしくは安倍自身に関する“政治案件”だと理解して、便宜を図る。それが役人の習性というものだ。

 財務省も国交省も森友学園との交渉記録は「すべて破棄した」と強弁しているが、それだって官邸の圧力か、官僚側の忖度のどちらかだろう。それでいて、ファクスだけはちゃっかり残っているというチグハグ。官邸が「ある」と言えば、廃棄した交渉記録も出てくるんじゃないのか。どこかの引き出しにでも挟まっていた書類が、ひょっこり“発見”されるかもしれない。

 安倍サイドは昭恵夫人と籠池夫人のメールのやりとりも公表したが、森友問題が表面化してからも、実に頻繁にメールを交わしていたことに多くの国民は驚いている。むしろ、安倍家と籠池家の親密さを裏付ける証拠になった。大体、首相夫人の私的なメールが一言一句、天下にさらされるなんて前代未聞だ。こういう珍事自体が官邸の錯乱ぶりを如実に物語っている。

野党は今すぐすべての国会審議をボイコットすべき

「100万円の寄付や土地取引への関与について、昭恵夫人は自身のフェイスブックで反論していますが、偽証罪の縛りを課された証人喚問での籠池証言とは重みが違う。潔白だというのなら、ファクスやメールの公表でごまかさずに、堂々と国会に出て証言すればいいのです」(横田一氏=前出)

 安倍は「証人喚問は刑事罰が科されるような人間が呼ばれる場」と言い、昭恵夫人の招致を拒否したが、勘違いも甚だしい。

 証人喚問は、首相を侮辱したり、違法性が疑われる人物を締め上げる場ではない。議会の国政調査権に基づいて、真相解明のために関係者の証言を求める場だ。ウソを言うと偽証罪が適用されるのは、懲罰目的というより、証言の証拠能力を担保するためである。籠池発言は現時点で真相解明のための「証拠」であり、これを覆したければ、籠池理事長がウソを言っているという物証を出すか、もう一方の当事者である昭恵夫人が証人喚問で証言するしかない。

 ところが、自民党から出てくるのは「安倍サイドがウソを言うわけがないから、ウソを言っているのは籠池理事長の方だ」などというメチャクチャな理屈ばかり。「善人の昭恵夫人は籠池夫妻に利用された」という印象操作を必死でやっている。

「本当にやましいことがないのなら、役所にも資料をすべて出させて、国民が納得するような説明をすればいい。しかし、交渉記録はすべて破棄したことになっているから、それもできない。記録を出せないことが、さらに疑惑を深めるという悪循環です。この政権は、国民の目を甘く見ていたのだと思う。自分たちが白と言えば、黒いものも白くなる。そうやって国家を私物化し、これまでやってこられたから、何でも自分たちの思うようにできるとナメきっていた。そういう驕りが、今回の事態を招き、窮地に陥っている。ヤキが回ったということです」(政治学者の五十嵐仁氏)

国民は籠池逮捕で納得しない

 それにしても、「陰の総理」とまで呼ばれて鳴らしたコワモテ官房長官も落ちたものだ。財務省への問い合わせは、総理大臣夫人付が「個人として」勝手にやったことだなんて、よく言う。政権を守るために、職務に忠実だっただけのノンキャリ女性に全責任を押し付けようとは、善悪の判断もつかなくなったか。国会でこうも平然とウソを言えるのは、もはや正気を失っているとしか思えない。籠池理事長を詐欺師呼ばわりする資格は、どこにもないはずだ。

 自民党内から安倍政治への批判が噴出しないのもどうかしている。黒いものも白くする、言ったもん勝ちのチンピラ政治をこの期に及んで許しているようでは、自民党もオシマイだ。

 野党第1党の民進党の対応も情けない。「民進党が求めていた迫田国税庁長官と武内国際局長の参考人招致を参院予算委で1日だけやる代わりに27日の予算成立で握った」(自民党国対関係者)というのだ。ウヤムヤ幕引きを図る政権に手を貸してどうする。森友問題は引き続き、常任委員会で追及するにしても、テレビが入る予算委とは迫力が違う。国民の疑念をまったく払拭できない中で、疑惑まみれの政府が作った予算案が無事に成立なんて冗談じゃない。今こそ野党はすべての国会審議を拒否すべきだ。

 籠池理事長を逮捕して口封じしたところで、国民は絶対に納得しない。迷走するオレ様政権は自壊の道をまっしぐら。普通に考えれば、もう持たない。だから、森友問題をリセットするための解散・総選挙まで囁かれている。今にも断末魔の叫びが聞こえてくる状況なのだが、野党のやる気のなさがこの問題にフタをして、政権を延命させるとすれば、真相究明を求める国民は救われない。
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 知らないファックスが出てきて慌てた官邸、夫人付きの公務員の個人電話番号やメールアドレスも隠さないで公表、よっぽど慌ててた?
 公務員は自分を守るためにも文書は残しているからこそこうやって出てきた。無いと言い切っても籠池側に物があるわけだからそこにあるメールアドレスや電話番号からそれが本物だとわかっただろうが。
 


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山本太郎氏VS安倍首相  【日刊スポーツ】

 「ちなみに、共同通信(の調査)で、内閣支持率は52(・4)%でした」。

 安倍晋三首相は27日の参院予算委員会で、25、26両日実施された共同通信社の全国電話世論調査で、森友学園の国有地格安払い下げ問題に関する政府の説明が「不十分」と答えた人が82・5%に上ったことを問われて、今も高水準の内閣支持率の数字を、自らアピールした。

 自由党の山本太郎共同代表が、政府の説明が不十分とする「82・5%」の数字をあげ、「総理、森友問題で一定の真相解明はなされたと考えますか」と質問。

 これに対し、首相は「政府としては、誠実に答弁している」と素っ気なく答えた上で、下落傾向とはいえ、今も5割を超えた内閣支持率をアピール。意表を突かれた形になった山本氏は「おめでとうございます」と応じるしかなく、委員会室は笑いに包まれた。

 一方、山本氏は首相の昭恵夫人担当だった谷査恵子氏が、籠池泰典氏の求めに応じ、財務省に問い合わせた問題について、「秘書が勝手なことをするはずはない。物事を先回りする際も、ボスの確認をとるはずだ」と指摘。夫人の意向を受けたものではないかと、首相を追及した。

 「一役人の谷さんが、総理夫人の意思を超えるような省庁とのやりとりを、勝手にやることはあり得ないと思う。ボス(夫人)からの指示に従い、動き、連絡し、相談する。谷さんは『ほう・れん・そう』の基本を守っているのに、谷さんが勝手にやらかしたような、谷さんになすりつけるやり方は、雑ではないか」と迫った。

 これに対し、首相は「何か悪いことをして、秘書のせいにすることはあるが」とした上で、「谷さんはやるべきことと判断した上で行ったのではないか」と、従来の見解を繰り返した。

 「総理、『森友解散』はやらないんですか」。

 自由党の山本太郎共同代表は27日の参院予算委員会締めくくり総括質疑で、安倍晋三首相に、近日中の衆院解散・総選挙の意思がないかと、問いただした。

 質問時間の終了間近だったこともあり、山本氏は山本一太委員長から質問を止められ、首相も答弁しなかった。

 それでも山本氏は首相に向かって、「国民の信を問わないんですか 問わないんですか」と食い下がったが、首相は反応を示さなかった。

 山本氏は、「勝手な『アベノミクス解散』(14年)とかは、するのにね」と捨てゼリフを残し、質問を終えた。

 国会ではこの日、17年度予算が成立した。永田町では、予算成立を受けて首相が衆院解散・総選挙に踏み切るのではないかとの臆測が、くすぶっている。

 7月の東京都議選の後では、都議選での躍進が予想される小池百合子都知事が事実上率いる「都民ファーストの会」が、国政に進出してくるのではないかとの見方もある。

 ただ、自民党内には、解散総選挙に踏み切っても現在の議席を減らすことへの懸念があり、にわかに吹き始めた「解散風」には、不確定な面もある。
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 今の時点で解散総選挙は無いと思う、今やれば確実に議席を減らす、共謀罪をどうしても通したい安倍自公政権にとっては議席減は耐えられない。
 公明党もこのままでは議席を減らすだろうし。
 


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「解散」ぶつけてくるか菅官房長官  【日刊スポーツ】

 ★17年度予算が成立した。森友学園疑惑の騒動はまだまだ続きそうな勢いだが「予算が成立すれば国会で議論する場所がなくなる。つまり野党は攻撃の場を失うわけで国民の関心も薄れるのではないか」と与党国対関係者が言えば、野党幹部の1人は「籠池泰典の証人喚問で区切りにしたいと与党は考えているようだが、疑惑はますます深まっている。予算委員会が開けなければ共謀罪を審議する法務委員会を舞台にやればいい。開催を嫌がれば共謀罪は成立しない。次に官邸は籠池の事情聴取や逮捕など、事態が進めばすべてが解決するとみているようだが逆効果になる」とみる。

 ★これからの内閣改造では、もうしのげないというのが政界の空気。となるといつあってもおかしくない解散をぶつけてくるか。26日、解散について民進党幹事長・野田佳彦は「今やれば『森友隠し』と言われるだろうが、理屈は後から政権が付けてくる。いつでも受けて立つ」とした。27日、官房長官・菅義偉は「解散権は首相の専権事項。首相が必要であれば行うし、必要でなければ行わない。それに尽きる」とけむに巻いた。

 ★「必要であれば」というのは解散に積極的と言われる菅の本音だろうが、本来解散には大義が必要。“森友隠し解散”はマスコミが付けるネーミングで、政権は「今勝てるから」と解散していたら、それこそ権力の乱用になりかねない。自民党関係者が言う。「麻生内閣の時、解散に踏み切ろうとした麻生を止めたのが菅だった。結果、自民党は下野したわけだが、菅にはそれがトラウマ。行ける時に前倒しに。それが今だということだろう」。それが勝てる解散になるのか、追い込まれた解散になるのか。判断が分かれるところだ。
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 菅としては私は解散を止めていないと言う証拠にしたいんだろうし麻生の時の失敗はしたくないのが本音?
 でも勝てる時が解散時なら、本当に今は解散時?で、首相が決めるんですと逃げを打つ。情けない。
 

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「昭恵氏は私人」に野党が異議 首相夫人付き職員が「職務外」の照会報告  【東京新聞】

 学校法人「森友学園」に国有地が格安で払い下げられた問題で、安倍晋三首相の妻昭恵氏が、公人か私人かが問われている。首相は昭恵氏を「私人」と主張し証人喚問を拒否している。だが、学園に関連して、首相夫人付き職員が本来の職務を超えて対応している実態をみると、昭恵氏が「私人」との主張には疑問符が付く。 (金杉貴雄)

 政府によると、夫人は公務員ではないが、首相外遊への同行など「首相の公務遂行を補助する活動」を行う。夫人付き職員は、首相に関連した公的活動を支援するため配置されている。第一次安倍政権で昭恵氏に初めて配置され、その後一人だったが、第二次安倍政権で常勤、非常勤で計五人に増員された。

 学園の籠池(かごいけ)泰典氏の依頼で、夫人付き職員が財務省に問い合わせてファクスで回答したことについて、菅義偉官房長官は二十七日の参院予算委員会で、夫人とは関係ない職務外の行為であり、「職員個人の行為」だと強調した。

 さらに、土生(はぶ)栄二内閣審議官は「職務ではなく『国民の方』の問い合わせに対する公務員としての『丁寧な対応』」と説明した。

 しかし、職員は昭恵氏に照会や回答について報告。そのことを籠池氏にも伝えている。民進党の白真勲氏は同委員会で「詭弁(きべん)だ」と反発した。

 職員は、昭恵氏が学園系列の幼稚園で講演し、小学校の名誉校長になった際に「連絡・調整が必要になる場合に備えて」同行した時に籠池氏と面識を持ったとみられる。職員が昭恵氏に報告したのは、籠池氏との関係を知っていたからだ。

 首相夫人付き職員は学園での講演のように、昭恵氏の私的な行為にも同行している。「夫人は公務員ではないから公人ではない」との説明には野党から批判が出ている。
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 私人が官邸にオフィスを持てるのか、そして常時2名、随時3名の秘書が私人に着くか?前にも書いたがSPが一名つく、と言うのならわかるが。公務員の秘書は税金だよ、昭恵夫人はいろいろなことに300万円使っているらしいが機密費?これもいずれにしろ税金だ!
 官邸にオフィスがある首相夫人から秘書を通して問い合わせがあれば自動忖度機がフル回転して聞かれていないことまでやってしまった。
 悪いのは安倍首相であり首相夫人で秘書はまじめに仕事をしただけ、それに対し安倍首相は激怒し怒鳴り散らしたらしいが秘書は言われたことをやっただけ。
 
 

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森友に寄付せずは「証明困難」 首相、加計学園で圧力否定  【東京新聞】

 安倍晋三首相は28日の参院決算委員会で、学校法人「森友学園」(大阪市)の理事長退任を表明している籠池泰典氏が昭恵夫人から100万円の寄付を受けたと証言していることを巡り、首相側が寄付していないと証明するのは困難との認識を示した。首相の友人が理事長を務める学校法人「加計学園」(岡山市)の大学獣医学部新設について「相談があったことや圧力をかけたことは一切ない」と述べた。

 森友学園側への寄付金の有無に関し、首相は「渡していないのは証明しようがない。いわば悪魔の証明だ。籠池氏らが出してきたものが本物だったか、しっかり検証されるべきだ」と語った。
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 完全に私物化している、法治国家じゃない、沖縄県の翁長知事は沖縄に対する国を放置国家と言っていたがまったくその通り。
 安保法(戦争法)、秘密法、TPP、すべて数で押し切った、国民の民意なぞどこ吹く風。


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高浜原発再稼働可能に…大阪高裁が運転差し止め取り消し  【毎日新聞】

 関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転を差し止めた昨年3月の大津地裁の仮処分決定を巡り、大阪高裁(山下郁夫裁判長)は28日、関電の保全抗告を認め、地裁の判断を取り消す決定を出した。決定は即座に効力を持つため、1年ぶりに2基の再稼働が法的に可能になった。

 仮処分は高浜原発から70キロ圏内に住む滋賀県の住民29人が申し立て、原発の過酷事故が起きれば平穏に暮らせる人格権が侵害されると訴えた。

 大津地裁は昨年3月、3、4号機の運転を差し止める仮処分決定を出した。関電はこの決定に対する保全異議と仮処分の執行停止を申し立てたが、地裁の同じ裁判長が審理し、いずれも退けた。これを受け、関電は昨年7月、高裁に保全抗告を申し立てていた。

 3、4号機は2015年2月に国の新規制基準に合格した。昨年1月以降に再稼働したが、4号機は機器のトラブルで再稼働の直後に緊急停止。3号機は大津地裁の決定で運転を止めた。【向畑泰司】

高浜原発

 福井県高浜町にある関西電力の原発で、1~4号機とも加圧水型。1974年に1号機、75年に2号機(ともに出力82.6万キロワット)、85年に3、4号機(同87万キロワット)が営業運転を開始した。原子力規制委員会の安全審査に合格した3、4号機は昨年1~2月に再稼働したが、4号機は直後にトラブルで緊急停止。さらに大津地裁が運転差し止め仮処分を決定し、2基とも運転停止中。1、2号機は運転期間が40年を超しているが、昨年6月に20年の運転延長認可を受け、再稼働に向けた準備が進められている。
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 危険な原発にGO!の判決、菅幹事長張りに言うと”事故が起った時は責任を取ってくれるんだろうな”。
 今言われている官邸の自動忖度機がフル稼働している。





 Twitterコーナー、ご参考に

 慶應義塾大学経済学部の金子勝教授のツイッター

 元外務省国際情報局局長の孫崎享氏のツイッター

 自由党の 小沢一郎事務所のツイッター

 社民党参議院議員 福島みずほ氏のツイッター

 東京新聞 政治部のツイッター

 東京新聞 ほっとwebのツイッター

 市民連合のツイッター

 関西市民連合のツイッター

 SADL大阪のツイッター

 上智大学 中野晃一教授のツイッター

 法政大学法学部 山口二郎教授のツイッター


 その他、こちらもどうぞ 
 
 

 

 

 

 

 

 



昨日の神戸
最低気温   7.6度(23:02) 前日差+0.7度)
最高気温  14.1度(14:18) 前日差+0。2度)

  今朝の神戸最低気温   5.7度 (04:43)  3月中旬並み 平年より1.9度低かった
   、

今日の神戸の
   日の出     5時52分 (昨日 5時54分)
   日の入り   18時17分 (昨日18時16分)

       日の出は昨日より二分早く、日の入りは昨日より一分遅く

       

 黄海の高気圧が少し東へ、それにより晴れの範囲が広がった、中国には低気圧と高気圧が東へ。
     
     
 明日の朝、黄海の高気圧が太平洋へ出て二つに分かれる、その結果全国的に晴れ、中国の低気圧は黄海へ入りその後ろに高気圧。
     
     
 今朝は晴れだったが午後から曇りだし3時ごろには雨が降りだした、予報より朝の気温も高かった、天気も悪かった。
 今日の神戸の最高気温は13.8度、昨日より0.3度低く平年より0.8度低かった。
 明日は晴れ、朝の最低気温は4.2度、最高気温は13.9度、夜の気温は8.3度の予報。朝はまだ寒そう。

    
 
 




官僚の世界における“忖度”について「確かに言えること」

2017-03-28 | いろいろ

ヤメ検で弁護士の郷原信郎氏の「郷原信郎が斬る」より

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官僚の世界における“忖度”について「確かに言えること」

 森友学園の土地取得をめぐる問題に関して、「忖度」(そんたく)という言葉が話題になっているが、この言葉は、典型的な官僚世界の用語であり、日本の官公庁や官僚的体質の企業等に所属したことがない人にはなかなか理解することが難しいようだ。外国特派員協会での籠池氏の講演の際に、この言葉がなかなか理解されなかったのも無理はない。

 過去に、23年間、検察という官僚組織に所属した経験に基づいて、私なりの理解で、この「忖度」という言葉について、「確かに言えること」を書いておこう。

①「忖度」は、される方(上位者)にはわからない。

 「忖度」というのは、上位者の意向を、本人に確認することなく、もちろん、指示・命令を受けることもなく、推察して、その上位者の意向に沿うように行動することである。他人にはわからないように行うところに本質がある。少なくとも、間違いなく言えることは、「忖度」は、される側にはわからないし、わかるようなものであれば「忖度」とは言わない。

 直接確認し、指示・命令を受けるのであれば、「忖度」をする必要はない。「直接、意向を確認しにくい関係・内容」、「確認して指示を仰ぐことに差し障りがある事柄」であるからこそ「忖度」が行われる。

 森友学園の件では、財務省理財局、近畿財務局、大阪府等の職員の「忖度」が問題にされているが、彼らは、まず直接的には、それぞれの組織のトップないし幹部の意向を「忖度」するわけだが、さらに、そのトップないし幹部の意向が、「『安倍首相の意向』に沿う意向」であろうと「忖度」しているのではないかが問題になっているのである。つまり、「忖度」が何重にも積み重なっている。

②「忖度」は、行う本人も意識していない場合が多い。

 「忖度」というのは、終身雇用制、年功序列制のピラミッド型官僚組織の中で、役人が生き残り、昇進していくために、わきまえておかなければならない「習性」のようなものであり、有能な官僚であればあるほど、意識しないで、自然に上位者の意向を「忖度」することになる。

 私の場合、もともと、理系出身で法学部も出ておらず、検察の世界にたまたま引きずり込まれただけの全くの異端者だった(拙著【検察の正義】ちくま新書)。それだけに、組織内で行われている「忖度」には、かなりの違和感があり、それを自分なりにリアルに感じとることができた。そのような世界に抵抗なくなじんだ組織人は、意識することなく、まさに呼吸をするような自然さで「忖度」をしている。

 だから、「忖度」をした人に「忖度をしたでしょう?」と聞いても、それを肯定する人はあまりいないのではないだろうか。

③「忖度」で違法・不当な行為は行われない

 「忖度」は、官僚が、その「裁量の範囲」で、上位者の意向に最も沿う対応をするものである。裁量を逸脱する違法・不当な行為は、後々、それが指摘されれば、処分等のリスクにつながるため、意図的には行わない。「忖度」は、上位者に報告や指示・命令を仰ぐことなく行うのであるから、違法・不当な行為のリスクは、すべて下位者が負うことになるからだ。「忖度」で行う範囲は、裁量権の及ぶ範囲内で、最も上位者の意向に近いもの、ということになる。

 「忖度」したかどうか、というのは、その状況と、行われた行為が裁量の範囲の中で、最も上位者の意向に近いかどうか、という客観的状況から、推認を働かせるほかないのである。

④ 官僚は「忖度」で評価される。

 官僚の世界で、上位者から評価されるのは、違法・不当ではない「裁量」の範囲での方針決定について、上位者に方針を確認したり、判断を仰いだりせず、その意向を「忖度」して動ける人間である。上位者にとっては、そういう人物こそ、上位者の意向・方針を、上位者の手を煩わせることなく実行してくれるので、大変好都合なのである。しかも、それは、今回のように、「忖度」によって行った対応が問題にされた時には、実際に問題に関わっていないので、上位者にとって、リスクを最小化できるという面でもメリットがある。

 そういう意味で、官僚の世界では、「忖度」の「習性」を身に着け、それを確実に行える人物が、「能力の高い官僚」と評価され、いちいち上位者の意向を確認しなければ対応できない人間は「無能」と評価されるのである。



 以上のような「忖度」についての基本的な理解を前提とすれば、国会で「忖度した事実がない」と答弁している安倍首相は、官僚の世界における「忖度」の意味を理解しているとは思えない。

 一方で、野党側が、参考人招致や証人喚問等で「忖度」の事実を明らかにしようとしているのも、あまり意味があることとは思えない。

 「忖度」というのは、組織内に、「磁場」のように存在し、物事を一定の方向に向かわせていく力であり、それは、官僚にとって特別のことではなく、しかも、違法・不当なものではなく、裁量の範囲内でやっているだけであるから、「忖度したか」とか、「それが、具体的にどの程度影響したか」ということ突き詰めようとしても、その解明はほとんど無理である。

 むしろ、その「磁場」の存在の背景となっている、権力構造そのものの問題を考えていくしかない。

 現状で言えば、官僚の世界が、終身雇用制、年功序列制が維持されるピラミッド型組織で、内閣人事局に各省庁の幹部人事権が握られ、それを動かす政治の世界が、国会は与党が圧倒的多数、その与党の党内も、小選挙区制のために、公認候補の決定権を持つ党幹部に権力が集中しているという状況は、まさに、最も「忖度」が働きやすい構図であることは間違いない。

 むしろ、重要なことは、今回の問題がまさにそうであるように、行政の透明性を高め、その手続が問題になった時に、「忖度」が働いたかもしれないプロセス自体を公開することである。

 森友学園の土地売却をめぐる問題がここまで深刻化した原因は、国有地売却の経過や交渉についての文書・記録が「廃棄された」と説明され、「忖度」の実態が覆い隠されているように見えることなのである。
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昭恵夫人付に全責任転嫁 森友“幕引きシナリオ”は完全破綻

2017-03-28 | いろいろ

より

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昭恵夫人付に全責任転嫁 森友“幕引きシナリオ”は完全破綻

 これぞ自縄自縛と言っていい。大阪市の学校法人「森友学園」の国有地激安払い下げ問題で、デタラメ答弁を重ね過ぎたためにドツボにハマり始めた安倍政権。「民間人の参考人招致は慎重に」なんて言っていたクセに、学園の籠池泰典理事長が「安倍首相から100万円の寄付をもらった」と明かした途端、対応を百八十度転換。参考人招致をすっ飛ばし、「首相を侮辱した」という仰天理由で籠池理事長の証人喚問を即決した。

 まるでどこかの将軍様の国と同じだが、威勢がよかったのはここまでで、いざ証人喚問が決まると、質問者の順番を巡って〈与党は最後で野党さんから〉なんてグダグダ言い出す始末。

 で、肝心の証人喚問では、民間人である籠池理事長に対し、自民党議員の口から出たのは、偽証罪や詐欺罪をチラつかせてあおりまくる「脅しすかし」の質問ばかり。籠池理事長=ワルのイメージを植え付けようと必死なのがアリアリだった。森友問題をめぐる国会答弁で、安倍首相は〈私や妻が関わっているかのような印象操作はやめてほしい〉なんて怒鳴っていたが、まずは身内議員を厳重注意するのが先だろう。自民党内では「証人喚問で籠池理事長を追い込む」なんて勇ましい声もあったらしいが、よくぞ言えたものだ。

 森友問題で国を提訴した豊中市の木村真議員の代理人を務める大川一夫弁護士はこう言う。

 「偽証罪にも問われる証人喚問で、籠池氏の話はそれなりの説得力があったと思います。安倍昭恵氏からの寄付金受け取りの説明についてもリアルで、とても作り話とは思えませんでした。少なくとも、やりとりを見る限りでは、偽証罪に問うのは困難だと思いますね」

昭恵氏の関与は明白だ

 森友問題は籠池理事長を証人喚問すれば早期幕引きが図れる――。安倍政権はこんなシナリオを描いていたようだが、証人喚問で新証言が次々飛び出したことで疑惑はさらに拡大。とりわけ、決定打となっているのが、国有地に関して「内閣総理大臣夫人付」の谷査恵子氏が2015年11月17日に森友側に送付したファクスだ。

 〈財務省本省に問い合わせた〉〈予算措置を行う方向で調整中〉〈昭恵夫人にもすでに報告している〉

 昭恵氏が国有地売却に“関与”していたという証拠をここまでハッキリと突き付けられれば、安倍首相だってグウの音も出ないだろう。ところが、24日の参院予算委では、シレッとした様子で「私の妻が関与したことにはまったくならない。むしろゼロ回答であり、忖度していないことが明らか」なんて詭弁を弄していたから呆れる。

森友学園の名誉校長のために公務として動いたと考えるのが自然

 「昭恵夫人付職員が個人で作成・所有したもの」「夫人付職員個人が回答」

 谷氏のファクスについて、参院予算委で菅官房長官はこう答弁していたが、これには驚きだ。要するにファクスのやりとりは、谷氏が個人的に行ったもので、昭恵氏とは無関係だった、と言いたいらしい。しかし、小泉元首相の首席秘書官を務めた飯島勲氏のように、大物政治家の秘書であれば、自身の判断で動くこともあるだろう。しかし、谷氏は単に経産省から出向していただけの役人である。「内閣総理大臣夫人付」の肩書で好き勝手に振る舞っていたとは到底思えない。「ミスター文部省」と呼ばれた元官僚の寺脇研京都造形芸術大学教授はこう言った。

 「役人が勝手に動くということは絶対にありません。昭恵氏が自身のフェイスブックなどでも明かしている通り、谷氏は昭恵氏の秘書役だったわけで、仕事として公務で財務省に問い合わせ、回答を得てファクスを送ったと考えるべきです。しかも、谷氏は昭恵氏が塚本幼稚園で行った講演に随行し、名誉校長に就任したことも知っていた。つまり、昭恵氏が森友学園の“一員”だったことを把握していた。その森友学園側から『調べて』と頼まれれば、当然、昭恵氏のために動いたと考えるのが自然です。(菅官房長官の答弁は)すべての責任を谷氏に押し付けているようで、本人を侮辱していますよ」

 ファクスの文面にあった〈当方として見守ってまいりたい〉の〈当方〉は誰か、と問われた菅官房長官は「当然、谷さんです」と答えていた。だが、なぜ、霞が関の一官僚が森友学園の小学校建設の推移を見守る必要があるのか。誰がどう考えてもあり得ない話だろう。

 ハチャメチャ答弁は財務省も同じ。谷氏の問い合わせに対し、当時の田村嘉啓国有財産審理室長が懇切丁寧に説明していたことについて、佐川理財局長は「一般からもさまざまの問い合わせがあり、職員が自らの知識で答えている」「各職員が現場で丁寧に対応している」なんて答えていたからだ。財務省としては、決して「安倍昭恵案件」を意識したわけじゃない、国民からの問い合わせには親切に応対しただけですよ――みたいな言い回しだったが、ウソ八百だ。

 例えば、日刊ゲンダイ記者の取材に対しても、まずは「紙(質問)を送れ」と高圧的な態度で迫り、送っても、その後ナシのつぶてはしょっちゅう。「担当者不在」を理由に“取材拒否”も当たり前で、何が「現場で丁寧に対応」なのか。

卑劣で愚劣なペテン政権

 要するに安倍政権は総力を挙げて女性職員に全責任を転嫁し、森友問題を葬り去ろうとしている。これほど卑劣で愚劣な政権は見たことがない。その一方で、渦中の昭恵氏はきのうもまた、北九州市で講演だからイイ気なものだ。「お騒がせしています」と涙ぐんだらしいが、涙を流すほど反省しているのであれば、自ら証人喚問に名乗りを上げればいい。メディアの取材には一切応じないまま、一方的にフェイスブックで反論なんて非常識にもホドがある。元検事の落合洋司弁護士はこう言った。

 「この問題は、海外でも『安倍首相夫人がウルトラナショナリストに100万円』――などと報道され始めている。もはや、政権として、このまま知らん顔できる状況ではありません。昭恵、谷両氏を証人喚問して徹底的に真相解明するべきです。記憶に沿って本当のことを言うのであれば、証人喚問など恐れる必要は全くありません。少なくとも、幕引きというわけにはいかないでしょう」

 塗り固めたウソのために1人の公務員を犠牲にする。こんな人身御供を平気でやる政権が許されるはずがなく、さらに世論批判が高まるのは確実だ。そうなると、いよいよ現実味を帯びてくるのが政権ブン投げの再現だ。なるほど、確かに最近の安倍首相の顔色はドス黒さが際立ってきた。森友問題の早期幕引きが崩壊し、イラついているのだろうが、もがくほど、追い詰められていくのは安倍首相自身なのである。
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I am not Abe.   どんな団体も対象に 共謀罪

2017-03-27 | 日記




 世界に対し、安倍首相がやっていることが本当の日本の姿じゃないと思い、 『 I am not Abe、 』 と声をあげる。


  14年の選挙の時は『来年10月の引き上げを18カ月延期し、そして18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします。平成29年4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく確実に実施いたします。3年間、3本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。私はそう決意しています。』 と言っていた。


  元官僚の古賀茂明氏は氏の著書「国家の暴走」に安倍首相の事を
  「この人物は、いとも簡単に、しかも堂々と、嘘をつける人間なのだ。」 と書いている。


 安倍政権が進めるアメリカのためのTPP批准に反対します。


  忘れていませんよ、12年の選挙時に貼られたポスター、どうなっているでしょう。
  言っている事とやっていることがさかさま。安倍自民は単にアメリカの隷属政党。

  「日本を耕す自民党」と言うのは外資に対し日本から搾取しやすいようにする。事か?
  「ウソつかない。」自体が嘘



  TPP、ISD条項で日本の国家主権は破壊されコングロマリットの餌食に
  

  農業だけじゃないよ、食料、医療、特許、環境、労働、投資、衛生植物検疫、越境サービス など21分野

  自民党が2012年暮れの衆議院選挙で公約したTPPに関して、自民党のウェッブをチェックしよう。

   
 拡大すると
   



 安倍政権の進めるアメリカのための戦争法施行および帝国憲法への改憲に反対します。



 〈あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。世界によって自分が変えられないようにするためである〉ガンジー

 〈一番こわいものはテロリストでも大不況でもなく、いつの間にか私たちがいろいろなことに疑問を持つのをやめ、気づいた時には声すら自由に出せない社会が作られてしまうことの方かもしれません〉アメリカで医療破産したある女性(堤未果、ルポ貧困大国アメリカⅡより)




 03/27(月)

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どんな団体も対象に 共謀罪「テロリズム」定義拡大の姑息  【日刊ゲンダイ】

 国会で本格論戦が始まる共謀罪を盛り込んだ組織的犯罪処罰法改正案。条文に「テロリズム集団その他の組織的犯罪集団」と「テロ」の文言を入れ、政府は“テロ対策”を強調している。だが、条文には「その他」とある上、テロの定義も不明確のままだ。にもかかわらず、政府はテロの定義を従来よりも拡大する答弁を繰り返しており、あらためてうさんくささがプンプンだ。

 〈政治上その他の主義主張に基づき、国家若しくは他人にこれを強要し、又は社会に不安若しくは恐怖を与える目的で人を殺傷し、又は重要な施設その他の物を破壊するための活動をいう〉

 悪名高き秘密保護法で、テロの定義はこう規定されている。警察庁組織令や小型無人機等飛行禁止法など、他のテロに関する法令でも定義はきちんと規定されている。ところが、共謀罪法案では、テロの定義は一切決まっていないのだ。情報法制に詳しい元朝日新聞記者の中川亮弁護士がこう言う。

 「テロの定義を明記しないと“何がテロか”ということを当局に恣意的に決められてしまう。おそらく、修正案でテロという文言を入れることが求められたために急きょ、対応したのでしょうが、これでは単なる“付け焼き刃”に過ぎません」

 しかも、政府は秘密保護法のテロの定義付けを今回、微妙に変えてきている。金田勝年法相は8日の衆院法務委員会の答弁でテロの定義について、〈一般的には、例えば特定の主義主張に基づいて〉と説明し、21日に閣議決定された答弁書でも〈特定の主義主張〉とされた。つまり、秘密保護法の定義にあった〈政治上その他の主義主張〉が〈特定の〉に拡大されているのだ。

 「“政治上”とすると政治分野に限定されてしまうので、社会でも経済でも可能な幅広い分野をカバーするために“特定の”という幅広い文言に言い換えているのではないか。要するに、どんな団体でも捜査対象にしようとしているのです」(前出の中川弁護士)

 「テロリズム」は文言だけ。裏に隠された安倍政権の薄汚い“意図”に国民は気付くべきだ。
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 戦前の治安維持法に成ってきた?隣組とかでお互いに監視、個人の人権は無視に!
 


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権力を持つ者が恥ずべきことは  【日刊スポーツ】

 ★籠池夫妻、稲田夫妻、安倍夫妻。いずれかがうそをついているか、何かを隠している森友学園疑惑。この3夫妻が国会を混乱させ、官僚は忖度(そんたく)なのか権力におもねっただけなのか、それとも保身なのか分からないが、後でバレるうそをついたり文書がなくなっただとか、保存期間が終わっただとか適当なことを答弁で繰り返し、とにかくしのごうとする。

 ★我が国の政治と官僚機構の低次元さと覚悟のない現実にうんざりする。とにかくいささか強引でいかがわしさを持つ学校経営者に、主義思想が近いというだけで首相や同夫人が共鳴することも脇が甘いし、首相夫妻が権力の私物化という思いがなくとも、官僚は首相夫妻の思いを先回りしておくことが仕事とばかり籠池の陳情を破格の条件で処理してやり、首相夫妻に「うまくやっておきましたよ」と言いたかった。その先には官僚として満足のいくポストや環境が待っている。こんな寸法だろうか。

 ★だからといって首相夫妻に何の瑕疵(かし)もないといえるだろうか。権力を持ち権限や人事権をちらつかせずとも保持しているだけで、官僚の「善かれと思って」という感情を引き出し、法律違反やギリギリのことまでやらせ、または前例のないことにチャレンジさせた罪は大きい。「私たち夫婦は何にも関係ない」と語気を強め、むきになる必要もないことにあれだけ興奮した答弁を首相はしたが、そこには今述べたような一抹の「手は下していないが、いろいろやってくれた」という思いがあったのではないか。

 ★権力を持つ者は極めて慎重にならざるを得ない立場であることを理解しなかっただけで、首相と私人と言い張る夫人は罪深いといえる。この権力を誇示し抑制するという意味を持たない首相夫妻を擁護する者も、権力の持つ怖さや危険さを感じないという意味では同罪だ。政治家や官僚たちはこの1点を犯しただけでも現職の立場にいることを恥じるべきだ。
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 首相の姿がチラチラしてよいしょしすぎた結果か。
 


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安倍首相関与否定「納得できない」62・6%  【日刊スポーツ】

 国民はやはり、納得していない! 共同通信社が25、26両日実施した全国電話世論調査で、大阪市の学校法人「森友学園」の国有地格安払い下げ問題に絡み、安倍晋三首相が昭恵夫人を含めて関与を否定していることに、「納得できない」とする回答が62・6%に上ったことが分かった。

 「納得できる」は28・7%。設問には、夫人担当だった政府職員が学園の籠池泰典氏の要請を受けて財務省に問い合わせた経緯にも触れている。夫人の「口利き」が指摘される問題で、首相側の説明不足があらためて浮き彫りになった。

 籠池氏が証人喚問で証言した首相からの100万円の寄付に関し、事実関係を否定している首相の説明を「理解できない」とした回答も58・7%に上り、「理解できる」は30・2%だった。夫人を国会に招致して説明を求めるべきだとする回答は、52・0%。国会招致は必要ないとしたのは、42・8%だった。一方、国有地が格安で払い下げられた問題の経緯に関し、政府が十分に「説明していると思わない」と答えた人は実に82・5%に上り、「説明していると思う」の10・7%を、大きく上回った。

 内閣支持率も下落傾向だ。「支持する」は52・4%で、前回調査(今月11、12両日)から3・3ポイント減少。「支持しない」は32・5%で、1・8ポイント増えた。「支持する」で最も多かった理由は「ほかに適当な人がいない」で36・4%。前回より3・3ポイント増えている。
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 支持率は2月の調査より9%近く落ちているらしい。
 支持も積極的な安倍支持ではなく「ほかに適当な人がいない」、自民もそうだが野党もだらしがない、と言う事か。
 


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翁長知事個人に損害賠償請求も  辺野古埋め立て承認撤回で 菅氏が示唆  【沖縄タイムス】

 【東京】菅義偉官房長官は27日午前の記者会見で、沖縄県の翁長雄志知事が名護市辺野古の新基地建設に伴う沿岸部の埋め立て承認の撤回を明言したことに関し、実際に承認が撤回された場合、翁長氏に損害賠償を求める可能性を示唆した。

 菅氏は「国として損害賠償の請求権の行使を含めて法令に基づく所要の措置を講じることはあり得る」と述べた。

 また、昨年末の辺野古違法確認訴訟の最高裁判決や同3月の和解の趣旨に従い、国と県の双方が協力して誠実に対応することになっていると強調。「政府としてはまさに粛々と工事を進めていきたい」と述べた。

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 完全なSLAPP、個人を威嚇して訴訟、ひるませようとする魂胆、沖縄は負けない。
 

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国会での証人喚問は「犯罪捜査のため」という暴論  【郷原信郎が斬る】

 3月23日に衆参両院の予算委員会で籠池氏の証人喚問が行われ、安倍昭恵夫人から100万円の寄付を受領した旨証言したことを受け、野党側は、安倍昭恵夫人の証人喚問を求めているが、与党側はそれを拒否し、安倍首相自らが、昭恵夫人の証人喚問が不要であることの理由として、

  なぜ籠池さんが証人として呼ばれたのかと言えば、…(中略)…補助金等の不正な刑事罰に関わることをやっているかどうかであり、私や妻はそうではないわけであるから、それなのに証人喚問に出ろというのはおかしな話

 と堂々と述べている。

 国会での証人喚問は、憲法62条の「両議院は、各々国政に関する調査を行ひ、これに関して、証人の出頭及び証言並びに記録の提出を要求することができる。」と明文で認められている国会の「国政調査権」の手段の一つである。

 その「調査権」にも限界があり、喚問した証人自身に対して「刑事事件」に関することを証言させることは、憲法38条1項の「何人も、自己に不利益な供述を強要されない。」との規定で保障される「供述拒否権」を侵害する恐れがあるので、議院証言法4条で「証人又はその親族等が刑事訴追を受け、又は有罪判決を受けるおそれのあるときには証言等を拒むことができる」として、憲法上当然の権利が、証人喚問においても認められている。

 籠池氏が証人喚問で、「刑事訴追のおそれがあるので答弁を控えます」と述べて証言を拒否したのも、この権利に基づくものだ。

 国政調査権が与えられていることは、国会の機能にとって極めて重要なことだが、「証人の犯罪に関すること」には調査が及ばないのは、あまりにも当然のことであり、常識以前の問題である。したがって、籠池氏に補助金に関する犯罪の疑いがあるのであれば、それは証人喚問の「障害」にはなりえても、証人喚問の理由になるなどということはあり得ない。

 犯罪に当たる可能性のあるものだけを証人喚問するということであれば、証人喚問は「犯罪捜査のためのもの」ということになり、「刑事訴追の恐れがある」との証言拒否で終わってしまう。

 ところが、その国政調査権に関する当然の常識に反して、安倍首相が、「犯罪の疑いがなければ、証人喚問は行わない」と国会で公言し、それに呼応して、政府首脳や自民党幹部までが、同趣旨のことを言い出している。まさに憲法も法律も無視した暴論が平然とまかり通るというのは、一体どういうことなのであろうか。

 籠池氏の証人喚問の4時間余り後に、昭恵夫人のフェイスブックでコメントが出たことについて、形式・内容から見て、昭恵夫人自身が投稿したものではなく、首相官邸側の反論を、昭恵夫人のフェイスブックを使って公表した可能性が高いこと、昭恵夫人の行動は「私人」としてのものだと説明しながら、官邸側の対応と昭恵夫人の対応とを「一体化」させるようなやり方は不適切で、かえって、昭恵夫人を今後一層窮地に追い込むことになりかねないことを、一昨日のブログ記事【昭恵夫人Facebookコメントも“危機対応の誤り”か】で指摘した。しかし、与党自民党サイドは、依然、フェイスブックでコメントを出していることも、昭恵夫人の証人喚問が不要であることの理由にしている。

 今回の問題についての自民党や官邸側の危機対応の誤りについては、【籠池氏証人喚問は、自民党にとって「危険な賭け」】【籠池氏問題に見る”あまりに拙劣な危機対応”】などで指摘してきたが、安倍首相側、官邸、自民党の対応は、これまでの対応を反省するどころか、ますます開き直り、憲法に反すること、法律に反することを、平然と公言し、行っているというのが現状である。

 私は、これまで、長期化している安倍政権と日本政府について、「権力の一極集中」に漠然とした危惧感を持ちながらも、国政を遂行する能力、様々な事態に対応する能力という面では、それ相応に高いものと考えていた。少なくとも、その前の民主党政権よりははるかにましだと思ってきた。

 しかし、この森友学園問題という、外交・防衛等の国政の重要課題とはレベルの違う、些細な問題での対応に失敗し続け、最後には、法治国家ではあり得ないような対応を、組織を挙げて行っている安倍政権の現状を見ると、やっていることのレベルは、混乱が続いている近隣諸国と変わらない。

 日本人であることが不安になってきたというのが偽らざる思いである。
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 どっちかと言うと安倍よりかと思っていた郷原氏もついに白旗か。
 
 

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特区認定で影響否定 加計学園めぐり首相答弁  【東京新聞】

 参院予算委員会は二十七日午前、安倍晋三首相と関係閣僚が出席して、内閣の基本姿勢をテーマに集中審議を行った。首相は自身の友人が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が大学獣医学部を新設する愛媛県今治市の国家戦略特区認定に関し「私と付き合いがあるかないかは全く考慮されない」と、自身の影響はないとの認識を示した。

 民進党の桜井充氏が、首相就任後も学園の系列大学の式典に出席するなど親密な関係を指摘し「利害関係があってこうなっているのでは、というあらぬ疑いをかけられる」とただしたのに答えた。首相は「付き合いがあったら特区に指定されないということになるのか。これはおかしな話だ」とも述べた。首相が議長の国家戦略特区諮問会議は二〇一五年十二月に「広島県と今治市」を特区に認定。今年一月の事業者公募はわずか八日間で、応募したのは加計学園だけだった。

 二十七日午前の参院予算委員会理事会で、大阪市の学校法人「森友学園」への国有地払い下げ問題を巡り、野党は安倍首相の妻昭恵氏と、首相夫人付き政府職員だった谷査恵子氏の参考人招致を求めた。与党はいずれも拒否し、引き続き協議することになった。
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 安倍友以外で説明がつかない特区指定、影響否認?馬鹿げている。





 Twitterコーナー、ご参考に

 慶應義塾大学経済学部の金子勝教授のツイッター

 元外務省国際情報局局長、元防衛大学校人文社会科学群学群長の
    孫崎享氏のツイッター

 自由党の 小沢一郎事務所のツイッター

 社民党参議院議員 福島みずほ氏のツイッター

 東京新聞 政治部のツイッター

 東京新聞 ほっとwebのツイッター

 市民連合のツイッター

 関西市民連合のツイッター

 SADL大阪のツイッター

 上智大学 中野晃一教授のツイッター

 法政大学法学部 山口二郎教授のツイッター


 その他、こちらもどうぞ 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



昨日の神戸
最低気温   6.9度(04:05) 前日差+1.5度)
最高気温  13.9度(11:23) 前日差+2。7度)

  今朝の神戸最低気温   8.2度 (06:00)  3月下旬並み 平年より0.7度高かった
   、

今日の神戸の
   日の出     5時54分 (昨日 5時55分)
   日の入り   18時16分 (昨日18時16分)

       日の出は昨日より一分早く、日の入りは昨日と同じ

       

 太平洋側を進む低気圧が二つに分かれまた一つに、しかし動きはゆっくり、中国大陸にあった高気圧が黄海に出てき九州まで覆う。
     
     
 明日の朝、黄海の高気圧の範囲が広がりほとんどの所で晴れに、太平洋側の低気圧ははるか東の海上へ。
     
     
 今朝は晴れだが所により変な雲が、上空に氷点下33度の寒気団があり天候は不安定との事、しかし晴れているが外は寒かった。
 今日の神戸の最高気温は14.1度、昨日より0.2度高く平年より0.3度低かった。
 明日は晴れ、朝の最低気温は3.1度、最高気温は12.5度、夜の気温は6.7度の予報。朝が寒そう。

 こぶしが咲いている
    
 
 




昭恵夫人Facebookコメントも“危機対応の誤り”か

2017-03-27 | いろいろ

ヤメ検で弁護士の郷原信郎氏の「郷原信郎が斬る」より

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昭恵夫人Facebookコメントも“危機対応の誤り”か

 森友学園籠池氏が、昭恵夫人を通して安倍首相から100万円の寄付を受領したと発言した直後に、自民党竹下亘国対委員長が、「総理に対する侮辱だ。たださないといけない」と述べ、自民党側から「籠池氏証人喚問」を仕掛けたことについて、当ブログで【籠池氏証人喚問は、自民党にとって「危険な賭け」】として、自民党側の対応を疑問視し、その後も【籠池氏証人喚問、高度の尋問技術が求められる自民党質問者】として、自民党側の証人喚問への対応に困難さを指摘し、それを理解しているとは思えない自民党側の対応について、【籠池氏問題に見る”あまりに拙劣な危機対応”】と述べた。

 3月23日に行われた証人喚問では、籠池氏は、昭恵夫人が森友学園の小学校設置構想に主体的に関わっていたことを印象づける証言を行い、それに対して、与党側の「反対尋問」としての質問も、籠池氏を「嘘つき」呼ばわりするだけで、ほとんど空振りに終わった。それどころか、土地問題について籠池氏側から依頼を受けた昭恵夫人付の官僚が籠池氏側に回答をファックス送付した事実も明らかになり、安倍昭恵夫人が関わった「口利き」疑惑が表面化するなど、籠池氏証人喚問は、森友学園問題に決着を付けるどころか、事態を一気に深刻化させることになった。

 籠池氏が「昭恵夫人を通じて安倍晋三首相から100万円の寄付を受けた」という話に反応して、拙速に「証人喚問」に持ち込んだ段階で、このような結果は目に見えていたはずだ。

 結果的に、籠池氏証人喚問は、自民党、首相官邸にとって最悪の結果に終わり、まさに、“拙劣極まりない危機対応”であったことが明らかになった。政権与党の自民党側としては、今後はそのような間違いを犯さないよう反省しなければならなかったはずだ。

 ところが、籠池氏証人喚問終了のわずか4時間余り後の午後9時半頃、私が、テレビ朝日のインターネットテレビ番組「AbemaPrime(アベマプライム)」に、「安倍総理に最も近いジャーナリスト」と言われる山口敬之氏とともに出演している最中、昭恵夫人がコメントを出したとの速報が流れた。番組終了後に確認したところ、昭恵夫人個人のフェイスブックのタイムラインに掲載されたものだった。

 昭恵夫人のコメントを個人のフェイスブックで出したのは、昭恵夫人個人の立場でのコメントであることを強調するためであろう。実際に、「森友学園に関する問題についての初めての昭恵夫人個人のコメントが籠池氏の証人喚問の直後に出された」ということで、報道でもかなり大きく取り上げられている。

 しかし、以下に述べるとおり、細かく分析すると、昭恵夫人のフェイスブックコメント(FBコメント)の形式・内容には、多くの疑問があり、今後、昭恵夫人の証人喚問を求める声がますます強まると予想される中で、かえって、安倍首相側、官邸側にとってマイナスに作用する可能性が強いと考えられる。

 まずFBコメントを全文引用する。(下線は筆者)

 本日の国会における籠池さんの証言に関して、私からコメントさせていただきます。

①寄付金と講演料について

私は、籠池さんに100万円の寄付金をお渡ししたことも、講演料を頂いたこともありません。この点について、籠池夫人と今年2月から何度もメールのやりとりをさせていただきましたが、寄付金があったですとか、講演料を受け取ったというご指摘はありませんでした。私からも、その旨の記憶がないことをはっきりとお伝えしております。

本日、籠池さんは、平成27年9月5日に塚本幼稚園を訪問した際、私が、秘書に「席を外すように言った」とおっしゃいました。しかしながら、私は、講演などの際に、秘書に席を外してほしいというようなことは言いませんし、そのようなことは行いません。この日も、そのようなことを行っていない旨、秘書2名にも確認しました。

また、「講演の控室として利用していた園長室」とのお話がありましたが、その控室は「玉座の間」であったと思います。内装がとても特徴的でしたので、 控室としてこの部屋を利用させていただいたことは、秘書も記憶しており、事実と異なります。

②携帯への電話について

次に、籠池さんから、定期借地契約について何らか、私の「携帯へ電話」をいただき、「留守電だったのでメッセージを残した」とのお話がありました。籠池さんから何度か短いメッセージをいただいた記憶はありますが、土地の契約に関して、10年かどうかといった具体的な内容については、まったくお聞きしていません。

籠池さん側から、秘書に対して書面でお問い合わせいただいた件については、それについて回答する旨当該秘書から報告をもらったことは覚えています。その時、籠池さん側に対し、要望に「沿うことはできない」と、お断りの回答をする内容であったと記憶しています。その内容について、私は関与しておりません

以上、コメントさせて頂きます。

平成29年3月23日

安倍 昭恵




 まず、形式面から、このFBコメントは、少なくとも、昭恵夫人の他の投稿とは多くの点で異なり、昭恵夫人自身が自ら書き込んで投稿したものかどうか疑問がある。

 一つは、昭恵夫人のフェイスブックの投稿は、すべて年号が西暦表示になっており、数字はすべて半角表示であるのに、このコメントでは年号が元号で表示され、数字がすべて全角で表示されている。フェイスブックでは常に西暦表示を使っている昭恵夫人が、森友学園で講演をした日を「平成27年9月5日」と自ら書くことは考えにくい。また、昭恵氏のフェイスブックでは、通常、数字は半角で使われており、全角を用いているものは見当たらない。

 また、昭恵夫人が使うとは考えにくい、典型的な「役人用語」が多く使われている(コメントの引用にアンダーラインを引いた部分)。特に「旨」「当該」「何らか」などの言葉は、典型的な「官僚的、公用文書的表現」であり、そのような役人仕事、公的事務の経験がない昭恵夫人が書いた言葉としては違和感がある。

 これらのことから、このFBコメントは、昭恵夫人が直接フェイスブックに書き込んで投稿したのではなく、別に作成された文書を、フェイスブックの投稿欄にコピー・アンド・ペーストしたのではないかと考えられる。

 次に、内容面からしても、昭恵夫人自身が書いたものではない疑いがある。その後の菅官房長官の記者会見での説明や、安倍首相の参議院予算委員会での答弁と比較すると、むしろ、証人喚問での籠池証言に対する「首相官邸側の反論ないし弁明」そのものであり、官邸側が作成して、昭恵夫人に投稿を依頼したのではないかとさえ思える。

 まず、このFBコメントは、(1)100万円の寄付を行っておらず、10万円の講演料も受領していないこと、(2)「秘書に席を外すように言った事実」がないこと、(3)講演の控室が園長室ではなく「玉座の間」であったこと、(4)籠池氏からの携帯電話の内容、(5)籠池氏から秘書に対して書面で問い合わせを受けた件についての秘書からの報告を受けたこと、(6)「要望に沿うことはできない」という内容の回答をする旨の報告を受けたことという、籠池証言に対する首相官邸側の主要な反論をすべてカバーしている。

 これだけの内容を過不足なく、籠池証言から僅か4時間余り後に、昭恵夫人が自らの記憶に基づき考えをまとめて、自ら投稿したとは、他の投稿や携帯メールの文面からすると、考えにくい。

 しかも、(3)は、講演料や寄付金のことについて「記憶から飛んでしまって」「全く記憶がない」と言っている昭恵夫人が、1年半前の講演での控室が「園長室だったのか、それに隣接する玉座の間だったのか」具体的に記憶しているとは考えにくい。

 (5)(6)についても、谷査恵子氏が籠池氏から受け取った手紙と、それへの対応として文書をファックス送付したことについての報告を言っているものと思えるが、この点についてのFBコメントの内容は、ファックス文書に書かれている内容と整合している。この点についても、現金の受け取りの有無について全く記憶のない昭恵夫人が、谷氏からの報告内容については明確に記憶しているということは極めて考えにくい。しかも、政府側は、谷氏が籠池氏からの手紙に対応したことは、「総理大臣夫人付職員」の「公務」ではなく、谷氏の公務員「個人」としての対応だったと説明しているのであるから、なおさらである。

 これらのことから、このFBコメントは、首相官邸側で、籠池証言に対する反論として作成したものを、昭恵夫人のフェイスブックで発信させた可能性が高いと考えられる。ネット上の他のブログでも、昭恵夫人が書いたものではないとの見方が見られる(小林よしのり氏【アッキード事件の証明】など)。

 偽証の制裁の下で証言した籠池氏と正面から相反するFBコメントが出されたことで、昭恵夫人の証人喚問を求める声が一気に高まっている。

 もし、昭恵夫人の証人喚問が行われた場合、或いは記者会見を行った場合、100万円の寄付をしたことや10万円の講演料受領や谷氏を通じての「口利き」について質問されることになるが、その場合、籠池証言の直後に、昭恵夫人個人のフェイスブックでの投稿という形式で公表したコメントについて、その作成と投稿の経緯について質問を受けるのは必至だ。その場合、昭恵夫人に、上記の重大な疑問を解消する説明ができるだろうか。

 今回のFBコメントを出したことによって、今後、首相官邸側としては、これまで以上に、昭恵夫人を、証人喚問はもちろん、記者会見の場にも立たせることはできないということになるのではないか。

 しかし、会見等を避ければ避けるほど、首相官邸側が作成したコメントを昭恵夫人がフェイスブックで投稿した疑いは一層深まることになる。それは、昭恵夫人個人の私的行為と、首相官邸の対応とが「一体化」していることを示す事実であり、これまで安倍首相が繰り返してきた「妻の言動は独立した個人としてのもの」との答弁にも重大な疑問を生じさせることになる。

 昭恵夫人にも確認して官僚側で作成した文書なのであれば、「個人のフェイスブックでの投稿」という形で、昭恵夫人が自らコメントしたかのように見せかけるような小細工はせず、昭恵夫人のコメントをまとめたものとして、官邸が公表するのが正直なやり方だ。昭恵氏の証人尋問を回避しようとしたことが、かえって昭恵夫人を窮地に追い込むことになりかねない。

 安倍首相は国会で、昭恵夫人が「100万円の記憶がないのですが」と籠池氏の妻にメール送付したのち、返信がなかったことを、100万円の寄付がなかったことの証明であるかのように言っているが、すでにその100万円の問題について籠池氏が証人喚問されることが確定的になっている状況で、籠池氏の妻がその問いかけに答えなかったからと言って、100万円の事実を否定する根拠にも、昭恵夫人の喚問を拒否する理由にもならない。

 菅官房長官は、谷査恵子氏が籠池氏の求めに応じて財務省に照会していたことを示す資料を、証人喚問終了と相前後して、記者会見で報道陣に配布したが、その際、谷氏のメールアドレスや携帯電話番号という重要な個人情報をマスキングしないまま配布したとして、翌日の国会答弁で謝罪した。証人喚問での籠池証言によって、官邸側が相当な混乱に陥っていたということだろう。

 そのような官邸の混乱状態の中、籠池証言に対する反論を大慌てで作成し、昭恵夫人個人のコメントとしてフェイスブックで出すことを決定し、喚問終了後4時間余りで急きょ公表したとすると、証人喚問を提案することの決定と同様に、あまりに拙速であり、これもまた危機対応の重大な誤りだと言わざるを得ない。

 森友学園問題は、国家予算、外交、防衛等の問題と比較すれば、とるに足らない些細な問題である。しかし、その問題で、籠池氏一人に、翻弄され、狼狽し、危機対応の誤りを繰り返している首相官邸の対応を見ていると、この状態で、一層緊迫化する北朝鮮問題など、国家としての重要問題への対応は大丈夫なのかと、不安にならざるを得ない。
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森友問題で安倍政権が打った手はことごとく裏目に出た  (抄)  Plus

2017-03-27 | いろいろ

ジャーナリスト田中良紹氏のヤフーニュースのコラムより

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森友問題で安倍政権が打った手はことごとく裏目に出た

 森友学園の籠池理事長が国会に喚問された23日の証人尋問とその翌日の参議院予算委員会を見ると、森友問題の中心には「祈る人」がいることがよく分かった。

 「祈る人」とは安倍昭恵内閣総理大臣夫人である。森友問題が発覚して以来昭恵夫人は何かにつけて神に祈っていることが公表されたメールから分かる。しかし安倍政権はこの問題で打つ手のすべてが裏目に出て「祈り」は神に通じていない。

 豊中市にある国有地が森友学園に安く払い下げられ、そこに開校予定の小学校の名誉校長に安倍総理夫人が就任していた問題が初めて国会で追及されたとき、安倍総理は「私も妻も払い下げ問題には関わっていない。もし関わっていたのなら総理大臣も国会議員も辞める」と強く否定した。その強い否定が逆に国民の関心を呼び起こす。

 次に財務省理財局長は「面談の記録はすべて廃棄された」と答弁し、なぜそれほど疑惑解明の道を閉ざすのかと思わせた。この否定によって疑惑はますます深まることになる。そして記録がないのなら当事者を呼んでその記憶に頼るしかないと思わせた。

 ところが安倍政権は会計検査院にこの問題を処理させて片づけようとした。すべての記録が破棄されたのにどうやって会計検査院は解明することができるのか。フーテンは初めから国政調査権に基づく立法府の調査以外に解明する方法はないとブログに書いた。

 検察や警察を含め行政機関はすべて総理官邸の意向通りになるのがこの国の悪しき仕組みである。一方で税金の使われ方をチェックするのが立法府の役目で、国有財産の不適切な問題を解明することはまさに立法府の仕事にふさわしい。

 ところが国会では自民党と公明党が「違法性のない案件で民間人を国会に呼ぶわけにはいかない」とかつて聞いたことのない理由で参考人招致を否定した。この否定によって問題の疑惑は全く晴らすことが出来ない状態になった。

 一方、建設中の小学校は目を引く派手な造りで、しかも名誉会長は我が国のファーストレディである。さらに森友学園の教育方針は戦前回帰そのもので、幼稚園の園児に教育勅語を暗唱させ、「安倍総理万歳」を叫ばせる。

 テレビのワイドショーが飛びつかない訳のない格好の素材である。いやがうえにも関心は高まるが、しかし疑惑解明の道は完全にシャットアウト。それが関心と疑惑をいやがうえにも高めることになる。

 しかも大阪では小学校の認可が先か土地の取得が先かの問題で、大阪府と近畿財務局との間に責任のなすりあいが始まり、安倍総理夫妻、財務省、大阪府がそれぞれ保身を強める中で「ただの大阪のおっちゃん」籠池理事長が「しっぽ切り」の対象となった。

 安倍総理が籠池理事長を「しつこい」と国会で答弁し自分たちは被害者であることを強調、かつて同志的関係にあった稲田防衛大臣も「関係を断った」と厳しく対応する。そのうち籠池理事長の経歴詐称や申請書類のインチキなど負の材料がどんどん出てきた。

 そうなれば籠池理事長の国会招致要求は高まるが、全面否定してきた与党は金縛りの状態から抜けられない。それがまた関心と疑惑を強めさせ、森友問題がメディアに取り上げられない日はなくなった。

 ・・・・・。






別Webより   Plus

  籠池理事長を悪役に仕立て上げる「しっぽ切り」に籠池理事長も反応する。本人は熱烈な応援団のつもりでいた安倍総理の豹変に衝撃を受け、自分に不利な情報の出どころは松井大阪府知事が「認可」しないための理由づくりと疑う。応援者だった政治家の裏切りに「大阪のおっちゃん」は反撃を決意した。

 「敵の敵は味方」である。座して死を待つ訳にはいかないと考えた籠池理事長は初めて野党と手を組む。そこで「安倍総理からの100万円寄付」を公表した。それを認めれば安倍総理が初めに断言した否定の言葉が効いてくる。自分や妻が国有地の払い下げに関わったら総理も国会議員も辞めると断言したことと結び付けられる可能性が出てきた。安倍総理は寄付を完全否定し、与党は一転して籠池理事長を国会に証人喚問することにした。

 総理と「大阪のおっちゃん」のどちらが嘘つきかという前代未聞の極めてリスキーな構図が出来上がり、そしてそれがまた裏目に出る。籠池氏はおそらく証人喚問がなくとも逮捕されることを覚悟していた。従って喚問されても怖いものがない。堂々とした態度で寄付は事実であると繰り返し証言し、さらに昭恵夫人付きの公務員から送られてきたFAXを公開した。

 これに慌てた官邸はすぐさま同じFAXを公表し、籠池氏側の要望にゼロ回答をしているので問題はないと菅官房長官が会見した。しかしそのFAXにゼロ回答が書かれていても、昭恵夫人付きの公務員が財務省に問い合わせた事実は証明された。

 「自分も妻も」と言った「妻の」部分が問題になり、その後の籠池氏に「神風が吹いた」と思わせる状況を作った可能性はある。

 証人尋問で自民党の西田議員は「問題は大阪府が認可をしたところにある」と述べて安倍夫妻を守り、大阪府の問題に論点を移そうと試み、翌24日の予算委員会では昭恵夫人と籠池夫人のメールのやり取りを公表し、金のやり取りはなかった証拠としたが、この否定も更なる疑惑を呼び起こす可能性がある。

 昭恵夫人が「講演料を受け取った記憶がない」とメールで確認を求めた時、籠池夫人は既に安倍総理の「しつこい」発言に傷つけられ、講演料の話より自分たちがどん底に突き落とされ、すべてを失う境遇への恨みつらみで頭がいっぱいの状態だった。

 また昭恵夫人が寄付の100万円について確認を求めたのは、籠池理事長が反撃の腹を固め、籠池夫人も野党議員に昭恵夫人からのメールを見せているころだから、それに返事がなかったからと言って100万円が事実でないとは言えない。

 むしろこのメール公開で分かるのは昭恵夫人が常に神に「祈る人」であり、その点で籠池夫人と同質の人間であることだ。そして自分たちの教育方針に賛同し、後ろから背中を押されていると思ってきた昭恵夫人に、籠池夫人はすべてを失う危機で助けを求めても、「祈ります」としか答えがない冷たさを感じ、返事をしなかった可能性もある。

 その意味でこのメール公表も100万円の寄付がなかった証拠とは言えず、むしろ昭恵夫人が総理夫人としてふさわしい対応を行ったと言えるのか、それを疑わせることになるように思う。

 とにかくこの問題で安倍政権が打つ手はことごとく裏目に出た。危機管理能力はゼロと言わざるを得ない。

 自民党は「ポスト安倍」に早急に備える必要があると思う。
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I am not Abe.   国会停滞の元凶は首相夫妻

2017-03-26 | 日記




 世界に対し、安倍首相がやっていることが本当の日本の姿じゃないと思い、 『 I am not Abe、 』 と声をあげる。


  14年の選挙の時は『来年10月の引き上げを18カ月延期し、そして18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします。平成29年4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく確実に実施いたします。3年間、3本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。私はそう決意しています。』 と言っていた。


  元官僚の古賀茂明氏は氏の著書「国家の暴走」に安倍首相の事を
  「この人物は、いとも簡単に、しかも堂々と、嘘をつける人間なのだ。」 と書いている。


 安倍政権が進めるアメリカのためのTPP批准に反対します。


  忘れていませんよ、12年の選挙時に貼られたポスター、どうなっているでしょう。
  言っている事とやっていることがさかさま。安倍自民は単にアメリカの隷属政党。

  「日本を耕す自民党」と言うのは外資に対し日本から搾取しやすいようにする。事か?
  「ウソつかない。」自体が嘘



  TPP、ISD条項で日本の国家主権は破壊されコングロマリットの餌食に
  

  農業だけじゃないよ、食料、医療、特許、環境、労働、投資、衛生植物検疫、越境サービス など21分野

  自民党が2012年暮れの衆議院選挙で公約したTPPに関して、自民党のウェッブをチェックしよう。

   
 拡大すると
   



 安倍政権の進めるアメリカのための戦争法施行および帝国憲法への改憲に反対します。



 〈あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。世界によって自分が変えられないようにするためである〉ガンジー

 〈一番こわいものはテロリストでも大不況でもなく、いつの間にか私たちがいろいろなことに疑問を持つのをやめ、気づいた時には声すら自由に出せない社会が作られてしまうことの方かもしれません〉アメリカで医療破産したある女性(堤未果、ルポ貧困大国アメリカⅡより)




 03/26(日)

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国会停滞の元凶は首相夫妻  【日刊スポーツ】

 ★証人喚問で分かったことは、自民党が思考停止しているのか、首相・安倍晋三夫妻が疑惑の中心にいるこの時にもベテラン、閣僚経験者、重鎮と呼ばれる各派の党幹部たちが何も発しないことだ。役職上、首相をかばう者もいるが、ほとんどの議員が沈黙している。過去の自民党では幹部から苦言なり、政局を動かす発言があったものだが、この沈黙は先の党大会で規約改正までして21年までの長期政権を可能にした安倍政権の将来を暗示する沈黙なのだろうか。

 ★24日午前の役員連絡会になると自民党副総裁・高村正彦が「明らかになったことは(籠池が)かなりのうそつきということだけだ」と発言。幹事長・二階俊博も「立派な人でないことは誰が見たって分かるのではないか」と続けた。役職上の発言なのかもしれないが、いずれも証人喚問に呼ばれこそしたが、ついこの間まで首相夫妻と蜜月関係にあった人への発言と思うと権力の手のひら返しを感じるとともに、そんな人を「大変信頼できる人」と評価していた首相夫妻を批判していることと同じ意味だと感じる。

 ★もう1つ分かったことは、いかに官僚が権力におもんぱかり、政治家に対してイエスマンであるかということ。高級官僚になればなるほど、官邸が人事を握る内閣人事局制度に振り回される。そして官邸サイドは“私人”の昭恵夫人を守るために首相やその周辺たちは、すべての権力を行使して、時には官僚に罪を押し付けてもその座を守ろうとする、おぞましいさまが見て取れる。夫人の喚問を実施するかが焦点のようだが、現実は信用のない学校経営者との交友で収拾がつかず、国会を混乱と停滞に陥らせている元凶が首相夫妻であるということだ。その責任は重い。
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 初めに夫人付きが動いたことで役所が忖度したのでしょう、とでも言っておけば話はそこで終わったかもしれないが必死になって否定するからこんなことに。
 


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籠池氏発言「偽証罪で告発難しい」下村博文・自民党幹事長代行  【朝日新聞】

 (学校法人「森友学園」への国有地売却問題をめぐり、野党が求める安倍晋三首相の妻昭恵氏の証人喚問について)昭恵夫人はフェイスブックでしっかりと(学園の)籠池(泰典)氏の証人喚問に対して反論し、官邸も必要な情報を全部出している。する必要がない。

 (籠池氏を偽証罪で告発する可能性について)籠池氏は(証人喚問で)相当事実と違う、偽証罪に問われるべき発言が多々あった。ただ、(告発は)慣例で全会一致のため、野党の状況をみると難しい。あとは司直の手によって対処するという懸案が出てくる。

 (この問題をめぐる衆院解散・総選挙は)あり得ない。これで信を問う話ではない。(東京都内で記者団に)
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 相当事実と違う、偽証罪に問われるべき発言が多々あったと言うのなら昭恵夫人を国会へ呼んで正々堂々と証言させればいいんじゃ無い?
 十分信を問えるんじゃないか、これで選挙をして支持率が落ちた状態で選挙したくない、国民が忘れるのを待ちたいって?
 いやいやまだまだ問題はありそうだからね、加計学園とか8000万円の件とか、追求は続く・・・・・、だ。


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証拠FAXに官邸激怒 元夫人付の谷査恵子氏“国外追放”情報  【日刊ゲンダイ】

 森友学園に問題のファクスを送付した女性官僚・谷査恵子氏の身辺がにわかに騒がしくなっている。

 谷氏は1998年に経産省入省。13年から15年末までの3年間、「内閣総理大臣夫人付」として昭恵夫人を支えた。16年からは中小企業庁の経営支援部で連携推進専門官に就いていた。

 ファクスの存在について、24日の集中審議で質問された菅官房長官は「1週間ほど前に全体の話を聞いて、その後すぐ籠池理事長に送ったファクスを谷氏から入手した」と説明したが、内情は違うようだ。

「証人喚問での籠池理事長の発言で、問題のファクス文書が保存されていることが分かり、対応に追われた。官邸もまったく把握していなかったのです」(官邸担当記者)

 先に公開してしまった方がダメージが小さいと考えたのか、菅は23日の定例会見で記者にくだんのファクスを配布。よほど慌てていたとみえて谷氏のメールアドレスや携帯番号などの個人情報が示されたままだった。後で黒塗り版を配布し直すという失態について、菅は「不注意だった」と答弁したが、本当に文書を1週間前に入手していたなら、個人情報の扱いに配慮する時間は十分あったはずだ

「もちろん総理もファクスの存在を知らなかった。激怒して、谷さんを呼び出し、怒鳴りつけたと聞きます。しかし、彼女の一存で勝手にやった話ではないことくらい政界関係者なら誰でも分かる。昭恵夫人に怒鳴るならともかく、ノンキャリの彼女にすべてを負わせるのはあまりに酷です」(自民党関係者)

■まるで霞が関版「沈まぬ太陽」

 安倍首相の怒りはすさまじかったそうで、「逆鱗に触れた谷氏の左遷情報がすぐさま霞が関を駆け巡った」(総務省キャリア)という。「4月1日付でアフリカの大使館付の駐在員に飛ばされる」「いや、南米らしい」などと臆測情報が飛び交っている。

 元外交官の天木直人氏が言う。

「官僚の“口封じ”に外務省を使うのは、確かに都合がいい。実際、経産省から大使館への出向はないことはありません。しかし、ことがノンキャリ女性となると異例中の異例。本当にそんな人事をすれば、官邸自ら情報隠蔽を認めたも同然で、それこそ大スキャンダルです」

 事実関係について経産省に問い合わせたところ、「現段階では、そういう情報はございません」(官房広報室)とのことだった。

 主人公がアフリカに飛ばされる山崎豊子の小説「沈まぬ太陽」が思い出される。昭恵夫人に尽くした谷氏も、安倍官邸にとってはしょせん“トカゲの尻尾”なのか。
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 いずれにしても殺されないように、事故にあわないよう谷さん細心の注意を。
 


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「アキエリークス」ネット上に開設 一体誰が?  【日刊スポーツ】

 ウィキリークスならぬ「アキエリークス」なるホームページがインターネット上に公開され、SNSなどで「誰が開設した?」などと話題になっている。「安倍昭恵夫人に関する様々な資料を公開してまいります」とトップページにうたい、昭恵夫人と籠池諄子氏とのショートメールのやりとりだとする写真など73枚の画像を掲示。24日午前9時15分ごろにはネット上にアップされていたとみられる。

 写真はピンク色の携帯電話の画面の接写で、受信メールの送信元と送信メールの宛先が「あべあきえ」となっている。自民党の西田昌司参院議員が24日午前に参院予算委で公表した籠池諄子氏と昭恵氏とのメールの内容の一部と、ほぼ一致している。

 西田氏が公表したメールは16年6月4日から今年3月16日までのやりとりの抜粋。アキエリークスは、それより短い今年2月25日~3月16日の期間のやりとりを携帯電話の接写画像で紹介。表示されている送受信時間が午前4時半ごろのものもみられた。
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 昨日も書いたがこれ自体だけが作ったサイトかわからないし、中身が真実かどうかもわからない。
 


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松井知事、首相の国有地売却対応を批判「油注いだ」  【日刊スポーツ】

 日本維新の会代表の松井一郎大阪府知事は25日、森友学園への国有地売却に関する安倍晋三首相の対応を批判した。「どんどん油を注いでいるのは、皮肉にも総理。財務省近畿財務局の忖度(そんたく)があったと認めるのが一番だ」と述べた。首相と近い松井氏が、首相をやり玉に挙げるのは異例。23日に証人喚問された学園の籠池泰典氏から「はしごを外した」と酷評され続けた松井氏が、否定一辺倒の首相答弁に思わぬ逆襲をした形だ。

 松井氏は都内で開かれた党大会に出席。党大会や会見で森友問題に言及した。

 籠池氏が、首相や昭恵夫人の名前を使って財務省と国有地の売買交渉をしていたとの見方を示し、「財務省職員は忖度してサービス精神旺盛な対応をしたが、法律の範囲内だ。首相は忖度がないと強弁せず、丁寧に説明すべきだ」と指摘。 その上で「(手続きが)なぜスムーズに進んだのか。首相は、自分が知らないところで忖度があったと認めるのが一番だ」「忖度がないと強弁するから、こうなる」と主張。「この問題にどんどん油を注いでいるのは、皮肉にも安倍総理だ」と述べた。

 首相は、昭恵夫人とともに国有地売却に一切関与していないと明言。一方で籠池氏は、夫人を通じて首相から100万円の寄付を受けたと主張し、夫人担当だった政府職員が、籠池氏の要望を受けて財務省とやりとりした文書も表面化した。疑惑の深まりを受け、野党は昭恵夫人の証人喚問を求めるが、松井氏は「必要ない」と、否定した。

 一方、学園の小学校設置で、府私立学校審議会が「認可適当」と答申したことに関し、松井氏は「僕は何も言っていない」と火の粉を振り払い、「会長は私学を広げようという改革方針を受けて判断したと言っている。(首相も)そういう忖度があり得ると言えば国民は納得する」と語った。

 松井氏は、橋下徹前大阪市長とともに首相と会食する関係だけに、批判は異例。認可問題は、大阪側の責任が指摘されていることも影響した可能性がある。

 党大会でも「国会でショーが行われているが、参加させてもらえない松井が、一番悪いといわれる」と恨み節。松井氏にはしごを外されたと主張する籠池氏についても「会ったことも話したこともない人に、ここまで恨まれるのは、政治家冥利(みょうり)に尽きる」と皮肉った。

 党大会は、今夏の都議選に向けた決起大会の意味合いもあったが、公認予定者3人が辞退。森友問題も重なり、混乱が続いている。
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 まあ一つの真実かな、否定せず認めていればこんなに注目を集めず大きくなることもなかった?
 

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やさしさがない安倍外交(西谷玲)  【週刊 金曜日】

 国会では森友学園問題が火を噴いている。野党は徹底的に追及すべきだ。外交に目を転じれば、トランプ米大統領と安倍晋三首相は先月の訪米で蜜月関係を築けたという。トランプの無茶苦茶にはまるで意見せず、「Trumpabe」(トランペイブ、トランプ=安倍)の様相である。

 さて、外交のもう一つの懸案、安倍政権の行き当たりばったり、戦略のないさまがよく表れているもの……それは、日韓関係である。

 「慰安婦」問題で象徴として建てられた少女像をどうするのか、解決が見えていない。昨年末に釜山の日本総領事館前にも少女像が設置された。日本はそれに抗議して、この1月に駐韓大使と釜山総領事を一時帰国させた。

 その後どうなっているかと言えば、韓国外相が、少女像撤去を要請する文書を釜山市や同東区に送っている。が、何の効果もないどころか、今月1日の、日本統治下での大規模な独立運動の記念日である「3・1節」には、各地で新たな少女像の設置、除幕式が続々と行なわれた。さらに、今計画中のものもあるという。こんな状況で大使と総領事をまた派遣させるわけにもいかず、日本政府はまさに振り上げたこぶしのやり場に困ってしまっている状況である。

 ご存知の通り、朴槿恵大統領はスキャンダルで弾劾訴追され、4月にも退陣、6月にも新たな大統領を選ぶ選挙が行なわれそうである。つまり、国政の混乱状況がずっと続いており、それまで現政権は当事者能力をとても持ちえない状態なのだ。しかも、次の大統領選では文在寅氏をはじめとして、野党の候補が勝つであろう可能性が高い。文氏は「慰安婦」問題に関する日韓合意を批判しており、少女像問題に対しても撤去の必要はないという意見である。

 このような情勢のなか、大使と総領事を帰国させてしまったら、その後の落としどころに困ると予測するのは容易だっただろう。それなのに確固たる戦略もなく、行き当たりばったりで対応するからこんなことになるのである。

 ある元外交官が言った。「安倍外交にはやさしさがない」。

 こんな状況を生んだのは、まさにこのことに起因するのではないだろうか。毅然たる、決然たる、断固たる……そんな勇ましい言葉ばかりが躍る安倍外交。しかし、外交とは何枚腰、そして硬軟両様の使い分けが必要。さらに、人の心の重さをどう考えるか、どう見えるかがとても大切だ。外交だけでなく、政治全般がそうなのだが。

 元「慰安婦」の人たちが何に怒っていて、何が赦せないかといえば、突き詰めていけば、やはり心の問題ではないだろうか。やさしさ、思いやり、心の底から悪かったと思う気持ち……。それが安倍首相に見えないというのである。

 「慰安婦」問題について、歴代の首相はずっとお詫びの手紙を書いてきた。確かに一昨年末の日韓合意で日本は政府から10億円を拠出することに合意した。それは画期的には違いない。いつまで謝ればすむんだ、という声もわからないでもない。首相には「嫌韓」な人々の支持が多い以上(森友学園を見よ)、あそこまで譲歩したのも画期的であるともいわれる。それも理解したうえで、でも、心が必要なのだ。これは政治家でなければできないし、一流の政治家だったらできることだ。
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 父親(故安倍慎太郎元外相)からも思いやりがないと言われていた男、まさかこんな男が首相になるとは、自民党も落ちた。
 
 





 Twitterコーナー、ご参考に

 慶應義塾大学経済学部の金子勝教授のツイッター

 元外務省国際情報局局長、元防衛大学校人文社会科学群学群長の
    孫崎享氏のツイッター

 自由党の 小沢一郎事務所のツイッター

 社民党参議院議員 福島みずほ氏のツイッター

 東京新聞 政治部のツイッター

 東京新聞 ほっとwebのツイッター

 市民連合のツイッター

 関西市民連合のツイッター

 SADL大阪のツイッター

 上智大学 中野晃一教授のツイッター

 法政大学法学部 山口二郎教授のツイッター


 その他、こちらもどうぞ 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 



昨日の神戸
最低気温   5.4度(06:05) 前日差-0.9度)
最高気温  11.2度(14:49) 前日差-0。8度)

  今朝の神戸最低気温   6.9度 (04:05)  3月下旬並み 平年より0.4度低かった
   、

今日の神戸の
   日の出     5時55分 (昨日 5時56分)
   日の入り   18時16分 (昨日18時15分)

       日の出は昨日より一分早く、日の入りは昨日より一分遅い

       

 低気圧が発達した前線を伴い本州南岸を東に移動、所により雨、北日本は東北沖の高気圧で晴れか曇り、関東沖の低気圧の動きによっては夜雨かも。
     
     
 明日の朝、太平洋上を東へ進む低気圧・前線が東北沖で二つに分離、陸に近い方が雨又は雪を降らす。
     
     
 今朝は晴れだがPMか六甲がかすんでいた、3時頃からポツリポツリと雨が、そのうち止んだが雨雲は来ている、まだまだ外は寒かった。
 今日の神戸の最高気温は13.9度、昨日より2.7度高く平年より0.3度低かった。
 明日は曇りのち晴れ、朝の最低気温は6.5度、最高気温は13.3度、夜の気温は6.2度の予報、全体に気温は高めに。

    
 
 




枝葉末節に惑わされずに、疑惑の本質的な要件事実をまず押さえよう

2017-03-26 | いろいろ

白川勝彦氏の「永田町徒然草」より

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枝葉末節に惑わされずに、疑惑の本質的な要件事実をまず押さえよう。

17年03月25日

No.1901


 今週は、本当にテレビをよく見た。まず、WBC。日本は、最初から「世界一奪還!」と、あまりにも騒ぎ過ぎたような気がする。そもそも、12年前と8年前に世界一になれたのが幸運だったのだ。準決勝まで行けたのだから、まぁ、良しとする。野球の醍醐味を、十分に楽しませてくれた。それが終わると、今度はサッカーだった。ぜひ、来年のワールトカップに出て貰いたいものである。そうすれば、普段は見ないサッカーを見るからだ。

 大相撲3月場所も、面白い。これは、いつものことだ。新横綱稀勢の里と関脇高安の快進撃が見られたが、最後になって、大アクシデントが起こってしまった。しかし、大関照の富士が復調してきたのが、頼もしい。どんなに資質に恵まれていようが、怪我には勝てない。安美錦は十両で勝ち越したが、幕下に落ちている豊ノ島は、負け越してしまった。力士は一番一番が真剣勝負だ。国会議員は、見習った方が良い。

 3月23日に行われた籠池証人喚問は、大きな衝撃を与えた。私は2週間前から、今回の疑惑を“大疑獄事件”と表現したが、その予感は間違っていなかったようである。安倍首相と自公両党は、これを何とか小さな騒動として収めたいようだが、完全に事態を見誤っている。その認識不足から、打つ手打つ手が誤っており、それが事態を大きくしている。今日は、その理由を述べよう。

 ポツダム宣言第6項には、「日本国民を欺いて世界征服に乗り出す過ちを犯させた勢力を永久に除去する」 とある。安倍首相の妻である安倍昭恵夫人が名誉校長を務めていた瑞穂の国記念小学院(設立予定)の建学の精神は、“永久に除去する”とされた勢力と、深く関わっていたのだ。もちろん、安倍首相自身もこれを諒とし、これを支援していたのである。

 日本国の首相として、このような学校設立に精神的な支援すること自体も問題なのであるが、妻の名誉校長就任を諒として認めるなどして、経済的支援を与えるなど、政治的に絶対に許されないことなのである。もしそうだとしたら、安倍首相自身が言ったように、「総理大臣も国会議員も辞めなければならない」ほど重大な事である。このことを押さえておかないと、本質を見誤る。

 安倍昭恵夫人は、3回も森友学園の塚本幼稚園を訪れ、設立予定の瑞穂の国記念小学院の名誉校長に就任を引き受けた。このことは、この小学校の各種の広報物に明示されている。それが瑞穂の国記念小学院の設立に大きな便宜を与えるのは、明らかであろう。これが、問題の国有地の払い下げや小学校認可に大きな影響力を与えたのも、明らかであろう。

 私に言わせれば、「100万円の寄付をしたかどうか」とか「政治家の口利きがあったかどうか」など、全体的な構図から見たら、枝葉末節なのである。「妻である安倍昭恵夫人が、瑞穂の国記念小学院の名誉校長を務めていること」と「安倍首相がそれを認識していたこと」が、この問題の本質的な要件事実なのである。

 安倍首相自身も安倍昭恵夫人も、この要件事実を理解していないのである。自民党や公明党もまた、これを理解していない。マスコミも、そこに登場してコメントする人も、また同じ。教育勅語は、神権的天皇を頂点とするファシズム体制のバックボーンだった。ポツダム宣言が“永久に除去する”としたのは、神権的天皇を頂点とするファシズム体制=軍国主義なのである。

 田中角栄首相が関与したとされるロッキード事件は、5億円の現金が田中首相に渡ったかどうかが問題とされた。今回の事件は、怪しげな小学校の設立のために、国民の財産である国有地が8億円も安く払い下げられたのではないか、という疑惑があるのだ。誰が決断したのかどうかは、分からない。ある種の雰囲気が醸し出され、何となくそうなったのかも知れない。その場合、安倍首相の妻である安倍昭恵夫人が名誉校長に就任しているという事実が、決定的に作用したと考えても、少しもおかしくない。だから、私は、“事件”ではなく、“疑獄事件”と言うのだ。

 この件では、数人の政治家が登場する。最初に登場したのは、鴻池参議院議員。バリバリの右翼反動の政治家だ。安保法制の審議の際に、彼はその本性を明らかにしたではないか。籠池証人は、「いちばん裏切られた政治家は、松井一郎大阪府知事」と言った。松井一郎氏が代表を務める日本維新の会と安倍首相および官邸は、ずぶずぶの関係だ

 安倍首相と官邸は、この疑惑が早く収まってくれないかと痛切に思っているであろう。だが、そうはならない。打つ手打つ手が、全部間違っているからだ。籠池氏を証人喚問したり、安倍昭恵夫人のメールやとんでもないFAXを公表したりした。これらは皆、私が指摘している本件の要件事実の補強証拠になっている。私に言わせれば、“バッカじゃなかろうか”と思われる。今後の展開を注視していこう。

 今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。
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内田樹「稲田防衛相は罪を犯したのか、ただ愚鈍なのか」

2017-03-26 | いろいろ

より

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内田樹「稲田防衛相は罪を犯したのか、ただ愚鈍なのか」

 思想家・武道家の内田樹さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、哲学的視点からアプローチします。


 同じトピックを2回連続で扱うのはこのコラムでは珍しい。同じ話を蒸し返すのは私だって退屈である。けれども国有地取得で疑惑の渦中にある森友学園との関係をめぐる稲田朋美防衛相の発言の非論理性は、主要閣僚としても国会議員としても、受忍限度を超えている。

 報道されている事実を記せば大臣はこれまでの国会質疑で森友学園との関係を質されたことへの答弁として「何らかの法律相談を受けたことはない」「裁判を行ったこともない」と否定してきた。籠池泰典理事長自身が稲田氏とその夫がいずれも顧問弁護士であったと証言したインタビュー映像が公開された後も同日の参院予算委員会で「全くの虚偽だ」と反論していた。が、過去に学園が起こした民事訴訟に原告側代理人弁護士として出廷したことを示す大阪地裁作成の記録が発見された後になって出廷の事実を認め過去の答弁を撤回し陳謝した。野党は「虚偽答弁だ」と辞任を要求しているが、安倍首相は大臣が「説明責任を果たし」ており「今後とも誠実に職務に当たってもらいたい」と辞任要求を退けている。大筋はこういう話だ。

 解釈は2通りしかない。この人は国会で虚偽答弁をした大臣であるのか、依頼者のことも、顧問弁護士として出廷していたことも忘れるほどに頼りない記憶力の弁護士であるのか、いずれかである。平たく言えば、「罪を犯したのか、ただ愚鈍なのか」の二者択一である。大臣は「自分は単にもの忘れが激しいにすぎず、いかなる罪をも犯していないので大臣であり続けることに問題はない」という解を選んだ。そこまでして地位に恋々とする心情を理解できないではないが、このような言い分が国会で通るという前例を許せば国会の権威は地に墜ちる。閣僚が事実関係を質された時に、あることを「ない」と言い、ないことを「ある」と答弁しても、後で「その時にはそう思っていた」と言えば不問に付されるということをルールとして認めることはできない。

 私だって大人である。今さら「綸言(りんげん)汗の如し」というような高い倫理性を望みはしない。だが、知性の不調によって政治責任を回避しようとする人に国事を託すことは許容できない。

※AERA 2017年4月3日号
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I am not Abe.    籠池氏“口封じ逮捕”はあるのか

2017-03-25 | 日記




 世界に対し、安倍首相がやっていることが本当の日本の姿じゃないと思い、 『 I am not Abe、 』 と声をあげる。


  14年の選挙の時は『来年10月の引き上げを18カ月延期し、そして18カ月後、さらに延期するのではないかといった声があります。再び延期することはない。ここで皆さんにはっきりとそう断言いたします。平成29年4月の引き上げについては、景気判断条項を付すことなく確実に実施いたします。3年間、3本の矢をさらに前に進めることにより、必ずやその経済状況をつくり出すことができる。私はそう決意しています。』 と言っていた。


  元官僚の古賀茂明氏は氏の著書「国家の暴走」に安倍首相の事を
  「この人物は、いとも簡単に、しかも堂々と、嘘をつける人間なのだ。」 と書いている。


 安倍政権が進めるアメリカのためのTPP批准に反対します。


  忘れていませんよ、12年の選挙時に貼られたポスター、どうなっているでしょう。
  言っている事とやっていることがさかさま。安倍自民は単にアメリカの隷属政党。

  「日本を耕す自民党」と言うのは外資に対し日本から搾取しやすいようにする。事か?
  「ウソつかない。」自体が嘘



  TPP、ISD条項で日本の国家主権は破壊されコングロマリットの餌食に
  

  農業だけじゃないよ、食料、医療、特許、環境、労働、投資、衛生植物検疫、越境サービス など21分野

  自民党が2012年暮れの衆議院選挙で公約したTPPに関して、自民党のウェッブをチェックしよう。

   
 拡大すると
   



 安倍政権の進めるアメリカのための戦争法施行および帝国憲法への改憲に反対します。



 〈あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。世界によって自分が変えられないようにするためである〉ガンジー

 〈一番こわいものはテロリストでも大不況でもなく、いつの間にか私たちがいろいろなことに疑問を持つのをやめ、気づいた時には声すら自由に出せない社会が作られてしまうことの方かもしれません〉アメリカで医療破産したある女性(堤未果、ルポ貧困大国アメリカⅡより)




 03/25(土)

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大阪府議会、百条委設置否決 森友学園問題  【東京新聞】

 大阪府議会は会期末の24日夜の本会議で、森友学園の小学校設置認可の審議過程を検証する調査特別委員会(百条委員会)設置を求めて自民党が出した動議を否決した。大阪維新の会や公明党などの反対多数。

 大阪維新を率いる松井一郎知事は「国の方に来てもらう形でやればいい」と設置に前向きな考えを示していたが、本会議に先立つ議会運営委員会理事会で、大阪維新と公明は、府議会の参考人招致を検証の場として活用すべきだとの意見を表明した。参考人から意見を聴取した上で、百条委の必要性を改めて検討すべきだとの考えも示した。
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 最初はやればいいと言っていたが最後は維新公明の反対で流れた、維新公明は都合が悪いんだろう。
 


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安倍官邸が狙うウルトラC 籠池氏“口封じ逮捕”はあるのか  【日刊ゲンダイ】

 「これで森友問題を幕引きにする」――。籠池理事長の証人喚問を行うことで、安倍自民党は森友問題を終わらせるつもりだった。ところが、籠池証言によって逆に昭恵夫人の疑惑が強まってしまった。一気に窮地に陥った安倍官邸。とうとう、「口封じのために籠池理事長を逮捕させるのではないか」という信じられない情報が飛び交っている。

 「安倍自民党は『籠池喚問は大誤算だ』と頭を抱えています。まさか、昭恵さんサイドが財務省に働きかけていた証拠のFAXまで出してくるとは予想もしなかったようです。しかも、証人喚問が終わった後、外国特派員協会で会見までやっている。完全に籠池劇場になってしまった。このまま放置していたら、なにを口にするか分からない、と困惑が広がっています」(政界関係者)

■安倍官邸が狙う「2つの容疑」で逮捕

 にわかに強まっているのが、籠池理事長の“逮捕説”だ。具体的な容疑まで囁かれている。「詐欺」と「補助金適正化法違反」の2つである。

 「証人喚問で嘘をついた偽証罪で告発すればいい、という声も上がっていますが、偽証罪は意外にハードルが高い。偽証で告発するためには、出席委員の3分の2以上の多数による議決が必要だからです。野党は同意しないでしょう。

 簡単だとみられているのが、“補助金適正化法違反”です。森友学園は、小学校の“建設費”をめぐって23億円、15億円、7億5000万円と、まったく異なる3つの契約書を作成している。補助金を多く受け取るために建築費を“水増し”したとしたら、“補助金適正化法違反”に問われます。あれだけ雄弁に証言していた籠池理事長が、この点を問われた時だけ『刑事訴追を受ける可能性があるので答えない』と証言を拒否したのも、ヤバイと思っているからでしょう。

 もうひとつは、安倍サイドが名称を使うことを断った後も“安倍晋三記念小学校”の名前を使って寄付金を集めていた一件です。こちらは詐欺に問われかねない。質問に立った自民党議員も、しつこく問いただしていた。こちらの容疑で逮捕されれば、〈安倍夫妻は籠池に利用されただけなのだろう〉という印象が強まります」(自民党事情通)

 果たして、口封じのために籠池理事長が逮捕される可能性はあるのか。すでに高松市の男性は、「贈賄申し込み容疑」の告発状を大阪地検特捜部に提出している。大阪府も、私文書偽造で籠池理事長を刑事告発する準備を進めている。政治評論家の本澤二郎氏はこう言う。

 「証人喚問で爆弾発言を連発したことで、逆に、籠池理事長の逮捕は難しくなったと思います。さすがに、多くの国民が『これは口封じのための逮捕だ』と気づきますからね。国民には『巨悪が小悪をやっつけた』と映り、内閣支持率も急落するでしょう。もし逮捕させるとしたら、その時は安倍首相が内閣総辞職を覚悟した時かも知れません」

 1強体制を築いた安倍首相は、身を守るためならどんなことでもやってくるだけに、籠池理事長も内心ビビっているのではないか。
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 これだけの状況ではここで逮捕拘留となれば自民支持者もノーと言うだろう。
 支持率だだ落ちに成ってもいいのなら、って前提が付きそう。
 


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森友問題で新たに注目 真相究明キーパーソン3人の素性  【日刊ゲンダイ】

 何もかも安倍首相の答弁と食い違っていた籠池証言。一体、籠池氏と安倍首相のどちらが嘘をついているのか。真相解明のためには、新たに浮かび上がった3人のキーパーソンを全員、国会に呼んで話を聞くべきだ。


■ファクスの発信者はアッキーのお友達(谷査恵子氏)

 昭恵夫人はやっぱり財務省への“口利き”に関与していたのか。

 籠池理事長が証拠として出したFAXは、財務省への働きかけを裏付けるものだった。送信者は「総理大臣夫人付 谷査恵子」と記されていた。どうやら、昭恵夫人を介して谷氏が財務省に“陳情”していたらしい。

 谷氏は昭恵夫人と常に行動を共にしている人物である。彼女を国会に呼んで話を聞けば、昭恵夫人が森友問題にどう関わっていたかが分かるはずだ。

 谷氏は1998年に経産省に入省した後、13~15年末、昭恵夫人の秘書を務める。現在は同省の課長補佐。

 「谷さんは昭恵夫人とプライベートでも飲みに行くほどの仲です。よほど気が合うのでしょう。朗らかな性格が2人ともそっくりです」(2人の知人)

 昭恵夫人が100万円の寄付をしたのかどうかも、現場にいた彼女なら知っているはずだ。


■8億円ディスカウントの全容を知る(酒井弁護士)

 国有地が8億円“ディスカウント”された全容を知るのが、森友学園の顧問弁護士だった酒井康生氏だ。籠池理事長によると、土地取得の交渉役だった。なぜか、今月10日に籠池理事長が小学校新設の申請取り消しを決めた直後、突如辞任している。

 申請取り消し決定について、籠池氏は酒井氏の提言をもとにしたと明かし「土地も国に返すことになり、建物も全て潰すことになる。これは利益背反行為だ」と証人喚問で憤慨。財務官僚とのやりとりを公表したことについて、民進党の枝野幸男衆院議員は「守秘義務違反では」と首をかしげていた。

 1979年、大阪・豊中市生まれ。京大法学部を卒業した04年、司法試験に合格。06年に弁護士登録している。維新の会に近いのか、維新の足立康史衆院議員が、なぜかフェイスブックで絶賛している。


■「身を隠せ」と命じた財務省のトラブルシューター(嶋田課長補佐)

 「10日間隠れていて」――問題発覚後、籠池理事長にこう圧力をかけていたとされるのが、財務省理財局の嶋田賢和課長補佐だ。これが事実なら財務省全体で問題を隠蔽しようとしていたことになる。財務省は籠池理事長の口を封じようとしていたのか。

 嶋田氏は、委員会で質問に答える佐川宣寿理財局長の後ろにいつもいる小太りのあの男だ。

 「佐川局長が答えに窮すると、決まって椅子から跳び上がり“裏調整”に走る。“トラブルシューター”です」(政界関係者)

 嶋田氏は1983年、東京生まれ。07年に一橋大卒業後、財務省に入省。主計局総務課などを経て、11年6月、岩手県釜石市役所に派遣。12年4月に同副市長に就任する。14年7月に財務省に復帰した。

 トラブルを処理するために籠池理事長の口を封じようとしたのか。
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 この三人はどうしても証人喚問だな、嘘をついたら罰する、と言っても嘘つくだろうな。
 


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昭恵夫人が紹介 窮地の籠池夫妻がすがった“助っ人”に直撃  【日刊ゲンダイ】

〈私が関わったということは、裏で何かがあるのではと疑われないように、細心の注意を払わなくてはならないということだったのでしょう〉――。ある意味、自らの関与を認めたような内容もあった。安倍首相が公開を許可した昭恵夫人と森友学園の籠池泰典氏の妻とのメール。先週16日までの計83通を読むと、証人喚問で籠池氏が証言した「口止めとも受け取れるメール」以外にも、興味深いやりとりがある。今月10日に森友学園が小学校の認可申請を取り下げた当日、昭恵夫人は籠池夫妻にメールで“助っ人”を紹介していたことが日刊ゲンダイの調べで分かった。

〈小川榮太郎さんがFBで反論しています。少しずつこの状況が異常だということになってくるはずです〉

 自民党の公開資料によると、昭恵夫人は10日、籠池氏の妻へのメールにそう書いた。文面に登場する小川榮太郎氏とは「約束の日 安倍晋三試論」などの著書がある文芸評論家である。2012年の総裁選中に結成された「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」の発起人を、百田尚樹氏ら右派文化人と共に務め、第2次政権の誕生に尽力した人物だ。

 小川氏は自身のフェイスブックに9日付で〈塚本幼稚園の経営者や教育方針を「異常」に見せて社会的廃業に追い込む手口は、これ以上放置しては最早自由社会の否定〉などと書き込んでいた。

 ネット上に24日突然、「アキエリークス」なるサイトが出現。籠池氏の妻の所有物とみられる“ガラケー”に映し出された昭恵夫人とのメールの画像や送信日時がすべて公開されている。

 それによると、昭恵夫人が小川氏に関するメールを送ったのは10日午前0時18分のこと。夜が明け始めた同日午前5時49分、このメールに籠池氏の妻が〈紹介してください 失業するので本をかいて借金かえします〉と返信。その後、籠池夫妻は同日午前に大阪府庁を訪れ、小学校の設置認可の申請を取り下げた。

 同日午後2時39分に、昭恵夫人は籠池氏の妻にこうメールを送った。

〈小川榮太郎さんがお電話されたようですが、繋がらず留守電にもならなかったので携帯番号をお教えします〉

■メディア対策を助言

 この間、昭恵夫人や籠池氏の妻、小川氏の間で、どんなやりとりがあったのか。小川氏に取材を申し込むと、日刊ゲンダイの編集部に本人から電話がかかってきた。

――昭恵夫人に紹介され、籠池氏の妻の連絡先を伝えられたのですか。

「その通りです。籠池氏の妻に電話しましたが、留守電でした」

――公開されたメールには、昭恵夫人が籠池氏の妻に小川氏の携帯番号を教えているのですが。

「そうなんでしょうね。その後、籠池氏の妻から電話がかかってきましたから」

――どんな話をされたのですか。

「妻というより、ご主人(泰典氏)とお話ししました。“メディアレイプ”のような状態になっているが、森友学園の対応はあまりに無防備すぎる。弁護士と相談して対処された方がいい、とアドバイスしました」

 この前日、3月9日午後5時53分に籠池氏の妻は昭恵夫人にこんなメールを送っていた。

〈色々と長い間お世話になりました 小学校は 支払いができず 鴻池さんの妨害で閉めます 主人も私も失業します感謝します〉

 ヤケクソ気味の“メル友”に土壇場で昭恵夫人が救いの手を差し伸べたのは、籠池夫妻の“自爆テロ”を恐れたゆえか。籠池爆弾が炸裂した今となっては、本人に証人喚問の場で真相をたずねるほかない。
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 何の役に立ったんだろう、単なる口利き?
 

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森友問題で日増しに増大する安倍政権への国民不信
 日本外交と政治の正体 外交評論家孫崎享氏

 安倍政権が今もなお高い支持率を維持しているのは、日本政治の大きな謎と言っていい。国民が重要だと思う政策、例えば原発の再稼働、消費税の引き上げ、自衛隊の海外派遣などを見ても世論調査では反対が多数を占めている。にもかかわらず、安倍政権の支持、不支持を問われると「支持」が「不支持」を上回っている。だが、ここにきて、ようやく、その流れが変わる動きが出てきた。原因は、大阪市の学校法人「森友学園」をめぐる国有地払い下げ問題である。

 読売新聞は基本的に安倍政権を支持するメディアである。その読売が18~19日に行った世論調査の結果を報道。それによると、森友学園に国有地が8億円も値引きされて売却された理由として、ゴミの撤去費用分を差し引いた――と説明している政府に対し、〈納得できない〉との回答が85%に達したといい、自民支持層ですら81%となった。また、自身や昭恵夫人の関与を否定している安倍首相の説明についても〈納得できない〉が全体で64%にも上った。

 各メディアの世論調査の結果はばらつきがあるものの、安倍内閣への支持率が急速に減少している点では一致している。読売の世論調査でも支持率は10ポイントの低下で、これほどの急落はここ最近ではかなりまれだ。

 森友問題をあらためて振り返ると、疑惑の構図は次の通りだ。

  ①約10億円相当の国有財産が実質ゼロ円で売却されるという、あり得ない事態が起きた。

  ②国有財産を管理している財務省に異例な働きかけがあったのではないか――とみられている。

  ③安倍首相夫妻と森友学園の関係は極めて緊密である。昭恵夫人が設立予定の小学校の名誉校長になり、小学校名を「安倍晋三記念小学校」と命名する話も出ていた。

  ④籠池泰典理事長が「安倍首相が小学校設立に、昭恵夫人を通して100万円寄付した」と話した。この100万円を郵便局を通して処理する過程で、少なくとも8人が「安倍首相の寄付」という情報に接している。

 政治家がある事業に共感して寄付行為を行うこと自体は、自身の選挙区外であれば違法ではない。しかし、森友問題では、仮に安倍首相側から小学校設立に100万円の寄付をしていた場合、その行為が不可解な国有地売買の背景にあるのではないかという疑念が生じる。

 森友問題で安倍首相への不信は日増しに増大している。
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 まさに高支持率は七つ不思議だ、まあ寿司友の大手メディアがでっち上げているのでは?と思うが。
 
 

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広がる疑惑の裾野 幕引きはまだ先  【日刊スポーツ】

 ★参院、衆院での森友学園・籠池泰典の証人喚問にはさまざまな感想が思い浮かんだ。発言の信頼性、与野党議員の質問の目的などを想像して質問の背景、答弁の背景を探りながら喚問を見た人も多いだろう。与野党議員が「あなた偽証に問われますよ」と問いながら答弁を促すところは、本当のことを話しているのかと疑問を持つだけでなく、不退転の覚悟で臨んだ迫真の発言とも聞こえる。

 ★しかし首相・安倍晋三夫妻や防衛相・稲田朋美夫妻、現職の自民や維新の議員名、大阪府知事・松井一郎ら、関係者の名前がポンポンと出てきたり、金銭授受やメールやファクスのやりとりなどの新証言がよどみなく証人から出てくると、疑惑の裾野の広がりを強く感じる。今日24日には参院で国有地売却当時に財務省理財局長だった迫田英典・国税庁長官と、近畿財務局長だった武内良樹・財務省国際局長が参院予算委員会に参考人招致される。

 ★ただ、与党の質問は証人を“あやしい人”と印象操作しようとしたことは否めず、また、野党幹部は「昭恵夫人が何らかの会見に立つか、国会で証言しないと収まらないのではないか」と今後も疑惑解明が続くことを示唆した。一連の喚問内容について官房長官・菅義偉は23日に2度の会見で「かねて申し上げているように、首相は自分で寄付していない、昭恵夫人、事務所等第三者を通じても寄付していないということだ」と断言。昭恵夫人から寄付を受け取ったと主張する籠池の発言に「1対1だったということはない。完全に間違っている」と閣議決定で言う「私人」を全面擁護した。こんなに国が私人を守ってくれるとは知らなかったが、首相が「国有地払い下げに私や妻や事務所が関わっていたら総理どころか議員も辞める」と発言したことへの予防線ということだろうか。幕引きはまだまだ先の話になりそうだ。
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 自公は早く幕引きしたいだろうがそうは問屋が卸さない、昭恵、谷、迫田、大阪松井などなど証人喚問すべき人間はたくさんいる。
 アキエリークスなるサイトが出来昭恵夫人の携帯の写真が出ているが官邸側が流しているんだろうからそのまま信じるわけにはいかない。


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籠池氏長男佳茂氏、昭恵夫人無関係は「無理がある」  【日刊スポーツ】

 籠池泰典氏の長男佳茂氏が23日、取材に応じ、安倍首相に対し、昭恵夫人の関与について「認めて国民に説明してほしい」と訴えた。

 この日、昭恵夫人付きの国家公務員で当時秘書、谷査恵子氏から籠池氏に「小学校敷地に関する国有地の売買予約付定期借地契約」についてファクスが送られたことが国会の証人喚問で明らかになった。ファクスには「本件は昭恵夫人にもすでに報告させていただいております」と書いてあり、佳茂氏は「(無関係とするのは)無理がある」と語った。

 安倍首相が国会で、土地取得への関与があれば首相、国会議員ともに辞める意向があると答弁しているが、佳茂氏は「我々家族は安倍首相に総理も議員も辞めてほしいとは思っていない。ただ説明してほしいだけ」と切に語った。

 3通の契約書について籠池氏が国会での答弁を拒否。助成金のために虚偽の金額で作成していれば違法となる恐れがあるが、佳茂氏は「国会答弁で出た木原設計事務所と(顧問弁護士だった)酒井(康生)さんを父は信頼し、丸投げしていた。2人に聞いて調べてほしい」と述べた。
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 首相夫人が関係がないというのなら自ら進んで国会に証人喚問を要求すればいい、それもしないでこっそっと(会員制のSNSで)書き込むのはやましいからだろう。
 そのSNSの書き込みも官邸の誰かが書いたんじゃないかと言われている(今までの書き方と全然違うらしい)。


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翁長知事、辺野古埋め立て承認撤回を初明言 県民集会に3500人参加  【沖縄タイムス】

 名護市辺野古への新基地建設反対を訴える「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」は25日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で「違法な埋め立て工事の即時中止・辺野古新基地建設断念を求める県民集会」を開き、主催者発表で3500人余が参加した。翁長雄志知事が就任して初めて辺野古での集会に出席し「撤回を力強く、必ずやる」と述べ、名護市辺野古海域の埋め立て承認を撤回する方針を明言した。

 集会では「違法な埋め立て工事の即時中止と、辺野古新基地建設の断念を強く日米両政府に求める」とする決議を満場一致で採択した。

 稲嶺進名護市長は「新基地建設を国が断念するまで、我々の力で断念させるまで、力を合わせて頑張ろう」と呼び掛けた。

 集会に先立ち、米軍基地建設の反対運動中に逮捕・起訴されて5カ月余り身柄の拘束が続き、18日に保釈された沖縄平和運動センターの山城博治議長があいさつし、支援者への感謝を述べた。

 ほかに新基地建設問題を担当する県の政策調整監に4月1日に就任予定の吉田勝廣氏や、オール沖縄会議共同代表の呉屋守將氏、県選出の野党国会議員らが決意を述べた。
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 ぐずぐずしていないでさっさと撤回しないと工事は進んで賠償を求められたら巨額になるぞ。




 Twitterコーナー、ご参考に

 慶應義塾大学経済学部の金子勝教授のツイッター

 元外務省国際情報局局長、元防衛大学校人文社会科学群学群長の
    孫崎享氏のツイッター

 自由党の 小沢一郎事務所のツイッター

 社民党参議院議員 福島みずほ氏のツイッター

 東京新聞 政治部のツイッター

 東京新聞 ほっとwebのツイッター

 市民連合のツイッター

 関西市民連合のツイッター

 SADL大阪のツイッター

 上智大学 中野晃一教授のツイッター

 法政大学法学部 山口二郎教授のツイッター


 その他、こちらもどうぞ 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 



昨日の神戸
最低気温   6.3度(22:11) 前日差-0.9度)
最高気温  12.0度(14:54) 前日差-0。8度)

  今朝の神戸最低気温   5.4度 (05:59)  3月中旬並み 平年より1.8度低かった
   、

今日の神戸の
   日の出     5時56分 (昨日 5時58分)
   日の入り   18時15分 (昨日18時14分)

       日の出は昨日より二分早く、日の入りは昨日より一分遅い

       

 朝鮮半島の北にあった高気圧が日本海に入り沖縄・九州南部以外は晴れ、低気圧は九州の南、中国、シベリアから日本に迫る。
     
     
 明日の朝、日本海の高気圧が東北沖に抜け九州の南にあった低気圧が発達した前線を伴い紀伊半島沖に来る、状態によっては近畿圏に雨、それより東は晴れ。
     
     
 今朝は曇り東の方は雲西は無し、そのうち晴れた、今日も風が少しあり外は寒かった。
 今日の神戸の最高気温は11.2度、昨日より0.8度低く平年より2.9度低かった。
 明日は晴れ、朝の最低気温は5.2度、最高気温は12.6度、夜の気温は8.1度の予報、朝の気温は高いが昼間は今日と同じくらい。

 来週の天気は
    
 桜のつぼみがあと一息まで来ているのがある