マサ大家のギター近況報告

ギタリストマサ大家のギター近況報告を掲載

結成50周年

2009-09-24 12:36:42 | Weblog
というモンスターバンド、ザ・ベンチャーズのコンサートが身延町総合文化会館で行われました。

チケットはソールドアウトでキャパ400席くらいのホールは老若男女であふれておりました。

70才以上の先輩方もとってもたくさんお見かけました。
そりゃ、ベンチャーズのテケテケサウンドがはやり始めたころは10代~20代の青春真っ盛りの人たちだもん、
ホールが先輩方で溢れかえっても何の不思議はないよね。
50年前はベンチャーズのサウンドでゴーゴーやモンキーダンスを踊りまくっていたのでしょう。

さすがに昨夜の会場内で踊ってる人はお見かけしませんでしたが、心は皆さん弾んでいたことでしょう。

50周年を迎えたベンチャーズはメンバーチェンジを繰り返して今のメンバーに至ってるのですが、
彼らのどんなメンバーであっても、いつでも一流の音をお聴かせします!照明も含め、
トークや振り付けなど楽しめるいいステージングでお客様を魅了しますよという姿勢が伝わってきた。
さながら良い製品を提供し続ける優良企業のようなバンドに思えました。

昨夜は2部構成のステージでしたが40分間の第1部だけでも15曲以上演奏した模様。
(不覚にもせっしゃは気持ちよく寝入ってしまい最初数曲と最後の2,3曲以外定かじゃない)

ジェリー・マギー氏が最初はベース弾いてた。今年お亡くなりになったボブ・ボルグ氏の代役のボブ・スポルディング氏の
ギターと途中からジェリー・マギー氏と入れ替わったベースの腕前も流石でした。

第2部もヒット曲のオンパレード。この日スゲェーと思ったのは
彼らも誇らしげに全米No.1のTVドラマと言っていた「ハワイ・ファイブ・オー」のテーマ曲だ。
メロディーもややこしい、おまけに転調の嵐。いつも演奏してるとはいえ、一糸乱れぬ演奏は流石でした。

ギタリスト、ジェリー・マギー氏のストラトキャスター&ローランドJC-120の組み合わせから繰り出される
いかにもストラトらしい乾いた音色のカントリー・フレーバー溢れるフレーズや、
クリーンな音色でいてブルージーなチョーキングに脱帽です。
少しだけ弾いたナイロン弦ギターの音色も美しかった。(彼はナイロンギターの方が好きなのかもしれんよ。)

結成以来唯一のオリジナルメンバーであるドン・ウィルソン氏のテケテケというよりもズウーンというように聴こえる
ギターの音がリバーブ、もしくはスペース的なエフェクターが効きすぎていて音像が遠くなってしまい聴こえ辛かった。
目を疑うような驚異的な右手のカッティングも昨夜は音が小さかった。
(彼のスピーカーは12インチ×2発が4台並べてあった。ミキシングかギターとアンプの間の繋ぎ方の問題で位相がおかしくなっていたのかもしれませんな。)
彼こそがいまとなってはThe Venturesなんだから、もっともっとデカい音で聴きたかったな。
まぁ、次回は大きく聴かせてくれることでしょう。

次は55周年だね。主催者側も日テレ並に盛り上げていただきたいな。これらからもご活躍を期待しております。