時々日記

古いマンションでの暮らし

狸寝入り

2005-04-30 | 子どもエピソード
いつもは怖くて1人では眠れない息子。
それなのに今日は
「かあさん、今日は一人で寝るから、あっちの部屋に行っていいよ」
と言って、私を布団を敷いた和室から追い出し襖をしめました。

私が隣の部屋に行ってしばらくすると、
息子が寝ている部屋の襖がスーッと静かに開き、わずかな隙間ができました。
やっぱり寂しくなって、こちらをのぞこうとしているのかなと
隙間を見ていたのだけれど、一向にのぞくような気配がありません。

???

隙間の反対側の襖をそっと開けて、息子の寝ている部屋をのぞいてみると、
息子は襖の隙間から明かりを取りながら、
今日買ったおもちゃを組み立てているのでした。
そういえば、寝室に持ち込んでいたもんね。
あまりに真剣で後ろからのぞかれていることには全く気づかず。
そのまま、しばらく放っておいたのですが、なかなか眠る気配がありません。

ちょっと意地悪して、息子に聞こえるくらいの声で
「もう、寝てるかな~」
なんて言いながら、大きく襖を開けると、
息子はおもちゃをお腹に隠して不自然な格好で狸寝入り。
「・・・寝てるね」
と言って襖をしめたら、こそこそとまた遊びはじめました。

そこまで、息子を虜にさせたのは、以前から欲しがっていた
仮面ライダーのプラモデル!
GWに買うという約束をしていたので、連休初日にせかされて早速買ったのでした。

息子がもっと小さい時は、木のおもちゃとか
レゴブロックとか私ごのみのものばかり買ってきました。
そのせいか、友達の間で流行っている、キャラクターもののおもちゃがよほど魅力的なのでしょう。
「平日は8時に寝る」という母との約束をやぶるというスリルと闘いながら、
かくれて遊びつづけるのでした。
そして、眠くて眠くてたまらなくなって zzz
もはや、おもちゃをお腹にかくす気力もなく(笑)

今朝も起きるなりすぐに遊び始めました。

わかるよ~そのきもち。


こどもから学ぶ

2005-04-29 | 子どもエピソード

ここ1ヶ月ほど週に1度くらい、帰宅するとすぐに眠くなり、
眠くなると赤ちゃんのように全てにだだをこねます。
こんな時、母親がゆったりと付き合ってやれば、
落ち着くのでしょうが、
これが、なかなか難しいのです。
大人も4月はいろいろあって・・・。

「おやつあげるから手を洗って」
「だっこして水道につれてって。それから今日はお母さんが僕の手を洗って」
手を洗ってやり、
「はい、おかし」
「こんなのやだ。お店で売ってたのがいい」
「もう買い物はすんだよ。今日はこれしかないの」
「じゃあ、だっこしてくれたら、食べる」
ちょっとだけだっこしてから、息子を畳に座らせ、
夕食を作り始めると後ろから息子が激しくぶつかってくる
「ご飯なんて、作らなくていいっ!だっこ!」

息子の言葉はいつもより、けだるくて、
眠くて私に相手をしてほしくて、だだをこねていることは明らかなのに、
1時間もこんなやり取りが続き、
普段はあまり怒らない私もついにピシャリと叩いてしまいました。
息子は布団にもぐってしまいました。
私は眠い子相手に怒りすぎたと反省。
「ごめんね」の「ごめ・・」を言いかけると、
息子はその言葉にすぐに反応し、重なるように
「いいよ!」といって泣きながら抱きついてきました。
抱っこしたら、すぐに寝息をたてて
子どもは心が広い・・・
眠いから抱っこしてほしかっただけなんだよね・・・
ごめん・・・ごめんね・・・

いつも私に優しくしてくれる息子。
朝、私のかばんにハンカチを綺麗にたたんで入れてくれたり、
重い荷物を持っているときに下から支えてくれたり、
寒そうにしていると、毛布を持ってきて背中に掛けてくれたり、
1個しかないおかしを半分私の口に入れてくれたり、
服装やお化粧、料理などをほめてくれたり・・・
でも、とっても甘えん坊で
私の膝が空いているときは、いつも上に座ってくる息子。

どんな風に接しても、甘えてくれ、優しくしてくれる息子に
甘えているのは私のほう。

息子が眠くてだだをこねるときくらい、
家事を放っておいてもだっこしてやろうと
反省した直後は、そう思うのでした。







アヒルの卵

2005-04-19 | 
街中にひっそりとある小さなプレハブ。
いつも通る道に、こんなお店があるなんて全然気づきませんでした。
でも、中国人の友人の間では知られた場所らしいのです。

一歩入るとそこは活気に溢れた中国。
店内にはものすごく早口の中国語が飛び交っていて
日本人に見えるだろう私に対しても店員さんは断固として
中国語で話し掛けてきます。
中国語学習にはぴったりの場所です。

私の発音の悪い中国語は店員さんに何度も聞き返されましたが、
めげずにがんばり、夫の好物のアヒルの卵の塩漬けを購入。
よっしゃぁ!
店から出たら、帰国した気がしました。

息子には未知の食べ物のアヒルの卵。
一切れ食べて、!?!?
私も久しぶりに食べて  。。。
味は鶏卵より野性的な濃厚さ。
そして黄身の部分がじゃりじゃりとして砂っぽい。
塩漬けだから砂っぽいのか、
アヒルの卵は生でも砂っぽいものなのか???
夫1人が嬉々として頬張っていました。

うちの3人は食べ物の好き嫌いがほとんどありません。
野菜も魚もお肉も甘いものも辛いものも脂っぽいものもさっぱりしたものも
どの国の風味でも、大抵美味しくパクパクと食べられます。
まれに食べられないものがあっても、食卓に取り入れるうち、
3人ともいつのまにか食べられるようになっています。
今まで、苦手だった苦瓜、セロリも無理して食べているうちに
いつの間にか好物になっていました。

でも、アヒルの卵はどうかなぁ


ネクタイをする日

2005-04-10 | 工作など
卒園式で1つ年上のお兄ちゃんたちがネクタイをしているのを見て、
式がつく日にはネクタイをしていくものなんだなと
楽しみにしていたらしいのです。

君たちは、普段のジャージで構わないんですけど。

出勤までちょっと時間があったので、
大急ぎでネクタイを縫ってやりました。

なにしろ急いで作ったもので、裏側はお見せできません。

本棚の色塗り

2005-04-10 | 工作など
私のイメージするモダンな70年代風でとても気に入っていたのですが、
ペンキの茶色が濃すぎたのか、出来上がりが民芸品っぽくなりました。
これもよし!

写真の右上に写っているランプ風の照明器具も
壊す前の実家の応接間で使われていたものです。
捨てるのが惜しくて、マンションの壁につけちゃいました。
飾りなので、電気はつきません。

垂乳根乃母

2005-04-10 | 日常
人間の母は私の母だと思われます。
赤ちゃんは多分私ではない。

好きな写真なので拡大コピーを部屋に飾ってあります。
時代を感じます。

昔の写真で、証明写真並に小さいので
拡大したら不鮮明になってしまいました。


太鼓の音は鬼の音?

2005-04-02 | 子どもエピソード
息子が一番恐れているのは「鬼」。
3年前、保育所に入所したばかりのころ、
節分にきた鬼がとても怖かったようなのです。
「悪い子は連れて行くぞ~」
なんて脅かされて・・・。
息子は自分の数々のいたずらを振り返って
「ぼくは悪い子だから連れて行かれちゃう」と思ったらしいのです。
以来、節分が近づいて、保育所の玄関に鬼の人形が
飾られるたびに、入るのを怖がるのでした。
かわいそうに、節分前の朝の保育所の玄関には
息子以外にもそんな子どもたちがいっぱい。
入園時の4月に戻ったみたいに、お母さん、お父さんと離れられないのでした。
ちなみに、その人形、子供が怖がらないようにとーっても可愛い顔をしているんですよ。

「みんないい子だから、絶対に連れて行かれないから大丈夫だよ。」
と言って聞かせても、やっぱり少し怖いんですね。

節分の翌日、先生から伺ったのですが、
節分当日、怖くてトイレに行けない子がいたそうです。
それを見ていたお友達が
「トイレに持って行ったら?」
と豆を渡してあげたんですって。
可愛いなぁ。


写真はお祭りで出合った
レトロな子供用の車。

住んでいる町に古いものが溶け込んでいるのを見るのは
嬉しいものです。