中出さんが作ったギターに

手を加えてしまいました。

先日、オークションで落札したギター（中出六太郎A-3）1965年生まれ。
驚く程軽いギター。乾いた音色です。


糸巻きは年代ものだけあって、ガタガタしておりました。
早速取り替えねば・・と思い、GOTOHのホームページで検索した。
そしたらこのギターのような糸巻きの中心から中心の間が39mmという
糸巻きがカタログ（ラインナップ）にはないのだ。今は35mmというのが主流らしい。
ネットで検索すると、オークションでありました。それも世界のGOTOHのもの。
現在不定期生産らしいので、入手が難しいらしい。
合計送料入れて7,000円くらいで入手しました。
糸巻きは数種類ありましたが、一番ゴージャスな金色に茶色っぽいつまみを選んだ。


オークションものは、不具合が生ずることがままありまして、
このギターを弾いていると8～12フレットあたりで、音程間違いが起きる。
何でだろうと、よくよく見たらポジションの位置がちがうのよ。
最初から間違えたものか、後に入れられたのか今となっては解りませんが？
本来9フレットにマークが無ければいけないのが10フレットにマークが入れてあった。


これではまともにギター弾けませんので、10フレットに入れてあるポジションをドリルで削った。
その穴に接着剤を入れてローズウッドの粉まぶしました。
9フレットにはドリルで穴を空けて、プラモデルのランナー（部品がくっついてるまるい枠）を
ポジションマークくらいに小さく丸く削り埋め込みました。本当は貝殻欲しいところですな）


その他にこのギターはナットの位置が6弦側に寄っていたため、6弦が親指に近く、1弦がエッジから
離れていたので修正。6弦側の隙間には花梨の木をあてた。


サドルも1mmは削って、弦高全体的に低くした。


そして作者には悪いと思いましたが、ネックの握り加減がエッジが立っていて
弾きずらかったので、ヤスリをあてて削り込んだ。
最初は金属のヤスリからスタート、フレットも痛くならないよう削った。
その後、280番、320番、仕上げは1500番で艶が出た。
一時はどうなるのだろうか？！というような大工事を無事終えることができました。

ネックの握りも僕好みになりました。

お気に入りのハナバッハのタイタニューム弦に張り替えご機嫌です。

そうだ、5/18日
Tokyo TUCというライブハウスで
G2usデビューライブをするのでした。
メンバーは、ゴージャスです。
ピアノ　友成好宏
ベース　渡邊裕美
ドラム　正岡淳二
の皆さんに高谷、大家がギターです。
今回はニューヨーク録音の再演のようなライブになるよう心しております。