マサ大家のギター近況報告

ギタリストマサ大家のギター近況報告を掲載

ハドウズでのライブ

2008-02-28 15:31:15 | ギター
 ハドウズ与野店というところで久々にHobo斉藤さんのバンドに参加することができました。

 アメリカンな趣きの店舗が与野のイオン・ショッピングセンター内にありまして、そこで2ステージを行いました。
メンバーはベーシストの村松義之さん、ドラマーの沖津毅さん、そして紅一点キーボーディストの大高きよみさんが
スペシャルゲストという顔ぶれでした。
 
 Hoboさんのシルキーな歌声に時折メリハリの効いたジョニーウィンターばりのディスーション・ヴォーカルも
織り交ぜてあり、会場のお客様ばかりかお店のスタッフまでもが終いには踊りだすというノリの良い雰囲気。
軽快なカントリーロックナンバーに加え、ボズ・スキャッグスの「We are all Alone」や
ピーター・フランプトンの「I Love Your Way」など往年のおなじみの曲もちりばめてあり
お客さんと自分たちの距離がとても近く感じられたHoboさんのショーでした。


 僕、個人としてはロバート・クレィのAマイナー・ブルースナンバー「Phone Booth」という曲がいっぱい
ソロもらってうれしかった。ちなみにこの曲コードの選び方が良かったのでここに書いておきますね。
Am|E7♯9|Am|Am|Dm|Dm|Am|Am|Dm|E7♯9|Am|Amと12小節めはドミナントにならない進行でした。
 
 ブルーメタリックのボディにバインディングが施されたジャズ・ベースをクールに弾いてる村松さん
ソロの時には熱いチョッパー奏法も披露してくれました。ヒョウ柄のジャケットに皮パンツ格好良かった。

 トラメがいっぱい入ったメープルネックにボディ材が単版アッシュでホワイトにペイントされたストラトキャスターを
弾いてたHoboさんはピックアップをジョン・サーの最近発売されたモデルに交換したそうだ。
乾いたサウンドにカウボーイ・ファッションが決まっておりました。

 そして僕は御殿場にバナナ・ムーンがあった頃作ってもらったリンディーフレイリンのピックアップを装着した
アイスメタリック・ブルーの60年初頭を意識したストラトキャスター。
ローズネックのスラブ仕様なのになるたけ握りは3角にしてねとお願いしたギターです。
 
 この3人が使った楽器は各自のオリジナル仕様なのですが、ボディやネックは同じ系列だったみたいで、
皆がねらった音色や弾き心地に満足してるようです。
百瀬さんのプロダクツにあらためて感心させられました。
 
 ドラマーの沖津さんも楽器にはすごいこだわりがある方で、
楽器の色は白か黒のドラムしか使わないと豪語してました。
先日メープルの単板で作られたとても高価で日本にはほとんど輸入されていない、スネア・ドラムをネットで、
アメリカから取り寄せた際は日本の楽器店の反対を押し切ってでもオリジナルのカラーを黒に塗り替えたという逸話も
あるくらいです。
今回のHoboさんで使ったスネアなどは、リムが特殊なパールの記念モデルという高価なモデルにも関わらず、
より良い音色を引き出そうとしてヤマハのスネアと合体させていました。
 
 キーボーディストの大高さんは小柄な人ではありますがとても大きな心持ちの方で、ギター中心になりがちなサウンドを
ウォームなキーボード・サウンドしっかり支えて下さいました。

 ハドウズの社長さんもこの日はおいでになり、熱い思いと美味しい料理を心行くまで御馳走になりました。
次行くときは前日からご飯を食べないようにしないと、社長さんの気持ちに応えられないと、改めて思ってます。

 みんなでとても楽しいバンド・サウンドを共有できた日、今後ともご一緒したい出会いでした。




パフォーマンスギターのネック

2008-02-14 21:36:26 | Weblog
 昨日は積もりに積もった屋根の雪を降ろしている最中、足が滑って屋根のトタンで手のひらをケガしてしまいました。
ギターは弾けなくはないのですが、握るとネックのエッジで新たにケガしないかな?きっと痛い?などと危惧して
弾く事を躊躇しています。
 
 写真は4年くらい前にロスのパフォーマンス・ギターの代表須貝さんに作っていただいたネック。
当初63年テレのリフレットを考えていたときに思い切って別のネックにしてみたらというアドバイスをいただき
ロスの工房で作っていただいたもの。
須貝さんのアイディアがたくさんつまっており、フレットはステンレスでとてもサステインが効いてハリのある音がする。
ネックはちょっとやそっとで曲がらないように芯材も独自の工夫がしてあるそうだ。
塗装の仕上げは汗をかいても握りやすいような塗装が施してある。
 
 ポジションマークも小さくてお洒落でしょ!

 特筆すべきは僕の持ってるギターの中で一番気に入ってるローズネックのスラブ張り、握りは3角ネックという
松本のギター職人百瀬さんが作ったネックと同じようなものにしたいと相談したら須貝さんが、僕のお気に入りのネックを
ロスの工房に持ち帰り、細部まで計測して下さり指板のR以外はまったく同じ握りにして下さいました。
そして63年のテレと合体させ、4年くらい弾いていたのですが、1年くらい前に63年のネックを63年のテレボディに
ふるさと帰りをさせました。

 せっかくのパフォーマンス製ネックを遊ばせておくわけにはいきません。
10年くらい前に手に入れたフロントハンバッカーのテレのボディと合体させることにしました。

 合体する際は63年テレのネジ穴の位置とハンバッカーテレのネジ穴の位置が微妙に違っており
63年用の穴をいったん硬めの木片で埋めて、ドリルで新たにフリーハンドで穴を開ければいいかな?
などと考えていたら、ボール盤を使ってちゃんとしないと後々たいへんですよ!というアドバイスを
頼れるスタッフ清水君から受けました。
穴をネックに開けるという作業、この時が一番緊張しましたね。深く掘りすぎると指板まで突き抜けちゃうし。
 深さも調整できるボール盤を使ったので、これもうまくいきました。ただネックを支える工具みたいなものが
なかったのでここは清水君に支えていただきました。

  このテレは1枚板のボディにトムホームズのハンバッカーがボディに直接ネジ止めされていたのですが、
思い切ってミントグリーンのピックガードにネジでつるすように変更したらアンプを通した音色も僕好みの
音色に変化しました。
 ボディの振動からピックアップあまり影響を受けないからでしょうか?
レスポールだって直にはピックアップを取り付けてないのは訳があるだろうからね。 

 書き終えた今、左の手の平と相談しつつこのギターのビブラートかけた時のサステーンを楽しんでます。

 







めちゃくちゃ寒い朝です。

2008-02-08 17:50:00 | Weblog
 朝9時頃の車の温度計はなんと-7°でした。やっぱり山中湖は寒い。
昨日の夜は星がよく見えたから放射冷却で富士五湖地方は冷え込んだ訳ですね。
ちょっと湖畔まで用事で出かけてきました。富士山綺麗なので携帯にてパチリしました。
素晴らしい景色やここぞ!というシャッターチャンスに画像の大きいカメラを持っていないのが情けないです。

 昨日のように寒い夜には日本酒を熱燗で飲みたい気分ではありますが、
ここのところの定番1,000円以下の赤ワインを飲み続けようということで1本600円くらいのワインをあけました。
そして、コーンのチップスにめちゃからいトマトベースのディップを付けたものをおつまみにしております。
 一口目で口の中がHotになり、一口が二口に、二口が三口にとどんどん食が進みますぜ。
ディップが減るとさみしくなるのでトマトピューレ、にんにく、あらびき胡椒、仕上げにタバスコをいれてみました。
次にふたを開けるときには、青とうがらしやネギ類などもきざんで入れたい。
今後「ディップの味」の成長に多いに期待しております。


 成長といえば、昨年の12月から2月初旬まで身延町にて合計8回のギター教室を受け持っておりました。
つい先日8回目の教室が終わり、生徒の老若男女の皆様にミニ発表をしていただきました。
僕も2ヶ月でどこまで弾けるのかな?と思っていましたが、
 
 教材で使った曲を単音でメロディーを奏でたり、ハイコードも覚えたり、エレキの方はビブラートのかけかたや
チョーキングのやり方を覚えて下さったみたい。みんなが成長していて感激しました。

 身延町内で昨年と今年の受講生で4月に発表会をする予定にもなりました。

 人前で演奏するごとに楽器の腕前は上がっていくんでますます弾けるようになっててもらいたいな。




雪が降りまくってます。

2008-02-03 19:05:47 | Weblog
 2月3日。世間では、神社やお家で豆を撒いておられるんでしょうが、
ここ山中湖は朝から小型雪かき機(耕耘機みたいな機械でエンジンの力で動き、雪をかき飛ばしてくれる)で
雪をまきちらしております。

 今日はあたり一面真っ白で、昨夜からの雪が夕方までも降り止まず20cmはゆうに積もりました。

 ここ山中湖は東京から100kmほどの距離なので、まさかこんなに雪が積もるとは!?
昨日からお泊まりのお客様の誰もが思っていなかったみたいです。

 ここいら一帯の冬期は4WDにスタッドレスタイヤという重装備が重宝される場所なんですね。

 こんな高速道路も交通規制が敷かれる日なのに、午後には団体さんも無事到着、
サウンドビレッジの看板付近にバスを横付けました。そこから荷物を降ろしたり運んだりするのはたいへんだろうと、
親切な運転士さんが国道からバスを入れてくださってお客様を降ろしていただけました。

 団体のお客様、楽器類などを降ろしきって、バスも空荷状態で当社スタッフが雪かきながら御見送りをしていると、
一見たいへんではなさそうな国道に出る坂道が上れない、スタッドレスタイヤを後輪は片側2本づつはいてるんですが
タイヤがズルズル滑り、これ以上頑張ると、河へタイヤが落ちる!といった状況まで体制が悪くなってしまいました。
あと50cmずれれば河へ落っこちるという限界を見て僕も運転士さんに「重機で引っ張ってもらいましょうよ!」と提案。 
 
 重たいバスはどんな重機だったら引っ張れるのかと聞くと、大きな雪かき車みたいなのでもOKだと言う。
山中湖は雪やテニスコートの土地慣らしでタイヤブルを持ってる民宿やガソリンスタンドがとても多い。
近辺で働いているタイヤブルに救援を求めるべく運転士さんと僕との2人で降りそぼる雪の中さすらいの旅に向かいました。

 2kmくらい走りローソン付近にタイヤブルが1台停車中。
ラッキーなことに知り合いの持ち物だ。あれでどうですかと運転手さんに聞くと「あれじゃ小さい」という。
上がらなければしょうがないから、もう少し行きますかと走ると、
おおサウンドビレッジにいつも雪かきに来ている黄色いブルが民宿の駐車場の雪かきしているじゃあありませんか!
 
 頼もしいことにチェーンも巻いてるよ。
早速タイヤブルにて活躍中のおじさんに懇願する。
二つ返事でビレッジへ向かってくれた。そしてふと~いロープを互いの車のフックにつなぎ、3mほど大型バスを
引っぱることに成功。ようやく河へ落ちるという危機からはまぬがれた。

しかしこの後に上りきらなければ意味がない。バスにもチェーンを巻き、
さっきまの騒ぎが嘘のように楽々と国道へ出られたのです。

 このバスが出たことにより家路に向かいたくても向かえないというはがゆい状態で1時間以上足止めをくってたお客様も
名古屋方面にようやく向かう事ができた。
その後の東名高速御殿場インターまでの道のりもさぞかしたいへんだった事と思います。
この場をかりてお詫びいたします。これに懲りないでまた来てくださいね。

 バスの運転手さんにとってビレッジの坂は本日2度目の災難だったそうな。
ビレッジに来る途中滑り止めを装着していない対向車が雪でスリップしてきてぶつかってきたらしい。
幸い大事には至らなかったそうだ。

 今日は早く仕事を上がってパチンコで遊ぶ予定だった運転手さん、
今頃玉があふれすぎて困ってませんかぁ?

 ギター談義をすべくギターを手に取りはしましたが、雪かき車を操作したため
手がシビレて、ギターがまともに弾けませんでした。