マサ大家のギター近況報告

ギタリストマサ大家のギター近況報告を掲載

博学のギターマスター

2008-10-22 17:39:33 | ギター
 3年前の夏、大阪は「ミナミ」と言われる界隈のライブハウス「Another Dream」の
本番前にスタッフみんなで近所の焼き肉屋に出かけた。打ち合わせも兼ねてという食事だったのだが、
食材の中にあったシイタケから飛躍して彼の「キノコ」の話にみんな引き込まれていった。
 
 彼が東京を離れ、しばらく河口湖で暮らしていたときは、富士山のまわりの散策に明け暮れていたとのこと、
きのこ図鑑とにらめっこしながら写真と実物を見比べてみたり、実際街道筋でキノコの
お店を出している専門家のおじさん達とも友達になり、食べられるキノコや毒キノコの見分け方などの話を聞きまくって
どんどん知識を増やしていったらしい。
 
 彼がある日、富士山中を散策していると、群生することも無く、まるで眠れる森の中の美女よろしく
白くて細長く、かさが大きな美しいキノコを発見。「これこそ図鑑では見た事があるが幻のキノコだ!」
猛毒があるけれど、猛毒を持つゆえに何者も寄せ付けない気高い貴賓。側に近寄るだけでも危険と言われるキノコ。
触れれば死に至りかねないという王女。
  彼は近寄りたいけど近寄れないジレンマと戦いながら、遠く目に日が暮れるまで、そのキノコを鑑賞しつづけたそうな。
(残念ながらキノコの名前が思い出せません。)

 「毒ささこ」の話もその日聞いた。食用のように見えなくはない、食べてもすぐには症状が現れない。
何日か後、手足の先に焼け火鉢をあてられたような痛みと症状が現れ、それが日ごとにどんどん増していき、患部がただれていき、氷水に患部を浸すことぐらいしか気を紛らわすことができないという想像以上の痛みをもたらすキノコの存在の話。
 直接死には至らなくともその痛みに耐えきれず・・・・・「七年殺し」とでもいうのでしょうか。
 
 恐怖でオオーっ!とみんな震えあがった。

 「何でそんな詳しい事までご存知なのですか!?」
 まだ序の口じゃとばかり、キノコ博士の講義は延々続いていく。
 気がつけばステージまで、そんなに時間が残っていない。

 ギターの話になれば、それがもっとDeepだった。

 何事に対しても深求姿勢は半端じゃない。追求することによって物事の真理を得る事ができるのでしょう。
 
 一芸に秀でる事ができる人は他の事柄にも抜きん出る方法が解るのでしょう。
 
 僕たちのバンドSoul Matesのゲストでに来ていただいた時は、彼の描こうという世界についていくのがやっとだった。

 ギターという楽器のアプローチの仕方ギター・コードの弾き方などはビレッジやライブの本番中でさえもご教授いただいた。

 5年以上前の話。雄大なキリマンジャロの麓に演奏にいらっしゃった時のこと、

 ケニアのナイロビのディスコでアフリカの女性に大モテだったとのこと。
 
 そこに居合わせた女性達は彼が好みのタイプらしく口を開けば「結婚して!」と求婚の嵐だったそうな。

 黒眼鏡は彼のトレードマーク。でも、アフリカ女性は奥底にある優しさが見えていたのでしょう。

 そんな方が先日お亡くなりになりました。
 
 いつかはギターの腕前も追いつけるようにと目標に思っていたギタリストの中のギタリスト。

 塩次伸二先生。

 吉田のこしのある「うどん」もう一度食べにいきたかったですね。

 ご冥福をお祈りいたします。
  

ハドウズでのライブ

2008-02-28 15:31:15 | ギター
 ハドウズ与野店というところで久々にHobo斉藤さんのバンドに参加することができました。

 アメリカンな趣きの店舗が与野のイオン・ショッピングセンター内にありまして、そこで2ステージを行いました。
メンバーはベーシストの村松義之さん、ドラマーの沖津毅さん、そして紅一点キーボーディストの大高きよみさんが
スペシャルゲストという顔ぶれでした。
 
 Hoboさんのシルキーな歌声に時折メリハリの効いたジョニーウィンターばりのディスーション・ヴォーカルも
織り交ぜてあり、会場のお客様ばかりかお店のスタッフまでもが終いには踊りだすというノリの良い雰囲気。
軽快なカントリーロックナンバーに加え、ボズ・スキャッグスの「We are all Alone」や
ピーター・フランプトンの「I Love Your Way」など往年のおなじみの曲もちりばめてあり
お客さんと自分たちの距離がとても近く感じられたHoboさんのショーでした。


 僕、個人としてはロバート・クレィのAマイナー・ブルースナンバー「Phone Booth」という曲がいっぱい
ソロもらってうれしかった。ちなみにこの曲コードの選び方が良かったのでここに書いておきますね。
Am|E7♯9|Am|Am|Dm|Dm|Am|Am|Dm|E7♯9|Am|Amと12小節めはドミナントにならない進行でした。
 
 ブルーメタリックのボディにバインディングが施されたジャズ・ベースをクールに弾いてる村松さん
ソロの時には熱いチョッパー奏法も披露してくれました。ヒョウ柄のジャケットに皮パンツ格好良かった。

 トラメがいっぱい入ったメープルネックにボディ材が単版アッシュでホワイトにペイントされたストラトキャスターを
弾いてたHoboさんはピックアップをジョン・サーの最近発売されたモデルに交換したそうだ。
乾いたサウンドにカウボーイ・ファッションが決まっておりました。

 そして僕は御殿場にバナナ・ムーンがあった頃作ってもらったリンディーフレイリンのピックアップを装着した
アイスメタリック・ブルーの60年初頭を意識したストラトキャスター。
ローズネックのスラブ仕様なのになるたけ握りは3角にしてねとお願いしたギターです。
 
 この3人が使った楽器は各自のオリジナル仕様なのですが、ボディやネックは同じ系列だったみたいで、
皆がねらった音色や弾き心地に満足してるようです。
百瀬さんのプロダクツにあらためて感心させられました。
 
 ドラマーの沖津さんも楽器にはすごいこだわりがある方で、
楽器の色は白か黒のドラムしか使わないと豪語してました。
先日メープルの単板で作られたとても高価で日本にはほとんど輸入されていない、スネア・ドラムをネットで、
アメリカから取り寄せた際は日本の楽器店の反対を押し切ってでもオリジナルのカラーを黒に塗り替えたという逸話も
あるくらいです。
今回のHoboさんで使ったスネアなどは、リムが特殊なパールの記念モデルという高価なモデルにも関わらず、
より良い音色を引き出そうとしてヤマハのスネアと合体させていました。
 
 キーボーディストの大高さんは小柄な人ではありますがとても大きな心持ちの方で、ギター中心になりがちなサウンドを
ウォームなキーボード・サウンドしっかり支えて下さいました。

 ハドウズの社長さんもこの日はおいでになり、熱い思いと美味しい料理を心行くまで御馳走になりました。
次行くときは前日からご飯を食べないようにしないと、社長さんの気持ちに応えられないと、改めて思ってます。

 みんなでとても楽しいバンド・サウンドを共有できた日、今後ともご一緒したい出会いでした。




そば処「つちや」

2008-01-28 18:56:27 | ギター
 1月27日の夜は富士宮市のおそばやさん「つちや」にて貸し切りライブを開いていただきました。
僕のギター演奏と、「つちや」のおそば、おつまみを楽しむ会です。

  ライブを正式に行うことが決定したのは1月16日のことだったんで、お客さんは皆無と思いきや、
30席くらいのお店は開演前には超満席になってしまいました。
 打ち合わせの時にギターを好んで聴いてくださるお客様も多そうだと思い選曲には気を使ったつもりです。
そしてマスターのリクエストということでライブ前からタルレガ作のアルハンブラにも挑戦してみましたが、
もともとクラシックの素養もなく、メロディーをトレモロ奏法で弾いただけになってしまいました。
でも、この曲はとても良く出来た曲ということが理解できて、そのうちレパートリーに入れなきゃならん!と決意。
 
 今回はギター1人の演奏ではとても間が持てないので当社の若手アルバイトRYO君にギターを弾いてもらう事にしました。
今回彼はギブソンのJ-50を納得のいく音色で演奏するべく
プリアンプをいろいろ研究して、友人から借りてローランドのAD-3を使いました。ちなみに
僕も同じプリアンプを使っています。
 RYO君は渋谷の楽器屋さんで、いろんなプリアンプを試して、BBEの製品が12V仕様ですが彼には良かったみたい。
僕もAG Stompも使ってはいるのですが、重たい電源部の問題で、電池駆動もできるAD-3を選んでしまいます。

 P.AはエレクトロボイスのSX300スピーカーを使い僕とRYO君はL,Rで接続し、
お客様と演奏者の位置、スピーカー位置もお客様の耳に近かったためプリアンプのリバーブも多少色っぽくした上に
P.Aのリバーブも多少入れてみました。

 僕はいつものオンボロタコマを弾きましたが、あいかわらず弾きやすさ、音色は最高!
RYO君もバッキングのみならずソロの時も満足のいく音色になったようでした。
J-50はボリュームのツマミが無いので右手のピッキングだけで強弱をつけなければならなかったようですが、
逆に考えれば、彼にとってはいっそうギター上達の道にもなるのではないでしょうか?

 音色よければ演奏も当然向上! お客様もお酒を召し上がっているにも関わらず、
ライブの間、演奏に集中して聴き入って下さいました。

 そしてエリッククラプトンの名曲「Wonderful Tonight」を演奏したとき、我々演奏者とお客様が一体となった!
空間が訪れました。まるで音楽の神様が舞い降りてきたかのような空気「素敵な夜をありがとうと」神様に伝えたくなるような
めったに体験できない感覚。

 美味しいおそばも頂戴し、RYO君の運転ということもあり、カナディアンクラブのシェリー酒の樽で熟成させた
ウィスキー(これくせになるかも!)もたくさん御馳走になりその帰り道、富士吉田でつけ麺のうまいところがあるぜ!
といってこれまた贅沢三昧、美味しい思いをしたという夜でした。



A、Bスタジオの床がリフレッシュ!

2008-01-11 18:35:14 | ギター
 なんと昨日に続き、今日もブログを更新です!
 
 僕はここ数年ず~とマックのG4を愛用しつづけておりましたが、
ここ半年くらいこのページを開くにも時間がとてもかかったり、友人との情報交換に使っているミクシーは
全文が読めなくなったり、投稿もできなくなっておりました。

 当社の困ったときの神さまのような存在、エンジニアの清水君に相談したところ、
僕のOS9は古すぎて、時代に対応していない。との事で、長年連れ添った相棒に別れを告げる事になりました。

 自分のアルバムやちょっとした録音編集、FM愛媛の深夜ラジオ番組「サウンドビレッジ・ミュージシャン列伝」も
G4とプロツールスコンビで作っていたんでとても名残惜しい・・・
 
 昨日から使いだしたマックはキーボード本体が薄くてタッチとキレがとても良いです。
その他はまったく未知の世界ではありますが、インストールされている機能の中に335マークのGARAGE BANDを発見!
ギブソン社と銀座の アップルストアーとがタイアップ企画して、
高谷君と僕でガレージバンドのガイダンスの仕事を何度かしたのを思い出しました。
 リズムとかはキーボード担当の今市君がやっていたので打ち込みの要領はまったく把握していないのですが、
パーカッションやギターのプリアンプはなかなか良い音だったような記憶があります。
今後どんなセッションに発展していくのか・・とても楽しみです。
 
 ここでNewsです。当社で一番歴史のあるA、Bスタジオの床がタイルカーペットになりました。
これまでのグレーのパンチカーペットから茶色系のものになりました。弾力もあって暖かい感じがしています。

 写真はA、Bスタジオのドアを開けて撮影しました。
いまさらながら2つのスタジオをより広く使うためのアイデアと防音機能に優れているA、Bスタジオにビックリ。

 皆様方には今後ともご愛顧の程よろしくお願いいたします。



今年もよろしくお願いいたします。

2008-01-10 16:24:25 | ギター
 「皆様、今年もよろしくお願いいたします。」

 いつもの時期をはずしたメッセージになってしまい申し訳ありません。

 今年のギターの弾き初めというのは、富士吉田市にある老舗ジャズ・ハウス
『Now』にて恒例のカウントダウン・ライブです。

 今年のイベントには、ビレッジ・レストラン・スタッフの小山田君もベースとドラムにて参加
『Now』で育った近隣、東京からのミュージシャンも多数参加し、時の経つのも忘れるくらいに演奏し、
新たな2008年をお祝いした次第です。

 この日はジャズのお店ということもあり、ダキストの17インチ・ボディを引っさげて、0.12からはじまる
おニューのフラットワウンド弦(デ・アンジェリコだったと思いますが)を張り、ナンシーから出ている
ブルース・ジンキー・真空管アンプを使ってハリのある音色をと思っていましたが、思ったよりはファットな
音色でした。
 
 僕のもう一本の17インチ・フルアコ「シピリカ」の方が狙った音色だったかも?
などと思いながら数曲演奏していると、セッションモードも深まっていき
だんだんバンドの音楽もブルースよりになっていき、気持ちよく「Sweet Home Chicago」も歌ったり、ソロったり
していき、バーボンもよりいっそう美味しくなっていきました。

 今年もよい年になりそうな予感のする幸せなライブでした。

今日は雪がふるのかな。

2007-12-22 11:58:33 | ギター
 12/22日 天気予報では雪マークが付いてますが、お昼現在まだ雪はふりだしておりません。

 連休初日、今日からビレッジで音楽合宿される方々の車のタイヤも心配です。
ここ山中湖は降る時は半端じゃないですからね。

 今年1月に盟友高谷君とのユニット「Soul Mates G2」のユニットでニューヨークへ行き
現地のミュージシャンの方々とレコーディングしてきたまま、
大人が楽しめるEasy Listningといったコンセプトを打ち出した我々ユニットだけのLiveは
残念ながらこの一年間は行わなかった。

 そういった心残りを2007年のラスト・ライブにしてみました。
しかしホワイト・クリスマスってロマンチックではありますが、
現実的に誰も来てくれないのでは?!という不安がずっと脳裏をよぎっております。

 ゲストのRYO君、パーカッションの植村司さん、アロマセラピストのリリィさんも
雪がふらないようお祈りして下さいね。

冬の花火

2007-12-16 11:14:50 | ギター
 11月22~1月6日まで山中湖「花の都公園」内が色とりどりのイルミーネーションで飾られます。 
 
 僕は山中湖の観光協会の方達の依頼で、当社のアルバイトでソンガー・ギタリストのRYO君と山中湖「花の都公園」を彩るイルミネーションの会場の温室内で、ミニコンサートといった感じで花火を打ち上げる際、演奏しています。
 
 屋台村のようにレイアウトされたブースでアコギ2本、マイク2本活かせるように
自前P.Aをセットして行き交う人や食事をしている人の前で約30分間、3ステージ演奏。
 
 このイベントは遠くからバスでいらっしゃる団体さんや、家族連れが多く、それこそ子供からお年寄りという方達の前での演奏ですので選曲とかも最初の頃はオレのギターを聴けとばかり気負って、ジプシーキングスのナンバーや大人でジャジーな曲などをやってみたりしてみたのですが・・

なんかしっくりこなくて空転状態。
 
 はたから見れば、親子程年令も離れているデユオが何演奏すんのかなとも思ってたりして・・・なんか僕もへんな妄想が浮かびだす。
 
 そこでRYO君に3曲唄っていただき、オブリガードやら間奏を弾く。
調子にのって僕もブルースナンバー「Sweet Home 山中湖」を唄ってみました。
 
 演奏なんかどうでもよいのかな?と思っていた会場内から拍手が!
おまけに手拍子して下さる年輩のオバ様達もいたりして。
 やはりお互いの意志疎通が大事ですなという!という良い経験できました。



秋の演奏活動のご報告

2007-12-07 18:11:41 | ギター
 ここのところ筆休み期間が長くなって 随分御無沙汰してしまいました。

 まずは秋の演奏活動、竹田和夫氏ライブ編を・・・
 
 おかげさまで前回ご紹介した竹田和夫氏のライブは大盛況を呈することができました。
 
 ただしライブにはいろんな緊急事態もありまして、準備は万全といった状況でのぞんでいたわけですが、リハーサル最中にPAのパワーアンプの電源が何度も落ちててしまうといった事が起きてしまいました。しまいにゃ、アンプのブレイカーが落ちたらしくスイッチが入らなくなりました。
 急遽スペアのアンプも用意したのですが、ホーボーさんと僕のライブ中やはり同じ症状がでてしまいました。
 竹田さんのライブ開演直前の休憩時間に僕が困った顔をしていたら
「会場にあったローランドJC-120からボーカルをだしてみたら?」と、さすが百戦錬磨の竹田さんからグッドアイデアをいただき、PAのAUXからボーカル出力を ギターアンプに送り極上の音色とは言えませんでしたが、PAスピーカーからの音が途切れてもお客さまにボーカルが聴こえる状況を作り出す事ができました。

 竹田さんともブルースなど数曲セッション。緊張感、そして楽しくもあり、ホットな夜を過ごすことができました。

 アンプのトラブルの原因は後日メーカーに問い合わせて分かった事なのですが、お店のコンセントの電圧が少し低かったようで、パワーアンプがうまく作動しなかったとのことです。もしくは
その時使っていたSUREのSM-58が壊れていたのかもしれません。
 
 次からは電圧やマイクにも気を使わなくてはいけませんね。
 また、ひとつ勉強させていただきました。



竹田和夫氏のライブ

2007-10-20 13:50:33 | ギター
 明日(10/21)日は富士吉田市のJIJI BABAというお店で
今年2回目のギタリスト竹田和夫氏のライブを開催します。
今回はベースに栃原ユージ、ドラムにパディさんを迎えて
とても熱いライブになるのでは!と楽しみにしております。
 前座としてホーボー齋藤、マサ大家(自分のことです。)
出演予定です。
 後日ライブレポートをご報告いたします。

きららアマチュアバンドフェスティバル

2007-10-07 14:53:26 | ギター
 10/7日秋晴れで久しぶりに富士山が顔をのぞかせたのでレストランの屋根に登って
写真を撮ってみたのですが・・・くっきり写せなくてゴメンなさい。
 
 10/6日に「きららアマチュアバンドフェスティバル in 山中湖」というコンテストが
山中湖畔きららホールで行われました。
 快晴の予定がおおかたの天気予報がはずれてしまい午後から曇りっぱなしで
最低気温は2度だったという情報もありました。
 
 そんな寒い中32組の応募から選ばれた9組のバンドが朝も早くから「きらら」でリハーサルを
繰り広げ、3時からのコンテストに備えました。

 光栄な事に僕は審査委員をつとめさせていただきました。
ギタリストという観点では口を挟むことはできますが、一生懸命演奏している皆様を批評したり
採点するということはとても難しく思いました。
 そんな中、審査委員長の音楽雑誌「ぱちぱち」などの編集長を歴任された萩原要さんと
司会進行兼審査委員をつとめられたDJのはっとりせいじさんがとても頼りになりました。

 厳正な審査のもと栄えある優秀賞には「VIRGINIA WOLF」という3人編成のバンドが選ばれました。若さがみなぎり、とっても動き、表情のあるバンドです。 楽曲も良く見てて面白かった。
萩原委員長はとても将来性のあるバンドと言いきってました。
 
 企画賞には「The e-ROX with Harmonize」というシンプルなロックンロールとラップが
融合したバンドが選ばれました。
チョイ悪オヤジ達と女性2人のからみかたがとても面白かった。
                                                                                                         特別賞には「do-ci-do speakers」が選ばれました。妖艶な女性ボーカルとJazzyなサウンドを
売り物にしている方向性のはっきりしているバンドでした。

 表彰されなかったバンドも32バンドから選ばれた実力者ばかりで良い演奏を聴かせて
いただきました。真剣に演奏する姿は1試合でも負けたら後が無い
甲子園で戦う高校球児を見ているような気持もわいてきました。
 寒いなどと弱音をはかず一生懸命演奏した皆様に来年も山中湖のフェスティバルに
参加していただきたく心から思っています。ごくろうさまでした。




報楽転生

2007-07-22 12:45:36 | ギター
 7/21日は上野にある東京芸術大学奏楽堂にてジャズin芸大~報楽転生~
というタイトルでコンサートが行われ、ゲストとして尺八奏者山本邦山先生+ソウルメイツという
バンドで「日本の四季」という組曲を演奏をしました。山本先生は芸大の名誉教授でもあります。
 
 1200席くらいのホールとの事でしたが、音響を担当していただいたスタッフも日頃お世話になっているTaguchiのエンジニアのみなさん、そしてミキサーは僕らのギターの音色をとても分かってくれている磯野(イソジン)さんが担当という演奏環境最高のなかで相棒のギタリスト高谷秀司君と「性」さんが作曲した春~夏~秋~冬~春という流れの組曲を演奏しました。
 
 この曲は高谷君のEオープンチューニングを駆使したパートがあったり、同一キー内でメジャー、マイナーが入れ替わりあったり、沖縄音階、日本音階あり、僕にはハーモニクスのオンパレードを科せられたとても難解かつテクニカルな曲です。それに邦山先生の湧き水のように溢れ出てくるメロディーが重なり演奏する時は不思議とうまくいきます。
 
 今回からSoul Matesの新メンバーとしてパーカッション奏者の西和(にし やわら)君が
参入しました。彼の熱意も皆に負けずおとらずというくらいバンドにエネルギーを注入してきます。今後どんな音楽スタイル、どんな曲を演奏することにになっていくのか? e.t.c
 僕には楽しみが多いSoul Matesです。

竹田和夫氏ライブ

2007-06-07 19:33:36 | ギター
 6月3日身延総合文化会館での竹田和夫氏ライブが
チケットもSold Outのなか無事終了いたしました。
 
 ドラマーのPaddyさん、ベーシストかまくらさんを従えての
演奏曲はBluesを基調としたインストゥルメンタル・ナンバーから
ロンリーハートなどのヴォーカル入りの曲もあり、
120席の観客もその内容に圧倒、納得、満足していました。

 今回、竹田さんはチェリーレッドの335を従え、ホロウ的な音色から~
チョーキングに似合うソリッドな音色まで幅広く335の持つポテンシャルを
引き出していました。

 僕も数曲演奏に参加させていただきました。
演奏中もついつい香港でのコーシャンシアター、Jazz Barでの共演を
思い出してしまいました。
 
 今後は6/9日にMusic Bar Les Paul、6/10にクロコダイルにてひとまず終了。

 秋にツアーを行う予定とのことです。
スーパーギタリスト竹田和夫氏のライブぜひ聴いていただきたく思います。
 


ダブルレインボー

2007-06-01 02:26:38 | ギター
ここのところのマイブームはギタリスト小泉清人氏の
ソロアルバム「ダブルレインボー」です。
 小泉氏といえばウエスモンゴメリーを語らせれば
右に出る人がいないというくらいのジャズギタリスト。
ギブソンのピックギターがとてもよくお似合いです。
ところがこのアルバムでは一人っきりで、しかも
全編ガットギターを弾いておられます。
 初めてこのアルバムを聴いた時は
「ソロギターはこうやって弾くんだよ」と僕に語りかてきました。
ナイロン弦を使った事で柔らかみを出してはいるけど
芯は手強いジャズ魂を感じてしまったわけです。
  僕もギタリストの端くれ、少しでも理解したくて
1曲1曲がどのような運指で、どういったハーモニーで構成されているのかなどと、
テクニカルなことを含めいろいろ考えさせられました。

 それから2.3日がたち、ある晴れた日に山中湖で車を走らせて
ラジオともおぼつかない感覚で改めてこのアルバムを聴いた時、
単なるギターサウンドではなく「音楽」を感じました。
そしてドライブしている時の風景ととても馴染んでいました。
この日以来彼の演奏を楽しんで聴けるようになりました。

 「ダブルレインボー」の録音は
サウンドビレッジの会長でありサキソフォニストである
苫米地義久氏が担当しており
季刊誌「オーディオアクセサリー2007 SUMMER」
328ページ、福田雅光氏のコメントから引用させていただくと

「小泉清人のギターソロ『ダブル・レインボー』は、自主レーベルになるが、
音のリアリティには参った。メジャーレーベルでもなかなかこの音は出てこない。
アコースティックギターの質感が極めて自然で響きが厚く、柔軟で立体感があり、
楽器本来の柔らかい旋律で楽しませる。中低音の響きも分離が良く彫りの深い音が得られている。
クオリティは一級。S/Nも高い。十分にAクラスの魅力を備えている。」

と絶賛されている。

 小泉清人氏のギターから紡ぎ出される唄と
それをありのままに捉えようとした苫米地義久氏、
紡ぎ出された各々の楽曲をマスタリングされた瀧口和徳氏の
ハーモニーが「ダブルレインボー」から聴こえてきます。

 明日はこのアルバムを携えてどこへドライブ行こうかな?

「ダブルレインボー」のこと小泉清人氏に興味持たれた方
http://www004.upp.so-net.ne.jp/koizumi/にアクセスしてみて下さい。



 





 

竹田和夫氏のライブ

2007-05-27 01:11:39 | ギター
 山中湖は晩春を彩る新緑や様々な色のツツジの花が
咲き乱れてきました。気温もぐんぐん上昇中です。

 いよいよ一週間後になりました。
山梨県の南西部に位置する日蓮宗の総本山がある
身延の身延町総合文化会館にて竹田和夫氏の
ライブが行われます。
 
 開場6:30、開演7;00です。
これから定期的に行われる予定の
ホールのホワイエを利用したミニコンサート
といったおもむきの記念すべき最初のライブです。
今回の竹田さんはどのような演奏をして下さるのかも
とても興味もあり楽しみです。
 
 僕の身延ギター教室の生徒さん達、音楽愛好家の
集まりである身延身延サウンドビレッジファミリーの
みなさんも駆けつけて下さるそうです。
 
 詳しくは下記アドレスにアクセスしてみて下さい。
http://www.town.minobu.lg.jp/bunka/calender.php?id=10164

竹田和夫「Stay Cool Tour 2007」イン身延

2007-05-19 14:23:37 | ギター
 ギタリスト竹田和夫さんが渡米されてから
10年近くになるでしょうか・・・

 僕は渡米前、その後もギターを弾く上で
いろいろなことを教わり続けているわけですが、
今年も6月にMini Tourの一環として山梨県に
来ていただくことになりました。
あらたな演奏、Flush技を習得できることが今から楽しみです。
 
 今回は山梨県の南西部にある日蓮上人お膝元の身延町にて聴くことができます。
身延町総合文化会館内ホワイエにて6月以降定期的に行なわれる
「ホワイエ・コンサート(ロビー・コンサート)」の記念すべき第一回
公演として竹田さんのトリオ出演が決まったからです。
 
 6月3日(日曜日)P.M7時から開演、チケットは1,000円です。
メンバーは
ギター :竹田和夫
ベース :カマクラ☆モトシ
ドラムス:米元PADDY美彦
          です。

場所は身延町総合文化会館webサイトを参考にして下さい。
https://www.ycma.jp/reserve/facility/365minobu/bunkakaikan/bunkakaikan.htm
ギターフリークならずとも必見のライブです。

 ぜひいらして下さい!