「xxつぶし」のお題は尽きない。緊急事態宣言の終了よりフライングして、 山陰二県の幾つかの課題クリアに出かけた。実は8月に旅程を組んだものの、強烈な悪天候でキャンセルせざるを得なかったのだ。飛行機が減便のため1 便遅らせた以外、前回の予定とほぼ同じ旅程とした。
(1)
鳥取砂丘コナン空港
9月25日、羽田からANA293便(JA215A:A320)で57分、鳥取空港着。過去にセスナ機で降りたことはあったが、定期便では初訪問。そしてこの空港、JAL系は飛んでいない。
鳥取県出身の漫画家・青山剛昌氏の代表作の登場人物名を空港名に入れちゃう入れ込み様、とうぜん空港ロビーにも砂丘と絡めた立像が。しかし残念ながら青山作品は読まないので、全く感動はないのであった。
(2)
鳥取砂丘
空港から砂丘へ乗り換えなしで行けるバスはない。分かり易いのは鳥取駅まで行くことだが、ルートを見ると同じ道をずいぶん引き返すことになる。案内所で確認のうえ、空港バスを城北団地で途中下車、道路反対側のバス停から砂丘行き路線バスに乗車した。
砂丘は過去にも訪れており、今回の主目的は砂の美術館。今はチェコ・スロバキアをテーマとした作品群が展示されており、叙事詩や風物をモチーフとした見事なサンドアート。そしてリフトに乗って砂丘まで往復、先日千葉でたっぷり砂浜を歩いたばかりであり、馬の背まで砂丘を歩くのは止めて景色をしばし眺めるにとどめた。
(3)
鳥取県立博物館
県立の割にはあまり大きな展示スペースを持たないが、地理的成り立ちや動植物の様相など、要領よく展示されていた。同時に県展をやっており、書道や絵画彫像等の力作が並び、賑わいもあった。すぐ前を20分おきに100円バスが走り、鳥取駅までラクできた。
(4)
すなば珈琲
県知事の「スタバは無いが砂場(砂丘)はある」と言う名言がきっかけで生まれた地場チェーン店。いやホント名言でしょ、ウィットに富んだ。と言うわけで、 乗り継ぎ時間がたっぷりあったため、駅前の店を訪ねゆったりコーヒーを堪能、 お土産に炭焼きならぬ砂焼きコーヒー(粉)も買いました。頑張れすなば、緑の「黒」船に負けるなすなば。Webサイトもユニークなんで、ぜひ見て下さい。
(5)
若桜鉄道
ひょっとして国鉄若狭線時代に1回乗ったきりだったかもしれないローカル列車、SL運転やラッピングトレインなどにも熱心で、久しぶりに乗ってみた。
鳥取から若桜までの直通列車は2両編成、1両はスズキの大型バイク「隼」のラッピング車。路線の途中に「隼」駅があることによる異例のコラボ。もう1両は昨年改装されたばかりの水戸岡デザイン車両(写真)。車種が異なり、ボディサイズがずいぶん違う。
近代化からそっくり取り残されたような昭和初期の設備群を逆手に取った鉄道遺産PRなど頑張っている同線、SL(C12)やDL(DD16)の構内運転なども末永く続いて欲しいものである。
HND 0910
(NH293)
TTJ 1025/1035
(空港バス)
城北団地 1044/1101
(バス)
砂の美術館前 1111
*** 砂丘・ビジターセンター・砂の美術館 ***
砂丘センター展望台 1302
(バス)
西町 1315
*** 県立博物館 ***
仁風閣・県立博物館 1453
(バス)
鳥取 1507/1630
(JR~若桜鉄道)
若桜 1722/1805
(若桜鉄道)
郡家 1839/1850
(JR)
鳥取 1906
鳥取グリーンホテル モーリス 泊