能登中島駅を半島内最後の訪問地とし、能登有料道路で金沢方面へ。帰京便までの残り時間、空港前の石川県立航空プラザ(http://www.pref.ishikawa.lg.jp/aviation/)とどちらを訪問しようか迷ったが、未訪問な「尾小屋」を訪ねることにした。ここには鉱山資料館とナローゲージ鉄道の保存車がある。
尾小屋鉄道は何でか分からないけど伝説的な鉄道である。ナローゲージとして残った希少価値性なのか、そこにいる車輛が特別な意味合いのものだったのか。何れにしろ、その名前だけは知っていた。だが一人旅を始める前に廃線、その後も保存会の動きなど聞いてはいたが訪問する機会無く今日に至る。初めてその名を聞いてから実に30年以上を経ての訪問である。
おっと、鉄道の前に鉱山資料館だ。ここはどちらかと言えば鉱石とかが豊富で、鉱山関係の資料の「品ぞろえ」にはちょっと不満。良い展示内容も古いまま(まぁ閉山しちゃったので新たに付記することなどないかもしれぬ)。例えば当時と現在の同じポイントから撮った写真とか、今の残る当時の遺構とか…また、鉱山史をただ年表で表すだけでなくもっと鉱夫たちの生活や「負」の遺産(坑内事故とか煙害とか)も、閉山して年月が経ったのだから明らかにして欲しいなと思う。2Fで尾小屋鉄道の除雪列車ほか各種写真展示をやっていたのは面白かった。
建物から少し離れた所には、かつての坑道の一部が観光用に開放されている。ここはとても湿気の多いヤマで、坑道中しとしとぴっちゃんである。とてもひんやり、それまでの汗が冷えて寒い。坑道内はよく整備され…整備され過ぎてて逆につまんないほど。坑道中に香る支保工の木材が印象的だった。
さてお待ちかね(?)尾鉄の車両群。保存されているのはSL、客車、気動車各1両。客車は大正時代の創業時からのもので、よくぞ残されたものだと感心。気動車は元遠州鉄道(遠鉄)だ。昔はいま以上に私鉄間での車両の譲渡があった気がする。それだけ会社があったし、それらは経営規模が小さく新造などムリな所も多かったのか。鉱山資料館に特設の写真展がなされていたものの、車両および尾鉄にかんする説明は最低限(あるだけマシか)。産業遺産としてもう少し資料があると良いのだけど…
ともあれ、長年の課題であった尾小屋を訪問しスッキリした気持ちでヤマを降り空港へ向かった。返却時の走行距離は約580km、消費燃料は約26L。22.3km/Lか。25kmくらい行くと思ったけどアップダウン多く(意外にも)ハイアベレージな能登では厳しかったみたいだ。
帰りもキャンセル待ちでクラスJ。あまり737-800には乗っていないのに搭乗済み機材(JA318J)だった…うとうとしたと思ったらもう房総半島上空、羽田はあっという間である。能登へはまた行きたいな。
尾小屋鉱山資料館:http://www.city.komatsu.lg.jp/shomu/s_ogoya.html
ポッポ汽車展示館:http://www.city.komatsu.lg.jp/shomu/s_poppo_2.html
尾小屋鉄道は何でか分からないけど伝説的な鉄道である。ナローゲージとして残った希少価値性なのか、そこにいる車輛が特別な意味合いのものだったのか。何れにしろ、その名前だけは知っていた。だが一人旅を始める前に廃線、その後も保存会の動きなど聞いてはいたが訪問する機会無く今日に至る。初めてその名を聞いてから実に30年以上を経ての訪問である。
おっと、鉄道の前に鉱山資料館だ。ここはどちらかと言えば鉱石とかが豊富で、鉱山関係の資料の「品ぞろえ」にはちょっと不満。良い展示内容も古いまま(まぁ閉山しちゃったので新たに付記することなどないかもしれぬ)。例えば当時と現在の同じポイントから撮った写真とか、今の残る当時の遺構とか…また、鉱山史をただ年表で表すだけでなくもっと鉱夫たちの生活や「負」の遺産(坑内事故とか煙害とか)も、閉山して年月が経ったのだから明らかにして欲しいなと思う。2Fで尾小屋鉄道の除雪列車ほか各種写真展示をやっていたのは面白かった。
建物から少し離れた所には、かつての坑道の一部が観光用に開放されている。ここはとても湿気の多いヤマで、坑道中しとしとぴっちゃんである。とてもひんやり、それまでの汗が冷えて寒い。坑道内はよく整備され…整備され過ぎてて逆につまんないほど。坑道中に香る支保工の木材が印象的だった。
さてお待ちかね(?)尾鉄の車両群。保存されているのはSL、客車、気動車各1両。客車は大正時代の創業時からのもので、よくぞ残されたものだと感心。気動車は元遠州鉄道(遠鉄)だ。昔はいま以上に私鉄間での車両の譲渡があった気がする。それだけ会社があったし、それらは経営規模が小さく新造などムリな所も多かったのか。鉱山資料館に特設の写真展がなされていたものの、車両および尾鉄にかんする説明は最低限(あるだけマシか)。産業遺産としてもう少し資料があると良いのだけど…
ともあれ、長年の課題であった尾小屋を訪問しスッキリした気持ちでヤマを降り空港へ向かった。返却時の走行距離は約580km、消費燃料は約26L。22.3km/Lか。25kmくらい行くと思ったけどアップダウン多く(意外にも)ハイアベレージな能登では厳しかったみたいだ。
帰りもキャンセル待ちでクラスJ。あまり737-800には乗っていないのに搭乗済み機材(JA318J)だった…うとうとしたと思ったらもう房総半島上空、羽田はあっという間である。能登へはまた行きたいな。
尾小屋鉱山資料館:http://www.city.komatsu.lg.jp/shomu/s_ogoya.html
ポッポ汽車展示館:http://www.city.komatsu.lg.jp/shomu/s_poppo_2.html