マサ大家のギター近況報告

ギタリストマサ大家のギター近況報告を掲載

タック&パティのLive

2013-03-30 17:33:46 | Weblog
Blue Note Tokyoにて聴いてきました。
彼らを知ったのは20年以上前なのですが、
実際に二人の演奏を間近に聴いたのは今回が初めてです。
なんと、シートは最前列。パティと時折目線が合って
少し気恥ずかしかったス。

エラフィッツジェラルドのようにぐいぐいとスィングしていきながら、
強弱のダイナミクスもすごい。
タックのギターと連動して、
ものすごいGroove。
CDどうりのヴォイス・パーカッション,
よ~く聴いた二人の名演奏が再現されていく。
心にしみいるような、限りなく生音に近いP.A。

タック・アンドレスのソロでは、理解不能なくらい
一人きりでここまで音数も多くスリリングかつ、人をのせられるの?!
というようなスティービー・ワンダーの「I wish」、
サンタナの「Europe」はタック解釈での名演奏。

その後、ハイヒールを再び脱ぎ捨てたパティは「ハイ・ヒールのブルース」
みたいなブルースを独唱。

結成35年周年のM.Cのくだりから、
パティも一介の母親というのではなく、
全世界の子供達の母親という視点でのメッセージを込めた
言葉を歌い上げた。

「世界には幸せにくらしている子供達だけではないの、
明日をも知れない命、困窮、病気に喘いでいる子供達がいっぱい、いっぱい
いるんだよ・・・」
という言葉、そこからどのように、何をすべきなの?

この強烈なメッセージとタック・アンドレスのギター
から繰り返し紡ぎだされるフレーズに僕はやられてしまいました。

1時間20分の熱演、盛大な拍手が鳴り止まない。
アンコール要求してる人はいなかった。

これで良いの?! 僕はこれ以上望みません。

素晴らしい,Duo。 Tuck & Patty


河口湖ナイトコンサート

2013-03-18 10:36:34 | Weblog
富士山北麓にゆかりのある人達が4夜にわたり演奏するという企画があり、
サウンドビレッジの会長苫米地義久と石塚マミちゃん、ゲストに僕という
コンサートを3/16に河口湖円形ホールで行いました。
http://www.stellartheater.jp/hall/index_hall_gaiyou.html
定員は100人で、天井高も相当あり、木をふんだんに使ってある
アコースティックな響きを重んじる円形のホールです。

マミちゃんが選んだピアノはベーゼンドルファーのモデル200:ヨハン・シュトラウスという
ピアノで足下に装飾もしてあるタイプ。

楽屋から演奏会に向かうまで、ドレスで着飾りなが~い黒髪を
縦ロールにして「オ~~~ホホホ」と楽しそうにピアノ位置まで歩いていくイメージね。


前半はトマさんマミちゃんの自然派Jazzを聴いていただき、
後半はギターも参加というコンサートでした。
スタッフさん達の熱意で照明、バックの画像も素敵な演出がなされ、
お客様もトマさんのシャイなMCで癒され、
2人の楽しくもあり、緊張感ありの演奏に満足されたことと思います。

今回は初めてのホールだったんで響きと鳴りが?
でしたので3本もギターを持って行ってしまいました。


結局使ったのは1本、LarriveeのC0-5です。この娘は細い弦張ってると本当に弾き易い。
もともとFishmanのピエゾピックアップが仕込まれているのですが、
ピエゾは力が入ってソロを際立たそうというときに、
音色が細くて音の伸びがなくて、芯だけのカリカリな音になってしまうので(僕の場合ですよ)
同じくFishmanのM-1というエレキギターのようにハンバッキングマイクで音を拾う
ピックアップを併用しました。

本当はステレオケーブルでこの2タイプのピックアップで拾った音を
アウトプットジャックから出したいんですが・・・
Fishmanのピエゾピックアップのアウトプットジャックにはプリアンプがついておりまして、
下手にハンダを外すととんでもないことになりそうだったので、ケーブル2本出しに
しました。アコギのアンプは2chありますのでボリューム及び音色調整して、
満足いく音色にまでなんとかこぎ着けたという感じです。

これからもアコギの音色をハウらないように原音に近いイメージで音量を
上げられるよう、トライしていきたく思ってます。


ペルマンのW.B

2013-03-13 13:40:53 | Weblog
久しぶりに引っ張りだしました。
あちこち修理しなければならないのですが、
現状でもビビらないでしっかりした音色を奏でます。

このウッドベースは、ペルマンというメーカーで
1968年製です。
20年程前に、とある方から譲り受けたものです。


ペルマンをwebで調べてみたら、
http://www.poellmann-contrabass.de/
1888年からコントラバス専門に作り続けられている
由緒正しきメーカーによる楽器という事にようやく気付いた次第。
くるいのないがっしりとした糸巻きにも彫金が施されていたり、

ボディの端々に彫り物があったり、
裏板からネックまでトラ目がビッシリ。


表板の割れを直したり、ネックを直して
なんとか完調にして
あこがれのベースランニングを!です。