こんにちは。
今日もありがとうございます。
私は「もっと人の好意を上手く受け取りなさい」と、
アドバイスされてしまうことがあります。
両親が用心深い性格だったからかマトモに褒められて育った覚えがないし、
基本的に世の中なんてキレイゴトの世界だと教えられたんですね。
だから世の中に真っ直ぐな善意なりもあると知ったのはつい最近だし、
だからこそ知らなかったものは受け取りにくいわけです。
しかも、善意を注がれ慣れていないので、
善意というものに対する感度もズレていて、
「善意なんて滅多に存在しない」と思えばこそ、
人からの善意を「勘違い」してしまったりということもザラでした。
コレは私の例ですが、
物事を一面的にしか捉えられないってホントに危険だと思います。
また前向き一辺倒、後ろ向き一辺倒に育てられたような人を見ると、
私は危うさを感じることを禁じ得ません。
「前向きに考えなさい」
「悪意に取ってはいけません」
「とにかく感謝していなさい」
こういうような「教科書的な」叱咤激励や教育がいつの時代も飛び交っているわけですが、
例えばなんらかの拍子で本人のココロが折れてしまったら、
これまでの人生の観念が書き換えられてしまうわけですから、
逆に抜け出せなくなってしまうと思うんです。
だからこそ。
誰かを育てたり、励ましたりする時は、
すくなくとも2つ以上の見方を教えてあげるのが適切ではないかと私は思います。
そのうえで、
「こうにもこうも考えられるけど、どちらを取りますか!?」
「まずはいろいろな考え方があることを知ってみませんか!?」
こういう導き方をするほうが、
きっと本当の意味で前向きになれると思うんです。
つまり、前向きでいる姿勢と後ろ向きでいる姿勢があって、
そのどちらを選ぶかは自分でできるんですよ、
こんな考え方を持っておくことがしなやかで強い精神を作るのではないかと私は思うのですが、
いかがでしょうか。