マサ大家のギター近況報告

ギタリストマサ大家のギター近況報告を掲載

パフォーマンスギターのネック

2008-02-14 21:36:26 | Weblog
 昨日は積もりに積もった屋根の雪を降ろしている最中、足が滑って屋根のトタンで手のひらをケガしてしまいました。
ギターは弾けなくはないのですが、握るとネックのエッジで新たにケガしないかな?きっと痛い?などと危惧して
弾く事を躊躇しています。
 
 写真は4年くらい前にロスのパフォーマンス・ギターの代表須貝さんに作っていただいたネック。
当初63年テレのリフレットを考えていたときに思い切って別のネックにしてみたらというアドバイスをいただき
ロスの工房で作っていただいたもの。
須貝さんのアイディアがたくさんつまっており、フレットはステンレスでとてもサステインが効いてハリのある音がする。
ネックはちょっとやそっとで曲がらないように芯材も独自の工夫がしてあるそうだ。
塗装の仕上げは汗をかいても握りやすいような塗装が施してある。
 
 ポジションマークも小さくてお洒落でしょ!

 特筆すべきは僕の持ってるギターの中で一番気に入ってるローズネックのスラブ張り、握りは3角ネックという
松本のギター職人百瀬さんが作ったネックと同じようなものにしたいと相談したら須貝さんが、僕のお気に入りのネックを
ロスの工房に持ち帰り、細部まで計測して下さり指板のR以外はまったく同じ握りにして下さいました。
そして63年のテレと合体させ、4年くらい弾いていたのですが、1年くらい前に63年のネックを63年のテレボディに
ふるさと帰りをさせました。

 せっかくのパフォーマンス製ネックを遊ばせておくわけにはいきません。
10年くらい前に手に入れたフロントハンバッカーのテレのボディと合体させることにしました。

 合体する際は63年テレのネジ穴の位置とハンバッカーテレのネジ穴の位置が微妙に違っており
63年用の穴をいったん硬めの木片で埋めて、ドリルで新たにフリーハンドで穴を開ければいいかな?
などと考えていたら、ボール盤を使ってちゃんとしないと後々たいへんですよ!というアドバイスを
頼れるスタッフ清水君から受けました。
穴をネックに開けるという作業、この時が一番緊張しましたね。深く掘りすぎると指板まで突き抜けちゃうし。
 深さも調整できるボール盤を使ったので、これもうまくいきました。ただネックを支える工具みたいなものが
なかったのでここは清水君に支えていただきました。

  このテレは1枚板のボディにトムホームズのハンバッカーがボディに直接ネジ止めされていたのですが、
思い切ってミントグリーンのピックガードにネジでつるすように変更したらアンプを通した音色も僕好みの
音色に変化しました。
 ボディの振動からピックアップあまり影響を受けないからでしょうか?
レスポールだって直にはピックアップを取り付けてないのは訳があるだろうからね。 

 書き終えた今、左の手の平と相談しつつこのギターのビブラートかけた時のサステーンを楽しんでます。