梅雨も明け、各地で猛暑日が続く中、日本一の山(富士山)へ、「涼」と「野鳥」を求めて行って来ました。
標高は2,200m、自然の庭園で、あたりは溶岩の森林地帯です。
周囲の木々は淡褐色のダケカンバや、コメツガ、シラビソ、カラマツなど低木ばかり、所々で溶岩が岩肌をのぞかせています。
森林限界(標高2,300m)でもあるこの場所では、雨が降ってもすぐにしみこみ、溜まりにくいため、水庭(水飲み場)は貴重で、たくさんの鳥が水浴びにきます。
ウソ
周囲ではルリビタキやメボソムシクイなどが囀っていますが、最初に姿を見せたのは、この鳥でした。それにしてもこれ程、鳥との距離が近い水庭だとは・・・(複雑な心境です)
夏季は本州中部以北の亜高山針葉樹林帯から北海道にかけて繁殖しています。
ベニバラウソやアカウソはカムチャッカ半島で繁殖し、冬鳥として日本へ渡来するそうです。
バシャバシャと豪快に頭から水浴びしていました。
ウソ 番(つがい)で仲良く水浴び。
古くは人間が吹く口笛のことを「オソ」と呼び、この鳥の鳴き声が口笛のようなのでウソとなったそうです。
ヒガラ
カヤクグリ
メボソムシクイ
水場が少なく貴重で、更に人に慣れているのか、メボソムシクイまで何度も水浴びに来ていました。
この場所は、7月でも朝は冷え込み、とても寒く、長袖でも足りませんので防寒・雨具は必須です。ご注意下さい。