マサ大家のギター近況報告

ギタリストマサ大家のギター近況報告を掲載

たまちゃんという

2009-09-29 10:29:31 | Weblog
ギター&ボーカリストのライブが山中湖は空雲土(Cooto)という
素敵な宿泊施設でありまして、P.Aをさせていただきました。

 彼は坪井たまという名前。18才の青年だ。
会場内40人くらいのお客様を彼1人で1時間以上楽しませてくれました。
ヤマハの年季の入ったエレガット・ギターを自在に操り、
お気に入りの曲を彼流にアレンジし歌っていくステージング。

 だいたい4曲くらい聴けば展開が見えてしまうのかなアと・・・
ミキサーの前に立っていたのですが、
いろんな引き出しを持っていて次の曲が楽しみになっている自分に気づく。

 全曲ボーカルもギターも深くしてねという注文の中、ボブ・マーリー・ナンバーからは
「Waiting in Vain」、ともう1曲(タイトル忘れた)演奏してました。

 クラプトンやポリスのナンバーにオリジナルソングを交えながらというセットリストですが、
歌いながらとはいえギターは相当難しい事を弾いてる。
 そうだジャック・ジョンソン好きだとも語っていた。

 4才の時に父親となんとネパールの洞窟で1年間も暮らし、その後ニュージーランドで育ったらしい。
だから英語の歌も自然で違和感ないんだ。日本語は会話に不自由しない程度しか話せないとのこと。
スケボーとピアノの腕前も相当イケルてるらしい。

 会場の皆が知ってる曲ということで、ユーミンの「小さい頃は神様が居て~・・・」という歌も披露した。
こういう曲やるとお客さん達は親近感湧くんだな。

 そして6弦をDropCまで落として弾いた曲はナイロン弦ゆえやたらとチューニング悪くなるんだけど、
曲の途中でたびたびペグを回して合わせたっけ。さすがにもう一本その曲用にギターが欲しいところでしょうな。

 フラメンコまで弾いて、仕上げは「コーヒールンバ」をゲストのジャンベ奏者と披露。
お客様達も大満足でした。

 今後のたまちゃんの飛躍がとても楽しみです。

結成50周年

2009-09-24 12:36:42 | Weblog
というモンスターバンド、ザ・ベンチャーズのコンサートが身延町総合文化会館で行われました。

チケットはソールドアウトでキャパ400席くらいのホールは老若男女であふれておりました。

70才以上の先輩方もとってもたくさんお見かけました。
そりゃ、ベンチャーズのテケテケサウンドがはやり始めたころは10代~20代の青春真っ盛りの人たちだもん、
ホールが先輩方で溢れかえっても何の不思議はないよね。
50年前はベンチャーズのサウンドでゴーゴーやモンキーダンスを踊りまくっていたのでしょう。

さすがに昨夜の会場内で踊ってる人はお見かけしませんでしたが、心は皆さん弾んでいたことでしょう。

50周年を迎えたベンチャーズはメンバーチェンジを繰り返して今のメンバーに至ってるのですが、
彼らのどんなメンバーであっても、いつでも一流の音をお聴かせします!照明も含め、
トークや振り付けなど楽しめるいいステージングでお客様を魅了しますよという姿勢が伝わってきた。
さながら良い製品を提供し続ける優良企業のようなバンドに思えました。

昨夜は2部構成のステージでしたが40分間の第1部だけでも15曲以上演奏した模様。
(不覚にもせっしゃは気持ちよく寝入ってしまい最初数曲と最後の2,3曲以外定かじゃない)

ジェリー・マギー氏が最初はベース弾いてた。今年お亡くなりになったボブ・ボルグ氏の代役のボブ・スポルディング氏の
ギターと途中からジェリー・マギー氏と入れ替わったベースの腕前も流石でした。

第2部もヒット曲のオンパレード。この日スゲェーと思ったのは
彼らも誇らしげに全米No.1のTVドラマと言っていた「ハワイ・ファイブ・オー」のテーマ曲だ。
メロディーもややこしい、おまけに転調の嵐。いつも演奏してるとはいえ、一糸乱れぬ演奏は流石でした。

ギタリスト、ジェリー・マギー氏のストラトキャスター&ローランドJC-120の組み合わせから繰り出される
いかにもストラトらしい乾いた音色のカントリー・フレーバー溢れるフレーズや、
クリーンな音色でいてブルージーなチョーキングに脱帽です。
少しだけ弾いたナイロン弦ギターの音色も美しかった。(彼はナイロンギターの方が好きなのかもしれんよ。)

結成以来唯一のオリジナルメンバーであるドン・ウィルソン氏のテケテケというよりもズウーンというように聴こえる
ギターの音がリバーブ、もしくはスペース的なエフェクターが効きすぎていて音像が遠くなってしまい聴こえ辛かった。
目を疑うような驚異的な右手のカッティングも昨夜は音が小さかった。
(彼のスピーカーは12インチ×2発が4台並べてあった。ミキシングかギターとアンプの間の繋ぎ方の問題で位相がおかしくなっていたのかもしれませんな。)
彼こそがいまとなってはThe Venturesなんだから、もっともっとデカい音で聴きたかったな。
まぁ、次回は大きく聴かせてくれることでしょう。

次は55周年だね。主催者側も日テレ並に盛り上げていただきたいな。これらからもご活躍を期待しております。


朝霧高原にある

2009-09-15 15:03:35 | Weblog
写真家の長塚誠志さんとのりこさん御夫妻のメープル・ハウス・スタジオにて行われた音楽会で
ピアニストの遠藤征志さんとご一緒させていただきました。

遠藤さんとは今回で4回目のステージになります。

メープル・ハウスでの音楽会は、音楽を聴きにいらっしゃるお客様達が
各々ご自慢の手料理を持ちよる豪華な夕食会もかねており、

毎回とても楽しみにしているイベントです。

ガレージハウスの設計を手がけている牧田美朝氏の
クラムチャウダーを手始めに御馳走になり、
クリーム・チーズ仕立ての豆腐、揚げたてのあつあつの串揚げ、
芝山のどでか~~い落花生を塩ゆでしたもの、
手羽先、生のトウモロコシのサラダ、
フランスパンにペースト・・・・・仕上げにとても大きなマスの焼いたの(薫製だったのかも)だった。

あこがれの雪中梅、南アフリカのワイン、ドンペリに負けず劣らずというロゼどちらも酔っぱらって名前忘れました。

さて、肝心の音楽会ですが、
ここにいらっしゃるお客様達はどなたも真剣に聴いて下さるので、こわ~い。
けど、遠藤さんとのコラボレートはいつもとても楽しいし、熱くなれるので楽しい。

遠藤さんはお客様達からリクエストを募り全曲(パット・メセニーの曲以外)メドレーで弾き終えた。
譜面はいっさいなしだし、これにはビックリしました。エンタの鑑ですな。
彼はニューヨークに出かけていろんな経験を積んできたそうな。
ハーレムの思いでを語る曲には思わず引き込まれますよ。
そしてジャニーズ系男前ゆえ、女性に人気がある。・・・と思う

まあ、僕にはないものをいっぱい持ってる好青年です。

今回も二人でお互いのオリジナル曲やクラプトンの曲やピアソラの曲などたくさん演奏できました。

演奏後は長塚さんご夫妻と好青年と音楽談議に花が咲きまくり、ろれつも回らない状況になるまで
楽しく飲み明かしたと思っているのは僕だけだったりして・・・

竹田和夫Trioのライブは

2009-09-08 12:31:31 | Weblog
盛況の中、終えることができました。

久々に晴れ渡った都留市は2時頃には28度くらいはあったでしょうか。
会場設営のために現地入りした僕には日差しも強くとても暑かった。

レストランの2階のスペースにP.Aを設営。
このスペースは窓を開けると、風が心地よいのですが、
遮音のためライブ中は窓を閉めることになった。


ステージにしようと思ってる頭上に業務用と思われるエアコンの吹き出し口がある。
この時点ではスイッチを入れたばかりだったのだが、リモコンは最低温度にして
あるものの全く効いていないようにも思える。

リハーサルも無事終了し、あっと言う間に開場時間がやってきた。

なんと20分くらいで客席は用意していた椅子が足りなくなるほどの
お客様であふれたではないか。
おかげさまでお客様の熱気で空間がホットになった。そして仮設の照明も2灯付けた。

今回オープニング・アクトを飾った、都留市で活躍している「ビーツールス」のビートルズナンバー、ヒット曲の演奏に
お客さんも和やいだり盛り上がったり。

20分くらいの幕間に「ビーツールス」のステージ上の機材を撤収、及びセットの入れ替えをする。

窓も開け空気を入れ替えたようだ。

いよいよ、ポール・リード・スミスのレスポールのようなサンバーストに彩られた
シングルカッタウェイ・ギターを携えた竹田氏が登場。

ベースは旧知の栃原ユージ氏、ドラムはパディ美元氏だ。

今宵は4ビートのブルース・ナンバー「Billie's Bounce」からスタート。

歌いまくるギター、時々超絶技巧も交えるプレイに1曲目から
演奏に引き込まれるお客様。

これで今夜もO.Kですぜ!酒でも浴びようと思ったのは僕だけではありますまい。

テンポが速いナンバーを数曲演奏後、熱さましのスロウナンバーしかし、
演奏者のあまりの汗の量に僕はにおしぼりを差し入れた。

ギャグのつもりはなかったんだけど、そのタイミングで僕も演奏に参加させていただくお誘いのアナウンスを
竹田氏から頂戴した。

テレキャスターを携え照明のあたってるステージに立つ・・・・・

めちゃくちゃ暑い。こんな暑い所で冷静に演奏していたトリオに脱帽だ。

そして、「今回どうしてもTake5を聴きたいんだ!」という
都留の学生時代から恩義のあるお客様(この人がいなければ大学卒業も危ぶまれたという方なのね)のオファーを
快く聞き入れて下さった竹田の兄貴,おお! Lord!

悪夢の5拍子曲Take5をバンドでやれなきゃ、たった1人でも演奏しなければ
ならなかったというくらい危い立場だった。

そして主メロを演奏するという暴挙に踊り出てしまうマサ大家であった。

この曲中、竹田氏が5拍子を見失わないようにリズムをフォローしてくれたんだよ。
サビは運指上ギターでは弾きにくいんですが、ろれつが回らないギターを弾いたら
お客さんにもTrioにも失礼と思いながら弾いてたら
冷や汗と熱さから吹き出す汗で1曲で着替えたばかりのTシャツが濡れソボッた。

ギターを持つ手も湿気を帯びて弾き辛い!◯ライブには会場エアコンは必須ですな。

その後Route66、ファンク調の「インプレッション」をご一緒させていただいた。
トリオの皆さんには申し訳ないくらい暑かったけれど演奏も熱かった。

その後、竹田氏のおなじみのヒット曲が続き2次曲線的に場内は盛り上がり、

熱気を鎮めるようにSlow Bluesが・・・・・

Uhhhhh・・・・・渋い。渋すぎまんなぁ。

今回もライブといい、ギターといい、勿論歌といい、
感動させていただきました。

打ち上げも和やかに終わり皆が家路につくころ、
ようやく涼風に都留市は包まれたという一夜でございました。

恒例の竹田和夫氏のライブが

2009-09-03 18:48:24 | Weblog
昨年に引き続き、山梨県都留市で行われます。
今週9/6日です。
詳しくはポスターをご参照下さいませ。

今回、来日前にレコーディングが行われており、
ニュー・アルバムを引っさげての登場です。

新たに変貌をとげ、進化したギター・サウンドが聴けるのが
今からとても楽しみです。